最年長のガキンチョぱぴぃが贈る、痛快愚痴ネタ集! 先生なんて好きじゃなきゃ、やってられへん

勤務環境、保護者、生徒、上司、大学生講師…。週休2日・福利厚生の充実が当たり前の世の中で、まだまだ決して労働環境が整っているとは言いがたい教育業界。
たしかに愚痴はたくさんあるけれど、でもやっぱりやめられない。
結局、子供が好きで、教えることが好きで、この仕事が好きだから。

バックナンバー

愚痴の24

「『ネ申』が降りてきた~」

『解けない!…ハイ、作り直し!』

期講習の真っ只中、生徒と暑さに格闘している全国学習塾のみなさん、ぱぴぃです。

今回はプリントづくりの続きでありながら、僕自身が最も「大変で、かつ、やりがいのある」模擬試験の作成についてお話します。

通に作問する場合、以下のような段取りで問題を作ります。

 段階1.アイディアを思いつく

→段階2.そのアイディアを掘り下げる

→段階3.レベルを調整する

→段階4.おかしなところがないかをチェックする

と、まぁ、こんな感じです。

実は段階1は結構すぐなんとかなります。

階2。
設問が4問程度なら簡単にできますが、物理の大学入試の模擬試験の場合、たいてい設問数は6~12問。初めの2~3問は典型問題を並べるとしても、その後、話題が上手く広がらず、結局初めからやり直しなんてことはしょっちゅうなんです。

階3。
実際に話が広がり、設問数が10になったとして、一度解いて見ると、「(難しすぎて、とか、設定が不自然で)解けない!…ハイ、作り直し!」なんてこともザラ。

階4。
そして物理の場合、2つの大きな特徴があります。
1.選択科目なので、化学や生物とあまり平均点が開かないようにする。
  →なるべく平均点を50点になるように作ってはいますが…
2.理科は現実の教科なので、非現実すぎる答え(例えば速さが40万km/sとか、温度10000度とか)にならないようにする。

さらに「○○大学模試」のようにある大学を特定している場合は、その大学の傾向や出題の言い回しを踏襲しないといけませんし、難易度も受験生に合わせる必要があります(当たり前といえば当たり前ですが)。

これらを踏まえて問題を作るわけですから、なかなか一筋縄ではいきません。

何回も思いつき、膨らましきれず、また思いつき…。何ヶ月もかかることもあります。

かし不思議なもので、ずーっと考えていると、ある瞬間、ぴかっ!!!とひらめきます。そしてどんどん話が膨らみ、一瞬にして問題の原案が完成することがあります。
食事中、通勤途中の電車の中、呑みに行っているとき、…

いつかはわかりませんが、とにかく一気に仕上がります。僕はこれを「神が降臨した!」と言っています。

そして解説もつくり、完成し、郵便ポストに入れる瞬間はものすごい達成感に包まれます。
こんなことを10年以上やっています。

えば電車の中などで、受験生同士が「今回の△△模試の物理、めっちゃひねってて難しかったやんな~。」なんて言っているのを聞くと、嬉しいような、こそばいような感じになります(だからと言って、名乗ったりしませんが…(笑))。

僕にとって、模擬試験作成はもっとも達成感のある仕事の一つだと思っています。

(本文は09年7月に執筆。)

本名:中平徹也(なかひらてつや)。
現、個別指導予備校10Ps(テンピース)代表兼大学・予備校講師。
京大農学部からバーテンダーを経て、教育業界に。
常に複数の団体に所属しているため、大学、予備校、小・中学集団授業、個別指導、衛星授業管理など、さまざまな指導形態を経験。指導教科は物理・数学・地学など。
趣味はダーツ、海外旅行。
特技はマジックと4ヶ国語話せること。
座右の銘は「人生愉しく」

▲ページのトップにもどる