灘校で「銀の匙」を教材にした授業 伝説の国語教師、橋本武氏が死去

神戸市の進学校、灘中・高校で1934年から50年に渡って教鞭を執り、小説「銀の匙」教材にして一冊を3年かけて読み進める独特の授業で知られ、伝説の国語教師と呼ばれた橋本武(はしもと・たけし)氏が11日の午後、神戸市中央区の病院で逝去。101歳だった。

戦後、軍国主義的な記述を黒塗りした教科書に嫌気が差し、小説「銀の匙」を3年かけて読む「スローリーディング」を授業で実践。文章の語句からヒントを出し、連鎖的にさまざまな語句を学ばせ、自ら掘り下げて学ぶことの大切さを教えた。

晩年に取り組んだ「源氏物語」の現代語訳は94歳で完成させる。2011年には、27年ぶりに灘中で「銀の匙」の特別授業を行った。教え子に作家の遠藤周作氏や現神奈川県知事の黒岩祐治氏といった著名人も多い。

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