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- VOL.28
- 1995年1月-6月
- 『組織を支えるのは』
1995年は、大規模な天災と人災が起こった年だった。年頭の1月17日早朝、神戸を中心にマグニチュード7.3という大地震が襲い、気象庁の観測史上初の「震度7」を記録した。公式記録では、死者6,433名、焼失家屋7,465戸、全半壊は25万7,890戸に及ぶという未曾有の大惨事だった。この「阪神・淡路大震災」では政府の危機管理能力が大いに疑われた。
また、3月20日には、東京の地下鉄構内で猛毒のサリンがオウム真理教信者の手によって散布され、死者12名、重軽傷者5,500名を超えるという大惨事が起きた。すでに前年の94年には「松本サリン事件」で7名が死亡していたが、オウムの犯行とは見抜けなかった。その後、教祖・麻原彰晃は逮捕、起訴された。
この年、日教組と文部省が歴史的な和解をした。
総理大臣は通年村山富市氏で、プロ野球日本一はヤクルト・スワローズが制した。「OVERNIGHT SENSATION ~時代はあなたに委ねてる~」(TRF)がレコード大賞を受け、「ズルい女」(シャ乱Q)、「Tomorrow」(岡本真夜)がヒット曲になり、『脳内革命』(春山茂雄著)がベストセラーになった。
中流砥柱(ちゅうりゅうのしちゅう)
ということばがある。
黄河という河は、北から南に下り、河南省の西のはずれのあたりで直角に折れ曲がって東に流れを変え、やがて黄海に注いでいる。その折れ曲がってから少し下流のあたりに、河の真ん中に砥柱山(しちゅうざん)という柱のようにそそり立つ岩山があって、流れを二分していたといわれる。ただし、解放後、このあたりに三門峡(さんもんきょう)ダムと呼ばれる大きなダムがつくられたので、今ではこの砥柱山も泥の中にちょっぴり頭を出しているだけである。
しかし、昔この「山」から「中流の砥柱」ということばが生まれた。中国の『辞海』という辞書に、こんな説明がある。
「砥柱山ハ黄河ノ中流ニ屹立ス。世ニ因ッテ、人ノ独立シテ不焼ナル者ヲ謂ッテ、中流砥柱ト曰ウ」
激しい流れに抗して、あくまで屈せず、すっくと立っている者を「中流の砥柱」というのだという。









