Archive for: 1月 2018

国会議事堂 で【お笑い芸人100人✖ 高校生 ✖ 政治家 】 による政治トークライブ

株式会社笑下村塾 (代表:たかまつなな 東京都新宿区) が実施する投票率が87%まで上がった伝説の授業、「笑える!政治教育ショー」を国会議事堂会議室にて、2018年1月10日 15時より開催する。

「笑える!政治教育ショー」は株式会社笑下村塾が全国の学校に出張授業として行なっている、「笑える!政治教育ショー」を国会議事堂で開始する。当日はお笑い芸人100人と、政治家、学生の皆さんで授業を行う。

たかまつななが司会で、政治のトークをする。政治について楽しく学び、お笑い芸人・政治家・高校生でディスカッションを行う。芸人、高校生、政治家で5人ずつでグループを組んで、ワークショップ。アクティブラーニングで政治を楽しく学びます。

プログラム
14:50~15:30:国会議事堂前で写真撮影
15:45~17:00 :笑える政治教育ショー
※当日は、芸人さん、学生さん、政治家さん5人一組でゲームを行ないます。

貧困家庭の子供を支援するキッズドア 英語教育の取り組みを紹介

経済的に苦しい家庭の子供を支援しているNPO法人キッズドアは昨年11月14日、「キッズドア教育支援シンポジウム 〜すべての子どもに英語の力を〜」と題したイベントを都内で開催した。
 ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社 代表取締役の安渕聖司氏が、まずは基調講演を実施。安渕氏は、英語を話す人は20億人いて英語ができれば得られる情報量も100倍になるだけでなく、学習のチャンスも広がり、自分に合った大学を世界中から選べるようになることを主張。また「自動翻訳機ができたら英語力はいらないのでは?」と言われるが、訳した瞬間に文化は失われてしまうため、相手を理解するにはやはり話せることが必要だとした。さらに「英語を学ぶか」「英語で学ぶか」は大きく異なり、後者の場合は豊かな世界が得られると訴えた。
 続いてキッズドア 理事長の渡辺由美子氏が、日本の子供の貧困と教育格差について言及。貧困は個人の努力で何とかなるのではと言われがちだが、実際は難しく、英語だけできない子も多いため無料学習会「イングリッシュドライブ」をスタートしたと述べた。
 キッズドア イングリッシュドライブ プロジェクトマネージャーの本吉勇武氏はイングリッシュドライブの取り組みを紹介。週1回、2時間のプログラムで、英会話、スピーチ、ディスカッションなどレベルの高いことも実践しているほか、オフィスを見学する企業共催イベントなど、個別指導とアクティビティを実施していると伝えた。また金融業界に興味を持つ子供が現れるなど、将来のイメージが形成されるいい機会になっているとした。
 イングリッシュドライブの受講生で現在アリゾナに1年間留学中の高校2年生からはビデオメッセージが寄せられ、イングリッシュドライブでは実践的な英語を学べたこと、将来は映画の配給会社で働きたいこと、イングリッシュドライブに出会えたことへの感謝が述べられた。
 続いてはボランティアとして実際に指導に当たっている社会人が登壇。様々なバックグランドを持つ人、いろいろな仕事に就いている人が集まることでシナジー効果が生み出されているほか、多彩なアクティビティや支援企業とのコラボを通じて英語を楽しむ環境が創出されていることが紹介された。
 支援企業として指導に携わっているメリルリンチ日本証券株式会社 ディレクターの浦岡暁子氏は、生徒と銀座の街に出て外国人に英語でインタビューをし、その内容を英語で発表したことを取り上げた。
 最後に渡辺氏はいろいろな人に支えられているイングリッシュドライブはスタートしたばかりであり、今後拡大するためにも多くの支援を賜りたいと呼びかけた。

千葉学習塾協同組合が創立30周年を祝う

千葉学習塾協同組合(以下、JAC)の創立30周年記念式典が、昨年11月26日、千葉市内でおこなわれた。約160名の参加者が集まり、式典は盛大におこなわれた。冒頭、JACの理事長を務める佐久田昌知氏が挨拶。「マンネリ化する団体もあるなか、当組合は113塾を擁する組織として『千葉県新聞検定』や『教材教具展』など、様々な活動を続け地域に定着してきた。こうした活動を通じ、組合員のスキルが上がっているのではと感じている」と述べた。

続いて3名の来賓が挨拶。まずは千葉県中小企業団体中央会 専務理事の今関光俊氏が登壇。「創立30周年にお招きいただき、また日頃より協力いただき感謝する。現在、地元密着塾は少子化で大手との熾烈な競争にあるが、設立時22名だったJACの組合員数は100名を超え、日本最大規模に発展した。それは卓越した指導力と先見性、団結力の賜物だと思う。今後も公教育とは違う柔軟な指導を続けていただき、さらなる飛躍を祈念する」と祝いのメッセージを伝えた。

次に千葉県私立中学高等学校協会 副会長の讃岐谷真一氏が壇に上がり、「30周年おめでとうございます。30年前は丁度バブルの真っ盛りだったが、現在は少子化が深刻で経営の安定は喫緊の課題である。ただそういう状況でありながらも、塾の先生は学校の先生以上に生徒の特質を理解した上で、子供たちに私学を紹介してくれていて大変有り難い。今後も引き続きよろしくお願いしたい」と感謝の意を表した。

全国学習塾協同組合 理事長の森貞孝氏は「全国にある塾団体のなかでもJACの動きは活発で、独自の企画を展開してきた。当組合も得がたい同志として力を合わせている。今後は50周年を目指し、より活躍されることを期待したい」とエールを送った。続いてJACに貢献した人たちへ感謝状が授与され、第1部は幕を閉じた。

第2部は写真家 長倉洋海氏による講演がおこなわれた。世界各地の紛争地帯で撮影を続けてきた長倉氏は「他人の生き方を学ぶことで、自分がどう生きるべきかがみえてくる。学校もそういう場だと思う。大人が一生懸命生きていれば、確実に子供の心に響くはずであり、一生懸命生きていくことが平和につながるので、楽しく美しく生きることを心がけよう」とメッセージを送った。

第3部では祝賀会がおこなわれ、参加者は思い思いに交流を深めながら、これまでの苦労を称え合うと共に、今後に向けて決意を新たにしていた。

公私の別なく教育について語りあう 駒込と白鷗がイベントを開催

駒込中学校高等学校は昨年12月3日、都立白鷗高等学校・同附属中学校の善本久子統括校長を招き「未来型 中高一貫教育シンポジウム」を開催した。テーマは『激動の時代を生きる日本の子どもたちへ ~公私の別なくこれからの教育を語りあう~ 』だ。

まずは基調講演として善本氏が登壇。初の都立高校であり、また都内初の中高一貫校でもある白鷗は2018年に設立130周年を迎えるが、同校ではダイバーシティを尊重しながら国際的な「競争」と「協働」の両方ができるリーダーを育てているとのこと。人種、宗教、国、文化など違いを尊重できるようになるまでは大変であるが、多様性をじっくり育成しているとした。また教育委員からは「競争」という言葉が心配だと言われたというが、手を携えるだけでなく競い合いは大切であり、競い合うことによって成長できると訴えた。

続いては駒込中学校高等学校の河合孝允校長が基調講演をおこなった。今の日本の学校はテーラーシステム型指導方式で、大手企業もこれを採用しているが、それによって横並びの閉鎖的体制や重厚長大型産業時代の成功体験から抜け出せず、教育も産業も世界から孤立したことを指摘。また自己肯定感の低い日本の子どもたちに必要なことは「いのちへの気づき」だと訴えた。今後は主体的な学びとリーダーシップが必要となるため、駒込ではSTEM教育ならびにIoT時代対応のプログラミング授業や理数探究型授業を実施、また「一隅を照らす」という教育理念を心の教育の柱にしていると紹介した。

今度は教育評論家・コンサルタントの若泉敏氏をモデレーターに迎え、鼎談がおこなわれた。大学入試改革について問われた善本統括校長は、「大学入試が変わらないと高校教育が変わらない。そしてゴールができれば高校側にもミッションが生まれるため、40年ぶりの改革は歓迎する。また本改革は一体感のあるものになりつつあるのでよいと思う」と述べた。

若泉氏が「私立学校の教員育成は独自におこなってほしいと言われているがどう思うか?」と問うと、河合校長は「読み書きそろばんといった基礎学力をすべて否定するのではなく、社会的な教育レベルを落とすべきではないことを再確認した上で、中高の教育と大学入試改革をする必要がある」と答えた。

議論が白熱するなか、会場からも質問が寄せられた。「それぞれの学校で最近はどのような取り組みをしているか?」との問いに対し、河合校長は「世界水準のディープラーニングをおこなっている」と答え、善本統括校長は「大学は通過点に過ぎないため生きる力を育もうと、高2、3生にプレゼンの授業を実施している」と述べた。

若泉氏は「子供を認め、子供が本気になったら支えていくことが必要だと思う」と締めくくり、シンポジウムは盛況のうちに幕を閉じた。

 

学習塾白書2017

ご注文は下記のリンクよりお申込用紙をダウンロードいただき、FAXにてお願い申し上げます。2018年1月31日までにお申し込みの方に限り、早期申込特別価格もご用意しておりますので、どうぞお早めにご注文下さい。

2018年1月11日追記

学習塾白書2017は1月15日(月)より順次発送させていただきます。
到着まで今暫くお待ちいただけますようお願い申し上げます。

2018年1月15日追記

本日、1月15日(月)より学習塾白書2017を発送させていただきました。
以降はご注文いただいた順に順次発送させていただきます。

 

>>『学習塾白書2017』のお申込書をダウンロード

白書2017

月刊私塾界2018年1月号(通巻441号)

巻頭言

謹賀新年
冬期行事を成功裏に終えたことと拝察する。
今年度から5年程をかけ、教育改革が大きく進む。小学校英語教育の低学年化と授業時間の増加に始まり、プログラミング学習導入、英語4技能化、アクティヴ・ラーニングなどなどメニューは目白押しである。そして、改革のピークは20年度の新学習指導要領導入と大学入試改革であろう。また、地味ではあるが、指導要録の改訂が学校の働き方改革にリンクしたりもする。細部がまだ明確でない部分は残るが、大枠は全て判っている。よもや対策に怠りはないことであろう。
ここでは改革の是非は問わない。
これまで学習塾は数々の教育改革に対応してきた。高校入試改革然り、「ゆとり教育」対応然りである。市場ニーズに応えてきた。新たな需要を喚起した。だから、毎年発行される「学習塾白書」にある通り、子供の数は減少すれども、市場規模は縮小していない。公開企業だけに絞れば、売上も利益も増加傾向にある。ドラッカー云うところの「顧客の創造」を成し得ているからだ。これが学習塾が社会貢献している証拠である。
今般の様々な、そして大きな教育改革においても、市場に新たな教育サービスを投入し、社会貢献して欲しい。売上や利益を挙げる、上げるために投入するのではなく、あくまでも顧客を創造するため、社会貢献するためである。教育の変化に対し、一人でも多くの子供もたちの役に立って欲しい。奮起を期待する。

(如己 一)

目次

    • 18 CatchUp01 株式会社グランシップ
      高校生バイト講師でも教室運営が可能に
      新たな自立学習型システム「スマスタ」が登場
    • 20 CatchUp02 意伸学院
      沖縄の教育水準を底上げしたい
    • 22 CatchUp03 株式会社学研スタディエ「G-ALCS」
      ICTを使うことで、新たなカタチの塾を創出する
    • 24 挑む私学 1 追手門学院大手前中・高等学校
    • 27 目次・巻頭言
    • 28 NEWS ARCHIVES
    • 52 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
    • 53 【特集】
      編集部が選んだ重大ニュース2017
    • 63  注目のキーワード2018
    • 64 Special Report 1
      セブのベイサイドにコンセプトが異なる4つの語学スクール
      Bayside English Cebuの魅力に迫る
    • 68 TOP LEADER Interview
      新しい視点と発想で、私学の価値を伝え続ける
      株式会社 日能研関東
    • 74 CatchUp04 有限会社わかば塾
      書店の中にある「アカデミックカフェ」 わかば塾
    • 76 CatchUp05 市進教育グループ
      体験+異文化コミュニケーションにより、
      生きていく力を育む学童保育「ナナカラクロス」
    • 78 挑む私学 2 清風南海中学校・高等学校
    • 80 教育サービス業界 企業研究(63) 株式会社サインウェーブ
    • 83 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(288)
    • 84 Special Report 2
      Hero Interview
      敗者復活からグランドチャンピオンの栄冠を獲得
    • 86 疾風の如く(103)
      ラルース学院(兵庫県)
      院長 荒谷 やよい さん
    • 88 好機到来(33)
      メープルリーフ インターナショナルスクール
      学院長 アーニー・イズミさん
    • 90 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(56)
    • 92 白書界隈徘徊話(34) 西村克之
    • 94 自ら動き出すチームにする方法(40) 中谷彰宏
    • 96 陥穽葉書(10)
    • 98 もしも科学の視点が塾であったなら(8)
    • 100 塾の家計簿(8)
    • 102 新米塾長のための「部下とサシで行きたいごはん屋さん」(54)
    • 103 芸術見聞録(54)
    • 104 高校生からの子育てハイウェイ(33)
    • 105 塾長の机
    • 106 為田裕行の「教育ICT行」(34)
    • 108 新・授業改革を目指して(100) 石川幸夫
    • 110 林明夫の「歩きながら考える」(149)
    • 112 塾悟性論(11)
    • 114 咲かせよ桜(37) 小林哲夫
    • 118 論点2018(1) 姿を見せ始めた新たな教職課程
    • 122 編集後記 良くできた英語教材「We Can!」。だが・・・
    • 124 Book Review
    • 126 塾長のためのガジェット講座

※ 未之知也(いまだこれ知らざるなり)は休載します。