「教育のチカラ」は、『月刊私塾界』で連載中のシリーズ「民間教育の社会的役割とは?」を再編集して掲載しています。未来を担う子どもたちに、教育ができることは何か?学習塾のトップが、子どもたち、そして社会に対して貢献できることを語る。

- Vol.3 株式会社市進
常務取締役市進学院校長 益田 耕次(ますだこうじ) - 学びの連携時代がスタートした。
新たな「めんどうみ主義」で、
生徒のやる気を引き上げていきたい! - 首都圏で生徒数4万名以上を擁する「株式会社市進(市進学院・市進予備校・個太郎塾など)」は全国有数の大手塾だが、創立以来生徒の立場で「めんどうみ主義」を第一に運営してきた。今年から新たに「学びMAX」という三位一体(集団のライブ指導・映像授業・個別指導)の指導体制でさらなる深化に取り組む。その詳細を中心に、民間教育の社会的役割について、学院運営の総指揮を執る校長、益田耕次氏に取材した。
個々人にあったONE TO ONEの学習サポート

学力中間層を中心に生徒の「勉強離れ」「塾離れ」が首都圏や都市部で特に目立ちます。市進学院高等部では市進予備校に倣い、集団指導のみの授業形態を改善すべき時期にきていると考え、集団指導と個別指導、さらに、webなどのデジタルツールの「三位一体」で学び方を構成できるようにしました。このようなハイブリッドの授業形態は、生徒が自分にあった学び方を選択し、自分に合わせてマイペースで学べるという効果があります。特に、市進学院の全校舎に導入している映像ツール「ウイングネット」は高等部の生徒にストレスをかけずに学んでもらうことができるもので、これにより生徒の「わかって面白い」という意欲を引き出すことができています。生徒それぞれの個別カリキュラムを今春からスタートしていますが、これは塾生の継続率アップにも効果的であり、私たちは「学びマックスの効果」と呼んで、さらなる発展を目指しています。
また、中学生を例にとりますと、学校と塾のカリキュラムが違いすぎると相当の負担となります。これを「二重苦の負担」などと言っています。これに部活が加わると「三重苦の負担」でさらに勉強から離れてしまいます。以前は、それでも頑張る、という生徒も多かったのですが、時代が変わるといつまでもそればかりも期待は出来ません。そこでやる気を引き出すために、学校の成績も上げようということを当面の小さな目標として設定しています。このためにフリーウィングというシステムを導入しています。当社の「めんどうみ主義」を具体化させたシステムです。学校のカリキュラム、個々人に応じた「めんどうみ」の良さが学校の成績アップに繋がる。それがさらに、入試という長期的な目標感の指標になる。そのような取り組みがいま、塾が生徒、保護者から求められていることではないでしょうか。







