現場の先生たちに刺激と視野を与える勉強会「BMW」最終章

塾の代表以外の先生に刺激と視野を与えるという意図を持った、現場のスタッフが主役の勉強会「BMW」。これまでもテーマを変えながら、現場の先生同士が意見交換を繰り広げて来た。同勉強会は、主催である私塾ネットの事務局長の仲野氏(ナカジュク塾長)が、経営者ではなく、現場の先生が学ばなくてはいけないことを伝え続け、小野田氏(ナカジュク副塾長)を中心に2年で4回やることで始まった。今回はその4回目に当り、一旦区切りを付ける。開催日が受験指導で多忙を極める1月17日であったが、様々な地域の現場の先生が一同に集まった。今回のテーマは「感謝」。各塾、企業からテーマに沿ったプレゼンテーションが為され、セッションごとに普段は会うことの少ない他塾のスタッフとの意見交換が進んだ。

参加者に熱く語る仲野氏(ナカジュク塾長)

参加者に熱く語る仲野氏(ナカジュク塾長)

発表のあった成基学園の教務企画室リーダーの新井千賀子氏からは、同塾の100年構想でも挙げられていた「『こんにちは』と『ありがとう』の元気なあいさつと笑顔があふれる塾日本一」の考えの下、感謝の気持ちを素直に感じられ、その言葉をしっかりと伝えることとの出来る子どもを育てるための実践例の発表があった。その中で、どんなに小さいことでも「日常の感謝」を伝える「ありがとうカード」、「とびっきりの感謝」を伝える「保護者の日カード」などの具体的なツールの紹介も為された。
各塾からの発表後、仲野氏から、「これから活躍していく子どもたちのためにも、この会で知り合った仲間とこれからもノウハウなどを出し合ってもらいたい」と述べ、本田宗一郎氏の「恐ろしいことは失敗することではない、何もしないことだ」という言葉を挙げ、今日学んだことをすぐに実行して欲しいと熱く語った。
最後は参加者全員が感謝の意を込めた拍手喝采で盛大に幕を閉じた。

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