Category: 塾ニュース|受験

ネット出願が増加する理由

 近畿大、東洋大、中京大が来春の2014年度入試で紙の願書を全廃し、インターネットで受けつける出願に一本化する他、紙とネットを併用する大学も60校ほどに上る。ネット出願は受験生と大学の双方にメリットがある。受験生は時間や場所を選ばず出願でき、出願前にコンピューターが自動チェックするため、「記入漏れ」も未然に防げる。このため受験生へ連絡していた作業がほぼ解消。受験料の割引なども可能になり、志願者増が見込める。環境対策や経費節減、事務作業の軽減に加え、受験生獲得の手段としても注目されている。

中高一貫校・札幌開成、最後は抽選

 札幌市教委が7月23日開かれ、札幌市立札幌開成中等教育学校(2015年春に開校)の入学者選考方法が決定した。適性検査と調査書、個人面接で選考を行い、最終的には抽選をする。同校は、札幌市立初の中高一貫校として、現5年生の中学校入学時に開校。1学年の定員は160人で、男女各80人。1次試験は筆記の適性検査。思考力や判断力などを見る。小学校長が記載した児童の状況調書と、本人自筆の出願理由説明書を合わせた「調査書」の内容とともに、募集人員の3倍(480人)以内で1次合格者を決める。

東洋大、出願から入学手続きまで完全ネット化

 東洋大学は7月23日、2014年度入試から紙の願書を全廃し、出願から入学手続きまでを全てインターネット上で行う方式にすると発表。受験生向けの大学案内の印刷もやめ、公式サイトからの情報発信に一本化する。紙の節約や入力業務の省力化などが狙い。東洋大では毎年、願書約14万部と大学案内約50万部を高校などに配布してきたが、大半が未使用のまま廃棄されていた。ネットによる出願は、11年度入試から一部の入試で導入。入学手続きも同年度の入学者から、ネット上で行う方式に切り替えていた。

大産大やらせ受験:影響で13人が不合格に

 大阪産業大(大阪府大東市)の2009年度入試を巡り、入学意思のない付属高校生が受験させられた「やらせ受験」問題で、同大学は7月8日、合格するはずだった受験生13人がこの問題の影響で不合格になっていた、と発表。土橋芳邦理事長は、大学として初めて「やらせ受験」を認め、「多大なご迷惑をおかけした」と謝罪。今後、内部調査や関係者の処分を進める方針を示した。会見で大産大は、調査委の報告書を先月27日の理事会で承認し、文部科学省などに提出したと発表。本山美彦学長らが13人に謝罪することを明らかにした。

栃木 高校進学率98・5%

 栃木県教育委員会は7月2日、県内の中学校と県立高校を3月に卒業した今年度の進路状況を発表した。中学校174校の卒業生1万9019人のうち、1万8726人が高校などに進学。進学率は98,5%で前年度より0,2ポイント増え、1976年の調査開始以来、最高となった。県立高校69校の卒業生1万2796人のうち、6561人が大学などに進学。進学率は51,3%で前年度より0,8ポイント増えた。2002年度から増加傾向にあった進学率は昨年度は減少したが、再び増加に転じた。

北海道公立高校入試 学校裁量概要を発表

 北海道教育委員会は6月28日、来春の高校入試の学校裁量概要を発表した。難易度の高い学校裁量問題を学力検査で選択する高校は4校増えて39校に、推薦入試も2校増えて158校になる。来春、入試を行う公立高は224校で、募集停止となる洞爺と熊石の2校が減る。2009年度から始まった学校裁量問題は、来春から旭川南▽稚内▽帯広三条▽帯広緑陽の4校が採用。千歳は国際教養学科での実施を見合わせ、普通科のみとなる。推薦入試は長万部▽留萌▽広尾の3校で新たに行うが、募集停止の洞爺がなくなり、2校増える。