日本企業、中国消費の取り込みに遅れ 16年通商白書

政府は6月21日、2016年版の通商白書を閣議に報告した。企業による投資中心の経済から、消費中心の経済へシフトを進める中国で、日本企業が消費の取り込みに出遅れている可能性を指摘した。白書では中国が輸入している各品目について、2010年から15年にかけての輸入額の伸び率に注目した。年平均で2桁を超える高い伸び率を示したのは、美術品(73.9%)や穀物(44.2%)、粉ミルク等(25.8%)、香水・化粧品(24.7%)、医薬品(21.6%)など個人消費に直結するものが多かった。

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