塾の時代

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VOL.13
1987年7月-12月
『塾戦争地方に飛び火』

今回の特記事項は87年7月号から、翌8、9、10月の4カ月にわたった「地方に飛び火する塾戦争」の特集シリーズである。順を追って、駆け足で、特集したさわりの部分をお伝えする。

●7月号 ─ 静岡県
「静岡県の児童数(小学生の人数)は339,767人、生徒数(中学生の人数)は181,064人である(数字はともに85年度)。これは東京都( 児童数882,702人、生徒数531,292人)の児童・生徒数の約4割を占める規模。東京と名古屋という大都市圏に挟まれたこの静岡県内では、今、県内大手塾間の陣取合戦が激化、地元中小塾をも巻き込んで食うか食われるかの熾烈な闘いが繰り広げられている」とリードにある。この号の大見出しは、「佐鳴学院席巻で揺れる静岡県」であり、小見出しは『佐鳴学院は許せる存在じゃない』と秀英進学塾」─「提携塾と合同模試を実施する佐鳴学院」─「『時間講師はおかない主義』と佐藤学院長」─「大手主導の模試は私塾の寡占化を進行させる」─「大手のチラシに他塾の生徒の氏名が……」と続いている。

●8月号 ─ 山梨県
「山梨県の人口は約84万人。県内の小学生は71,000人、中学生4万人のそれぞれ4分の1弱が甲府市に集中している。この甲府市内ではこのところ学習塾、予備校が相次いで校舎、教室を新築するなど、規模拡充の動きがあわただしくなっている」というのがリードで、「公立校のレベル低下で駿台甲府が台頭」と大見出しがあり、小見出しは、「駿台甲府をターゲットにした進学塾の台頭」─「甲府進出当初5年間は伸び悩んだ国際教育センター」─「合格者数で派手な宣伝合戦を繰り広げる大手」─「公立校では上位進学クラスをつくって巻き返しを」と続いた。

●9月号 ─ 茨城県
「竜ヶ崎、土浦、牛久といった人口急増地区を多く抱える茨城県内では、今、学習塾の動きが非常に活発化している。牛久駅前に今春、大手の明生学院(本部=千葉県我孫子市、岡田充生学院長)が同県内に初進出し、千葉県松戸市に本部を持つ松戸進研(佐藤省吾理事長)は取手の教室を足掛かりに常磐線沿線を北へ伸びていく予定。また、取手に本部を持つ常星塾(千野幸男塾長)が佐貫、牛久に教室を出している。このほか、国立学院予備校や東進スクールといった大手進出の噂も地元ではすでにある」とリードをふり、大見出しに「牛久に明生学院進出県南は大手の進出のターゲットに」とあり、小見出しは「県南には私立校が集中、千葉県への越境受験も可」─「『明生学院はよくないですよ』という声も」─「松戸進研は常磐線で北上再開」─「千葉県より五年遅れて私立志向の高まり」と続くのである。

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