聞かせる授業小ネタ集 byアビトレ

生徒が耳を傾け、授業を楽しく聞く準備ができあがる小ネタ集。
「授業前、生徒がざわついているようなとき」
「授業中、生徒の集中がとぎれてしまったようなとき」
に使われると有効です。各先生方でお好きにアレンジしてください。例えば、一部だけお使いいただいても結構ですし、各先生方独自の言葉に代えていただいても結構です。

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言葉の意味

日常的によく使う言葉でも、今となっては意味がよくわからないものがありますね。

例えば、「そういう感じがする」を表す「~っぽい」や「背が高いこと」を表す「のっぽ」など。

これにはいろんな説があるようですが、由来は韓国語だという説が有力です。「~っぽい」は韓国語のポイダ(見える)、「のっぽ」はノプン(高い)ととっても似てるでしょ?日本は大陸や半島の文化を大きく受けているのですね。

このような例は他にもたくさんあります。ただ暗記するのではなく、この言葉の元は何だったんだろうと色々想像していくと国語もおもしろくなるね。

日本語の発音

日本語は、すべての文字に母音がくっついている世界でも非常に珍しい言語です(んは例外ね)。

だけど、現代の話し言葉では、話す速度を上げるために、母音を欠落させて発音することが多くなっているね。

例えば、「これを早口で読んで下さい。」という文の場合、「ko re wo ha ya k(u) ch(i) de yo n de ku da sa i. 」という具合に( )部分の母音を発音していないですね。

こういう話し方でもちゃんと通じるから困ったことにはならないけれど、美しい日本語ではないですね。演劇部には入れんど。

でも、言葉というものは生きているものであるからして、どんどん変化して当たり前なんですね。

戦国武将黒田官兵衛の当時の読み方は、クロダクワンノヒョウエだったんだから。近い未来には、「なにげ(何気なくの省略)」、「さりげ(さりげなくの省略)」「ふいんき(雰囲気の音韻転換)」などが通例になってるかもね。

ないものがある!?

古代インド人が発明したものにすごいものがあるんだぜ。ないものを発明したんだ!

何のことかわかるか?そうそう、よく知っているね。

数字の0だよ。

なにげに使っているだろうけれど、これってすごいぜ。何せ、ないものを表現したんだから。

さらに、ないものより小さいものがマイナスの世界(キラキラ☆)!先人が編み出したすばらしいもの、君らもっとありがたがりなさい。いや、別におがまんでもええがな。

分数

分数、この深遠なる世界。

こらこら、先生がせっかくいい話をしようとしているのに何ケータイいじってんねん。

大事な授業を聴かなあかんで。今日のこの瞬間は二度と戻って来おへんねんで。ちゃんと考えたことあるか?君は1分前より1秒前より、1分・1秒と死に近づいてるんやで。生まれたときから人生はカウントダウンされてるんや。君らは若いからまだわからへんやろうけども、先生はもう年やしなあ。ほっとけや!

ところで、ヒトの睡眠時間はどれくらいや?

そうやな、だいたい8時間やな。ということは1日の1/3は寝ていることになる。これって人生の1/3やね。

じゃあここで問題です。このヒトが72年間生きたとすれば、のべ何年間寝ていたでしょう?

そうですね。24年間も寝ていることになるんですね。まるで眠り姫ですね。少年老いやすく学成りがたし、ケータイいじってる場合とちゃうで。

アドレナリン

ラグビーやサッカーの試合をしていて、怪我をしたのに痛みを感じなかったことってない?喧嘩で殴られたところが夜になってから痛み出したとか。

興奮しているときに、アドレナリンという物質が分泌されているのです。

これは分泌されると、痛みを感じなかったり、飛躍的なパワーが出せたり、抜群の意志の強さが発揮できたりするのです。しかも、このアドレナリンの分泌はある程度自分でコントロールできるねん。

例えば、運動会のスタート直前なんかを考えるとドキドキしない?これはアドレナリンを少し出していることなんだって。じゃあ、大事なテスト・試合・デート・喧嘩の前のドキドキは必要なことなんだ!

怪力金太郎

めちゃくちゃ力の強い金太郎が、天井につき刺さった剣を引き抜こうと見上げています。

金太郎の身長は130㎝・体重50㎏重・握力80㎏重・背筋力200㎏重です。

剣を引き抜くためには、最低100㎏重の力で引かなければなりません。

さて問題です。金太郎は剣を引き抜くことができるでしょうか?

(無理です。なぜならば、金太郎がいくら力持ちでも、50㎏重以上の力で剣を下向きに引けば、自分の体が持ち上がるからです。ただ、剣につかまったまま逆さになって、足を天井につっぱねたら引き抜くことは可能ですが…)

大阪弁

君らの大阪弁に対するイメージっちゅうのは、「きちゃない言葉や」とちゃいまっか?

せやけど、落語なんか聴いてたら、船場あたりの商家のばんと番頭はんのしゃべり方ちゅうのは、何かこう味があってよろしおま。

ところで、関西の人間が東京へ行ったら関西弁で押し通す奴と、妙な標準語で喋る奴に分かれまんな。

全体に、関西弁でまくし立てる奴ちゅうのは何事にもびびらん奴が多い。これは、とくせん徳川(上方落語ではトクガワというよりトクセンといっている)の時代に天領やったこととどうも関係があるらしい。

お上ちゅうもんがおまへんでな、権威に対して畏れいらん。せやよってに、ルールへの遵法精神もゆるむそうやで、大阪は。

今の標準語は、薩摩・長州・江戸の言葉の寄せ集めだそうです。ときの権力によって、標準語が決められていくいんだね。

城攻め

戦国時代に数々の戦いが繰り広げられたことは習いましたね。

平野で両軍が相対峙して戦うのが野戦、敵のこもっている城を攻めるのが攻城です。

色々な武将にはそれぞれ得意技があって、豊臣秀吉なんかは城攻めが大の得意であったそうな。といっても、彼は敵軍を殲滅(全滅させること。まあ、皆殺しやね。)させるようなことはほとんどしなかったらしい。

ところで、城には追手門(大手門ともいう。正門)と搦め手門(裏門)があるのはご存じか?

下手な武将が城攻めをするときは、城じゅうをとりかこんで誰も逃げられないようにする。もちろん、兵糧責めをしている間はこうしなければならないけれど、いざ決戦、今日は城に突撃というときには、わざと搦め手門を空けておくのじゃ。

つまり、敵に「逃げる」という選択肢を与えるわけですな。こうしないと、窮鼠猫をかむで、城にこもっている敵が死にものぐるいで戦うことになるでしょ?

誰かと議論したり、喧嘩したりするときに、徹底的に相手を叩きのめさないと気が済まない人がいますね。それが必要なときもあるでしょうが、いつもいつもしてはいけません。搦め手を空けることも必要です。かまれるよ。

付加疑問文

…というわけで、英語における付加疑問文の使い方・作り方は理解できたね。

ところで、君らもこの付加疑問文のように断定を避ける言い方をよく使ってるやろ?

よう言うてるやん。「先生、答えは○○ちゃうん?」って。その、「~ちゃうん?」ってやめへんか?

普段の友達どうしの会話ならまだええわいな。それでも、「あれって、ちゃうちゃうちゃうん?(あれは、チャウチャウではないのか?)」、「ちゃうちゃう。あれは、ちゃうちゃうちゃう。(いいえ、チャウチャウではありません。)」みたいにややこしいことになる。ましてや授業中やで。

今度からそういう自信のない答えを聞いたら先生はこう答えることにする。「ちゃうんやったら言うな!」と。

腹話術

「先生は腹話術が得意や。」
(と、口を開けたまま、上下の歯だけは合わせておいて、腹話術で言って下さい。)

「今日の授業は全部腹話術でやってみようか?」
(と、これも腹話術でやるわけですが、もちろんゴシックのところは正しく発音できませんね。)

君ら習たな?

マ行・パ行・バ行は上下の唇を合わさなければ発音できひんかったな。プロの腹話術士ならいざ知らず、先生みたいに弟子入りして間なしのもん者はなかなかできひん。日本語ならこれだけやけど、英語はf・vなどで始まる単語も腹話術は難しそうやで。これで発音における唇の使い方の重要性がようわかるな。

おもろいから、今日からみんなで腹話術や!

「聞かせる 授業小ネタ集」は(株)アビトレが配信している メールマガジン(http://www.abtr.co.jp/)よりご提供いただいております。

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