Category: 塾ニュース|塾・企業

喜多野正之WITS代表が死去

 ITTO個別指導学院などを運営する株式会社WITS(本社千葉県柏市)の喜多野正之代表(49)が、2021年10月22日未明、死去した。

 喜多野正之代表は1972年、東京生まれ。日本大学生産工学部卒。ベンチャー・リンクを経て、2003年に株式会社WITSを創業。個別指導塾「ITTO個別指導学院」にFC加盟、千葉県柏市で1教室目を開校。【勢い】を掲げ2019年には従業員600名(正社員152名)、売上高18億8千万円の企業に成長させた。

 月刊私塾界でも本誌だけでなく、セミナーにもご登壇いただいた。
 突然の悲報に接し、驚きと共に痛惜の念でいっぱいです。心よりご冥福をお祈り申しあげます。

 通夜:2021年10月27日(水)午後18時〜
 葬儀告別式:2021年10月28日(木)午前10時30分〜午後12時
 式場:船橋東儀式殿 全館(船橋市新高根1-1-2)
    ご葬儀に関する問い合わせは株式会社博全社(0120-444-999)へ

仙台育英、必修科目と部活動に(ハーバード式リーダーシップ養成講座)を導入

仙台育英学園高等学校は来年度から、新たな取り組みを始めようとしている。《ハーバード式リーダーシップ養成プログラム》の導入である。このプログラムの講師は、2019年にハーバード経営大学院を卒業し、IT企業に勤める高田愛美さん。

【高田さんのプロフィール】
2012年慶應義塾大学総合政策学部卒業。大学卒業後、外資系IT企業に入社。
2017年フルブライト奨学生/神山財団5期生としてハーバード経営大学院に進学、2019年に卒業。

 今回のプログラムは、ハーバード経営大学院の《ケース・メソッド》にて実施。これは、米ハーバード大をはじめとした世界トップ学術機関で実践されている授業手法である。講義はディスカッション形式で、仲間の意見を傾聴しながら、自分自身も発信していく。

 このプログラムの本格導入に先駆けて、仙台育英学園高等学校では今年度から試験的にこの研修を導入している。

 試験導入では、1年間で10回程度の研修をZoomにて行った。対象は、仙台育英学園高等学校の運動部・文化部ならびにAJ(英進進学コースの特別選抜クラス)から選抜された生徒30名である。

 来年度からの本格導入では、AJ(英進進学コースの特別選抜クラス)に在籍する生徒と学園から選抜された運動部・文化部でマネジメントを担う主将やマネージャーの生徒を対象とし、開講される予定である。

 このプログラムを通し、学力だけではなく社会で活躍するリーダーシップを身につけた人材を育成することが目的である。

【2022年度実施予定のプログラムの概要】
対象:仙台育英学園高等学校AJ生及び 
学園から選抜された部活動・文化部でマネジメントを担う代表生徒
授業時間:各回2時間 6回以上
形態:オンライン(Zoomを使用)・日本語
その他:本プログラムはハーバード大卒講師が主任講師を務め、ハーバード大の教材を取り扱いますが、ハーバード大が提供するプログラムとは違うので注意

「資格スクエア」がレアジョブグループに参画

 株式会社レアジョブは、2021年10月15日付けで、freee株式会社の連結子会社である株式会社サイトビジットと、同社の資格試験のオンライン学習サービス「資格スクエア」事業を承継する新設会社・株式会社資格スクエアの株式70%持ち分を取得するという契約を締結した。今後、サイトビジット社が展開する「資格スクエア」事業を承継する資格スクエア社を新設分割し、12月1日の新会社設立後に同社の株式取得を以てレアジョブグループに参画する。

 レアジョブグループは、グループビジョン“Chances for everyone, everywhere.”を掲げ、誰しもが活躍できる社会の実現を目指している。サービスミッションを「日本人1,000万人を英語が話せるようにする。」と掲げ、レアジョブグループでは英語関連事業を中心にこれまで事業成長を遂げてきた。さらに、近年ではグローバルリーダー育成事業など、英語のみならず多様なグローバルビジネススキルに関する事業も展開している。

 今回、「資格スクエア」がレアジョブグループに加わることは、従来の英語やグローバルビジネススキル領域からさらに一歩進み、資格の取得や幅広いスキルの獲得という“学び”領域での拡大を意味する。資格取得領域で事業展開する「資格スクエア」の参画は、グループ一体となって非連続な成長を実現し続けるうえで重要な一手。企業としての歴史、事業領域は異なるものの、「データやテクノロジーを組み合わせて効果的に成果を創出する」というスタンスはレアジョブグループとの親和性が高く、中長期的に大きな成長を見込み、今回のグループ入りが決定した。
 

 今後、「資格スクエア」事業は、従来サービスの提供とさらなる拡大を目指す。既存領域におけるシナジーとしては、レアジョブグループの持つWebマーケティングノウハウを共有することで効率的な顧客獲得を行い、一層の事業伸長を目指す。
また、新たな取り組みとして、レアジョブグループが培ってきた英語関連領域における知見を活かし、英語関連資格取得向けの対策講座などのサービス拡充を推進していくことを想定している。
 

 資格スクエア社の代表取締役には、サイトビジット社の執行役員 兼 資格スクエア事業責任者でもある佐藤郁夫氏が就任する。

【プロフィール】佐藤郁夫
株式会社サイトビジット 資格スクエア事業責任者
(2021年12月1日以降、株式会社資格スクエア 代表取締役就任予定) 

慶応大学法学部出身、大手人材会社の人材紹介事業領域において建設・製造・金融・医療業界責任者、関西拠点責任者等を歴任。2018年11月にサイトビジットへ参画。2019年1月からは、執行役員 兼 資格スクエア事業責任者として、主に資格スクエア事業を管轄。

SRJ 社会人向けに自宅で手軽にトレーニングが続けられるアプリ「速読聴英語Biz」を発売

 ICT教材の企画開発・販売を行なう株式会社SRJ(東京・中央区、堀川 直人 代表)は、ビジネススキルの向上や資格試験合格など、英語読解の処理スピードを必要とする社会人に向けて、自宅で手軽にトレーニングが続けられるアプリ「速読聴英語Biz」を発売した。「速読聴英語Biz」では、英文読解に必要な単語学習に加えて、リーディングとリスニングの2技能をバランスよくトレーニングし、ビジネスシーンに活かせる英語力を身につけていく。

速く正確に「読む・聴く」力を鍛える「速読聴英語Biz」概要

「速読聴英語Biz」では、ビジネスで英語を使う方のために「速く正確に読む・聴く力」を鍛えることができる。
 英語長文中の「単語学習」、内容把握の「演習」を行ったあと、速読や倍速音声トレーニングによるスピード強化を行うことで、バランスよく「読む・聴く」力の向上を目指す。
 リーディング・リスニングのトレーニングを自分のレベルに合ったコースから始めることができ、途中で変更することも可能。期間中の受講回数の制限はなく、自身のペースで自宅でトレーニングすることができる。

速読は情報化社会に有効なビジネススキル
 
速読は、次世代の高度情報化社会に必要な、多様な情報を読み解き、柔軟な思考を促す情報処理能力を養うための能力開発として広がりをみせており、仕事や学習の面だけではなく、スポーツや脳活性にも効果が期待できるコンテンツとしても注目されている。
 日本速脳速読協会の提供する「速読メソッド」は、脳科学に基づいた、学習や受験に役立つ実践的なトレーニング。実際の勉強に役立つトレーニングとして開発し、速読解・思考力講座2,200教室、速読聴英語1,300教室の学習塾・学校等で導入いただいている実績のあるトレーニングとなる。

 「速読聴英語Biz」のトレーニングプログラムの詳細や料金、お申込み方法は、日本速脳速読協会の「速読聴英語Biz」商品ページまで。
https://www.sokunousokudoku.net/online-shop/english/

英進館 「Sunrise Capital II」と「ひろしまイノベーションファウンド」が保有するビーシー・イングスの全株式を取得

 英進館株式会社(福岡・福岡市、筒井俊英 代表取締役社長)は、CLSA キャピタルパートナーズがアドバイザーを務める Sunrise Capital II、および、ひろしまイノベーション推進投資事業有限責任組合がそれぞれ保有する株式会社ビーシー・イングス(広島・広島市、森藤啓 代表取締役社長)の全株式を取得したことがわかった。

 BCI の社名、ブランド名、事業の運営方針などに特段の変更ない。BCI(田中学習会)は、学習塾事業を通じて、生徒自身の自己実現を支援するのみならず 「人のために」役立つ人材を育成することを心がけてきた。また、広島県公立高校入試に おいては多くの学校で合格者数 No.1 を誇り、中国地方で最大規模の学習塾となっている。今回、 九州と隣接する中国地区に基盤を置く BCI を事業パートナーとすることで、地理的にも事業運営的 にも相互補完の関係を築き、指導力向上を目指していくことができると英進館は考えている。

ナガセ 大橋悠依選手と林修先生の対談を公開

 東進オンライン学校 小学部・中学部・高校部(株式会社ナガセ)は、10 月配信の「未来発見講座」として、この夏、競泳女子史上初の2冠に輝いた大橋悠依選手と林修先生の特別対談映像を 10 月 1 日(金)より1カ月間限定で配信している。大橋選手の偉業の裏に隠された秘密を林先生が引き出す、笑いあり感動ありの対談となっている。

 約 42 分間の対談では、数々の困難を乗り越えて偉業を達成した大橋悠依選手が、今に至るまでの過程や生徒へのメッセージを熱く語っている。

■主なテーマ

  • 1ジュニア時代から振り返る偉業達成まで。それは挫折の連続だった!?
  • 2日本選手権で最下位に…ドン底からどうやって脱したのか?
  • 3ターニングポイントになった大学3年時のリオ五輪選考会で起きたこと
  • 4トップに立ったからこその焦りやプレッシャーとどう向き合ったのか?
  • 5受験にも通じる? 最後に勝負を分ける決め手とは?

この対談を視聴するには

1東進ネットワークに通っている生徒・東進生(東進ハイスクール生、東進衛星予備校生)・早稲田塾生・四谷大塚生・イトマンスイミングスクール生学力 POS などの学習システムから視聴できる。

2東進オンライン学校 高校部 (登録・受講料無料) 高校生を対象に、将来を考え、夢を見つけるきっかけとなる「未来発見講座」を無料で提供している。10 月中の入会で、大橋選手の対談を視聴できる。 詳細は、https://www.toshin.com/online_hs まで。

3東進オンライン学校 小学部・中学部 (キャンペーン実施中) 小学生対象に国語・算数、中学生対象に英語・数学の授業に加え、将来を考え、夢を見つけるきっかけとなる「未来発見講座」を提供している。ひと月あ たり 1,980 円(税抜)~の受講料が必要、14 日間の「お試し入会キャン ペーン」を実施している。キャンペーン中の解約の場合は全額返金。詳細は、https://www.toshin-online.com まで。

ウズベキスタン共和国でそろばんを応用した暗算学習法「そろタッチ教室」を本格的にスタート

 株式会社デジタル・ナレッジ(東京・台東区、はが 弘明 代表取締役社長)とその現地子会社JDU.LLCは、ウズベキスタン共和国の首都タシケントにて、現地学習塾グランタリム協力のもと、2021年9月、「そろタッチ」を現地向けにローカライズし、本格的なサービス提供を開始した。

「そろタッチ」は株式会社Digika(東京・千代田区、橋本 恭伸 代表取締役社長)が提供する、iPadを使ってそろばん式暗算を短期効率的に楽しく習得する新しい暗算学習法。この事業は、ウズベキスタンの民間教育市場の活性化を目的に、日本の質の高いeラーニングテクノロジを活用した教育サービスを現地に合わせてローカライズし提供する、日本型教育モデルの輸出事業となる。

ウズベキスタンとの関わり

 人口約3,200万人のうち、24歳以下が約40パーセントを占めるウズベキスタン共和国では、生徒数の増加に教育環境整備が追いつかず、教員不足、教員の能力不足、教材不足、民間教育サービスの地方格差が深刻な課題となっている。ウズベキスタン政府はこれら教育分野の改善に向けた取り組みを優先的に進めていく。

 こうした取り組みを支援するため、デジタル・ナレッジは独立行政法人国際協力機構(JICA)の受託事業『ウズベキスタン国地方学校教員の能力向上及び教育格差是正向けLMSに係る普及・実証・ビジネス化事業』に2019年より参画してきた。これは、ウズベキスタンの「公教育のICT改革」「民間教育市場の開発」の2つを目的とした官民連携事業。具体的には、2020年1月よりウズベキスタンの複数の学校において、デジタル・ナレッジのeラーニング教育プラットフォーム『KnowledgeDeliver』を活用した教員研修、学力試験、日本型民間教育サービスを活用した放課後教室の実証実験を実施。さらに、新型コロナウイルス感染症の影響で2020年3月中旬からウズベキスタン国内の学校が一斉休校となった事態を受け、中学生を対象とした数学のオンライン学習教材を無償提供するなど連携を深めてきた。

ウズベキスタンにおける「そろタッチ教室」展開

 そろタッチ教室は、首都タシケントで現地教育省の協力のもと2020年1月より実証実験をスタート。期間中、日本の小学校低学年にあたる約50名の児童がウズベキスタン語に対応した『そろタッチ教室システム』を用いて、最新のテクノロジを使ったそろばん式暗算学習に取り組んだ。この成果をもとに、より多くの子どもたちに学びの機会を提供すべく今回、事業展開を本格的にスタートした。今後は首都圏を起点に全国的な利用拡大、さらには都市部と地方との教育格差是正といった効果も期待される。

今後の展開

 今回の事業は、デジタル・ナレッジが最先端の教育事業企業と提携し、各社の持つ質の高い教育サービスを海外現地向けにローカライズし、展開していく日本型教育モデルの輸出事業となる。デジタル・ナレッジでは、引き続きウズベキスタン政府およびJICAと共に同国における教育課題解決に取り組むと同時に、日本の質の高い教育サービスをひろく海外展開する輸出事業にも注力していく。

CVCキャピタル・パートナーズが家庭教師のトライを買収へ 買収額は1000億円規模

 投資ファンドCVCキャピタル・パートナーズが、家庭教師のトライを展開するトライグループを買収する方向で検討していることが、11日わかった。トライグループは非上場企業。CVC傘下でデジタル投資を強化し、授業のオンライン化を進め、経営基盤の強化を図る。3~4年後の上場を目指す模様だ。合意できれば、買収額は1000億円に上る可能性がある。

ステップ 本部ビルで使用する電力を再生可能エネルギーに切り替え

 株式会社ステップ(神奈川・藤沢市、遠藤 陽介 代表取締役社長)は、2021年10月より本部ビル(神奈川・藤沢市)で使用する電気について、神奈川県営の水力発電所で発電した再生可能エネルギーによる「アクアdeパワーかながわ」を導入する。

 導入にあたり、10月8日、ステップ本部にて神奈川県企業庁、東京電力エナジーパートナー株式会社の関係者が出席し、認証式が行われた。

「アクアdeパワーかながわ」は、神奈川県と神奈川県企業庁、東京電力エナジーパートナー株式会社が2020年4月より供給を開始した地産地消の電力メニューで、県内11カ所の県営水力発電所で発電した電気を供給することで、事業者のCO2排出量を削減するもの。これにより、ビルの電気使用に伴うCO2排出量ゼロを実現し、年間約158トン(2020年度年間使用電力量実績を基に算出。)のCO2排出量を削減する。

 ステップは「アクアdeパワーかながわ」を導入することで、CO2排出量を削減すると同時に、電気料金の支払いを通じて神奈川県の環境保全事業に貢献していく。

ステップ本部にて2021年10月8日に行われた認証式の様子

学習プラットフォーム「Monoxer(モノグサ)」にて旺文社の『でる順×分野別漢検問題集 シリーズ 五訂版』を提供開始

 モノグサ株式会社(東京・文京区、竹内 孝太朗 代表取締役、畔柳 圭佑 代表取締役)が提供する記憶定着のための学習プラットフォーム「Monoxer」が、株式会社旺文社(東京・新宿区、生駒 大壱 代表取締役社長)よりライセンスを受け、Monoxer上で『でる順×分野別漢検問題集 シリーズ 五訂版』の2級~5級を導入教室向けに10月7日(木)にリリースしたことがわかった。

 Monoxerにて、新たに『でる順×分野別漢検問題集 シリーズ 五訂版』の販売を開始し、最新の出題傾向に即した内容でより効率的に漢検対策を行うことが可能となった。