花まるラボ、三重県と「教育振興のための包括協定」を締結。思考力育成教材アプリ「Think!Think!(シンクシンク)」のPC版を県内小学校で広域展開へ

写真左から、鈴木英敬三重県知事、花まるラボ代表川島慶、廣田恵子教育委員会教育長


株式会社花まるラボ(本社:東京都文京区 代表取締役:川島 慶)は、三重県教育委員会と「三重県における教育振興のための学習教材の活用等に関する包括協定」を締結したことを発表した。

▼協定の要旨は三重県の「学力向上推進プロジェクト」の有力施策として位置付けられる。
今後、花まるラボが保有する思考力育成授業の知見、及び思考力育成教材「Think!Think!(シンクシンク)」を活用し、三重県の教育振興に資する教材開発・提供や、教材へのアドバイス等を行う。これにともない、花まるラボ代表取締役・川島慶氏が、「三重県数学的思考力育成アドバイザー」に就任した。

具体的には、三重県の小学校を対象に、思考力教材「Think!Think!(シンクシンク)」の三重県向け独自開発版(PC版)の開発・導入を中心に据え、同県の教育振興に資する知見の提供を行う。
2017年11月から県内小学校数校で試験導入し、来年度からは対象校の拡大を計画している。また、特別支援教育や幼稚園への導入も視野に入れた取り組みとなっている。

Think!Think!導入の経緯について、三重県知事:鈴木英敬氏は以下の通り説明を行った。
1. デジタルネイティブである現代の子どもたちが意欲的に取り組むのに最適な教材である。学習は、子どもがやる気になって取り組むものでなければ伸びない。私たち大人の感覚でなく、デジタルネイティブの時代の子どもたちがやる気になる環境を整える必要がある。Think!Think!はその教材として最適である。

2. 三重県固有の学力課題解決に貢献する教材である
三重県の学力調査の結果、「図形」分野に課題があることがわかっている。Think!Think!は、同分野の課題克服に対する直接的な打ち手でもあり、学力調査にも結果が出てくることを信じている。

3. 花まるラボの実績を評価
川島慶氏が算数オリンピックの問題作成を行っている点、花まるラボとして世界算数の問題作成を行う等、算数・数学教材を扱う企業としての花まるラボの実績を評価している。Think!Think!がターゲットとしている「抽象思考力」を伸ばすことで、他教科の学力向上にも波及することを期待している。

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