Archive for: 2月 2016

朝日学生新聞社が国語力強化のための講演会を開催

朝日小学生新聞、朝日中高生新聞を発行する朝日学生新聞社が、小学生の保護者、教育関係者向けに、「国語力強化のための講演会 〜これから求められる言葉の力〜」と題した講演会を3月12日(土)午前10時から東京都文京区の文京シビックセンターで開催する。
 参加費は無料で、申し込み先着順で90名が定員。主催は朝日学生新聞社、ASA文京ブロック、後援は文京区教育委員会、朝日新聞社、協力は南雲国語教室。
 第1部には、南雲国語教室、朝日小学生新聞執筆者の南雲ゆりか氏による「読むことこそ、国語力の根幹」。
 第2部として、元朝日新聞社論説委員の白井健氏による「文章の書き方 〜作文」。
 今回の講演会への申込者には、朝日小学生新聞の見本誌が1週間届く(但し、購読中の読者は除く)。
 昨今、注目される国語力。作文教室や添削指導などの専門塾も増えてきている。今回は教育関係者にも門戸が開いている。新しい年度を控え、講演会参加者の熱度を知るマーケティングの場、授業研究にも最適だ。

■イベント概要
◯イベント名:国語力強化のための講演会 〜これから求められる言葉の力〜
◯日時:3月12日(土)10時〜12時10分(受付開始:9時30分)
◯場所:文京シビックセンター3F・シビックホール会議室(東京都文京区春日1−16−21
◯参加費:無料 先着90名(小学生の保護者・教育関係者向け)
◯主催:朝日学生新聞社、ASA文京ブロック 後援:文京区教育委員会、朝日新聞社 協力:南雲国語教室
◯問い合わせ:都内中部朝日会 TEL:03-5550-0843(平日午前10時〜17時)
◯申込方法:右記URLより https://ssl.kokucheese.com/event/entry/377517/

月刊私塾界2016年3月号(通巻419号)

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巻頭言

各段階の入学試験、そして新年度生募集も終盤戦。今年の結果に大きな手応えを感じていることと拝察する。
 現在、東京の地下深くにおいて世界初の試みが、人知れず静かに進行する。
 東京メトロ東西線木場駅西口側ホームや改札口等の拡張工事だ。
 木場駅は、67年に営団地下鉄(当時)が初めてシールド工法によって造った駅だ。ホームの幅は、上下線とも3メートルしかなく、出口もホーム両端にしかない。50年近くが経過し、乗降客が増加した。朝夕は慢性的な混雑状態にあり、電車遅延の要因となる。その解消工事が実施されている。
 改良工事では、西口側の約70メートルでシールドトンネルを解体し、ホームを延長、拡幅し、新たなコンコースを設ける。拡げたホーム部分にエレベーターとエスカレーターを増設し、利用客の流れを分散させ、乗客の両端部集中を解消する。列車を運行しながら既存のシールドトンネルを解体し、上部に新たな空間を生み出してコンコースを新設する、世界初の試みである。日本が誇る高い建築技術がそれを可能にする。
 日本には他にも世界最先端がある。それは教育だ。
 公文やベネッセなどが海外に出て、大きな成果を挙げている。皆さんご存知であろう。
 インド政府から教育に関する協力が求められ、昨年8月に当私塾界も参加しての意見交換会が開催された。日本の民間教育に大きな関心が集まっている。世界の子どもたちが待っている。

外に目を向けよう。
 新たなチャレンジを。

(如己 一)

目次

  • 6 挑む大学 早稲田大学
  • 10 CatchUp1 やる気スイッチグループ
       学習塾のジャンルを超えた複合型スクールを国内外へ
  • 12 CatchUp2 明利学舎
       独自のメソッドで新たな地平を拓く
  • 14 CatchUp3 すららネット
       国境を越えて利用される『すらら』
  • 16 教育サービス業界 企業研究(41) 株式会社ソニー・グローバルエデュケーション
  • 19 目次・巻頭言
  • 20 NEWS ARCHIVES
  • 46 HOT TOPICS  成基の幼児教育「TAM」、京都にて新年中・年長児対象イベントを開催
  • 48 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 49【特集】
      公開企業塾の2016 年度2・3 月期
      第3四半期決算を読む
  • 58【TOP LEADER】
      前例のないオンリーワンの教育ビジネスを創出。
       アカデミー・グループ
  • 66 挑む私学 桜丘中学・高等学校
  • 68 協心塾力 塾に通えない僻地の生徒も繋げるICT
  • 70 短期集中連載「自立学習」を超えて! 山田徹雄
  • 72 CatchUp4 東進ゼミナール
       〝生徒紹介〟をリデザインする『こうかんドリル』
  • 75 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(267)
  • 76 疾風の如く(80)
      パイオニア ランゲッジスクール(神奈川県)
      マネージャー 中村 由香里さん
  • 78 好機到来(11) 塾のナガシマ 社長 永島慎一さん、副社長 永
    島瑠美さん
  • 80 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(32)
  • 82 白書界隈徘徊話(12) 西村克之
  • 84 自ら動き出すチームにする方法(18) 中谷彰宏
  • 86 新米塾長のための「部下とサシで行きたいごはん屋さん」(32)
  • 87 芸術見聞録(32)
  • 88 高校生からの子育てハイウェイ(11)
  • 89 クロスワードパズル「塾長の机」
  • 90 為田裕行の「教育ICT行」(11)
  • 92 新・授業改革を目指して(89) 石川幸夫
  • 94 林明夫の「歩きながら考える」(127)
  • 96 咲かせよ桜(17) 小林哲夫
  • 100 未之知也(いまだこれ知らざるなり)(36)
  • 102 論点2016(3) 示された、これからの教員像。課題山積。
  • 106 編集後記
  • 108 Book Review
  • 110 塾長のためのガジェット講座

早慶立、ネット出願に移行 17年度入試から

早稲田大、慶応大、立教大の各校は2月24日、2017年度入学者向け一般入試の出願から紙媒体での手続きを廃止し、インターネットに移行すると発表した。全国各地でネット出願を導入する大学が出てきており、3校も実施環境が整ったと判断した。インターネット出願で果たして、志願者数で早大は近大・明大を抜き返せるか?全国各地に試験会場を置き、各地域の無償奨学金の贈与の人数を特定すれば、抜き返せると思うが如何。

NASA宇宙飛行士公募、過去最高1万8千人が殺到

米航空宇宙局(NASA)は、昨年末から公募していた次世代の宇宙飛行士候補の選考に、過去最多となる1万8千人以上の応募があったと発表した。公募は米国人を対象に昨年12月14日に始まり、締め切りの2月18日まで2カ月間に約1万8300人の応募があった。前回12年にあった公募の約3倍で、過去最高の78年の約8千人を大幅に上回った。今後1年半かけて適性などをみた上で、最終的に8~14人の候補を選ぶという。NASAは2017年にも民間宇宙船による有人打ち上げを復活させる計画で、30年代には有人火星探査も目指している。

厚生年金、加入逃れ阻止 79万社特定 厚労省

厚生年金や健康保険への加入手続きを企業が怠らないように厚生労働省が抜本的な対策を始める。4月から企業版マイナンバー(法人番号)を活用し、2017年度末までに全ての未加入企業を特定する。未加入の疑いのある企業は79万社にのぼる。厚生年金や健康保険は、法人や従業員5人以上の個人事業主に加入する義務がある。保険料は労使で折半して負担している。厚労省は、保険料の負担を逃れるため、意図的に加入していない悪質な企業には、立ち入り検査を実施して強制加入させる方針だ。

トビタテ!留学JAPAN 応募人数3倍に、渡航経験が少ない学生も応募しやすく(更新)

国と経済界が2014年に創設した海外留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」の5期生の募集が3月8日に締め切られる。2月5日に発表された第4期の選考結果は、260の大学から応募した1415人のうち、437人が最終選考を通過。高校生コースも第1期から第2期で3倍の1750人が応募しており、募集のたびに応募人数が増えている。

同プログラムでは、提出書類や面接を通じて、学生が立てた留学計画と積極性などの人物像をみて選考した。原資は企業や団体からの寄付によるもので、渡航先などに応じ、月10~20万円を最長2年、学費を最大60万円、渡航費を最大20万円支給する。

現在募集中の第5期では、海外への渡航経験が少ない学生の留学を応援する枠を新たに設けることにより、これまでは渡航期間3ヶ月以上を推奨していたが、28日以上の短期の留学計画も支援することにした。選考においては、海外経験の少なさを考慮して、より人物面を重視した評価をおこなう。また、留学計画書に記入必須だった「実践活動」の具体的受入先機関名も任意とするなど応募しやすくしている。

(一部事実と異なる表現があったため訂正しました)

近畿大のコレステロール少ない鶏卵

近畿大学は地元のマシン・メンテナンス・サービス(大阪府東大阪市)と連携し、コレステロールの含有量が通常よりも2割少ない「近の鶏卵」を開発した。低コレステロールというだけでなく癖のない卵本来の味が楽しめるとして、購入者からは好評を得ている。中高年向けなどで需要が高いと見て、商品化を決めたという。1月7日から高島屋大阪店(大阪市)の地下生鮮食品売り場で販売を開始した。価格は1パック(6個入り)648円。インターネット通販も行っている。

学研HD、M&Aに5年で100億円

学研ホールディングスは、今後5年間で国内でのM&A(合併・買収)に100億円を投じる方針だ。成長分野と位置付ける高齢者向け事業の強化を目指し、サービス付き高齢者向け住宅を運営する企業の買収を検討する。15年9月期末時点で運営する高齢者住宅の拠点数は90を超え、高齢者福祉・子育て支援事業の営業損益は前期に黒字化した。買収で都市部を中心に規模を拡大して収益の柱に育成する。主力の教室・塾事業では現在、10社の学習塾や進学塾を傘下に持つ。事業展開が手薄な地域を中心に、新たに進学塾の買収を検討する。

小田急電鉄、農業に参入

小田急電鉄は2月22日、農業事業に参入すると発表した。小田急グループの神奈川中央交通が保有する約3700平方メートルの遊休地に農業用のビニールハウスを4棟建設し、糖度の高いミニトマトを生産する。栽培、収穫などは資本参加している銀座農園(東京・中央)に委託し、将来はトマト以外の農作物の生産も視野に入れる。2月1日に用地造成を始めており、5月末に施設整備を完了、11月中旬からの販売を予定。年間19トンの収穫を見込んでいる。人口減に伴う鉄道利用者の減少をにらみ、事業の多角化を進める。

小学英語2020年から

小学5、6年生は2020年度から、正式な教科として英語を学ぶ。授業も週1時間分(1時間は45分)増えるのだが、時間割はすでにいっぱい。さらに、ほかにも多様な教育が求められている。ある公立小学校では、午前8時半からの15分間を読書、計算、漢字の書き取りなどの学習に充てている。学力向上が目的で、教職員の打ち合わせがある週2回は自習。この時間帯に英語の授業を入れると、今やっている学習は続けられないという。