勤務環境、保護者、生徒、上司、大学生講師…。週休2日・福利厚生の充実が当たり前の世の中で、まだまだ決して労働環境が整っているとは言いがたい教育業界。
たしかに愚痴はたくさんあるけれど、でもやっぱりやめられない。
結局、子供が好きで、教えることが好きで、この仕事が好きだから。
愚痴の13
「さすがにそれはアカンやん…」
『やっぱり、子供つくって一人前やで~。
アタシも昔は無茶やってたけど、
子供つくってからはヤッパリ大人やし無茶できひんわ~』
全国の学習塾で日々格闘している先生のみなさん、お元気ですか?「最年長のがきんちょ」こと、ぱぴぃです。
前回お話したとおり、今回のテーマは「保護者」です。
はっきりいって保護者のことを書くのは勇気が必要です。だって大事なお客様ですから(笑)。
うちの塾にはこれからお話するような保護者はおられませんが、世の中にはトンデモナイ保護者もおられます。今回は、「さすがにそれは(保護者として)アカンやん!」って思ってしまった光景の話をします。
ただ、誤解なきようにいいますが、単純に「トンデモナイ光景を見た」だけで、知り合いでもなんでもありません。ですから、ひょっとしたらその光景はたまたまかもしれません。
その1.子供をおもちゃにしている親

僕が一番キライなタイプです。深夜に幼い子をつれて遊んでいる夫婦がいます。若い夫婦が多いように思います(偏見かもしれません)。大勢の友達と夜中まで子供を抱えながらタバコを吸い酒を呑み、大声で話します。子供の健康上、最悪です。そしてこんな親に限ってまだ結婚していないと思われる友達に、ちょっと上から言います。
「やっぱり、子供つくって一人前やで~。アタシも昔は無茶やってたけど、子供つくってからはヤッパリ大人やし無茶できひんわ~」
………(—□—;)
「子供をつくる」のはだれでもできます。「子供を正しく育てるのが親やろ!!!!!」と内心ワナワナしてしまいます。
同じようなパターンで、まだ小学生にもならない子供の髪を茶髪やモヒカンにする親がいます(少なくとも子供が自ら希望するとは思わないんで)。格好いいと思っているかもしれませんが、子供の地肌はまだまだ弱いのに、そんなときに染めたりしたら…将来きっと…。
その2.叱れない親
電車などの公的な場で、やたらマナーの悪い子供がいます。マナーの悪い理由は2つ。「マナーを知らない(しつけられていない)」「知っているが、守らなくても叱られない」
いずれにせよ、日頃、いかにしつけていない、叱っていないかわかります。
やたらやかましい(兄弟けんかなど)、混んでいるのに座りたがってダダをこねる、背後の景色を見たがる、走りまわる、つり革にぶら下がる、………
親子の様子を見ていると、1、2回は注意します。でも、子供は聞きません。きっと普段叱られていないんでしょう。普段叱られていないから、親をナメています。また、叱り方も頭ごなしなので子供は理解しません。

しつけるにしても、その躾はどうかな…と思うこともあります。例えば背後の景色をみたがる子供に「汚れるから靴脱ぎや~」という保護者がいます。僕は大反対!!です。背後を見る姿勢は危なっかしく、電車が揺れると最悪転倒するからです。
ちなみに僕が子供の頃は座ったことがありません。僕の親は非常に厳しいし、子供を説得するのが上手でした。「子供は切符が半額やろ?それは座席料が入ってないからやねん。景色みたかったら、ドア近くから見たらええねん」と言ってのけました。これはこれでどうかと思いますが、子供の僕は「はやく12歳になって、いすに座ろう!」と願ったものでした(笑)
個人意見ですが、ぼくは厳しい方がいいと思っています。子供をおもちゃにするのは論外ですが、幼い間は親の存在が全てですから、親の言うとおりにするぐらいしつけてもいいと思います。
僕の親は「勉強しろ」とは一切いいませんが(むしろ、「勉強なんかせんでええ。手に職をつけろ」と偏っているところもありましたが…)、しつけ、マナー、考え方などは厳しい人です。筋が通らないことは一切認めません。しかし、それさえ守れば個人の意志の尊重に重きを置く家です。
「二十歳になれば成人やから家を出て、何でも自分でやりなさい。人様に迷惑をかけなければ何をやってもかまわないが、責任も全て自分で取りなさい」
つまり『責任の上に成り立つ自由、すなわち自立』です。この考え方は僕自身しっかり受け継いでいると思います。
まあ、親にしてみれば、先生やっている38歳の今でも、相変わらず子供扱いですけどね。
次回は子供の叱り方をお話したいと思います。


- 本名:中平徹也(なかひらてつや)。
現、個別指導予備校10Ps(テンピース)代表兼大学・予備校講師。
京大農学部からバーテンダーを経て、教育業界に。
常に複数の団体に所属しているため、大学、予備校、小・中学集団授業、個別指導、衛星授業管理など、さまざまな指導形態を経験。指導教科は物理・数学・地学など。
趣味はダーツ、海外旅行。
特技はマジックと4ヶ国語話せること。
座右の銘は「人生愉しく」








