勤務環境、保護者、生徒、上司、大学生講師…。週休2日・福利厚生の充実が当たり前の世の中で、まだまだ決して労働環境が整っているとは言いがたい教育業界。
たしかに愚痴はたくさんあるけれど、でもやっぱりやめられない。
結局、子供が好きで、教えることが好きで、この仕事が好きだから。
愚痴の十
「いいからヤレ!」
『先生~宿題忘れました~♪忙しくてするヒマなかってん♪』
全国の学習塾で毎日生徒や若い先生や保護者と格闘しているみなさん、お元気でしょうか?こんにちは、ぱぴぃです。
今回から生徒編です。学習塾は全て生徒のため、特に生徒の将来のためにあります。このため時には生徒に負荷をかけることもあります。サービス業でありながら顧客に負荷をかける商売って珍しいですよね。その負荷の一つが宿題です。
私たちは基本的には生徒のためと思って出します。しかし生徒にはその意図が伝わらないこともしばしば。いや、伝わっていても実際にやるためには(本人にしては)強い意志が必要となることもあります。結果、やってこないこともあります。
やってこない場合、生徒は必ず言い訳をします。生徒の「言い訳」は天才的で、特に頭のよい生徒ほどよく思いつきます。
僕の場合、言い訳を認めない主義なので、必ず論破しにかかります。

1.『どこが宿題やったかを書いているメモなくしてん』
→塾に電話かメールしたらすむやろ!
2.『テキスト学校においたままやってん』
→塾にきたら貸したるやん!!
3.『体調悪かってん』
→1週間ずっとか?じゃあ相当重い病気やん。病院いったやろ。お母さんに聞いてみるで?
4.『ずっと親戚の家に行っててん』
→宿題持っていったらええやん。FAXとかもあるやろ。塾に言ったらコピーして郵送でもするやん!!!
5.『忙しくて時間なかってん』
→君はアイドルか!?テレビ見る暇もなかってんな?じゃあ一週間にあったこと全て書いてみ!!!!!
だいたい、本当にやる気があるのにやっていない場合は、途中までしかできなかったとなるはずです。完全にやってない場合は、やる気がなかっただけと思っています。まぁ、そのやる気を出すのが私たちの仕事でもありますから、そう考えると、宿題をやらせられなかった担当に責任はあるんですがね(少なくともウチの塾ではこのように講師に指導しています)。
また、宿題を出すときに必ず生徒が言うせりふが、『先生、宿題多い!!!』

宿題少ない!という生徒はまずいません。確かに僕の塾では宿題の多さ地域No.1を目指していることもあって、かなり多いです(僕が中3生に出す宿題の平均は、教科や単元にもよりますが数学(計算+文章題)なら20~30ページです)。
当然生徒は納得しないので、講師も含めて、いかに多い宿題を受け入れさせるかを徹底しています。
『多い?でも1週間あるやん。7で割ってみ!ほら1日2ページやろ』
→1日あたりにすると少なく感じます。どこかの健康器具の販売と同じですね。
『多い?そうや。宿題の量は愛情に比例してんねん』
→これ、相手は文句を言えません。
もちろん、やってきたら褒めて褒めて褒めて…そしてさらに増やします。
こんなに口八丁手八丁でなんとか宿題をやらせます。ある意味、先生とは「宿題をいかにやらせるか業」かもしれません。笑
宿題を出しすぎると、先生の愛情は時として裏目になることもあるようです
…………でも、宿題って本当は生徒のためなんですけどね…。


- 本名:中平徹也(なかひらてつや)。
現、個別指導予備校10Ps(テンピース)代表兼大学・予備校講師。
京大農学部からバーテンダーを経て、教育業界に。
常に複数の団体に所属しているため、大学、予備校、小・中学集団授業、個別指導、衛星授業管理など、さまざまな指導形態を経験。指導教科は物理・数学・地学など。
趣味はダーツ、海外旅行。
特技はマジックと4ヶ国語話せること。
座右の銘は「人生愉しく」








