教育のチカラ 民間教育の社会的役割

「教育のチカラ」は、『月刊私塾界』で連載中のシリーズ「民間教育の社会的役割とは?」を再編集して掲載しています。未来を担う子どもたちに、教育ができることは何か?学習塾のトップが、子どもたち、そして社会に対して貢献できることを語る。

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日本の将来を考えられる子にしたい!

最近の人材採用で目立つのは、当社が「行動四原則」と呼ぶ「大きい声で・きびきびと、明るい笑顔で、自分から挨拶」ができない人があまりにも多いことです。これはおそらく"人からそれらのことについて評価を受けない"からだと思います。教える先生次第で生徒も違ってきますから、人材採用には今後もこだわっていきたいですね。

私たちは、「五年間で東大現役合格100名を達成する」という目標に向かって、現在、その途上にいますが、これは過去どの予備校でも達成したことのない挑戦的目標です。当社もゼロからのスタートであれば厳しいですが、開成高校合格63名というベースがありますから、昨年新たに開設した「開成クラブ」のような施設を都内の御三家中高の近くに開設していって現役合格を少しずつ積み上げていきたいと考えています。ここでは、月2000円で施設の全てが使い放題で必要な参考書や問題集なども用意していきます。現在開成高校の高三生が約60名来ていますが、そのうち「30名は校内上位100傑に入っている英才」であり、講座を一つでも取得してくれれば実績になってくれます。灘は代々伝わっていく合格ノウハウがあると聞きますが、開成の場合はその方法論が一人ひとり全く違い、その意味で実に面白いデータが得られます。

「勉強の為の同窓会」的な感覚で、どんどん広げていきたいですね。そして、将来の日本を引っ張るような人材になっていって欲しいと願っています。人としての礼儀作法を身につけ、深く広く思考し高めあえるリーダー人材が育つ環境を整え、提供することも私たち塾の役割と考えています。

(2009年1月7日、東京都豊島区池袋の早稲田アカデミー本社にて取材)

Profile

株式会社早稲田アカデミー 代表取締役社長瀧本司 さん
1963年、愛知県生まれ。
一橋大学を卒業後、1987年に早稲田アカデミー入社。91年3月、池袋校校長に就任、94年6月に取締役となる。その後、96年に運営本部長、2001年に本部長に就任後、07年6月に常務取締役に就任。08年5月に、前社長の故須野田誠氏が急逝後現職。

このコーナーは、財団法人日本漢字能力検定協会の協賛の下、連載しています。
日本漢字能力検定協会
http://www.kentei.co.jp
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