
月刊私塾界2010年9月号(通巻353号)
巻頭言 特別編 悼む
2010年7月19 日(海の日)、午前3時。
弊社、㈱私塾界・全国私塾情報センター
代表の山田雄司が死去いたしました。
数年前から肝臓がんという病を得、業務の合い間合い間に治療を続け、セカンドオピニオンの診断治療にも従ってまいりました。しかし、天は余命を許さず、18日病状急変、急遽緊急入院。翌朝3時、死出の旅とあいなりました。
あまりにも早い死出の旅。
無念であります。痛恨の極みであります。
山田雄司は約30年間、走り続けました。少しでも業界のお役に立てればと、北は北海道から南は沖縄まで、津々浦々くまなく、全国の学習塾塾長とお会いし、「私塾界」本誌で、あるいはセミナー会場で熱く語り続けてまいりました。
大変僭越ですが、おかげさまで多くの塾長、業界関係者、スタッフの方々のご厚誼にあずかり、業界の発展に寄与してきたと、本欄執筆の東風子をはじめスタッフ全員が思っております。それは、例えば、鹿児島市の池田弘先生(池田学園学園長)が、「山田さん、あなたや皆さんがやっていることは、業界の最後の砦なんです。決して絶やしてはいけないんです …」とおっしゃってくださったお言葉で象徴されると思います。
山田雄司が為そうとしたこと、それはまた大きな挑戦でもありました。民間教育、それも学習塾業界の社会的信用を獲得し、高め、日本の教育行政に「風穴」を開けることでした。今でこそ「学習塾の必要悪」を言う方は少なくなりましたが、30数年前の学習塾を取り巻く状況は非常に厳しいものがあったと、草創期の塾長先生方は身に染みて知っておられるはずです。そこで山田雄司は斯界の信頼獲得のために立ち上がりました。
山田雄司の亡き後、その遺志は確実に、力強く継承しなければなりません。
今だからこそ、残された㈱私塾界スタッフ全員が、山田の遺志を確認し、粛々と業務をしなければならない、と心に強く誓い続けております。
微力であることは素直に認めます。ですが、どうか、なにとぞ皆々様、これからも変わらぬご厚誼、御鞭撻を伏してお願い申し上げます。 合掌
東風ならびに(株)私塾界スタッフ一同
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