Category: 塾ニュース|教育ICT

長岡工業高等専門学校にて「プログラミング能力検定」導入

 株式会社プログラミング総合研究所(東京・豊島区、飯坂 正樹 代表取締役社長)は、長岡工業高等専門学校(原田 信弘 校長)にて、2021年より「プログラミング能力検定」の導入が開始されたことを発表した。

 長岡工業高等専門学校は、2021年より情報に関する授業の中で「プログラミング能力検定」の導入を開始した。既に2021年3月検定、2021年6月検定と2回の検定を複数の学科・学年において受検している。

「プログラミング能力検定」は、小学生から高校生、高専生までプログラミングを学ぶ子どもたちの学習の指標となるべく開発した検定だ。小学校での「プログラミング教育」の必修化や2024年度の大学入学共通テストで試験教科となるとされている「情報」への対応など、各教育機関がプログラミング教育を推進する中で、その目標設定や評価のためのわかりやすい尺度を示すことを目指している。
 2020年にスタートし、検定の主旨に賛同した教育機関を中心に当初の想定を大きく超える全国1,600以上の会場で実施され、公立小学校や中学、高校、高専での導入事例も出てきている。

■プログラミング能力検定 公式サイト
https://programming-sc.com/

AI英会話ロボットMusioに対応した、三省堂NEW CROWN準拠の学習コンテンツが発売開始

 人工知能エンジン及び人工知能ソーシャルロボットを開発しているAKA(AKASTUDY LIMITED 米国カリフォルニア州、日本法人:AKA株式会社 東京・渋谷区、Raymond Jung 代表)は、英語学習AIロボット「Musio」(ミュージオ)に対応した、株式会社三省堂(東京・千代田区、瀧本 多加志 代表取締役社長)の中学校英語教科書「令和3年度版 NEW CROWN」準拠の学習コンテンツを個人と法人向けに8/10から販売を開始する。

 英語学習用ロボット「Musio」には、単語や表現パターン、会話を反復練習できる「Edu Mode」が搭載されており、自然とフレーズが出てくるよう対面コミュニケーションの前の英会話トレーニングとして100ヵ所以上の教育機関で活用されている。教科書における英語教育を得意とする出版社と提携したコンテンツを提供することで、個々の学習者には自宅での予習と復習の補助教材を、教育現場にはスピーキング指導で活用できる充実した学習を提供している。

 三省堂とは2019年より「平成28年度版 NEW CROWN」に準拠した学習コンテンツを共同開発し、2020年6月から販売を開始している。今回は教科書の改訂に伴い、「令和3年度版 NEW CROWN」の内容に合わせた学習コンテンツを開発し、販売に至った。

「Monoxer(モノグサ)」の学習回数が5億回を突破 直近約1年で4億回増加

 モノグサ株式会社(東京・文京区、竹内 孝太朗 代表取締役、畔柳 圭佑 代表取締役)の提供する学習プラットフォーム「Monoxer」の累計学習回数が5億回を突破した。昨年6月は1億回の学習回数だったため、約1年間で4億回増加したこととなる。また、Monoxer上でユーザーが作成したオリジナルのBook(問題集)の数は20万冊以上となっており、学習されている内容も漢字や英語、社会や理科の記憶事項を中心に、幅広い科目や分野となっている。Book活用範囲の広がりとともに様々な組織で活用でき、学習される教材の種類も多くなっている。

 現在、Monoxerは塾や小学校、中学校、高等学校などを中心に3,300教室以上の組織で活用されている。
 静岡の誠恵高等学校では学校教科の学習に加え、娯楽や教養の問題を交えながらMonoxerを活用している。例えば、生徒の関心が高い流行のアニメやゲームの内容をBook(問題集)にして配信するなど、Monoxerを活用して学習のきっかけを作っている。また、日本中の駅弁やお城、魚の種類、難読漢字を憶える問題などの教養問題も作成し、生徒が関心のある内容を自由に学習できるような体制を整えている。
 
 近年では、塾や学校にとどまらず、中国語教室などの語学教室、美容・医療系専門学校、従業員のスキルアップに力を入れる一般法人、外国人労働者の就労を支援する人材企業などに活用が拡がっている。
 一例として、看護リハビリ新潟保健医療専門学校では、看護師、理学療法士の国家資格取得に向けて活用されている。実際の活用シーンとしては、宿題として課題を配信する他、授業の中で40~60分程度Monoxerで学習する時間を設けるなど、教育のデジタル化を積極的に進めている。
 Monoxerを活用して3ヶ月後に実施した資格試験を想定した校内模試では、昨年と比較して平均点30点ほど高く、成果を実感しているそうだ。

ミラクリ 小学生「未来のスマホ アイデアコンテスト」結果発表

 株式会社ソーシャルサービス(東京・千代田区、白形 知津江 代表)は、全国の小学5・6年生を対象に実施した「未来のスマホ アイデアコンテスト」の入選作品を8月6日(金)に発表した。

「ミラクリ(未来クリエーター)」は、株式会社ソーシャルサービスが企業と連携して副教材を制作し、無料で配布する学校教育支援事業だ。今回はソフトバンク株式会社の協力で、スマートフォンの安全教育に役立つ冊子『未来をつくるスマートフォンにどきどき』を全国の小学校に配布した。

「未来のスマホ アイデアコンテスト」は、副教材で得た知識などをもとに子どもたちの豊かなアイデアを発揮する場として開催するもので、今回は「未来のスマホ」をテーマに、10年後、20年後のスマホのアイデアを募集。全国の小学生=未来クリエーターからたくさんの作品が集まった。その中から「ソフトバンク賞」1名、「ミラクリ賞」1名、「未来賞」5名を選出した。このうち「ソフトバンク賞」と「ミラクリ賞」の2作品を紹介する。

【受賞作品】

■ソフトバンク賞

作品名:のびくねスマホ
大阪府・6年生 トミーさん
ソフトバンク賞
トミーさんのコメント
 やわらかくて、落としても、こわれません。伸ばして、縮めることも出来ます。(画面が大きくなる)うでにまくと、うで時計みたいに出来ます。

審査員コメント
「やわらかい」「落ちても壊れない」「伸びたり縮んだりする」という通常の考え方にこだわらない自由な発想かつ、未来のスマホにふさわしい実用性にも溢れた素晴らしいアイデアだなと感じました。好きな形状やサイズで使えるなど、様々な利用シーンに合わせた使い方ができそうで夢が広がるアイデアということで全作品の中でも非常に高い評価となりました。

■ミラクリ賞

作品名:未来に売ってるよ!スマホキット
宮城県・6年生 ときたまさん
ミラクリ賞
ときたまさんのコメント
 私は、かん単に手に入るスマホがほしいな、と思ったので、スーパーのおかしコーナーのよくある知育がしのポッピンクッキンをイメージしてかきました。このスマホは、ポッピンクッキンのように、じゅんばんにまぜるだけでスマホができあがっていきます。作ったあとはふつうに使えるので、ふつうに買うよりもやすく買うことができてお得です。まぜるだけで、かん単なので未来では、大好ひょうだと思います!(絵は、スマホをつくえで作り終わったようすです)

審査員コメント
「いつでも、どこでも、誰にでも」作れる簡単スマホ、人類共通の願いかもしれません。普通に考えると手作りの機器は、部品を組み立てて作るのですが、「取説通りに混ぜ合わせる」というところに発想の新鮮さを感じます。作る楽しさを感じながら完成後の使い方に思いを広げる姿を想
像するだけでワクワクします。近い将来実現するのではな
いかと期待が高まります。

【ミラクリ公式サイト】https://www.mirakuri.com
 コンテストの結果は下記公式サイトでも閲覧できる。「未来賞」の5作品も公表している。

岡山県津山市教育委員会、東京学芸大学の連携事業に学習プラットフォーム「Monoxer」を活用

 モノグサ株式会社(東京・文京区、竹内 孝太朗 代表取締役、畔柳 圭佑 代表取締役)の提供する学習プラットフォーム「Monoxer(モノグサ)」が国立大学法人東京学芸大学(東京・小金井市、 國分 充 学長)、岡山県津山市教育委員会(有本 明彦 教育長)の連携事業「基礎学力育成社会システム開発プロジェクト」の実証にて「Monoxer」を活用することが決定した。

「基礎学力育成社会システム開発プロジェクト」は2020年7月13日、東京学芸大学と津山市教育委員会は、10年後を見据えた「未来の学校づくり」をテーマに連携協定を締結した。その一環として、津山市立津山西中学校をモデル校に全5回の「基礎学力育成社会システム開発プロジェクト」の実証を2021年7月30日より開始した。30日を第1回目の実証とし、8月20日(金)までに全5回の実施を予定している。このプロジェクトではICTツールを活用しながら、学校と地域等の協働により、学校外の時間で基礎学力の定着度を高めることを目的としている。

 津山市教育委員会は、東京学芸大学の大学生や大学院生を指導者(学習パートナー)とし、受講を希望した津山西中学校の生徒にMonoxerを使用しながら、オンラインで全5回の指導を行う形式で実証を行う。「基礎学力育成社会システム開発プロジェクト」における課題や効果的な実施方法を模索する。今回の実証では、数学の平方根に焦点を当てて学習を進める。

• 実施期間
1回の指導時間は60分とし、7月30日(金)から8月20日(金)までの間に全5回の実施。

• 参加人数
指導者:東京学芸大学生5名、受講者:津山市西中学校3年生10名
※1グループ指導者1名、受講者2名×5グループでの実施となる
※指導者5名のメンバー構成は各回で異なる

• 実施方法
 指導者は、自宅よりパソコンからオンラインで接続する。受講者は、学校の生徒用ノートパソコンを使い、1回目及び2回目は津山西中学校内で接続。3回目以降は、ノートパソコンを自宅に持ち帰り実施する。

• Monoxerの活用について
 東京学芸大学及び津山市教育委員会からは、Monoxerの「オンラインでも効果的・効率的な学習ができる点」、「学習プロセスが可視化され、生徒指導の改善に活かせる点」、「紙で行っていたテストがMonoxer上で実施できる小テスト機能」を評価している。Monoxerを活用することで、受講者は記憶定着が必要な平方根の学習を効果的に進められ、指導者は生徒の学習プロセスを把握しながらより的確な指導を実施できるようになる。また、指導の冒頭の時間にはMonoxerの小テスト機能を活用し、テストを実施して、受講者の学習状況を把握する。

英語スピーキングのICT教材 EnglishCentral 東京都大田区内全公立中学校で本格運用を開始

 オンライン英語学習サイト『EnglishCentral』を提供する株式会社EnglishCentral(東京・台東区、 松村 弘典 代表取締役)は、東京都大田区の全公立中学校にて、15,000本以上の動画教材を通じて生きた英語を学びながら個別最適化されたスピーキング活動を行うことができる『EnglishCentralアカデミック・プレミアムプラン』の本格運用を開始したことを発表した。
 大規模自治体における『EnglishCentral』の本格導入は初めての事例となる。

『EnglishCentral』では、世界中で700万人のユーザーに利用されているスケールメリットを最大限に活かすことで、公教育でも採用可能な価格を実現している。これにより、大田区では区内の全公立中学校28校で約1万人の生徒が、『EnglishCentral』内の1万5000本以上の動画を無制限に活用して、どの英語レベルの生徒も自身のレベル興味関心に応じた英語スピーキングの活動を行うことができるようになった。これまではALT(外国語指導助手)に依存することが多かった英語スピーキングについて、最新のAIによるスピーキング判定を活用して、時間や場所の制約なく自宅でも自由に練習ができるようになる。

『EnglishCentral』は世界中から集めた最新の動画で生きた英語を学ぶことができる英語動画学習サービス。学習者のレベルや興味に従ってアダプティブに主体的に楽しく学べる旬の動画を1万5000本以上取りそろえており、脳科学に基づいて設計された単語学習やゲーム感覚で何度も繰り返しチャレンジできるAI「IntelliSpeech(米国特許出願13/338,383号)」によるスピーキング練習など、英語4技能を自主学習できるさまざまな機能を利用できる。

ロボット・プログラミングコンテスト「KOOV Challenge 2021」がエントリー受付を開始

 株式会社ソニー・グローバルエデュケーション(礒津 政明 代表取締役社長)は、国際的なロボット・プログラミングコンテスト「KOOV® Challenge」のエントリー受付を2021年7月26日より開始する。エントリー受付開始に合わせ、より多くの方に参加していただくためのロボット・プログラミングの体験コンテンツを無料でKOOVアプリにて提供する。「KOOV Challenge」はロボット・プログラミング学習キット「KOOV®」のユーザー対象の国際コンテストとして2017年にスタートした。第5回となる今年はKOOVユーザー対象の「ロボット制作部門」に加えて、KOOVを持っていない方もアプリ上の3D空間でロボット・プログラミングに取り組むことでコンテストに参加できる「VIRTUAL KOOV部門」を新たに設け、オンライン形式で開催する。

2021年7月26日より、両部門ともにKOOVアプリにてエントリーが可能。
KOOV Challenge公式サイト
https://challenge.koov.io/hc/ja

【コンテスト日程】
エントリー期間:2021年7月26日(月)15:00頃~2021年9月9日(木)15:00頃
結果発表:2021年10月31日(日)10:00~11:00

【募集部門】
ロボット制作部門(KOOVをお持ちの方向け)
テーマ: 未来の街づくり 〜未来の便利で楽しい暮らしを考えよう〜
以下の対象学年別に募集します。小学校低学年と小学校高学年はさらに「エキスパートクラス」(過去にKOOV Challengeエントリー歴あり)と「ビギナークラス」(KOOV Challenge初エントリー)に分けて募集します。
・未就学
・小学校低学年
・小学校高学年
・中学生以上

VIRTUAL KOOV部門(KOOVを保有しない方向け)
テーマ: 雪かき2021 バーチャルアトラクションVer.
以下の対象学年別に募集します。
・小学校低学年以下
・小学校高学年
・中学生以上
※VIRTUAL KOOV部門は日本国内のみでの開催となる。

【エントリー方法】
Sony Global Educationアカウントを作成後、メンバーズページにて事前登録が必要となる。登録後、KOOVアプリの「じゆうせいさく」にてKOOV Challengeの各部門にエントリーできる。

オンラインプログラミング学習「Progate」インドネシアで大学単位として認定

 株式会社Progate(東京・渋谷区、加藤 將倫 代表)は、2020年2月に設立したPT Progate Global Indonesiaとインドネシア共和国教育文化省の提携が決まり、株式会社Progateが提供しているオンラインプログラミング学習サービス「Progate」を中心とした学習プログラムが大学等の高等教育の単位として認定されたことを発表した。 

Progateの学習プログラムが1学期分の単位として認定

 2021年6月、Progate Indonesiaはインドネシア共和国の教育文化省と提携することが決まり、オンラインプログラミング学習サービス「Progate」を中心とした学習プログラムが大学の単位として認定された。
Progateは、「コーディングによるデジタルリーダーシップ」をテーマにした3ヶ月間の学習プログラムを設計し、キャンパス・ムルデカに提供している。この学習プログラムの受講は20単位(1学期分の単位相当)として認定される。

セガ、学習教材『ぷよぷよプログラミング』を使った小学生向けプログラミング教育カリキュラム実施

 株式会社セガ(東京・品川区、杉野 行雄 代表取締役社長COO)は、アクションパズルゲーム『ぷよぷよ』のソースコードを活用した学習教材『ぷよぷよプログラミング』を使った小学生向けの教育カリキュラムを開発し、青山学院初等部で授業を実施した。このカリキュラムによる授業は 2021年5月14日(金)から 2021年6月25日(金)にかけて6回にわたって行われた。

 今回のカリキュラムは、図形やブロックなどを操作して意図した処理を組んでいくビジュアルプログラミングの次のステップとして、実際のゲーム開発で使われているWeb標準言語(HTML5やJavaScript)による『ぷよぷよ』のソースコードを書き写す作業(写経)やカスタマイズを通じて、プログラミングの理解を深めることを目的として開発した。講師には『ぷよぷよ』シリーズのジャパン・e スポーツ・プロライセンスを保有し、システムエンジニアの経験もあるぴぽにあ選手を招いた。

 初回から2回に渡り、学習の導入として児童は用意されたテキストに沿って『ぷよぷよ』の教材向けソースコードを入力することで、「ぷよ」の落下や左右移動、回転を行うコーディングを行い、また、パラメータを書き換えることで、ゲーム画面の背景色の変更や落下スピードなどのゲームバランスの調整をした。また、続く3回の授業では学校の独自授業として、高齢者の方でも楽しんでもらえる『ぷよぷよ』をテーマに、プログラムのカスタマイズによるゲーム開発を考えるグループワークを実施。「ぷよ」を見やすいように数字や児童が作成したオリジナルキャラクターに変更したり、「ぷよ」の大きさの変更や落下スピードを調整したりするなど各班が趣向を凝らして、独自の『ぷよぷよ』開発に取り組んだ。また、プレゼン発表に向けて、児童は各自パソコンを使いこなして資料作成などの準備を行った。最終回の授業では、それぞれのグループが作成した独自の『ぷよぷよ』について、「ぷよぷよ」シリーズ総合プロデューサーとぴぽにあ選手に対してプレゼンテーションを行った。

 参加した児童からは「(ビジュアルプログラミングによる)これまでの授業より難しかったが、『ぷよぷよプログラミング』で学ぶことで、遊んだことのある『ぷよぷよ』がどのようにできるのかその仕組みがわかった。」「自分で考えた『ぷよぷよ』を作ることができ、プレゼンでもしっかり発表することができてよかった。楽しい授業だった。」という感想があがった。

・カリキュラム内容(40分×6時限)
第1回(5月14日) 講師:「ぷよぷよ」プロプレイヤー ぴぽにあ選手
○「ぷよぷよ」ってどんなゲーム?
○「ぷよぷよ」を作ってみよう
(ゲームフィールドをつくる/「ぷよ」が落ちてくる/「ぷよ」を左右に動かす/
「ぷよ」を回してみよう/「ぷよ」を消してみよう)
○完成!遊んでみよう
第2回(5月21日) 講師:「ぷよぷよ」プロプレイヤー ぴぽにあ選手
○前回のおさらい(「ぷよぷよ」を作ってみよう)
〇ぷよぷよのカスタマイズ(改造)
(著作権をまもろう/「ぷよ」を変えてみよう)
○eスポーツプロ選手のお仕事紹介
第3~5回 通常授業(グループワーク)
〇プレゼン資料作りとプログラムの改造
第6回(6月25日)
講評:「ぷよぷよ」シリーズ総合プロデューサー細山田水紀、ぴぽにあ選手
〇各班児童による発表
〇細山田プロデューサー、ぴぽにあ選手による講評

『ぷよぷよプログラミング』は2020年6月の提供開始以来、全国各地の教育委員会や学校、eスポーツ団体や企業が主催するイベントでの本コンテンツを活用した特別授業、ワークショップ等の場での利用など、登録者数は45,000人を突破(2021年3月時点)。セガではゲーム事業やジャパン・eスポーツ・プロライセンス認定タイトル『ぷよぷよ』のeスポーツ展開を通じて培ったノウハウや資産を活用し、今回のカリキュラム提供のようにプログラミング教育に関する企画・運営を多数サポートしている。今後も昨年度よりプログラミング教育が必修化された小学校や今年度より必修化する中学校のほか、高等学校、大学などの教育機関を中心にプログラミング教育を支援する取り組みを進めていく。

大日本印刷 ゲームと競技スポーツを融合させた「スマートeスポーツ」を開発

 大日本印刷株式会社(DNP)は、スポーツの選手や関係者の監修のもと、競技とゲームを融合させたスポーツ体験コンテンツ「スマートeスポーツ」の開発を進めている。今回、元プロボクサーで第29代WBC世界バンタム級王者の山中慎介さんとロンドン五輪フェンシング男子フルーレ団体銀メダリストの三宅諒選手をスペシャルアンバサダーに迎えて、ボクシングとフェンシングのスマートeスポーツプログラムのサービス提供を開始する。

スペシャルアンバサダーの山中慎介さんと三宅諒選手

「スマートeスポーツ」は、ゲーム機器と競技器具を連動させ、競技器具を持ったプレイヤーの動きをセンサーが認識してゲーム内のアクションにつなげる。今回提供するサービスは、ゲームの指示と音楽に合わせて競技の動きを行い、リズムにあった正しい動きをすると評価されるリズムゲームを使用。各スポーツの大学、選手、コーチ等がスポーツ力学に基づいて監修し、実際の競技トレーニングにも役立てることができる本格競技プログラム。実際のスポーツとしては初心者にとって難易度が高い競技でも、手軽に体験することができ、消費カロリーを算出する事で健康管理にも活用出来る。

【「スマートeスポーツ」の主な特長】
・競技器具とゲームを連動させたシンプルなゲームでありながら、スポーツ力学に基づいて設計しているため、本格的な競技体験が可能。
・子どもをはじめ、さまざまな年齢の方に分かりやすく、車いすの方でも簡単・安全に体験できる。
・このサービスは、体育施設、スポーツクラブ、該当スポーツの育成組織(ジム・クラブ)、教育や医療現場、自治体等への提供を想定しており、企業・団体が活用しやすいパッケージで提供する。
・ディスプレイとターゲット(的)、競技器具があれば体験できるため、スペースを取らず少人数で簡単に設営・運営が可能。競技器具はレンタルも可能。施設や体験者が既に器具を持っている場合は、センサーを取り付けて利用することができる。
・ゲームを通じて手軽に競技を体験できるため、スポーツへの関心が低い生活者に対しても運動の機会を創出し、各競技の普及や啓蒙につなげていくことができる。競技器具の使用方法や競技のフォーム、ターゲットの位置調整、消費カロリーの算出など、初心者でも本格的に競技を体験できるようフォローアップを行う。
・今回提供するゲームはどちらも1人で体験するプログラムですが、今後、他ジャンルのゲームの導入、別競技を展開していくなかで、2人以上での体験やオンライン対戦、異なる競技での対戦などができるプログラムも検討していく。