Archive for: 3月 2023

滋賀大学 サカイ引越センター と産学連携協定を締結

 株式会社サカイ引越センターは国立大学法人滋賀大学との連携・協力に関する協定を締結した。サカイ引越センターと大学の産学連携協定は初めてとなる。
 今後は、学術研究および地域社会の発展を目指し、サカイ引越センターの保有するデータを、滋賀大学へ提供し、分析・研究することで、新しいビジネスモデルの構築に取り組んで行くとともに、学生のビジネススキルの向上にも寄与していきたいと考えている。

【協定項目】
(1) データサイエンス等の利活用により、ビジネス分野における課題解決に資する共同研究、
  委託研究に関すること。
(2) SDGs分野の発展に資する共同研究・委託研究に関すること。
(3) 講師派遣、インターンシップ受入、人材採用・育成等に関すること。
(4) データサイエンス分野の社会人教育に関すること。

城南進学研究社「デキタス」が4月より大幅アップデート

 株式会社城南進学研究社(神奈川・川崎市、下村 勝己 代表取締役)が運営する小中学生対象のオンライン学習教材「デキタス」は、2023年4月1日(土)に大幅アップデートを行う。管理画面上のデータの視覚化によって生徒の学習状況の把握がしやすくなり、使いやすさが向上。また、「英語検定」科目の追加によって、英語検定試験対策が可能となる。

「デキタス」は個人会員のほか、小中学校や学習塾など法人会員にも導入しており、教員や講師から、学校全体や教室・個人の学習状況をもっと簡単に把握できるようにしてほしいという要望があった。それを受け、管理画面上で見られる様々なデータをグラフ化し、視覚的に見やすく改善。教員や講師の使いやすさが向上した。さらに、通常の「英語」とは別に、英語検定に特化した科目を追加。授業動画や基本問題、チャレンジ問題を新規で作成した。小学3年生から外国語活動が「必修」に、5年生から英語が「教科」になるなど英語の重要性が増す中、英語検定を必要とする小中学生のニーズにも応えた形となる。

月刊私塾界2023年4月号(通巻504号)

巻頭言

 人生は常に岐路に立っている。「やる/やらない」の。
「やる」に進めば、失敗のリスクがついてくる。「やらない」に進めば、成功を収めることはできない。
 進む道は勿論「やる」方向だ。たとえ失敗しても、次の「やる」に進む。再び失敗しても、「やる」に進む。そのように次から次へと「やる」道へ進む。「やらない」道へは決して進まない。
「やらない」方向に成功はない。「やる」方向には失敗もあるが、成功の可能性は常にある。成功確率がゼロか数パーセントかだ。答えは明白。確率が少しでもある方へ進む。
 しかし、人間は往々にして「やらない」方を選ぶ。失敗を恐れて。格好悪い姿を晒したくない。言い訳はさまざまだ。そして無限にある。だが、それでは成功を掴むことはできない。
 どんなに苦境に立たされても、「失敗しない道」ではなく、「リスクはあっても成功する確率がある道」を選んで、頑張り続けることが大切だ。
 このことはご自身の仕事、生徒たちの勉強にも言えることではないだろうか。
 この春、桜が咲いた生徒たちは怠け心や失敗の恐怖に果敢に立ち向かい、成功を収めたのではないだろうか。
 読者諸氏も間近に見た生徒たちから学び、常に「やる」を選択し、厳しい学習塾業界を突き進んでいただきたい。
 そのような読者を本誌は全力で応援していく所存だ。

(如己 一)

目次

  • 6 CatchUp1 株式会社花形 続々と総合型選抜対策サービスを拡充「総合型選抜専門塾AOI」の展望を聞く
  • 8 CatchUp2 ネスグローバル株式会社 合格率100%を保証するネス英検塾
  • 10 CatchUp3 株式会社白沢プランニング 独自の取り組みを交え岡山・山陰に東進の存在価値を高める
  • 16 HOT TOPICS【特別掲載】大学入試問題は、なぜ、時代を映す鏡なのか?
  • 24 挑む私学 香川誠陵中学校・高等学校
  • 27 目次・巻頭言
  • 28 NEWS ARCHIVES
  • 58 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 60 【特集】オンライン座談会 私塾界Outsight
  • 72 Special Report SRJがオンラインセミナーを開催 付加価値をもたらす最強のツールを提供
  • 78 TOP LEADER Interview 「中学受験の先も伸びる地頭がいい子」を育てる。それが日能研の永遠のテーマ。 株式会社 日能研関東
  • 88 企業研究(124) 一般社団法人スポーツひのまるキッズ協会
  • 90 現代学習塾経営概論(新連載)
  • 91 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(350)
  • 92 疾風の如く(166) 学習塾WeeD(京都府) 代表 野田 宣之 さん
  • 94 For Whom the 塾 Tolls(23)
  • 96 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(119)
  • 98 白書界隈徘徊話(97)
  • 100 自ら動き出すチームにする方法(103) 中谷彰宏
  • 102 塾の家計簿(71)
  • 104 シン・ジュクジン(17)
  • 105 芸術見聞録(117)
  • 106 わが子、就学中(25)
  • 107 塾長の机
  • 108 為田裕行の「教育ICT行」(97)
  • 109 10¹⁵ PETA(24)
  • 110 1981(48)
  • 111 Opinion from School(46)
  • 112 林明夫の「歩きながら考える」(212)
  • 114 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(48)
  • 116 私塾界インサイト(61)
  • 120 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(17)
  • 122 咲かせよ桜(98) 小林哲夫
  • 126 論点2023(5) 活用進むチャットボット
  • 130 編集後記
  • 132 Book Review
  • 134 塾長のためのガジェット講座

スプリックス 堺市教育委員会と包括連携協定を締結

 株式会社スプリックス(東京・豊島区、常石 博之 代表取締役社長)は、堺市教育委員会(粟井 明彦 教育長)と、包括連携協定を締結した。スプリックスが開発した『CBT for school』を導入することで、堺市内の児童・生徒の基礎学力定着を図るとともに、小中一貫教育の充実に寄与することで、堺市の教育振興に貢献していく。

 GIGAスクール構想による1人1台端末の整備が進んだ昨今、公教育の現場においては端末活用の具体的な方法が焦点となっており、CBT(Computer Based Testing)への関心が高まっている。スプリックスでは、公教育におけるCBT導入を促進すべく、基礎学力・プログラミング・主要教科の理解を評価できる、3つのCBTを学校向けにパッケージ化した『CBT for school』を開発した。
 堺市は令和3年2月に「第3期 未来をつくる堺教育プラン」を策定した。堺市のめざす教育像の実現のために、ICTの活用を基盤とした教育施策の推進や「つながる教育」の推進として小中一貫教育の充実等が掲げられている。令和4年11月から『CBT for school』の試行を開始した。
 上記を背景に、この度の包括連携協定締結に至った。堺市内の全小中学校において『CBT for school』を活用することで、児童・生徒の基礎学力の定着を図ることを目的とする。加えて、データに基づき児童・生徒のつまずきを早期に把握しカリキュラム作成に生かすことで、新たな学校のあり方の実現にむけた小中一貫教育の充実・授業の改善を推進していく。

包括連携協定の概要
連携協定の主な内容は以下の通りとなる。
・『CBT for school』を活用し、堺市内の児童・生徒の個別最適な学びを推進
・『CBT for school』の自動採点、自動集計機能の活用による教員の負担を軽減
・全国学力・学習状況調査と基礎学力定着の相関に関する研究及び検証

九州大学と沖縄科学技術大学院大学(OIST)が包括連携協定を締結

 国立大学法人九州大学(福岡市、石橋 達朗 総長)と学校法人沖縄科学技術大学院大学学園(沖縄・国頭郡恩納村、アルブレヒト・ワグナー 臨時理事長兼学長)は、学術交流を促進するとともに、テクノロジー、アントレプレナーシップなど、多様な分野における相互の連携を強化していくため、包括連携協定を締結した。

締結日 :2023年3月27日(月)

連携内容 :
(1)研究者、大学院生、事務職員の交流
(2)共同研究等における協力
(3)機関出版物および学術情報の共有
(4)研究設備・施設の相互利用
(5)共同研究等に基づく学術情報の相互利用
(6)社会的インパクトのある分野に関する共同会議、シンポジウム、ワークショップ
(7)九州・沖縄地域においてイノベーション・エコシステムを促進するプラットフォームの連携
(8)その他、両大学が必要と認める学術交流

ヒューマンスターチャイルド 横浜市内の中学校で職業講和を実施

 保育事業を展開するヒューマンスターチャイルド株式会社(横浜市、川下 裕左 代表取締役)は3月17日に横浜市立本郷中学校にて地域社会貢献活動の一環として職業講和を実施、29名が講和へ参加した。

 ヒューマンスターチャイルドでは、小学生から高校生までを対象とした保育士無料体験プログラム「キラキラ保育士体験」や、地域の子どもたちに食支援と居心地の良い空間を提供するための「スタチャこども食堂」、地域のにぎわいづくり・活性化を目的に、講演会や趣味の活動などに利用できる保育所に隣接した多目的施設「スタチャラウンジ」など、保護者や地域の方をはじめ、かかわるすべての方々と子育ての楽しさ、喜び、感動を共有できる子育て支援企業を目指し、社会貢献活動(CSR)に積極的に取り組んでいる。洋光台ナーサリーへ横浜市立本郷中学校より依頼を受け、保育士に関する職業講和を実施した。

 ヒューマンスターチャイルドは、「未来の保育士を育む応援プロジェクト」として、小学生から高校生までを対象とした保育士無料体験プログラム「キラキラ保育士体験」を、2016年以降、夏休みを利用して実施している。子どもたちが保育の仕事を志すきっかけとなり、保育業界の発展につながることを目指して取り組んでいる。

統合型スクールマネジメントシステム「ヨリソル」、LMS(学習管理システム)機能の提供を開始

 株式会社プラスアルファ・コンサルティング(東京・港区、三室 克哉 代表取締役社長)は、教職員の負担軽減と本質的な教育データ利活用・教育DXの実現を支援すべく、「ヨリソル」にLMS(学習管理システム)機能の提供を開始することを発表した。

 このLMS(学習管理システム)機能では、まず、授業や講義・コースごとに担当教職員や受講学生・生徒などの対象者の設定を行う。この対象者設定を基本とし、担当教職員は、授業や講義・コースの中で、更にコマ単位での、出欠管理、小テスト、課題、ドリル、資料の配布、シラバス管理、掲示板でのお知らせやコミュニケーション等の設定・運用が可能となる。

「設問バンク」機能では、小テストやドリルの作成の前段階で、小テスト・ドリルに利用する設問を作成する。これと同時に作成された設問は設問バンクに蓄積され、小テスト・ドリルの設問として自由に選択・出題ができる。これにより、同じ授業間での設問の共同利用が可能になり、授業準備の負担軽減を見込むことができる。
 更に設問に対して難易度や回答時間目安などの情報を付与することができ、出題した設問に対して難易度別の正答率などの分析や、教職員の考えている難易度と実際の理解度のギャップの確認等が可能となる。

 今後は学生・生徒ごとに苦手な設問を自動でドリルに出題できるような機能開発も予定しており、一人ひとりに寄り添った教育の実現へ向け、機能強化を行っていくという。

「出欠管理」機能では、IC機器などのハードウェアの導入なしでクイックに校務のデジタル化ができるよう意識し、機能開発を行っている。
 学生・生徒は出席入力をスマートフォンから行うことができる。また、出席の不正入力を防止するための「出席キーワード設定」や、キャンパスのネットワークからのみ出席可能とする設定(「IPアドレス制限設定」)などの機能を実装している。

 また教職員画面では、学生・生徒全員を参照しながらの出欠確認や一括出席入力を可能にした。
 今後は蓄積される出欠データをもとに、欠席や遅刻の多い授業について自動でアラートを出せるような機能開発も予定している。

統合型スクールマネジメントシステム「ヨリソル」

ヨリソル(https://yorisoar.com/)は、教育データの見える化から志願者管理、成績、学習記録、出欠、LMS、授業評価アンケート、退学・不登校の予兆検出まで、教育機関に必要な機能をワンプラットフォームに集約。散在する教育データをひとつにつなげ、あらゆる角度でのデータ分析・活用を実現する。

カシオ計算機 売上の一部をチャンス・フォー・チルドレンを通じ寄付

 カシオ計算機は、経済的な理由で学校外の学びの機会を得られない全国の子供たちを支援する公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンに対し、4月1日より国内のカシオ計算機オンラインストアで販売した電卓「S100/S100-BU」の売上の一部を寄付する。カシオ計算機は「創造 貢献」の経営理念のもと、時計や教育、楽器などのさまざまな事業を展開している。特に、教育事業においては、関数電卓や電子辞書、総合学習プラットフォームなどの商品を提供するとともに、教材の作成や教員に対する授業のレクチャーなど、商品をより効果的に活用できる支援も行い、世界の学校教育に貢献し続けている。

 子供たちが平等に教育を受けられるようにしたいという想いから、新たなチャリティー活動を開始する。第一弾として、カシオ計算機オンラインストアで販売するプレミアム電卓「S100/S100-BU」の売上の一部を寄付する。寄付金は、チャンス・フォー・チルドレンを通じ、経済的な困難を抱える子供たちへ塾や習い事、体験活動などで利用できるスタディクーポンを提供する活動に役立てられる。今後、「S100/S100-BU」以外の商品でも同様の取り組みを進めていく予定。

民間学童ウィズダムアカデミー、AIを搭載したタブレット学習(DOJO)を全校舎で一斉導入決定

 株式会社ウィズダムアカデミー(東京・豊島区、鈴木 良和 代表取締役)は、2023年4月3日より直営校全校舎でタブレット学習「DOJO」を一斉導入する。
 共働き家庭が急増し、家庭学習の時間が大幅に減少している中、ウィズダムアカデミーでは、2021年度から都内の5校舎で、子供を預かっている時間にタブレット学習アプリ『DOJO』を使って、「計算」「英単語」「漢字・語い」の基礎学力を効率的に伸ばす時間を設けてきた。この取り組みの中で、DOJOで学習した量に応じてポイントを付与していく仕組みを運用したところ、子供たちもゲーム感覚で学習を楽しむことができ、保護者の方からも好評だったため、ウィズダムアカデミーの全校舎で一斉導入する運びとなった。

​株式会社ウィズダムアカデミー 会社概要

所在地 〒171-0031 東京都豊島区目白2-20-5
設立 2010年5月
資本金 145.07百万円(2022年10月25日時点)
代表者 代表取締役 鈴木 良和
事業内容 民間学童保育事業、ビジネスアドバイザリー事業、不動産活用ソリューション事業

バンダイがキッザニア東京に「おもちゃ工場」をオープン

 株式会社バンダイ(東京・台東区、竹中 一博 代表取締役社長)は、KCJ GROUP 株式会社(東京・中央区、圓谷 道成 代表取締役社長)が企画・運営するこどもの職業・社会体験施設「キッザニア東京」(東京都江東区)において、バンダイがオフィシャルスポンサーをつとめる「おもちゃ工場」パビリオンを、2023年3月28日(火)にオープンした。
 パビリオンでは、ものづくりの面白さを伝えるとともに、環境に配慮した商品を「つくる」体験により、サステナビリティへの興味・関心を持ってもらう機会を提供する。

■「おもちゃ工場」パビリオン
・キッザニア東京でしか着られないオリジナルユニフォームを着てお仕事体験ができる。
・成果物は、カプセルのリサイクル材を使用したキッザニア東京限定カラーの「カプキャラ パックマン」。
・「カプセルリサイクル」の仕組みを学ぶとともに、成型や塗装の機械を使った「ものづくり」の一連の流れが体験できる。

■パビリオン概要
パビリオン名:おもちゃ工場
所要時間  :約30分
職業名   :おもちゃ工場スタッフ
給料    :8キッゾ
定員    :6名/1回
成果物   :カプセルトイ
体験内容  :空のカプセルを再利用した製品の製造工程を知り、
       ものづくりの面白さや環境に配慮した商品を作る大切さを学ぶ。