勤務環境、保護者、生徒、上司、大学生講師…。週休2日・福利厚生の充実が当たり前の世の中で、まだまだ決して労働環境が整っているとは言いがたい教育業界。
たしかに愚痴はたくさんあるけれど、でもやっぱりやめられない。
結局、子供が好きで、教えることが好きで、この仕事が好きだから。
愚痴の八
「塾講師は教育者ではない!」
全国の学習塾で日々格闘している先生のみなさん、お元気ですか?「最年長のがきんちょ」こと、ぱぴぃです。さて、今回はあまりにもショッキングなことがあったので、これをお話します。ただし、今回は内容が内容だけに名称や土地が限定できるような表記は伏せさせていただきます。
先日、予備校を通じてですが、ある県によばれ、授業研究会をすることになりました。具体的には、その県の高校の先生が集まり、その前で50分ほど授業をし、これについての意見交換をするというものです。県としては、高校とは一味違う予備校の授業を見ることで、普段の授業を少しでも改善できれば…ということだと思います。

「さて、どんな模擬授業をしようか」と考えたのですが、事前アンケートで「物理のイメージをいかにして定着させるか」「生徒の集中をいかにして持続させるか」ということを悩んでいる先生が多かったため、テーマを「物理のイメージをいかに愉しく定着させるか」にし、たとえ話、道具やマジックグッズを使って授業を展開しました。
終了後、意見交換をします。そして、最後に無記名のアンケートを書いてもらって終了です。ほとんどの先生は、別の角度からの指導なので面白くてためになったと言っていただきました。
が、トンデモナイ先生が…!
無記名なのでだれかわかりませんが、A先生としておきましょう。その先生の解答は以下の通りです。
・大学講師のアカデミックな講義を期待していたため、期待はずれであった
→事前に、「今回は、『イメージ定着のための愉しい授業です』」と伝えてあるやん!
・こんな授業は生徒の前ですべきではない。そういう意味で反省材料となった
→ナニサマ?
・県は大学講師など、あらかじめ人選すべきである。「塾講師」は教育者ではない。
→アンケートに書くのではなく、県に直接言ったらどうなん?ちなみに僕は大学でも教えていますが…
このA先生、誰かはわかりませんが、おおよそのアタリはついています。事前アンケートで、どのような授業がいいですか?何に期待していますか?などといった質問全てに「特になし」と記入した人が一名。また、授業中、ウトウトとしていた人が一名。おそらくこの方だと思われます。ちなみにこの人はベテランではなく、比較的若い先生です。

個人的にショックではありましたが、この手の輩(やから)は必ずいます。おそらく、高校の上の人から無理やり行かされているんでしょう。命令を辞退する根性もなく、本気で県に提案する勇気もない。無記名のアンケートに上から目線の批判的な意見をぶちまけることで、自分を高めるぐらいしかできないんでしょう。
これって何かに似ているな…と考えました。そう、2チャンネルやミクシィなどのえげつない書き込みです。無記名は人を攻撃的にします。
それとものすごく感じていることは、この先生で習っている生徒は可哀そうだな…と。
「塾講師は教育者ではない」とか「大学講師にしろ」とか、人をものすごく狭いカテゴリーで判断しています。高校教師が唯一の教育者とでも言いたいんでしょうか?自分の指導法は教育者として完璧であるとでも言いたいんでしょうか。そしてさらには受け手(この場合は僕)が読むことをわかっているはずで、いかに人を傷つけているかも想像できないか、またはわかっていてやっているなら、極悪人です。
こういう頭の固い人が先生やっていると、生徒はいつまでも勉強を好きにはならないんだろうな…と思ってしまいます。
さまざまな場所でさまざまな先生方とお会いします。たまにものすごく視野の狭い先生にお会いすると、少し悲しくなります。
僕は逆に、視野の狭い先生と思われないよう、気をつけないといけませんね。。。


- 本名:中平徹也(なかひらてつや)。
現、個別指導予備校10Ps(テンピース)代表兼大学・予備校講師。
京大農学部からバーテンダーを経て、教育業界に。
常に複数の団体に所属しているため、大学、予備校、小・中学集団授業、個別指導、衛星授業管理など、さまざまな指導形態を経験。指導教科は物理・数学・地学など。
趣味はダーツ、海外旅行。
特技はマジックと4ヶ国語話せること。
座右の銘は「人生愉しく」








