Archive for: 11月 2013

学研、ミャンマーで学習塾

学研ホールディングスは2014年をめどにミャンマーに小学生向けの学習塾を開く。1カ所目の学習塾はヤンゴンに開く計画。現在合弁する候補の現地企業と交渉を進めている。ミャンマーで小学校の新年度が始まる夏までに塾を開校する。4歳から9歳くらいまでの子供を対象に、プリントを使って問題を解く算数の授業のほか、他の科目の指導も検討している。算数を中心に複数の教科を、きめ細かいプログラムで教える日本式の教育方法を導入。経済発展に伴い教育熱が高まる現地のニーズをいち早く取り込む。

高校無償化改正法が成立

改正高校無償化法は、11月27日の参院本会議で与党などの賛成多数で可決、成立した。年収910万円以上の世帯を無償化の対象から除外し、生まれる財源を低所得世帯を支援する給付型奨学金制度の創設などに充てる。
新たに作る所得制限は来年4月に高校に入学する現在の中学3年生から適用される。現在の高校1年生、2年生は在学中は引き続き、所得制限なしに今の無償化制度の対象になる。無償化は民主党政権で10年度に始まった。現行制度はすべての公立高校生の授業料を免除し、私立高校生に年間約12万円の就学支援金を支給している。

新潟県「観光学部」大学に設置を検討中

新潟県は観光をビジネスなどの面から研究する「観光学部」を県内の大学に設置することについて調査を始める。専門知識を持つ人材を育成することで、県内の観光産業を振興する狙いだが、設置する場合も国の認可や教員の確保など課題は多い。調査内容は進学に関するアンケートで、高校生に観光学部への関心度を聞くほか、関連業界が求める人材像などを聞き取るという。

2013年11月28日の塾株


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月刊私塾界2013年12月号(通巻392号)

巻頭言

12_001_hyoushi東京・芝・増上寺境内で薪能が催された。夜の帳が下りた三解脱門の前で上演され、幽玄で、優美なひと時を堪能した。

今年は、観阿弥生誕680年、世阿弥生誕650年の節目の年だ。また、来年は観阿弥世阿弥親子が将軍足利義満に京都の今熊野で出会ってから640年に当たる。世阿弥が12歳、義満が17歳のときだ。世阿弥は、その才能を認められ、将軍を後見人に、能を舞台芸術として確立した。能舞台での歩き方、呼吸方法などは、中世日本人の身体技法が伝承されている。約700年間変わらぬ世界的にも稀有な芸能である。身近な慣用句にある「初心忘るべからず」や「秘すれば花」等は、世阿弥の言葉だ。

能は省略を美とする演劇だ。舞台の背景は大きな一本の松のみ。「面(おもて)」を着けるため、顔の表情で表現することもできない。省略に省略を重ねたからこそ、観る人の心に、人間の悲しみや苦悩、砂浜を吹き渡る風の質感、全山を覆う花の美しさが映し出される。「表現し尽くさず、何も描かれていない余白を作者と鑑賞者が想像力の限りを尽くして完成させる、それが日本の美の精神であり、能がマイナスの芸術といわれる由縁です。」(観世清和談「能から見た日本の原点」)このことは、日本画や茶道にも通奏低音の如く響く。(「能はこんなに面白い!」参照)

是非子どもたちに日本の伝統、伝統芸能に直接触れさせて欲しい。規則で国歌斉唱させるより、日本の文化、伝統に愛着を感じ、誇りを持つようになる。それが教育ではないだろうか。

(如己 一)

目次

<<NEWS FILE>>
  • 新しい幼児教育施設「clan tete」(クランテテ)、いよいよ開校
  • 浜学園、台湾に算数教室
  • ベネッセHDベネッセコリアを韓国ヤクルトに売却
  • 小3から英語授業文科省検討中
  • 交際費、大企業も損金に
  • …etc
<<特集>>
  • どうする?達成度テスト
  • 消費税8%に備える
<<TOP LEADER>>

さなるグループ 佐藤イサク氏

<<シリーズ・著名人に聞く>>

TOSS代表 TOSSランド主宰 向山 洋一氏

<<石田 淳のケイゾクはチカラなり>>

ゲスト髙井 伸夫 氏 髙井・岡芹法律事務所 会長 弁護士

<<連載>>
  • NEWS ARCHIVES
  • HOT TOPICS
  • 近況を聞く 株式会社NSGアカデミー 山根 憲介代表
  • 学習塾の空間づくり  (24) FORUM-ICU(東京都三鷹市)
  • 新学習塾業界とM&A
  • 疾風の如く
  • ステキ★塾女発見!  ママになっても働きたい!
  • 新米塾長のための部下とサシで行きたいごはん屋さん
  • 会社を建て直すためのリーダー養成塾
  • 【図解!】事業承継対策
  • 京都市立 堀川高等学校 学校改革の軌跡
  • 新米塾長のための 学習塾経営基礎講座
  • ホントにあった 個人塾経営再建物語
  • 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 教育サービス業界 企業研究
  • 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿
  • challenge~進化形jukuのカタチ
  • 芸術見聞録
  • 中学生からの子育てスクランブル
  • 学習塾フランチャイズ研究所
  • 井上郁夫の教室指南
  • 林明夫の「21世紀の地球社会」
  • 高嶋哲夫の「塾への応援歌」
  • 未之知也(いまだこれ知らざるなり)
  • 2013教育時評
  • 編集後記
  • Book Review
  • 塾長のためのガジェット講座

著名人に聞く|野球解説者・野球評論家 工藤 公康氏

考える力を養ってあげることで子どもたちの土台がしっかりする

sメイン選手としての実働29年間という、野球界歴代1位の記録を打ち立てた工藤公康氏。その密度も濃く、最優秀防御率4回、最高勝率3回など数々のタイトルを奪取してきた。そんな工藤氏が、長く現役を続けてこられたのはなぜだったのか。野球にまつわる「学び」や「教え」などと交え、たずねてみた。

成果を残すには「自らやる」という気持ちが大切

2011年に現役を退くまで、私は29年間、野球選手として戦ってきました。47歳という年齢まで現役を続けられた最大の要因は「学びたい」「上達したい」という気持ちが強かったからだと思います。たとえばピッチャーは「突っ込むな」とか「後ろに残せ」とか「肩を開くな」というように教わるのですが、かなり抽象的ですよね。どこまでが突っ込むことになって、どこまでが残していることになるのか。昔は安易に「答え」を教えるようなことはしなかったので、結局は自分で研究していくしかないんです。だから「学びたい」という欲求が強くなり、それが選手生活を長く続ける原動力になったのだと思います。
それでも球界へ入った当初は、正直言って2、3年で辞めるんだろうなぁなんて思っていました(笑)。球のスピード、足の速さ、肩の強さ、どれをとってもプロ野球のレベルは全然違っていたのです。しかし、大きな転機となったのが、入団3年目で経験したアメリカの野球留学(マイナーリーグ1A)。向こうの若手選手の環境は、日本に比べると劣悪だったのです。給料は1日15ドルしかもらえず、食べるのは毎日ハンバーガーやホットドッグばかり。グローブに塗るクリームも買えませんでしたし、同じ部屋に6人ぐらいが雑魚寝して生活していました。日本なら、ちゃんと個室があって、室内練習場もあって、給料も1年間は安心してプレーできるだけもらえる。入団当初はこんな厳しい環境でと思っていましたが、アメリカのメジャーの実情を見て気合いが入りましたね。
アメリカではもう一つ気づきがありました。それは、「やらされている」と思いながらする練習がとてもマズイということ。勉強でも仕事でもそうだと思いますが、「やらされている」と「自分からやる」では、成果に雲泥の差が生まれますよね。「せっかくだから、アメリカのパワーを身につけよう!」と気持ちを切り替えて練習するようにしたら、3年目のオフの間で球が10㎞も速くなりました。プロとはいえ、20歳そこそこの青年。少し甘い考えを持っていましたが、アメリカでの体験が大きく私を変えてくれました。この留学がなかったら、29年も選手生活は続いていなかったでしょうね。苦しみをチャンスに変えられるかどうか。ちょっとしたきっかけで、人は変われるのだと思います。

考えることで根が広がり、教えることで理解が深まる

自分でよりよい投げ方を会得するに当たっては、雑誌に載っている投球フォームの分解写真を見て研究したり、コーチの「突っ込みすぎだ」といったヒントを元に「なぜ、なぜ、なぜ」と自問自答を繰り返したりしました。教えてもらっているだけで大きな成長はないと思いますが、ヒントを元に考え抜くことで、根が広がっていくのだと思います。それから、バイオメカニクスと呼ばれる生体力学や動作解析など、科学的なアプローチもするようになっていきました。
若い時は簡単に上達したいと考えがちですが、物事というのはとても複雑です。1つのことでダメなら、自分が得てきた知識や技術を足したり引いたりしてみる。そうして研究を重ねていくと、コーチの言う「突っ込むな」といった意味が段々と分かるようになっていったんです。自分が理解できれば、今度は人に説明できるようになります。人に説明すると、今度はさらに自分自身の理解が深まるようになる。理解できたことはもったいぶらずに教えることで、自分のためにもあるんだなぁと気づきました。sサブ3
このように野球に対して貪欲になったのは、小学生の頃から。実は、私は野球というものがあまり好きではなく、どちらかというと嫌いなものを、親から無理矢理やらされていたのです(笑)。だったら早く上手になって、余った時間で遊びたいと考えるようになった。少し動機は不純かもしれませんが、もっと上達したいという気持ちはその頃から持っていましたね。また、身体が人よりも小さかったのも、奏功したのだと思います。というのも身体が小さいと、人と同じことをやっていては勝ち続けることはできません。だから、自分の力になりそうなことは、なんでもチャレンジしてきました。「体幹」を鍛えるトレーニングはいまでこそメジャーですが、私は20年以上も前から取り入れています。チャレンジしたトレーニングにはできなかったこと、分からなかったこともありましたが、それは一旦引き出しに入れて、捨ててしまわないことも重要ですね。あとで足したり引いたりするときにその引き出しを開けてみると、思わぬ発見があったりしますから。

優秀な指導者ほど教わる者の立場で教えてくれる

現役を引退してからはさまざまな活動をしていますが、その一つに野球教室があります。子どもに野球を教えているのですが、ちょっとしたコツを教えてあげると、本人も驚くほどいい球が投げられるようになる。子どもの顔つきが変わるのを見ると、教えるのって楽しいなぁとつくづく感じますね。きっと、塾の先生たちもそれがうれしくて仕方がないのだと思います。
コツを教え、いい投げ方を体験させると同時に大切にしているのが、ヒントを与えるということです。「こういう場合はどうするの?」と聞いてあげると、子どもは子どもなりに考えようとします。私が長年苦労して見つけてきたことをすぐに体験させてあげることは、「もっと知りたい」という子どものモチベーションを高めるのにとても役立ちます。しかしこれから長く野球をしていくなかで、私がずっと側にいて指導することはできません。そのため、子どもたちに考えさせるということも同じように重要なのです。自分で考えて工夫した結果うまく投げられたときには、その感覚をいつまでも忘れないでしょう。だから昔の人は安易に「答え」を教えるのではなく、考えさせようとしたのだと思います。私はその間を取って、早く「答え」を教えることで子どものモチベーションを上げつつ、じっくりと考えさせることで根を広げさせていく。それがいいのではないかと考えます。
また、私はいろいろなコーチや監督に教わってきましたが、すごいなと思う人ほど教わる者の立場になって教えてくれるんです。教えることは本当に難しいことだと思いますが、塾の先生たちも上から知識を与えるというスタンスではなく、教わる子どもの立場になって指導されるといいのではないでしょうか。

お世話になったプロ野球界に恩返しがしたい

私がもう一つ行おうと思っている活動が、筑波大学大学院で肘に関する勉強をすること。来年から通うのですが、一般的には「野球肘」といわれるものについて学ぶつもりです。その研究では子どもたちのフォームを改善しながら、同時にアンケートを採っていろいろなデータを集めることにしています。いままでフォームの改善時にデータを取る研究をした人はいませんでしたので、これは新たな試み。その研究結果を野球の指導に活かせば、子どもたちだけでなく、野球界にも大きな説得力を持つようになると思います。
私が大学院に通って肘について学びたいと思ったのは、子どもたちを守るためでもあるんです。子どものなかには投げ過ぎで肩や肘を壊し、野球を辞めていく子もいる。結果として、運よく故障しなかった子どものなかから、プロ野球選手が生まれている。でも、もし肩や肘を悪くしない子が増えれば、スター選手がもっともっと輩出するかもしれませんよね。イチローのような選手が毎年出てくれば、野球界はさらに盛り上がるでしょう。これだけ長く野球をやらせてもらってきましたので、自分なりに恩返しがしたいと思っています。sサブ2
そしてゆくゆくは、全国で「肩検診」や「肘検診」がおこなわれるようにしたいですね。伸び盛りの子どもたちをしっかり見守ることができれば、野球を辞めずにすむ子どもがきっと増えるでしょう。また、野球がそうした取り組みをし出したとなれば、テニスやバレーなど、ほかのスポーツにも波及するはずです。そうしてスポーツ界全体で子どもたちを守っていけたらいいですね。引退後はキャスターや解説者など、さまざまな活動をさせていただいていますが、こうした子どもたちのための活動も大切にしていきたいと思っています。分野は違いますが、子どもを教えるという点では塾の先生も同じ。お互いに、いい取り組みができればいいですね。

東京メトロ、若い世代をターゲットに妙典駅周辺に保育所開設

東京メトロは2015年4月、東西線妙典駅(千葉県市川市)に近い高架下に保育所を開設する。沿線でも待機児童が多い地域で、共働き世帯などが子育てをしやすい環境をつくり、若い世代の定住者を増やす。東京メトロが沿線に保育所を設けるのは5カ所目となる。「キッド・ステイ妙典保育園」(仮称)を妙典駅から徒歩4分の場所に設ける。延べ床面積は約830平方メートル。定員は0~5歳を対象に165人を予定している。東京メトロが施設を整備し、社会福祉法人ゆずの木(東京都八王子市)が運営。今後は認可保育所を目指し市川市に申請する。

2013年11月27日の塾株

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エレコム タブレット学習にもPCメガネを

エレコム株式会社(本社:大阪市中央区・代 表 :葉田順治)の小学生向けメガネ「キッズ用ブルーライト対策メガネ OG―KBLPシリーズ」は、携帯ゲーム機やスマートフォンの液晶画面から出る光「ブルーライト」を約50%遮断し、目の負担を軽減する。フレームは軽く弾力性に富むプラスチック素材を使用。レンズも衝撃に強く割れにくい素材を採用し、活発に動く小学生の安全性に配慮。小学校低学年用、中学年用、高学年用の3種類で、それぞれ男女でデザインが異なる。メガネ拭きにもなる収納ポーチ付き。日焼けやシミの原因の紫外線(UV)も99%遮断。 《オープンだが店頭想定は2980円。11月下旬発売》

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第10回e-Learning大賞 16件の授賞を発表

11月20日(水)、ソラシティカンファレンスセンター(東京 御茶の水)にて、「e-Learningアワード2013フォーラム」が催された。同イベントではe-Leaningフォーラム実行委員会および日本工業新聞社(フジサンケイ ビジネスアイ)が主催となり、eラーニングに関する革新的な技術、コンテンツ、導入事例を積極的に顕影し、eラーニングの発展を目的とする「日本e-Leaning大賞」を毎年発表している。同大賞はeラーニングの頂点となる最優秀賞「eラーニング•オブ•ザ•イヤー(日本eーLearning大賞)」ほか「経済産業大臣賞」「文部科学大臣賞」「総務大臣賞」「厚生労働賞」や「部門賞」を決定、16件の受賞作品を初公開、初披露した。本大賞は、新しいeラーニングの可能性を例証し、ブロードバンド社会におけるeラーニングの健全な発展、市場の確立およびコンテンツ•サービス提供企業の育成を支援することを目的としている。
第10回e-Leaning大賞に輝いたのは、CAI、プリント、ビデオをフル装備したトータル学習システム「天神(株式会社タオ)」。当日の授賞式には後援団体、マスコミ、関連企業等が多数集まり、大盛況のうちに幕を閉じた。s4820-1