京都大学が公的資金を元手に大学発ベンチャーを支援する。京大が組成したファンド「イノベーション京都2016投資事業有限責任組合」は国から交付された292億円のうち、150億円を活用。さらに三井住友銀行の出資など外部から10億円を受け入れ総額160億円のファンドが誕生した。京大はiPS細胞などバイオ分野に強いが、事業化には時間がかかる。運用期間を15年と民間や他大学のファンドよりも長く設け、研究成果を事業化まで導く。ただ、公的資金のファンドという性格上、リスクをしっかりと管理する必要もある。
麺好きなら是非聴講したい講義を香川大学が始める。香川大農学部地域資源学科は4月、「うどん学」を開講する。農学部3.4年生の選択科目として8月まで15回の講義を予定する。聴講は全学部の学生ができる。農・医学部の教員のほか、県内の製麺・製粉会社の経営者らが教壇に立ち、麺の科学や栄養学から、ゆで汁処理問題に至るまで、うどんにまつわる幅広い知識を学ぶ。製麺工場の見学や手打ちうどん体験の実習も盛り込む。期末試験はうどん学検定を兼ねるという。
農学部地域資源学で産学官連携によりこれまで設けた「オリーブ学」「希少糖学」に続く地域産品をテーマにした講座の第3弾。香川県民食である讃岐うどんを中心に、うどん全般について体系的に学べるようにするという。ネット講義にしたら香川大の人気は急騰すると思うが如何。スポンサー付きで。