勤務環境、保護者、生徒、上司、大学生講師…。週休2日・福利厚生の充実が当たり前の世の中で、まだまだ決して労働環境が整っているとは言いがたい教育業界。
たしかに愚痴はたくさんあるけれど、でもやっぱりやめられない。
結局、子供が好きで、教えることが好きで、この仕事が好きだから。
『ちゃんと』の7
教科間バランスの取り方
Check(チェック)
バランスを考えて勉強していますか?
□ 志望校の配点を知っている。
□ 教科ごとの現状の点数と目標点を把握している。
□ 苦手教科ばかりではなくたくさんの教科をバランスよく勉強している。
□ 1つの教科は1日2時間までぐらいにしている。
□1週間ごとのスケジュールを立てている。
Method(理論)
受験までの時間が残り少なくなると、教科間の時間配分が非常に重要になります。特に大学入試センター試験など多くの教科・科目を課す試験ではなおさらです。
しかし時間が少なくなればなるほど「焦り」が出てくるため、得てして苦手教科ばかりに目がいき、その教科だけしか勉強しないということになりがちです。
結果、2番目に苦手な教科で失敗するということが起こってしまいます(僕の場合は英語で失敗しました)。このような事態にならないためにも教科間の時間配分が重要になるわけです。
ここでは、残りの時間をどのような時間配分で勉強すればよいかを計算する方法を伝授します。つまり学習計画の立て方の応用編です。
How To(方法)
その1.志望校の教科別の配点を列挙する。
高校入試の場合はほとんど差がありませんが、大学入試の場合、センター・二次試験で教科間で配点(または傾斜配点)が違います。なお学習内容が違うため、センターと二次試験は分けておきましょう。
その2.模擬試験などを参考にして、現時点での点数と本番で取りたい点数を書く。
両方とも「配点×割合」で書いて下さい(200点満点のテストで60%とれるなら120点)。
その3 これらの差を計算します。

例えば上の例の場合、確かに国語の点数は低いのですが配点自体も低く、目標も低いため、残り10点のところまできていますが、英語は目標まで30点を必要とします。
その4.差にあわせて全ての学習時間を配分する。
学校も塾も入れて1週間の学習時間が10時間×6日=60時間とします(日曜日は模擬試験が あったりするため入れないで下さい)。この60時間を先ほどの表の「差」に応じて割り振ります。きっちりではなくだいたいで結構です。
上の例では、英語…24時間、数学…20時間 国語…8時間 物理…8時間 (本当は他の教科もありますが…)。つまりこれからの学習は英語重視となります。
その5.曜日ごとのスケジュールを立てる。
1日1教科集中の勉強は定着しにくいためオススメしません。1日にたくさんの教科に触れることが受験直前期の勉強としては大事なことです。もちろん学校や塾の時間割も含めて考え時間を決めていきます。1つの教科の勉強は長くても1日2時間までにしましょう。なお、国語や英語などの「読解系」はできれば毎日するようにしましょう。1日放置するだけで「読解の感覚」がかなり落ちてしまいます。
+α(おまけ)
ちなみにこの計画の中で何をすればいいか?それは今まで使ってきた問題集・教科書・プリントの復習です。この時期は過去問を除いて新しい問題集を買うことはお勧めできません。今までやったことを何度も復習して完全に定着させることをお勧めします。


- 本名:中平徹也(なかひらてつや)。
現、個別指導予備校10Ps(テンピース)代表兼大学・予備校講師。
京大農学部からバーテンダーを経て、教育業界に。
常に複数の団体に所属しているため、大学、予備校、小・中学集団授業、個別指導、衛星授業管理など、さまざまな指導形態を経験。指導教科は物理・数学・地学など。
趣味はダーツ、海外旅行。
特技はマジックと4ヶ国語話せること。
座右の銘は「人生愉しく」








