リコー、インドで教育事業  NGOと映像教材

リコーはインドで、有力非政府組織(NGO)と組み、教室向けプロジェクターと科学を中心とする教材をパッケージで提供する。2年後の本格的な事業展開を視野に、国際協力機構(JICA)の支援で現地調査を始めた。
デリー近郊など3地域で調査を始めた。まず小学4、5年を対象に科学や技術の教材を提供する。子供が理解しやすいように、映像による解説や実験教材による体験学習を取り入れる。教育分野で支援実績のあるNGO、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンと組んで、インド政府や地方自治体、塾などに導入を働きかける。

リコーは既存製品を改良して教室向けのプロジェクターを3種類程度試作する。電力事情が悪い農村部などでも使えるよう太陽光パネルやバッテリーを備える。日本やインドの会社と連携して映像・体験型教材を約500種類つくるほか、教員向け教材も提供する。

インドの15歳未満の人口は3億6千万人を超える。貧困などで就学できない子供も多く、識字率は約74%にとどまる。インド政府は初等教育の普及に取り組んでおり、リコーは潜在的な教育市場は大きいと見ている。

日本企業の社会貢献は製品・サービスの寄付の形が多かったが、一時的な支援にとどまるものも少なくない。一方、支援を事業として一定の利益を上げながら行えば継続的な支援ができる。貧困問題など長期の取り組みが必要な課題の解決策として、欧米企業を中心に広がっている。

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