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京都府「⼦育てにやさしい職場環境づくりサービス創造補助⾦」募集中 6⽉30⽇(必着)まで

 京都府は、府内企業の⼦育てにやさしい職場環境づくりの⽀援の⼀環として、「京都府⼦育てにやさしい職場環境づくりサービス創造補助⾦」の募集を開始する。補助金は、府内において子育てにやさしい職場環境づくりサービスを新たに提供する中小企業者等に対し、事業に要する経費の一部を補助するもの。
 補助対象となるには、⼦連れコワーキングスペースや助産師、看護師等による育児相談サービスなどの子育て支援サービスの提供や京都府内で実施する事業であることなどの5つの要件を満たす必要がある。補助率・補助上限は、補助対象経費の1/2以内・補助上限:300万円。
 申請方法は、申請書類を作成し、提出期限までに下記提出先まで郵送⼜は持参により提出する。募集期間:〜6⽉30⽇(⽔)【必着】。

<補助対象者>
中⼩企業基本法第2条に規定する中⼩企業者及び創業を予定する者

<補助対象事業>
補助対象事業は、以下の(1)から(5)の要件を全て満たす事業
(1)労働者の職業⽣活と家庭⽣活との両⽴の⽀援に資するサービスを府内企業等に対して提供する事業であること
 事 業 例
 ・⼦連れコワーキングスペース、⼦連れシェアオフィス、サテライトオフィス及びレンタルオフィス等の設置・運営
 ・助産師、看護師等による育児相談サービス
 ・育休復帰計画の策定⽀援や育休中の⼥性の復帰学習⽀援サービス
 ・⼦育て中でもキャリアアップできる仕組みの提案
 ・育休復帰時研修や男性育休の取得促進に向けた経営者向け研修など、各種研修サービス
 ・リバイバル休暇制度など、仕事と家庭の両⽴⽀援に役⽴つ制度の導⼊提案
 ・テレワークシステムの提案・提供
(2)京都府内で実施する事業であること
(3)本事業の公募開始⽇以降、補助事業完了⽇までに新たに実施する事業⼜は前年度に本補助⾦の交 付決定を受け、引き続き実施する事業であること
(4)公序良俗に反する事業でないこと
(5)公的な資⾦の使途として社会通念上、不適切と判断される事業(⾵俗営業等の規制及び業務の適 正化等に関する法律(昭和23年法律第121号)第2条において規定する⾵俗営業等)でないこと

<補助対象経費>
 店舗借⼊費、設備費、借料、謝⾦、旅費、マーケティング調査費、広報費、材料費・消耗品費、委託費 等

<補助率・補助上限>
 補助対象経費の1/2以内・補助上限:300万円

<申込⽅法等>
 ・申込⽅法:申請書類を作成し、提出期限までに下記提出先まで郵送⼜は持参により提出
  ※募集要項は京都府ホームページからダウンロードできる。
   (URL: https://www.pref.kyoto.jp/rosei/news/hozyokin.html)
 ・募集期間:〜6⽉30⽇(⽔)【必着】
 ・申請書提出先:京都府商⼯労働観光部労働政策課雇⽤企画係 TEL:075-414-5090
         〒602-8570 京都市上京区下⽴売通新町⻄⼊薮ノ内町

鈴鹿高専・小山高専・大分高専が産学共同研究チームを新設

 鈴鹿高専、小山高専、大分高専は、「高度先端マテリアル社会実装研究・教育」分野での産学官連携を促進するため、企業ニーズに対応して最適な人財・設備を結集した産学共同研究チーム(K-Team)を新設しました。
 全国の国立高等専門学校は、未来技術の社会実装教育の高度化事業(GEAR5.0)を推進している。分野ごとに拠点と協力校のユニット(K-Drive)を設置し、鈴鹿高専は「高度先端マテリアル社会実装研究・教育」分野の拠点として、サステイナブルな産学官連携スタイルで新素材開発を目指している。
 同分野に参画する、鈴鹿工業高等専門学校(鈴鹿高専・三重県鈴鹿市)、小山工業高等専門学校(小山高専・栃木県小山市)、大分工業高等専門学校(大分高専・大分県大分市)は、企業ニーズに対応して最適な人財・設備を結集した産学共同研究チーム(K-Team)を新設した。
 このチームでの活動を通じ、企業と連携した実践的な研究に、学生が参画して教育を高度化すると共に、高度先端マテリアルに関する知識と技術とを兼備した人財が活躍することで、「社会実装ならば高専」という位置づけを確立する。

国立科学博物館史上初となる、官民連携による地域振興を目的とした巡回展「ポケモン化石博物館」開催

 国立科学博物館(東京・台東区、篠田 謙一 館長)では、地域の活性化を目的として複数の地域の博物館と協働して巡回展を制作する。

 この第一弾として、株式会社ポケモン(東京・港区、石原 恒和 代表取締役社長)の協力のもと、三笠市立博物館(北海道・三笠市、加納 学 館長)をはじめとする複数の博物館と「古生物とポケモン」をテーマに、観察や比較を通じて、古生物学を楽しく学ぶことができる展示を制作した。2021年夏の三笠市立博物館での開催を皮切りとして、日本各地を巡回する。

• 巡回展「ポケモン化石博物館」
​【開催期間】2021年 夏 〜 2023年 夏(予定)
【巡回会場】
2021年 夏:三笠市立博物館(北海道三笠市幾春別錦町1-212-1)
     7月4日(日)〜9月20日(月)
2021年 秋:島根県立三瓶自然館サヒメル(島根県大田市三瓶町多根1121-8)
2022年 春:国立科学博物館(東京都台東区上野公園7-20)
2022年 夏(予定):豊橋市自然史博物館(愛知県豊橋市大岩町字大穴1-238)
※以降の巡回先については調整中
【主  催】巡回会場となる博物館、独立行政法人国立科学博物館
【企画協力】株式会社ポケモン
【協  力】群馬県立自然史博物館、豊橋市自然史博物館、島根県立三瓶自然館 ほか

• 開催概要
 独立行政法人国立科学博物館では、地域の複数の博物館と協働して、多くの方が楽しんでもらえるような展示を作り、それを全国に巡回させる事業を行っている。

 この展示は、原案者の三笠市立博物館の相場大佑氏を中心に、国立科学博物館をはじめとする複数の博物館や株式会社ポケモンが力を合わせて制作した。人気ゲーム『ポケットモンスター』シリーズに登場する「カセキ」「カセキポケモン」と私たちの世界で見つかる「化石」「古生物」をテーマにしている。「観察・比較」という科学の基本的な手法を体験しながら、これらの形や生態、それぞれの世界の化石研究の共通点・違いを発見し、楽しみながら古生物学を学ぶことができるのが特徴だ。

 この展示は2021年の夏に北海道にある三笠市立博物館での開催を皮切りに、日本各地での巡回を予定している。なお、国立科学博物館での開催は、2022年春を予定している。

• 巡回展の制作について
 2019年4月に独立行政法人国立科学博物館内に設置された「科学系博物館イノベーションセンター」では、博物館の持つ様々な資源を活用した取り組みを実施することで、国立科学博物館の経営基盤の強化と地域の博物館も含めた科学系博物館の活性化を目指して事業を実施している。

 この巡回展は、地域の複数の博物館と協働し、各博物館の学芸員の知恵と技術を集結し、一つの博物館だけでは制作が困難な規模・内容の展示を制作し、これを巡回することで、日本各地で質の高い企画展示を楽しんでもらうことを目的としている。

図:巡回展「ポケモン化石博物館」協業体制

• 三笠市立博物館について
 三笠市立博物館は、北海道三笠市が1979年に設置した総合博物館。
 国の天然記念物に指定された「エゾミカサリュウ」など、1,000点もの化石が展示されており、別名「化石の博物館」として知られている。中でもアンモナイトに関しては、大小様々な種類が並んでいて、世界屈指の展示となっている。

• 展示監修
・総合監修:三笠市立博物館 主任研究員・学芸員 相場 大佑(あいば だいすけ)
 専門:古生物学
 不思議な殻を持つ中生代白亜紀の「異常巻きアンモナイト」の進化や分類が研究テーマ。
 好きなポケモンは「オムナイト」。

「ポケモン化石博物館」メインビジュアル

© 2021 Pokémon. © 1995-2021 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc. ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。

• 展示のみどころ

展示のみどころ1
展示のみどころ2
展示のみどころ3
展示のみどころ4

© 2021 Pokémon. © 1995-2021 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc. ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。

ヘレン・ケラーの講演テープ発見 京都府立盲学校の資料室で

 4月20日、ヘレン・ケラー(1880~1968年)の肉声を収めたテープが、京都府立盲学校に保管されていることがあきらかとなった。ヘレン・ケラーは、視覚と聴覚の重複障害をかかえながら、世界各地で障害者福祉の向上を訴えていた。
 テープは昨春、同校元教諭の岸博実さんが同校資料室の棚で発見。内容は、1955年の最後の来日時に京都と東京、大阪の5カ所で講演を収めた4巻。4巻がまとまって見つかるのは初めて。「ヘレンケラー来朝記念録音特集」と記された箱には、点字とともに各講演日時と会場、同校聴視覚教育部による編集であることが書かれていた。

 ヘレン・ケラーが来日したのは、3回で1937年、1948年、1955年。最後の来日となる1955年は、毎日新聞社と日本盲人会連合、日本ヘレン・ケラー協会が共同で招待し、当時74歳であったケラーは、12日間滞在した。

■見つかった講演会場の音源の内訳
 東京のヘレン・ケラー学院(5月28日)
 東京の富士見町教会(31日)
 大阪市中央公会堂(6月2日)
 全国盲人大会が行われた京都府立盲学校(4日)
 京都市上京区の同志社女子大栄光館(同)
 テープの録音時間は計約2時間2分。そのうち、ケラーの講演は通訳の部分を含めて約1時間12分。

■ヘレン・ケラーとは
 アメリカ合衆国の教育家、社会福祉活動家、著作家。1歳7カ月のときに病気にかかり視覚と聴覚の重複障害者(盲ろう者)となったが、個人教師サリバンから言葉の存在や意味、読み書きを学び、大学も卒業した。障害をかかえながらも世界各地を歴訪し、障害者の教育・福祉の発展に尽くした。

宮城・石巻市 アメリカの高校生に、オンラインで震災教訓を伝える

 宮城県石巻市で4月21日、東日本大震災の被災地とアメリカをオンラインでつなぐセミナーが開催され、アメリカの高校生ら約40人が参加した。NTT東日本が初めて企画したセミナーで、石巻市の会場とアメリカの高校生の自宅をオンラインでつなぎ、被災者らが震災当時の状況や教訓を伝えた。小学生たちの避難行動を紹介したり、被災した住宅の写真などを紹介した。

 NTT東日本は、今後も世界に向け震災の教訓を発信していきたいとしている。

「全国高校生プレゼン甲子園」が2021年オンラインで開催

 全国高校生プレゼン甲子園実行委員会は、一般社団法人プレゼンテーション協会(東京・台東区、前田 鎌利 代表理事)と共催で、全国高校生プレゼン甲子園を開催する。

 全国高校生プレゼン甲子園では、テーマについて深く考察し、自分の考えや念い(おもい)を「伝える」ことで、論理的思考力、表現力、創造力等を養うとともに、互いの発表を通して、プレゼンテーションスキルの向上を図ることを目的として開催している。

◆開催概要

応募資格:高校生1チーム3人まで(個人でも可)テーマ:
【コロナ禍の先にある未来への提言】
予選テーマ:コロナ禍でのコミュニケーションロスへの対応
決勝テーマ:アフターコロナの社会

日程:
6月1日(火)〜6月11日(金)(17:00まで)申し込み・予選プレゼン動画提出
7月21日(水)予選通過チーム発表(10チーム)
7月26日(月)〜8月20日(金)決勝プレゼン動画提出締切(17:00まで)
8月28日(土)決勝大会(オンライン)

審査:
【予選:動画審査】
テーマに沿ってプレゼン動画を作成し、提出する(プレゼン時間:3分)
【決勝:動画審査・質疑応答】
決勝テーマに沿ってプレゼン動画を作成し、提出する(プレゼン時間:5分)
決勝大会ではオンラインで動画審査、質疑応答を行う

表彰:
【最優秀賞:1チーム 副賞:福井県特産品一人5万円相当】
【優秀賞:3チーム 副賞:福井県特産品一人1万円相当】
【特別賞:1チーム 副賞:福井県特産品一人5千円相当】
【奨励賞:5チーム 副賞:福井県特産品一人3千円相当】
※ 参加賞として決勝大会出場者全員に福井県立恐竜博物館年間パスポートを進呈する

◆主催
全国高校生プレゼン甲子園実行委員会

◆共催
一般社団法人プレゼンテーション協会 

◆後援
福井新聞社

◆応募規定
高校生1チーム3人まで(個人でも可とします)
※令和3年度に高等学校(中等教育学校の後期課程を含む)、特別支援学校高等部、高等専門学校(3年生まで)に在籍している方
※メディアへの顔、氏名、学校等の掲載について同意できる方
※決勝大会にオンラインで参加可能な方
※同一学校でチームを組み、応募は一人一回とする

◆テーマ
『コロナ禍の先にある未来への提言』
予選テーマ:コロナ禍でのコミュニケーションロスへの対応
決勝テーマ:アフターコロナの社会
◆応募方法
①プレゼン資料作成
②動画を撮影
③応募フォームからアップロード
◆スケジュール

◆審査
予選:動画審査
決勝:動画審査および質疑応答

応募動画を審査し、決勝進出10チーム選出する。
決勝当日に出場者、審査員をオンラインで繋ぎ、決勝テーマのプレゼン動画を視聴する。その後、質疑応答を5分程度行う。

◆審査基準
(1)テーマに対する考察、根拠、論理性、独創性
(2)メッセージの伝わりやすさ、構成
(3)印象的かつ効果的なスライド等のビジュアル
(4)話し方、訴求力、説得力

◆審査委員長
一般社団法人プレゼンテーション協会 代表理事 前田 鎌利(まえだ かまり)

◆公式HP
URL:https://presen.or.jp/presen_koshien/

◆お問合わせ
全国高校生プレゼン甲子園 実行委員会事務局
〒910-8580 福井県福井市大手3丁目17番1号
(福井県教育庁 高校教育課内)
お問い合わせURL:https://presen.or.jp/koshien_form/

子どもの「教育格差」縮小に向けた取り組み「感動体験プログラム」の展開を強化 ソニーグループ×放課後NPOアフタースクール

 ソニーグループ株式会社と特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクールは、協働で実施する「感動体験プログラム」を2021年度も強化して展開する。今年は関東・関西エリアの放課後児童クラブや放課後子ども教室など、25団体を対象に、計8種類のワークショップを開催する。

「感動体験プログラム」は、ソニーが教育格差縮小に向けて2018年より展開している小学生向けプログラム。その一環として、子どもたちに豊かな放課後を提供している放課後NPOアフタースクールとパートナーシップを組み、小学校の放課後に多様なワークショップを提供し、年々プログラム内容や展開エリアを拡充している。


 「感動体験プログラム」 URL:https://npoafterschool.org/kando/
 「新型コロナウイルス・ソニーグローバル支援基金」
 URL:https://www.sony.com/ja/SonyInfo/csr/community/covid19_fund/

【プログラム内容】
 ソニーグループの技術やコンテンツを活かし、STEAM分野の8つのプログラムを展開。
 昨年に引き続き、オンライン形式のワークショップ(「aiboといっしょにAI+プログラミング体験」、「プログラミングブロック「MESH™」で発明家になろう、「歌おう!おどろう!みんなでミュージカル」)も実施予定。

【実施概要】
プログラム名:感動体験プログラム
運営:ソニーグループ株式会社、特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクール
実施方法:関東・関西エリアの放課後運営団体に向けて公募を行い、実施する25団体を決定。
※新型コロナウイルス感染症の状況を注視しながら、実施時期や形態については各団体と調整の予定

 【募集要項】
応募期間:①第一次(7月〜実施)  2021年4月15日(木)~5月31日(月)
     ②第二次(10月〜実施)  2021年6月1日(火)〜8月31日(火)
募集対象:学童保育・放課後活動など、小学校および小学生を対象とした活動をしている団体
※2021年度は、関東(東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、栃木、茨城)・関西(大阪、京都、兵庫、滋賀、奈良、和歌山)のエリア限定
費用:無料
応募方法:「感動体験プログラム2021応募用紙」をFAXまたはメールで送付
     もしくは公式ウェブサイト https://npoafterschool.org/kandoの応募フォームより受付

リベルタ 鹿児島県で体験活動、宿泊体験の受付を開始

 リベルタ株式会社(東京・新宿区、澤野 啓次郎 代表取締役)は、鹿児島オフィスを開設し、鹿児島県(薩摩半島10市町)での農泊事業をスタート、その予約受付を開始した。
 リベルタ株式会社は、NPO法人エコ・リンク・アソシエーションの取扱い地域であった薩摩半島の教育旅行民泊受入を承継し、次世代型の農泊事業を創り上げることに今後注力する。今年度は、コロナ対策に配慮した形で、まずは体験活動を中心に受付を開始し、コロナ収束後には宿泊を伴う体験活動再開を目指す。
 2021年9月以降の催行分より、日中の体験活動のみの仮予約受付を開始する。仮予約の受付は2021年5月1日からとなる。

●民泊受入地域は、薩摩半島(10市町)にて受付開始
民泊受入地域は、下記の地図の通り薩摩半島(10市町)を予定している。

<北薩エリア>【7】薩摩川内市【8】さつま町【9】伊佐市【10】湧水町 <中薩・南薩エリア>【1】南さつま市【2】枕崎市【3】南九州市【4】日置市【5】いちき串木野市【6】鹿児島市

リベルタ株式会社公式サイト:
 https://liberta-inc.com/

環境教育等促進法に基づく「体験の機会の場」に北海道で初めて『雨煙別小学校 コカ・コーラ環境ハウス』が認定

 公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団(東京・港区、佐々木 康行 理事長)が、北海道夕張郡栗山町、特定非営利活動法人雨煙別学校と連携して運営する『雨煙別(うえんべつ)小学校 コカ・コーラ環境ハウス』が2021年3月10日に環境教育等促進法に基づく「体験の機会の場」に認定された。北海道での「体験の機会の場」の認定は初めてとなる。

「体験の機会の場」認定制度は2012年10月に施行された「環境教育等による環境保全の取組の促進に関する法律」にもとづく制度で、民間の土地・建物の所有者等がその土地・建物を自然体験活動などの体験活動の場として提供する場合に、申請に基づき都道府県知事等の認定を受けることのできる制度。認定にあたり、安全確保に関すること、実施体制に関することが要件にあり、環境教育の質の高さを担保するとともに、安心して参加できる体験活動の機会の提供につながっている。「体験の機会の場」は全国で25(2021年3月10日現在)の施設が認定を受けている。

 コカ・コーラ教育・環境財団は、北海道夕張郡栗山町とともに、同町の廃校を、自然・環境教育を中心に文化・スポーツの体験学習を行うことができる宿泊施設「雨煙別小学校 コカ・コーラ環境ハウス」として再生する プロジェクトを推進してきた。2010年4月に同施設がオープンしてからは、栗山町の豊かな自然環境の中で、コカ・コーラ環境フォーラムをはじめ、自然環境や農業環境を生かした体験型の環境教育プログラムを積極的に構築、展開し、全国の次世代を担う青少年の育成をおこなっている。

「体験の機会の場」認定内容
・名称:     雨煙別小学校 コカ・コーラ環境ハウス(特定非営利活動法人雨煙別学校)
http://uenbetsu.jp/                                 
・所在地:   夕張郡栗山町字雨煙別1番地4
・申請者:   特定非営利活動法人雨煙別学校
・認定者:   北海道知事
・事業内容: 主にハサンベツ川をフィールドに自然体験活動を行うことにより、生物多様性の保全や自然再生の大切さを学ぶことができる。

コロナ禍で小学校の店舗見学授業が難しい中、「サミットストア見学ツアー」動画を提供

 サミットストアでは、例年、250校を超える近隣小学校の店舗見学授業に協力し、年間約2万人の児童の皆さんを受け入れている。昨年来の新型コロナウイルス感染症の影響により、大人数での店舗見学の受け入れが難しくなっている。そこで、2020年11月、オリジナルの「サミットストア見学ツアー」動画を制作し、先生のみの見学とセットでご提供したところ、多くの学校に活用された。サミットは、2021年度も同様に動画の提供を継続し、子供たちの学びに協力していく。

1.見学ツアー動画の内容

 約15分の動画で、店長が、青果・鮮魚・精肉・総菜・ベーカリー・グロサリーの売場とバックヤード等を案内しながら、スーパーマーケットの一般的な仕組みやサミット独自の取組みについて説明する。店舗の工夫などについてのクイズもあり、楽しく学ぶことができる内容だ。

2.オリジナル動画制作の経緯

 2020年度は当初、全ての店舗見学を断っていた。しかし、見学の受け入れ中止が長引く中、学校からは「教員が店舗で撮影した写真を授業で使ってもよいか」という依頼があり、同時に店舗からも「いつもの店舗見学の要領で、説明をしながら動画撮影をしてはどうか」という声があがった。更に学校にヒアリングしたところ、「買い物時には気づかない『発見』があるとよい」という意見があったため、せっかくならば楽しみながら学んでいただこうと、店長がクイズを交えながら見学ツアーを案内するオリジナル動画を制作することにした。

3.学校での活用実績

 2020年11月に動画が出来上がり、学校からの申込みに応じて提供している。その際は、まず先生方を店舗見学に案内し、授業の後には子供たちの質問を受け付けるなどして、リアルな店舗見学に近づけるよう工夫している。例年、見学している小学校に案内を送ったところ、年度の途中ではあったが58校に申し込みがあり、動画を提供した。