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京大「特色入試」の概要発表

京都大は12月26日、2016年度入試から導入する「特色入試」の募集要項の概要を発表した。理学部の数学の筆記試験では4時間にも及ぶ試験を実施する。特色入試は全10学部で実施し、計約110人を募集する。高校時代の幅広い活動を評価。入学後の研究計画について記す「学びの設計書」を受験生に提出させるほか、筆記試験や論文、面接などを経て合格者を決める仕組みだ。教育学部では、子どもの遊びに関する日本語や英語の資料を読んで3時間かけて論述式問題に解答するなど、学部ごとに特色ある試験内容となっている。
特色入試について、京都大学は専用サイトを開設した。詳細は以下のサイトを御覧ください。
京都大学特色入試専用サイト

私立中学入試に英語、首都圏で32校に

2015年入試で英語を導入するのは、15年の一般入試の科目に英語がある首都圏の私立中は32校。このうち15年から取り入れる学校が13校と4割強あるという。小学校で英語学習が本格化し、今後さらに進むことを見越して導入が加速している。背景にあるのは小学校での英語学習の本格化だ。11年度に5、6年生は英語が必修になった。文部科学省は13年12月、授業を3年生からに早め、5年生からは教科とする改革計画を公表した。英会話能力の向上をねらい、18年度からの段階的実施を目指す。

入学手続きもネットで 近畿大が全国初 

近畿大(大阪府東大阪市)は今秋の推薦入試から、入学手続きの完全ネット化を始めた。入学を希望する合格者は大学が郵送する合格通知書をもとに、書かれた8桁の数字と受験番号、生年月日を入力して本人証明を行う。さらに、学則・学生規程のページで、「学則、学生規程を遵守じゅんしゅします」と書かれた電子版誓約書にチェックマークを入れ、送信ボタンを押す。入力はスマートフォンでもでき、5分ほどで完了する。入学試験出願の完全ネット化に続く全国初の試みで、封筒を含めて10万枚程度の紙類が節約できるという。

札幌開成中等教育学校、出願状況 男女とも10倍超す

来年4月開校する市立札幌開成中等教育学校の出願状況が12月12日発表され、男子(募集人員80人)に883人、女子(同)に805人の計1688人が出願した。入学者選考の今後の予定は、来年1月14日に適性検査の1次検査を行い、募集人員の3倍以内に絞る。さらに同24日に個人面接を行い、募集人員を超えた場合は同31日に公開抽選で入学予定者を最終決定する。同校は理科、数学、英語の専門学科「コズモサイエンス科」のある札幌開成高校を母体に、新校舎で開校。生徒一人一人の興味関心を伸ばす課題探究的な学習を特徴としている。

高卒認定試験 合格者は4765人 14年度計9188人(対前年719人増)

文部科学省は12月5日、11月に実施した2014年度第2回高校卒業程度認定試験(旧大検)に4765人が合格したと発表した。合格者の年齢別では、16〜18歳が2349人で最多。平均年齢は21.6歳で、最高齢は70歳だった。学歴別では、高校中退が2555人で53.6%を占め、全日制の高校生21.3%、定時制・通信制高校9.0%、中卒8.7%と続いた。少年院など矯正施設では109人が合格した。
14年度の合格者は8月の第1回と合わせて9188人で、13年度より719人増えた。

センター試験、確定志願者は55万9000人

大学入試センターは12月4日、来年1月17、18日に実施するセンター試験の確定志願者を前年度より1541人減の55万9131人と発表した。この中で高校などを来春卒業予定の現役生は45万5391人。高卒予定者のうち志願者の割合(現役志願率)は42.5%で過去最高だった。既卒者は9万8728人、高校卒業程度認定試験(旧大検)の合格者らは5012人。センター試験を利用する大学・短大は過去最多の849校だった。

徳島県公立高進学希望調査 全日制、競争率1.08倍

徳島県中学校長会は11月12日、来春入学の公立高校進学希望調査の結果を発表した。中学3年生のうち全日制への進学希望者は95・34%で、県外生や過年度生も含めた定員に対する競争率は昨年と同じ1・08倍だった。
調査は4日に実施した。県内の中学3年生の総数は6932人(男3558人、女3374人)。うち6609人が全日制への進学を希望している。学科別の希望者数と、全日制進学希望者数に占める割合は、普通科4649人(70・34%)▽専門学科1632人(24・69%)▽総合学科328人(4・96%)。

大阪府 来年度高校定員 公立4万6590人 私立2万5324人 

大阪府教委と府内の私学団体でつくる「府公私立高校連絡協議会」が11月10日、府公館で開かれ、来春実施する高校入試の募集定員を、前年度に比べ、950人少ない計7万1914人とすることで合意した。内訳は、公立4万6590人(前年度比490人減)、私立2万5324人(同460人減)。定員が減ったのは、推計される公立中の卒業予定者数が減ったためで、府内の進学予定者6万8310人を上回っているという。

福島県立高、全日制は1万4810人

福島県教育委員会は10月17日、2015年度の県立学校の募集定員を発表した。全日制高校の定員は1万4810人で、前年度より560人少ない。この日は県私立中学高等学校協会も募集定員を発表した。高校は3610人で前年度比10人減。新設される中高一貫の「ふたば未来学園高校」が120人を募集するのに伴い、同じ双葉郡の高校5校は募集をやめる。中学卒業見込み者数の減少もあり、計14学級減ることになった。来春の中学卒業見込み者は1万8915人で、今春より867人少ない。16年度以降も減り続ける。

15年度岩手県内私立高募集2765人

県私学協会(小田島順造会長)は10月21日、加盟する私立学校の2015年度児童生徒募集要項を発表した。加盟外の盛岡誠桜高を含めた全日制高校13校の総募集定員は2765人で、14年度比90人減。推薦入試は来年1月9日、一般入試は同11日から、ともに盛岡大付高を皮切りに行われる。募集定員の変更は、専大北上高が90人減の300人(普通科185人、商業科80人、自動車科35人)とする。高校入試は1月に集中するが、3月に「特別」として実施予定の高校も3校ある。一般入試の合格発表は1月中旬から始まる。