最年長のガキンチョぱぴぃが贈る、痛快愚痴ネタ集! 先生なんて好きじゃなきゃ、やってられへん

勤務環境、保護者、生徒、上司、大学生講師…。週休2日・福利厚生の充実が当たり前の世の中で、まだまだ決して労働環境が整っているとは言いがたい教育業界。
たしかに愚痴はたくさんあるけれど、でもやっぱりやめられない。
結局、子供が好きで、教えることが好きで、この仕事が好きだから。

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愚痴の15

「せんせぇ…センターやってもうた!」

『せんせぇ…やってもうた…センター失敗した…』

い寒い冬が過ぎ、春を迎え塾としては春期講習に新入塾の勧誘と忙しい毎日を送っている全国の学習塾の先生のみなさん、お元気ですか?「最年長のがきんちょ」こと、ぱぴぃです。

徒にとって人生の大きなテーマである進路は、塾にとって顧客満足の最終かつ最大のポイントといえると思います。進路の決定にあたっては、生徒本人の意思だけでなく、保護者や学校の意見、環境、進路先の情報など、さまざまなファクターが交差します。

第1志望をそのまま合格してくれれば何の問題もありません。しかし試験はミズモノ。なかなかうまくいかないこともあります。誤解を恐れずに言うと、高校受験は第1志望に入ることは決して難しいことではないと思います。

大学受験の場合はそうはいきません。受験者数は一時に比べて大幅に減少しているとはいえ、人気のある大学は相変わらず高倍率であり、10倍以上の大学も珍しくありません。はっきり言って第一志望だけを受けてすんなり決まることは稀だと思います。さらには大学受験の場合は試験の形式がいくつもあり、どの形式が合うかという問題もあります。これら多岐にわたる試験を調べていく必要もありますが、調べることによって可能性が生まれ、好結果につながることもあります。今回はそんなお話です。

から3年前、国公立大医学部医学科志望の男子生徒がいました。かなり有名な私立高校に通い、成績は中ぐらい。中学1年生からずっとうちに通ってくれました。有名大学の医学部はともかく、地方国公立大なら大丈夫だろうという成績でしたが…

センター試験で失敗。8割程度でした。ご存知医学部の場合、センター試験で正答率9割ぐらいの相当な高得点をとらないと合格は難しく、高倍率の大学では個別筆記試験さえ受けられないこともあります。

「せんせぇ…やってもうた…センター失敗した…」

「がーーん」(— —;)

割という得点は実は、可能性は0ではありませんが、かなり微妙な点数で、科目による傾斜配点によって有利不利が変わります。本人も僕もショックでしたが、感傷に浸っている暇はありません。本人を塾に呼び、すぐに予備校の出している大学のセンターリサーチのサイトを開き、日本全国の大学全ての医学部医学科データを出しました。

各大学の現時点での志願者数、定員、予想倍率、第1段階選抜の有無、個別試験に課される科目、本人の成績での順位、B判定までの点数と個別試験の割合(B判定まで−30点で、個別試験の総得点が600の場合、−5%)…。これらを全て列挙し、条件の厳しいものを全て省いていきます。

こうして3大学に絞りこみ、最終的には本人と保護者とが相談して決めてもらうことにしました。ちなみに僕個人の意見ですが、絶対に僕が最後まで決めるようなことはしません。だって実際に通うのは本人ですから。

結果ですが、なんとか後期日程で合格し、現在医学の道に進んでいます(今も交流がありますが、本人はケロッとしてます)。

ぁもちろん、いくら情報を集めても戦略を立てても、結局のところ学力を上げないと合格できないんですけどね。

学力がおぼつかないのに、無茶な志望をしたり、滑り止めを全く受けなかったり…

こんな困る場合の話はまた別の機会に…

本名:中平徹也(なかひらてつや)。
現、個別指導予備校10Ps(テンピース)代表兼大学・予備校講師。
京大農学部からバーテンダーを経て、教育業界に。
常に複数の団体に所属しているため、大学、予備校、小・中学集団授業、個別指導、衛星授業管理など、さまざまな指導形態を経験。指導教科は物理・数学・地学など。
趣味はダーツ、海外旅行。
特技はマジックと4ヶ国語話せること。
座右の銘は「人生愉しく」

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