勤務環境、保護者、生徒、上司、大学生講師…。週休2日・福利厚生の充実が当たり前の世の中で、まだまだ決して労働環境が整っているとは言いがたい教育業界。
たしかに愚痴はたくさんあるけれど、でもやっぱりやめられない。
結局、子供が好きで、教えることが好きで、この仕事が好きだから。
『ちゃんと』の2
読みやすい文字の書き方
全国の学習塾で奮闘しているみなさま。こんにちは。ぱぴぃです。
今回のテーマは「読みやすい文字の書き方」についてです。僕自身、左利きから強制されたこともあって、文字を書くのは苦手でした。そんな僕が父から受けたアドバイスが元になっています。ですのであくまで「苦手な人がちょっと工夫すること」ですので、ペン字や書道の先生と指導のような立派なものではありません。前回同様、生徒への語り口調となっていますが、予めご了承下さい。
Method(理論)
テスト、ノート、手紙、メモ…どれだけパソコンやメールが充満しても字を書く機会は必ずあります。読みやすい字を書くとさまざまなメリットがあります。
(1)問題を解いている途中に間違いに気づいてふり返る場合、すぐに間違えた部分を見つけられる。→時間が短縮できる。
(2)人間の目は、『書いていることを見ることで頭に入る』ようになっています。
つまり、見やすい=頭に入りやすい となります。
(3)字が読みやすいと、人に読まれたときに好印象をもたれやすくなります。
How To(方法)
私自身も幼い頃は「字が汚い!もっとちゃんと書きなさい」としかられました。でも自分の中では丁寧に書いているつもりなんです。しかし後で見てみると…
そこで以下のことに気をつけて書くようにすると、一つ一つの文字は決してきれいではありませんが、全体として見やすくなります。
方法1.濃く書く
基本的に薄い文字は読みにくく、またHの鉛筆の場合、強い筆圧が必要なために疲れやすいということも言えます。最低でもHB、できればBか2Bぐらいの濃さが読みやすくなると思います。
方法2.「囲み」と「字の留め」を意識する
実は字が汚いと言われている人のほとんどが「○」や「字の留め」が雑になっています。これは、一文字書き終えた瞬間に手を放してしまうからであり,客観的に見る人はこのしぐさを「ざつ」ととらえます。そこで、
1. a , 9 などの囲み部分(○の部分)はきっちり閉じる。
2. 「とめ」、「はらい」は意識的に書く。
だけ気をつけましょう。特に、「6とb」,「4と9」,「0とo」,「gとy」 などは混同しやすくなり間違いをも生み出しますので、違いがはっきりわかるようにしましょう。
方法3.全体的に揃える
全体的に揃っていると、一つ一つの文字がきれいでなくても、読みやすくなります。そこで利用したいのが行の罫線(ライン)です。3.以下は必ずしもというわけではありませんが、バランスがよく見えます。
1. 行の中央に書くのではなく、やや下に寄せて、罫線にあわせる。
2. 1文字空けの場合を除き、行の初め(左端)を揃える。
3. 文字の高さは行いっぱいにするのではなく、80%の高さぐらいにとどめる。
※ ノートの行間が大きいもの(A罫)を使うと書きやすくなります。
4. ひらがな・カタカナ・数字は、やや小さめに書くようにする。
5. p , q , g , f , j などは、英語の4線ノートの時のように少し下にはみ出す
※ 数字やアルファベットは少し右に傾けると格好よくなります。
方法4.書き順を守る
全ての文字には「書き順」が決められています。たまに自己流の書き順や書き方で書く人がいます。すでに慣れてしまい、今更変えることができないかも知れません。
しかし「書き順」は適当に決められたものではなく、自然な筆遣い、つまり見やすい字を書くために最適な方法として決められたものですから、やはり正しい書き順を身につけた方がよいと思います。
+α(おまけ)
字が雑な人に「字を丁寧に書きなさい」というと、言われた方は「これでも丁寧に書いているんやけど…」と思いつつ、せいぜいゆっくり書きます。これでは何の解決にもならず、自信ばかり失い、人前で書きたがらなくなります(私自身がそうでした)。「線にそって書いてみたら?」「濃い鉛筆の方が見やすいよ」などと具体案を示し、誉めてあげるのが最善案だとおもいます。


- 本名:中平徹也(なかひらてつや)。
現、個別指導予備校10Ps(テンピース)代表兼大学・予備校講師。
京大農学部からバーテンダーを経て、教育業界に。
常に複数の団体に所属しているため、大学、予備校、小・中学集団授業、個別指導、衛星授業管理など、さまざまな指導形態を経験。指導教科は物理・数学・地学など。
趣味はダーツ、海外旅行。
特技はマジックと4ヶ国語話せること。
座右の銘は「人生愉しく」








