最年長のガキンチョぱぴぃが贈る、痛快愚痴ネタ集! 先生なんて好きじゃなきゃ、やってられへん

勤務環境、保護者、生徒、上司、大学生講師…。週休2日・福利厚生の充実が当たり前の世の中で、まだまだ決して労働環境が整っているとは言いがたい教育業界。
たしかに愚痴はたくさんあるけれど、でもやっぱりやめられない。
結局、子供が好きで、教えることが好きで、この仕事が好きだから。

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愚痴の22

「ガンバレ日本!」

期講習の真っ只中、生徒と暑さに格闘している全国学習塾のみなさん、ぱぴぃです。

前回、台湾・韓国に比べて最近の日本の学力はイマイチという話をしました。
「同じ教育制度なのに何やってんねん!」という想いもあり、しかしながら、日本人として「イヤ、まだまだ日本も捨てたもんじゃない!」という想いもあり、今回は世界からみた日本の学力についてお話します。

今、いろいろな情報誌で教育の問題が取り上げられています。特に興味を持ったのが以下の2つ。

1.「ゆとり教育」による生徒の学力の低下
2.これを受けて、大学の地位向上のための努力と結果

ご存知のとおり、1980年代から「ゆとり教育」の名の下に、授業時間の削減が行われました。土曜日は完全に休みになり、授業時間は約3分の2に減少。その結果、指導内容はどんどん削減されました。
 さらには「子供に劣等感を抱かせない」という考えからか、「伸ばす教育」よりも「落とさない教育」に移行し、基礎のみを扱った指導内容になってしまいました。

1は、OECD(Organisation for Economic Co-operation and Development:経済協力開発機構の略)が発表した2007年、世界の学力ランキングです。僕が学生のころ、「日本人の数学力は世界有数で、アメリカなどでは分数のできない高校生もいるほどですよ。」などといわれました。しかしそれは今や昔の話。今ではどんどん順位を下げています。実際、京都大学で韓国人留学生に物理を教えていますが、彼らの計算力には頭が上がりません。ちなみに中国やインドが上位にならないのは人口が多く、平均値は高くないためと思われます。

さらには読解力についてですが、現在順位は15位となっていますが、「読書に費やす時間」は先進国の中でも最下位グループに位置するそうです。いわゆる「読み・書き」は全ての学問に必要な能力であり、この部分が低いと他の学力に影響します。それ以前に、せっかく何かに興味を持っても、調べるときに読解力が足らなければ深い理解を得られず、興味自体がうせてしまうかもしれません。これでは何も面白いと感じなくなります。

泉内閣時代だったと思うのですが「これではヤバイ!」と思ったのか、「日本の大学を世界に通用するようにしよう!」という大学再構築計画ができました。その結果、表2のように今年初めて東京大学がアジアNo.1になりました。学力の高い地域であるアジアにはレベルの高い大学も多く、北京大学・香港大学・ソウル大学・シンガポール国立大学などが軒を並べる中で、東京大学をはじめ日本の大学が数多くランクインすることは素晴らしいことなのです。この数年、東大は知的財産を民間の企業に依頼して世界に売っていて、それによる相乗効果があるのではないでしょうか。

ちなみに上位にアメリカ・イギリスの大学が集中するのは、論文が英語で書かれるため若干有利というのもあるそうです。

在最も正確であるといわれている上海交通大学(交通は中国語でコミュニケーションの意味)によるランキングも調べました。面白いのは、必ずしも入試の難易度順にはなっていないというところ。これは大学院の有無と大学院の研究の成果などもあるからです。たとえば東北大学は宇宙工学の研究が世界的に有名だからだと思います。逆に医科単科大学があまりランクしないのはこのためです。

このようなランキングは大学を選ぶときの指標として、とても面白いと思います。

なみに僕個人の意見としては、やはり出身の京都大学がオススメです。自由な学風という評判がありますがまさにその通りで、興味のある分野をとことん研究できる環境が整っているからです。

本名:中平徹也(なかひらてつや)。
現、個別指導予備校10Ps(テンピース)代表兼大学・予備校講師。
京大農学部からバーテンダーを経て、教育業界に。
常に複数の団体に所属しているため、大学、予備校、小・中学集団授業、個別指導、衛星授業管理など、さまざまな指導形態を経験。指導教科は物理・数学・地学など。
趣味はダーツ、海外旅行。
特技はマジックと4ヶ国語話せること。
座右の銘は「人生愉しく」

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