サムスン、スマホ事業が大幅減益 7~9月96%減 発火事故響く

韓国サムスン電子は10月27日、2016年7~9月期のスマートフォン(スマホ)事業が前年同期比96%の大幅減益になったと発表した。同事業の利益は過去最低水準に落ち込んだ。発火事故が相次いだ新型スマホの生産、販売終了にかかる費用が膨らんだ。発火事故の影響は来春まで続く見通し。堅調な半導体など部品事業に利益を依存する「一本足打法」の傾向が強まっている。

 27日発表した16年7~9月連結決算の部門別損益で、スマホを主体とするIT&モバイル部門の営業利益が96%減の1000億ウォン(約92億円)に落ちた。同事業で過去最低だった08年秋の金融危機直後の利益1700億ウォン(08年10~12月期)を下回る。

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