Vol.19対策模試を全国展開
テストは志望者を集める有力な営業ツール
公立中高一貫校 対策センター
少子化の中、受験生が増加している数少ない市場が、公立中高一貫校受験市場だ。今や、地方に限らず首都圏においても、公立中高一貫校を考えなければ塾経営が成り立たない時代になりつつある。そこで、いざ公立中高一貫志望の生徒用のコースをつくる、志望する生徒を指導するといったとき、用意する必要があるのは、テストと教材。とりわけ、テストは志望者を集めるための有力な営業ツールとなる。今回ご紹介するのは、2005年、首都圏でいち早く対策模試を開始した、公立中高一貫校対策センターの模擬試験だ。同センターの模試は他社よりスタートが早かったことで、合格可能性の判定、作文の採点方法などにおいて、最も信頼のおける模擬試験といえよう。これから公立中高一貫校受験生を募集しようとお考えの塾にとっては強い味方だ。

難しい生徒指導と実力判断
高い人気の公立中高一貫校だが、倍率が高いだけに合格が難しく、よりきめ細かい指導と判断が要求される。周知のように多くの学校が記述中心で、国語では作文の出題があるなど、従来のものさしでは生徒の実力を客観的に評価しづらくなっている。そこで、必要なツールが客観的に実力を診断し、弱点を洗い出す模擬試験ということになる。
公立中高一貫校対策センターの模擬試験で客観的診断を行う
公立中高一貫校対策センターの模擬試験は、一貫校入試で問われている主な学力要素を、記述力、知識活用力、論理思考力など10個に分けて、それぞれの達成度を測定する。
また、志望校別に受験者の得点分布をグラフに示し、本人の位置を示すことによって、よりリアルな成績評価ができるようになっている。
経験豊かな採点スタッフと親切ていねいな添削
公立中高一貫校志望者は、模擬試験を受験する際に、初めて塾を訪問するということも多く、塾にとっては、この試験が生徒勧誘の入り口として大変重要なイベントとなる。そこで、この試験作成においては、試験問題のレベル設定に細心の注意を払う。実力的にもう一歩の生徒が受験 してもある程度は正解でき、それでいて、きちんと実力通り点数が分布するような問題設定を心がけているという。
一方、記述の採点では、一人の採点者が一つの問いをすべての答案について採点することで客観性を持たせ、作文においては、要素を細分化して、総合力を点数化している。また、採点スタッフは、すべて作文の採点を長年おこなってきた経験者。減点理由などのポイントは必ずコメントを記入するきめ細かい採点をおこなっているそうだ。採点済み答案を見れば、他のテスト会との差がよくわかるだろう。下半期の塾生獲得と受験指導にとって、力強い味方となるであろう。
首都圏においては、2008年度の都立立川国際、都立武蔵高校附属の2校に続いて、2009年度には、神奈川の平塚中等教育学校、相模原中等教育学校が開校した。これら新設の公立中高一貫校は、毎年、1,000名を越える受験生を集めて、人気化している。何年も続いた首都圏の中学受験ブームだが、すでに私立受験者数は伸び悩み始めている。その中で唯一これら新設の公立中高一貫校の受験生が新たな受験者として登場し、全体の中学受験率を引き上げてきた。
2010年も、首都圏で新たに4校の開校が予定され、受験者数が相当数に及ぶことが予想されている。また、地方でも、例えば岡山操山高校は、中学から進んだ生徒から現役東大合格者を輩出して話題になり、宮城では、ナンバースクール宮城第二女子高校が改編されて設置される中高一貫校の前人気が高まるなど、公立中高一貫校の人気はまだまだ続きそうである。








