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●第三章は「魅力ある授業」に迫っている。
「塾の生命は授業内容の良否によって決定され」「塾の生徒が求めているのは実質的な授業体験」であると述べ、魅力とは人格の発露なのだから、教師として、プロフェッショナルを自負する者は、魅力ある授業の体現者でなければならないと主張する山門太郎氏の指摘は鋭い。
●第四章の「効果的な生徒募集」は四回(9月〜12月)にわたって、自塾生を集めるための、具体的で、効果的な利用のしかたについて考察をしている。たとえば、
- (1)新聞・雑誌の利用のしかた(タウン紙の利用、記事広告の使い方、紙面どりの方法、タテ位置か、ヨコ位置か、連合広告への参加など)
- (2)折込広告・DMの利用の仕方(広告紙面の作成、料金の問題、販売店への信頼度、名簿の購入、宛名書きの作業、効果率はどうかなど)
- (3)電話・家庭訪問・組織作りによるもの(パートなどアルバイトの時給、プラス成功報酬、クチコミの形成など)
- (4)広告の時期とその適正額(有効打を飛ばすのはいつなのか? 広告費の年間適正額は? など)
である。見出しをかき集めた程度で、これだけの量になる。
また、今回注目を集めたであろうコンテンツに、「誌上法律セミナー」がある。当時組合との騒動で、重大なストライキ戦術にさらされ、それに強硬に対応したA進学教室の例に「経営」というもののダイナミズムが垣間見えるのだが、法律の諸問題については、以後の誌上で反映されることがあるので、その折に譲ることにする。
温故知新(おんこちしん)
ということばがある。
『論語』に「温故知新」(おんこちしん)ということばがある。原文は「故キヲ温ネテ新シキヲ知レバ、以ッテ師タルベシ」となっているが、訳せば「歴史を深く探求することを通して、現代への認識を深めていく、それが指導者としての要件である」という程の意味だろう。
指導者という文字を、塾の経営者と置き換えれば、より良く、理解していただけよう。本誌で、「塾の時代」を我々が体現した事実として検証して行く所以である。








