Archive for: 9月 2013

2013年9月30日の塾株

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月刊私塾界2013年10月号(通巻390号)

web_10巻頭言

一昨年の秋、故山田雄司氏の故郷、福岡県柳川を訪れる機会を得た。その帰り、大宰府にある九州国立博物館に立ち寄った。館内を楽しんだが、展示方法等他の博物館と異なる雰囲気を感じた。
その理由を最近知った。
開館は、2005年と新しい。日本文化の形成をアジア史的観点で捉えることをコンセプトに造られた。他の国立博物館と比べて国宝が少ないハンディを克服するため、科学と文化融合の最前線という構想が生まれた。
X線CTスキャナーを使って仏像を検査する。題して「文化財ドック」。スキャナーの精度は高く、約0・2ミリの材質まで識別でき、修理に役立てている。仏像内の収蔵物も発見できる。更に、読み取った情報を基に、非接触光学式3次元デジタイザや熱溶解積層式3次元プリンターなど最先端機器を用い、立体造形物を作り、誰もが「さわれる博物館」を目指した。
ここに、「ない」故に「どこにもない」博物館が誕生した。
業態変更を検討中の方々、後発組やこれから始めようとする人々にとり、実に示唆に富んだ例だ。
例えば、ICTの導入。大手では多大な設備投資や授業方法の変更が必要だ。しかし、小規模であったり、開校間もない塾であれば、変革は容易だ。既存の学習塾と全くコンセプトが異なる、斬新な教室を創造することができる。そして、圧倒的な競争力を持つ。
「ない」を嘆く前に「ある」を追求してはどうだろうか。

(如己 一)

目次

<<NEWS FILE>>
  • リソー教育グループが組織再編
  • 全国統一中学生テスト11月4日に東進が初めて実施
  • 概算要求、過去最大99兆円台
  • 高校無償化、年収制限910万円
  • グローバル人材育成、30大学指定

…etc

<<特集>>

塾のための小学生英語

<<TOP LEADER>>

株式会社 学究社 河端真一 社長

<<シリーズ・著名人に聞く>>

元谷 芙美子アパホテル株式会社 代表取締役社長

<<石田 淳のケイゾクはチカラなり>>

ゲスト奥田 浩美 氏 株式会社ウィズグループ 代表取締役

<<連載>>
  • NEWS ARCHIVES
  • HOT TOPICS
  • 大学入試の英語試験を改革する〝切り札〟となり得るか?
    新しい英語能力判定試験「TEAP」の目指すものとは

  • 近況を聞く 名大SKY 酒井 秀樹 代表
  • 学習塾の空間づくり  インターTOMAS(東京都豊島区)
  • 新学習塾業界とM&A 6 学習塾業界のM&A事例 その2
  • [短期集中連載]グローバル人材考(後編)
    やっぱり「話せる英語力」が必要。~TOEFL授業の現場から
  • 疾風の如く   School Imanishi 代表・音楽講師 今西未帆さん
    & 英語学院講師 今西一太さん
  • ステキ★塾女発見!  私はなる! 教室のひまわりに、太陽に
  • 新米塾長のための部下とサシで行きたいごはん屋さん 3
  • 会社を建て直すためのリーダー養成塾 3
  • 【図解!】事業承継対策 3
  • 京都市立 堀川高等学校 学校改革の軌跡 6
  • 新米塾長のための 学習塾経営基礎講座 5
  • ホントにあった 個人塾経営再建物語 2
  • 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 教育サービス業界 企業研究 Design for Change Japan
  • 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿 237
  • challenge~進化形jukuのカタチ
    受験研究塾 耀彗 & 輝望館
  • 芸術見聞録 3
  • 中学生からの子育てスクランブル
  • 学習塾フランチャイズ研究所
    差別化のためのコミュニケーション戦略③
  • 井上郁夫の教室指南 6
  • 林明夫の「21世紀の地球社会」
  • 高嶋哲夫の「塾への応援歌」137
  • 未之知也(いまだこれ知らざるなり)6
  • 2013教育時評
    待機児童問題・前編「不作為の作為」可能性大?
  • 編集後記
  • Book Review
  • 塾長のためのガジェット講座

慣用表現の誤答目立つ 文化庁調査

文化庁は9月24日、2012年度の国語に関する世論調査の結果を公表した。慣用表現の使われ方について、誤用が多いとみられる慣用句の意味を選択式で5つ出題したところ、「噴飯もの」「流れに棹さす」「役不足」「気が置けない」の4つの慣用句で、誤った回答が本来の意味を示した回答を上回った。また、擬態語の使い方では、「きんきんに冷えたビール」「ざっくりとした説明」など本来の意味とは異なる擬態語を使ったことがある人は3人に1人に上ることも明らかになった。

声を文字に NTT発、耳の不自由な生徒への新システム

難聴や失聴である児童への授業を対象に、授業中の先生の声を文字に変えて電子黒板やタブレット端末上表示させるシステム「こえみる」をNTTが開発した。音声から文字への正しい変換は、約8割以上。すでに実証実験として国内で2校が導入している。実験期間は、年末まで。システム利用価格は、100万円前後/1校あたり。2014年度からの実用化を目指し、各地の対象となる特別支援学校などへ導入を促している。

高田馬場の「BIG BOX」改装 10/7オープン

西武プロパティーズは10月7日、複合施設「BIG BOX高田馬場」を改装オープンする。1階と2階のショッピングエリアをリニューアルする。西武鉄道の高田馬場駅は1日平均の乗降客数が約29万人と西武鉄道の駅で2番目に多いことから、BIG BOXの改装で集客力を高める。高田馬場駅の周辺は大学や専門学校が集積し、BIG BOXは「スポーツ・アミューズメント施設」というイメージが強かった。西武プロパティーズは「アパレル・服飾雑貨の商業施設という特徴も売り込み、新規顧客を開拓したい」としている。

OECD調査 で 最も有利な投資は「学位」 

経済協力開発機構(OECD)は「世界的な金融危機の影響で、学位の取得が高収入を得る条件として、かつてないほど重要になっている」と発表した。この調査結果を見ると、2008年から2011年にかけて学歴が高い人と低い人の収入差が拡大しているのが分かる。また先進国を中心にカ国で29調査した結果、大卒の収入は平均で高卒の1,5倍であることが分かった。ただ、価値があるのは学位そのものではなく、学位を取得する過程で習得した市場性のあるスキルだ。重要なのは自分の進路や目標を明確にした上で、必要な学位を選択することだ。

政府、優秀な海外留学生受け入れ戦略策定

政府は海外留学生の受け入れ戦略を策定する。重点的に受け入れる「工学」「農学」「医療」などの専門分野や東南アジア諸国連合(ASEAN)や中央アジアなどの国・地域を設け、日本に留学経験のある政府高官や企業幹部の例などを現地の大学に紹介したり、留学の手続きを手助けしたりする「留学コーディネーター」を現地に派遣し、優秀な学生を集める。政府は成長戦略で、2020年までに留学生を30万人受け入れる目標を掲げる。日本貿易振興機構(JETRO)や国際協力機構(JICA)などと連携して留学体制を整える。

国研調査 公立、私立共に半数以上が「学校と塾は協同出来る面があると思う。」

国立教育政策研究所(国研)が全国の公私立中の校長に尋ねたところ、20年ほど前に比べて塾の役割を好意的に評価する校長が大きく増えたことがわかった。昨年8月に調査し、公立691校、私立204校から回答を得た。1994年の調査と比べ、特に公立の変化が際立っていた。「学校と塾は協同できる面があるか」との設問に、「そう思う」または「どちらかといえばそう思う」を選んだ割合は、公立では27,3%から50,2%に大幅増。否定的な評価は71,7%から49,5%に減った。背景には教員の多忙化などがあるようだ。

「塾や予備校が極めて大きな役割を果たしていると思う」と答えた公立の校長は「どちらかといえば思う」を含め、34,7%から60,7%に。「場合によっては塾や予備校の講師が学校で教えることがあってもよい」は19,1%から46,3%と2倍以上、「補習授業では、塾や予備校の援助を受けることがあってよい」は10,2%から46,5%と4倍以上に伸びるなど塾の存在感が増していた。

詳しいレポートは国立教育政策研究所のウェブサイトから閲覧出来る。

ダウンロード:Co-teachingスタッフや外部人材を生かした学校組織開発と教職員組織の在り方に関する総合的研究 最終報告書(PDF)

2013年9月27日の塾株


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文科省が全国13ヵ所 インターンシップ拠点設置へ

文部科学省は2014年度、大学生のインターンシップ(就業体験)を増やすため、大学と中小企業の仲介拠点を全国13カ所に設ける。大学側から学生に体験させたい業務、企業からは仕事内容や受け入れ条件を聞きデータベースに登録。条件の合った大学と企業を結ぶ。仲介拠点の運営は、NPO法人や商工会議所など民間に委託する。来春に全国で公募し、13カ所を選定。15年度以降も増やし、各都道府県に拠点をつくる方針。