Category: 塾ニュース|教育ICT

エプソン「3Dプリンター」2023年実用化へ、特殊材料を使わずコスト削減

 2023年実用化を目指し、セイコーエプソンは3Dプリンター事業に参入することが明らかになった。3Dプリンターとは、設計データから立体物を造形する装置のこと。これまで製造コストが高く、強度面に不安があり生産手段としては普及していなかったが、エプソンは印刷用プリンターの噴射技術を応用し、ステンレスなど硬い金属や樹脂などあらゆる硬さの材料を精密に押し出す独自技術を開発。特殊素材を使わないことで、従来に比べ約10分の1にまで製品の製造コストを削減した。自動車や航空機など幅広い業界で活用に期待される。装置の価格は1台2千万~3千万円程度で2023年にも生産、販売をスタートさせるという。

文科省・「富岳」共用開始一周年記念イベント
スーパーコンピュータ「富岳」成果創出加速プログラム シンポジウム「富岳百景」オンライン開催

  文部科学省は、スーパーコンピュータ「富岳(ふがく)」の共用開始から1年の節目を迎え、一周年記念イベントとして、「富岳」の研究成果を広く情報発信するシンポジウムを3月29日に開催すると発表した。高度情報科学技術研究機構が主催で、オンラインで行われる。シンポジウムサイトの申込みフォームより参加を受け付ける。当日まで申込可能。各分野の第一線で活躍する研究者が、はじめての人にもわかりやすく成果を説明する。

<シンポジウム概要>
開催名称:スーパーコンピュータ「富岳」成果創出加速プログラム シンポジウム「富岳百景」
開催日時:2022 年3 月29 日(火曜日) 10時00分~17時05分
開催場所:オンライン
開催内容:講演・ポスター展示
参加申込URL:「富岳」成果創出加速プログラム シンポジウム・研究交流会「富岳百景」
申込期日:当日まで申込可能
主催:高度情報科学技術研究機構
(企画:文部科学省、スーパーコンピュータ「富岳」成果創出加速プログラム)

■スーパーコンピュータ「富岳」成果創出加速プログラムとは
「富岳」を用いた成果を早期に創出することを目的として文部科学省が設置。(1)人類の普遍的課題への挑戦と未来開拓、(2)国民の生命・財産を守る取組の強化、(3)産業競争力の強化、(4)研究基盤の4領域について課題の選定が行われている。選定された課題は、「富岳」の計算資源を優先的に無償で使用し、速やかな成果創出を目指す(2020~2022年度)。

NEC、「オンライン進路相談プラットフォーム」を高等学校5校へ実証導入


 NECは、高等学校5校に、2022年10月サービス提供開始予定の「オンライン進路相談プラットフォーム」を、探究学習・キャリア教育の一環として実証導入した。
「オンライン進路相談プラットフォーム」は高校生が社会人に進路相談ができるオンラインプラットフォームだ。高校生の興味・関心に沿った社会人と1対1で話すことで、自身のキャリアの視野を広げ、新しい「なりたい」や「やりたい」を見つけることを支援する。

 これまでNECは、GIGAスクール端末事業や学習プラットフォームサービス事業等、文教領域へ深く関わってきたが、個別最適なキャリア教育に貢献する「オンライン進路相談プラットフォーム」を開発し、今年度実施した実証では以下5校の高等学校で計135名の生徒が参加した。 

・石巻高等学校(宮城県)
・東明館高等学校(佐賀県)
・和洋九段女子高等学校(東京都)
・桜丘高等学校(東京都)
・帝塚山高等学校(奈良県)

 このサービスを利用した生徒からは「専門的な部分を詳しく知ることができた」という声や「進路の相談だけでなく、自分個人の悩みも聞いてもらい、将来への不安が解消された」という声が多数あった。

学校向け『スタディサプリ』に新機能 生徒の学習理解度を網羅的に確認し、個別最適な学習指導を実現

 株式会社リクルート(東京・千代田区、北村 吉弘 代表取締役社長)が提供するオンライン学習サービス『スタディサプリ』は、学校の先生向け管理プラットフォームである『スタディサプリ for TEACHERS』において、児童・生徒の学習理解度を網羅的に可視化できる機能を追加した。

 これまでリクルートでは、基礎知識学習から、進路選択、非認知能力の育成まで先生の業務をサポートし、生徒一人ひとりの可能性を切り拓くことを目指し、『スタディサプリ』においてさまざまなサービス・機能を提供してきた。今回の「理解度一覧」機能の追加により、先生の学習指導における「はかる(理解度測定)」・「わかる(理解度把握)」・「いかす(事後フォロー)」といった各ステップのうち「わかる」の部分において、生徒のつまずきがいつでも網羅的に可視化されることで、指導サイクルのさらなる高速化を実現する。

『スタディサプリ』には、日々の理解度測定・演習用ツールとして講義ごとに「確認テスト」が用意されている。「確認テスト」は、1つの講義分(おおよそ2〜3の授業分)の学習の理解度を測定することができるテスト。「理解度一覧」は、「確認テスト」の最新の結果を講義ごとに網羅的に確認できる機能。例えば、宿題として配信した「確認テスト」を生徒が解答すると、結果が自動で採点され管理画面に連携される。先生は、その結果をクラス単位ではもちろん、生徒単位でも確認でき、正答率分布を10%刻みのヒストグラムで直感的に把握できる。

クラス単位、講義ごとの正答率分布確認画面

0.5秒でなぞって翻訳できる「NazoritAI(ナゾリタイ)」家電量販店での販売開始

 株式会社サインウェーブ(東京・千代田区、赤池 雅光 代表取締役)は、実際に手に取って検討していただきたいという思いから、2022年2月、家電量販店での「NazoritAI Pro(ナゾリタイプロ)」、「NazoritAI for School(ナゾリタイ フォースクール)」の販売を開始する。

「NazoritAI for School(ナゾリタイ フォースクール)」は2021年からECサイト限定で販売を行ってきた。マヂカルラブリーさん出演のCM等を通して、製品の魅力を伝えて来たが、「実際に手に取って体験してほしい」という思いから2022年2月8日(秋葉原)、2月10日(梅田)にて家電量販店での販売を開始する。

販売場所 ※順次エリア拡大予定

ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba 2階
〒101-0028 東京都千代田区神田花岡町1-1 秋葉原駅の5路線に直結
ヨドバシカメラ マルチメディア梅田 2階
〒530-0011 大阪府大阪市北区大深町1-1 JR大阪駅・阪急梅田駅と地下直結
 機能を絞ることで、重量と価格を抑えた学生向けのペン型スキャナー辞書。
 読書中や問題に回答中に日本語訳が分からない単語や文章があった際に、スキャンするだけで0.5秒で翻訳することができる。ペンケースやポケットに入る大きさで、オフラインで使用できますので、アルバイトや部活動で忙しい学生の皆さんもスキマ時間で効率よく英語学習を進めることができる。

【製品比較表】

モリサワのUDフォントがリクルート 「スタディサプリ学校向けサービス」の 「到達度テスト」に採用

 株式会社モリサワ(森澤 彰彦 代表取締役社長、大阪・浪速区)のユニバーサルデザイン(UD)フォントが、株式会社リクルート(北村 吉弘 代表取締役社長、東京・千代田区)の学習支援サービス「スタディサプリ学校向けサービス」の「到達度テスト」のフォントに採用された。

 スタディサプリ学校向けサービスは、学習動画配信サービス「スタディサプリ」に、小・中・高等学校での教育に適した機能や教材を追加したICT(情報通信技術)教育支援サービス。
 2022年3月より受検開始となる来年度の到達度テストより、問題文から解説文まで、UD黎ミン、UD新ゴNTなどのUDフォントが使われる予定。

最大1年無償、校務支援システム「BLEND」
自治体または公立学校向け「無償トライアル」公募

 フルクラウド統合型校務支援システム「BLEND(ブレンド)」を展開するモチベーションワークス株式会社は、校務支援システムの導入を検討中の公立学校向けに、「BLEND」が無償利用できる「無償トライアル」キャンペーンを実施する。無償期間は2023年3月31日まで。最大1年間無償で利用可能となる。
「無償トライアル」は、校務支援システム未導入の自治体または公立の小・中・高等学校が対象。2022年2月22日より数量限定で公募する。

「BLEND」とは、多くの私立学校で導入されている、フルクラウド統合型校務支援システム。代表的な機能は、出欠管理、成績管理、帳票管理、保健管理、入試管理、事務管理、連絡機能(保護者への連絡・アンケート・検温報告機能など)、ポートフォリオ機能がある。例えば、毎日行う出欠管理は、簡単3ステップで生徒の状況を記録でき、リアルタイムで学年単位、学校単位の管理者及び先生と共有が可能となっている。2月15日には一般財団法人全国地域情報化推進協会の「準拠登録・相互接続確認製品マーク」(通称:オレンジマーク)を取得。これにより、今まで校務支援システムの導入を諦めがちだった小規模自治体や公立学校(教育委員会)でも「BLEND」を安心して利用できるようになった。

■公立学校向け「無償トライアル」概要
実施期間:2022年2月22日(火)〜 2023年3月31日(木)
対象  :現在校務支援システムを未導入であり、2023年4月以降に新たに校務支援システムの導入を検討している公立小学校・中学校・高等学校(数量限定、上限に達し次第終了)
※自治体としての応募も可、その場合、1自治体につき2校(小学校1校、中学校1校)まで。
※教育委員会および学校長の同意があれば、公立学校単独でも応募可能。
※全学年・クラスでの利用は必要なし。(最低1学年での利用を推奨)

内容:全ての機能が利用可能。導入後のサポートを24時間365日体制で行う。
お申込み:下記宛にメールにて応募。担当より折り返し連絡がある。
     無料トライアルキャンペーン窓口:boe@motivationworks.co.jp
     (キャンペーンへのご質問についても上記から)

学習管理SNSアプリ「Studyplus」にオンライン自習室が期間限定登場

 スタディプラス株式会社(東京・千代田区、廣瀬 高志 代表取締役)は、三井製糖株式会社(東京・中央区、森本 卓 代表取締役社長)の提供するパラチノースが配合されたアンリミテッドパフォーマンスエナジー“ZONe”と連携し、学習管理SNSアプリ「Studyplus」にて無料オンライン学習空間「エリア・パラチノース~virtual study ZONe~」の提供を3月1日より1カ月の期間限定で実施する。

「エリア・パラチノース~virtual study ZONe~」は「Studyplus」と連動した無料のオンライン学習空間で、オンライン会議ツールZOOMを活用し、目標に向かって勉強を頑張る皆さんをサポートする。ポモドーロテクニック(※1980年代に考案された25分ごとに短い休憩時間を挟む時間管理術)と呼ばれる手法を元に時間が管理され、効率よく学習が行える。「Studyplus」のアプリをインストールされた方ならだれでも無料で参加できる。
 参加者全員向けのプレゼントや、学習記録を達成した方向けの抽選プレゼントなど、豪華プレゼントも用意している。

■キャンペーン概要
・タイトル 「エリア・パラチノース~virtual study ZONe~」
・開催期間 2022年3月1日(火)~2022年3月31日(木)
・参加方法
1.アプリの左上の自身のアイコンをタップ
2.検索をタップ(以下イメージ)
3.「Studyplus公式アカウントから探す」をタップ

  1. 「エリア・パラチノース~virtual study ZONe~」をフォロー

・プレゼント
1 参加者全員プレゼント
公式アカウントをフォローした方全員へ、期間終了後、”ZONeエナジー”を 1本購入するごとに、50円分のえらべるPay引換券をプレゼント

2 抽選プレゼント① 条件:学習記録20日以上
公式アカウントをフォローして、期間内に20日以上学習記録を達成できた方の中から抽選で20名に、“夢中”がつづくエネルギー源「パラチノース」配合製品の”ZONeエナジー”(500ml×6本)をプレゼント

3 抽選プレゼント② 条件:オンライン自習室への参加
イベント期間中にぞん子と共に“集中”できるオンライン自習室を解放
公式アカウントをフォローして、オンライン自習室に参加し、自習室内でぞん子から発表されるキーワードを「要点・ひとことメモ」に入力して学習記録をつけてくれた人の中から抽選で20名に、500円相当のLINEポイントをプレゼント

■「パラチノース
【ウェブサイト】https://www.palatinose.jp/brain/

3/1開催、オンラインウェビナー ICT CONNECT 21「オンライン教育の『いろは』事例セミナー」シリーズ
第3回「オンライン授業からオンライン学校行事にも」

 一般社団法人ICT CONNECT 21のGIGAスクール構想推進委員会、利用促進部会、遠隔教育サブ部会が主催する「オンライン教育の『いろは』事例セミナー」シリーズの第3回が3月1日に開催される。今回のテーマは、「オンライン授業からオンライン学校行事にも」。GIGAスクール構想の実現に向け、ICT教育を実現した教育現場の様々なノウハウを実践している学校の先生らが語る。形式は、Zoom会議を利用したオンライン。チャットを利用した質疑応答も予定している。学校関係者が対象で、参加費は無料。事前申込みの必要がある。

■開催概要
「オンライン教育の『いろは』 事例セミナー」
第3回テーマ:「オンライン授業からオンライン学校行事にも」
日時:2022年3月1日(火)17:00-18:30

ファシリテーター:
GIGAスクール推進委員会 利用促進部会遠隔教育サブ部会長
テクノホライゾン株式会社 エルモカンパニー 天野 光善

登壇者とテーマ:
 岡山県備前市立香登小学校 教諭 津下哲也先生
「卒業式や入学式などの行事やイベントをZOOM配信するために必要な環境づくりの実際【初級編】」

 私立玉川聖学院中等部・高等部 教諭 大沼祐太先生
「オンライン授業、学校行事の配信、海外との交流〜玉川聖学院の軌跡」

 札幌市立稲穂小学校 校長 菅野光明先生
「誰でもできるオンライン授業 〜日常授業からオンライン授業へ そして行事にも!〜」

形式:Zoomオンライン会議
対象:学校関係者の皆様
申込みフォーム:https://pro.form-mailer.jp/fms/802cadf6249125

Google 高校向け無料オンラインセミナー開催

 Google for Educationは2月25日13時、高校向け教育ICTセミナー「静岡県の1人1台環境整備と工業高校での実践事例」をオンラインで開催する。参加は無料で、事前申し込みが必要となる。

 GIGAスクール構想が進み、教育現場では1人1台のICT端末が整備されようとしている。高校でも切れ目なく小中学校と同様に学ぶことができるよう、ICT環境の整備に関心が高まっている。

 今回のセミナーでは、静岡県教育委員会より静岡県のGIGAスクール構想への取り組みについて紹介する。静岡県立掛川工業高等学校の教員をゲストに迎え、Chromebookの導入と活用方法を社会人が使っている形に近いイメージで工業高校ならではの事例が語られる。

■セミナー内容
13:00 – 13:05 開会

13:05 – 13:15Google for Education ソリューションのご紹介

13:15 – 13:25静岡県の 1 人 1 台実現・実証について
 静岡県教育委員会 教育政策課 人権・教員育成班 教育主査 守屋 貴広 氏
13:25 – 13:40実証発表 情報技術科
 静岡県立掛川工業高等学校 教諭 枦山 徹矢 氏
13:40 – 13:55実証発表 電子機械科
 静岡県立掛川工業高等学校 教諭 伊藤 圭亮 氏
13:55 – 14:00Q&A セッション

14:00 – 14:05閉会