啓林館、校長らに現金 教科書問題 文科省に追加報告

新興出版社啓林館(大阪市)が2014年度に北海道の公立中学校長ら延べ10人に検定中の教科書を閲覧させ、各5千円を渡していたことが11日分かった。文部科学省への報告では教員4人に2千円相当の手土産を渡していたなどとしていた。今月5日に追加報告した。教科書検定が行われていた2014年度に社員が北海道苫小牧市の中学校を訪問。校長や他校を含む教員を集め、2回にわたって検定中の数学の教科書を見せ、延べ10人に交通費名目で各5千円を渡した。室蘭市でも中学校長と教員の計2人に検定中の教科書を見せた。

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