Archive for: 8月 2024

私塾界リーダーズフォーラム 2024 A/W【Generate】

配信アーカイブのご視聴は下記のURLへ

私塾界リーダーズフォーラム 2024 A/W 【Generate】 アーカイブ配信 閲覧フォーム

 

日夜アップデートを繰り返し、飛躍的な進化を続ける生成AI。今回のフォーラムではAI(人工知能)に限らず、新たに生成されるビジネスやソリューションに着目し、【Generate】をテーマに新時代の教育サービスを皆さまとともに考えてまいります。

Session 1【トークセッション】11:00-11:50
デジタルネイティブ世代の塾経営を生成する

株式会社学びエイド代表取締役廣政 愁一 氏
Manabie Japan合同会社Co – founder & CEO本間 拓也 氏
ELSA Japan合同会社日本法人代表玉置 俊也 氏

Session 2【ショーケースセッション①】11:50-12:20

最新の教材や教育プログラム、テクノロジーを活用した新しい学習方法など、多数の出展企業が参加予定です。 このセッションでは、最新の教育情報を一堂に集め、情報交換の機会を提供します。

Session3【トークセッション】12:30-13:20
企業の成長を加速させる新事業の生成

興学社学園グループ学園長池田 晃 氏
株式会社城南進学研究社専務取締役執行役員 COO千島 克哉 氏
株式会社イシド 石戸珠算学園代表取締役社長沼田 紀代美 氏

Session4【ショーケースセッション②】13:20-13:50

最新の教材や教育プログラム、テクノロジーを活用した新しい学習方法など、多数の出展企業が参加予定です。 このセッションでは、最新の教育情報を一堂に集め、情報交換の機会を提供します。

Session5【パネルディスカッション】14:00-15:30
生成AIと新世代の教育

文部科学省 初等中等教育局学校デジタル化プロジェクトチーム
学びの先端技術活用推進室
伊勢本 惇示 氏
株式会社ベネッセコーポレーションデータソリューション部 部長
一社団法人Generative AI Japan 理事)
國吉 啓介 氏
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社執行役員 パブリックセクター技術統括本部長
一般社団法人Generative AI Japan 理事)
瀧澤 与一 氏
早稲田大学 大学院教育学研究科高度教職実践専攻(教職大学院) 教授 田中 博之 氏

【主 催】株式会社私塾界/全国私塾情報センター 

会場

〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台4−6 御茶ノ水ソラシティ 2F
sola city Conference Center

高校生の「志願したい大学」を調査する『進学ブランド力調査 2024』高校生が進学先を検討する際の重視項目は?

 株式会社リクルート(東京・千代田区、北村 吉弘 代表取締役社長)が運営する、『リクルート進学総研』(小林 浩 所長)は、高校生の大学選びの動向を明らかにするため、2008年より進学ブランド力調査を実施している。2024年7月31日(水)には、高校生の「志願したい大学」を7エリアで発表したが、今回は同調査より、高校生が進学先を検討する際の重視項目についての調査結果がまとまった。

■高校3年生(4月時点)が進学先を検討する際の重視項目は、「学生生活が楽しめそう」が全体では1位
Q.進学する学校を選ぶとき、あなたが重視するのはどのようなことですか(複数選択)
・進学先検討時の重視項目 ※全体の降順

解説:学生生活を楽しむという前提の上で、高校生はその先に何を望むのか
『進学ブランド力調査』は、高校生が最終的に受験校を絞り込む前段階における「志願したい大学」を聞くことを目的としているため、高校3年生に進級した直後の4月に実施している。 2024年にリニューアルした『進学ブランド力調査 2024』では、「志願したい大学」の他、進学先を検討する際の重視項目に関しても高校生に聴取している。また今回の調査は、コロナが5類感染症へ移行した後初めての調査であり、授業や課外活動を含めキャンパスに通う頻度が増えてきた中だった。進学先を考える高校生にとっては、キャンパスで大学生活を送ることを想定した上での回答だったと推察される。
 全国的な傾向としては、「学生生活が楽しめそう」が43.3%と1位。大学卒業後の生活を意識した「就職に有利である」(42.2%)が続き、「自分が成長できそう」(37.2%)が3位でした。この結果から、大学卒業後のキャリアを見据えて在学中に自身がどれぐらい成長できるかなど、大学生活のその先を見通している高校生の志向が見えてきた。

『リクルート進学総研』所長 小林 浩

調査概要
■調査目的 高校3年生の大学に対する志願度、知名度、イメージを把握し、関係各位の参考にする。
■調査対象 全国の高校に通っている2025年3月卒業予定者(調査時 高校3年生)計19万9,990名
※令和5年度学校基本調査の「全日制・本科2年生生徒数(県別)」、「中等教育学校・後期課程2年生(県別)」を基に、リクルートが運営する『スタディサプリ』会員より調査対象とする数を抽出
■エリア区分 関東甲信越エリア(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、新潟県、山梨県、長野県の1都9県)東海北陸エリア(静岡県、愛知県、岐阜県、三重県、富山県、石川県、福井県の7県)関西エリア(大阪府、京都府、奈良県、和歌山県、兵庫県、滋賀県の2府4県)北海道エリア(北海道の1道)東北エリア(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県の6県)中四国エリア(鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県の9県) 九州沖縄エリア(福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県の8県)
■有効回答数 1万4,758名 回収率 7.4%
※令和5年度「学校基本調査」(文部科学省)の2年生(本調査の母集団:2025年3月卒業予定の高校3年生)から男女構成比を算し、エリア別男女構成比(7エリア×2性別)が母集団と一致するように全体を補正している。
■集計対象数 1万3,317名 ※分析対象は上記有効回答のうち大学進学希望者
■調査期間 関東甲信越、東北:2024年4月1日(月)~4月30日(火)23:59 その他地域:2024年4月2日(火)~4月30日(火)23:59
■調査方法:インターネット調査        
※2024年度からインターネット調査に変更、また選択肢を一部変更したため、時系列結果は掲載していない。

詳細は下記リンクよりPDFへ
https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/assets/20240829_study_01.pdf

月刊私塾界2024年9月号(通巻521号)

巻頭言

日本の多文化共生を支える日本語教育の展望

 文部科学省の調査によると、日本に住む外国籍の子どもたちの数は増加しており、多くが日本語教育の必要性を抱えているという。これは、公立学校に在籍する日本語指導が必要な子どもたちが過去最多を更新し、その数が6万9123人に達していることからも明らかだ。また、外国籍の子供たちの中には学校に通っていない不就学の可能性があるケースも8601人確認されている。

 この現状は、日本の教育システムにとって重大な課題となっている。民間の教育機関は、これらの課題に対して独自の解決策を提供することができるだろう。例えば、オンラインプラットフォームを活用した日本語教育や、多文化理解を深めるためのプログラムを導入することが考えられる。さらに、民間教育機関は、地域社会と連携して、これらの子供たちが社会に溶け込むための支援を強化することも可能だ。

 2040年に向けて、日本社会はさらに多様化していくことが予想される。この多様化を教育の場でどのように取り扱うかが、今後の教育政策の中心的なテーマの一つとなるだろう。日本に移住してくる家族や子供たちが直面する言語の壁を低減し、彼らが活躍できる環境を整えることは、教育機関の使命として今後確実に重要性を帯びてくる。

(如乙 一)

目次

  • 12 HOT TOPICS【一般選抜39.7%の衝撃!】大学受験の新たな成長市場「総合型・学校推薦型選抜のカリキュラム化」は、「幼・小・中」の低学年マーケティングで決まる!
  • 16 挑む私学 神戸星城高等学校
  • 19 目次・巻頭言
  • 20 NEWS ARCHIVES
  • 48 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 50 【特集①】株式公開企業塾 2025年2・3月期 第1四半期(1Q)決算を読む
  • 60 【特集②】2024生徒募集
  • 72 企業研究(138) 株式会社DeltaX
  • 75 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(367)
  • 76 疾風の如く(181) GoTo早慶MARCH塾(東京都)塾長 後藤 進一 さん
  • 78 現代学習塾経営概論(18)
  • 80 For Whom the 塾 Tolls(37)
  • 82 自ら動き出すチームにする方法(120) 中谷彰宏
  • 84 シン・ジュクジン(34)
  • 85 芸術見聞録(134)
  • 86 わが子、就学中(42)
  • 87 塾長の机
  • 88 為田裕行の「教育ICT行」(114)
  • 89 10¹⁵ PETA(42)
  • 90 Opinion from School(62)
  • 92 林明夫の「歩きながら考える」(229)
  • 94 新・授業改革を目指して(140) 石川幸夫
  • 96 私塾界インサイト(78)
  • 100 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(34)
  • 102 咲かせよ桜(114) 小林哲夫
  • 106 論点2024(9) 「学校教師の働き方」これからどうなる?
  • 110 編集後記
  • 112 Book Review
  • 114 塾長のためのガジェット講座

岩手県奥州市・ミチノクと「地球温暖化対策及び気候変動適応対策に係る連携協定」締結

 アサヒ飲料株式会社(東京、米女太一 社長)は、岩手県奥州市(倉成淳 市長)と株式会社ミチノク(岩手・奥州市、住吉啓史 社長)と「地球温暖化対策及び気候変動適応対策に係る連携協定」を8月29日に締結した。この協定は8月7日に奥州市が表明した「奥州市2050年二酸化炭素排出実質ゼロ表明」における第一弾の取り組みとなる。「CO2を食べる自販機」の設置を通じて地方自治体と地球温暖化・気候変動対策に関する連携協定を締結するのは国内で初めて。
 この協定に基づき、3者が連携し環境省が推進する地球温暖化の「緩和(温室効果ガスの排出削減対策)」および「適応(気候変動の影響による被害の回避・軽減対策)」に取り組む。「緩和」では、アサヒ飲料・ミチノクが奥州市内に「CO2を食べる自販機」の設置を推進することで、稼働電力由来のCO2排出量の実質マイナス化につなげ、市内のCO2削減に貢献する。「適応」では、奥州市が設置した指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)に体調不良者向けの飲料をミチノクが応急措置の一環として準備し提供することを予定している。その他、地域への環境教育、熱中症啓発活動にも協力する。今回の連携協定締結を機に、今後も奥州市と連携して地球温暖化対策に取り組んでいく。

「CO2を食べる自販機」は、自動販売機の庫内にCO2を吸収する特殊材を搭載した自動販売機。CO2吸収性能として1台当たりのCO2年間吸収量は稼働電力由来のCO2排出量の最大20%を見込んでおり、スギ(林齢56-60年)に置き換えると約20本分の年間吸収量に相当する。現在は関東・関西エリアを中心に、CO2濃度が高いとされる屋内に加え屋外などさまざまな場所に2024年7月末時点で約150台設置している。脱炭素社会の実現に貢献する国内初の取り組みであり、大気中のCO2の吸収を可能にした自動販売機は、特許(特許第7282338号)取得済み。

第139回中央教育審議会総会 開催

 8月27日、第139回中央教育審議会総会が開催され、荒瀬会長から盛山大臣へ「「令和の日本型学校教育」を担う質の高い教師の確保のための環境整備に関する総合的な方策について(答申)」が手交された。

 この答申は、中教審の特別部会で取りまとめられた「審議のまとめ」に対して広く国民から意見募集を行い、意見等を踏まえて取りまとめられたもので、「学校における働き方改革の更なる加速化」「教師の処遇改善」「学校の指導・運営体制の充実」を一体的に進めるための具体の施策について、工程表とともに提言を受けた。

 答申を受け、盛山大臣は、「答申の中には法律改正や予算措置が必要な施策も多く盛り込んでいただいております。まずは、来年度の予算要求を間近に控えており、答申の内容をしっかりと踏まえた要求を行い、施策の実現に向けて最大限取り組んでまいります」と述べた。

 答申には、本改革実現のためには、文部科学省をはじめとして、国や都道府県、市町村といった行政が、教師をしっかり支えることはもちろん、教育に関わる全ての関係者が自分事として、社会全体で学校や教師を支えていくことが重要であること、そして情報発信の重要性についても言及されている。

【参考】特別部会審議まとめ手交を受けて制作した1分解説動画
教師の働き方これからどうなる?(YouTube 再生リスト 計6本)
https://www.youtube.com/playlist?list=PLGpGsGZ3lmbCifm3ifynKenXtZwAgocbS

「りんご塾」から、 2024 年算数オリンピック キッズ BEE 大会にて 5 名の金メダリストが誕生

 株式会社城南進学研究社(本社:神奈川県川崎市、下村 勝己 代表取締役社長 CEO)が運営する算数塾「りんご塾」は、2024 年 7 月 21 日(日)に行われた算数オリンピックファイナル決勝大会にて、「キッズ BEE 部門」において 5 名の金メダリスト、20 名の銀・銅メダリストを輩出した。

 滋賀県彦根市で生まれた「りんご塾」は、幼児から小学生までを対象に、算数オリンピックのメダリスト輩出を目標に掲げる算数専門塾。全国の小中学生が算数や数学の才能を競い合う「算数オリンピ ック」の人気は年々高まっており、2023年に参加者は過去最多となる 6,000 名を超えた。

「りんご塾」は、小学1年生〜3年生を対象にした「算数オリンピック キッズ BEE 大会」で、5 名の金メダリストと20名の銀・銅メダリストを輩出する結果となった。金メダリスト全41名のうち5名がりんご塾生であり、金メダリストの12%がりんご塾生となる。9 月には、同社の川崎本社ビルにて「算数オリンピック城南表彰式」 の開催も予定している。

 同社は、2018年にフランチャイジーとして「りんご塾」自由が丘校の運営を開始。2023 年 6 月には株式会社りんご塾と業務提携を行い、コンテンツの共同開発や導入教室の加盟開発及び運営サポートを行ってきた。さらに、昨今の算数人気の高まりを受けて、学習塾や教育事業者への“りんご塾コー ス”導入という形での提供も開始している。2024年4月からは、株式会社明光ネットワークジャパン との業務連携のもと、「明光義塾」内にも「りんご塾コース」を展開。同社が運営する個別指導教室「城南コベッツ」内も含めて約 220 校を運営するなど、全国へと教室の輪を広げている。

ヤマハのインドへの日本型音楽教育導入に関する事業で、IGSの子ども向け非認知能力可視化ツール「Ai GROW」が導入開始

 Institution for a Global Society 株式会社(東京・渋谷区、中里 忍 代表取締役社長 COO)は、ヤマハ株式会社)による初等音楽教育支援事業において、コロンビア共和国に引き続き、インド共和国にも、IGSの子ども(児童・生徒)向け非認知能力可視化ツール「Ai GROW(アイ・グロー)」が導入開始したことを発表した。

 ヤマハが2015年より新興国を中心に展開している「スクールプロジェクト」は、音楽・楽器演奏の楽しさを伝えるため、公教育における音楽と楽器を使った活動の普及を目指したプロジェクト。これまでに8か国で累計302万人(2024年6月末)の子どもたちに音楽・楽器演奏を楽しむ機会を提供してきた。
 ヤマハの「初等音楽教育支援事業」では、これまでコロンビアにおいても、日本型音楽教育が児童のどのような「非認知能力」を育むことができるのかを測るため、IGSの子ども(児童・生徒)向け非認知能力可視化ツール「Ai GROW(アイ・グロー)」を導入していたが、この度、インドでの活動においても「Ai GROW」が導入開始された。
 インドにおいて、ヤマハは、2023年4月よりデリー州の公立小学校10校にて、リコーダーを使った日本型音楽教育のパイロット授業を実施している。授業では日本型音楽教育の特色である4分野の1つ「器楽」をメインに用いつつ、「歌唱・鑑賞・音楽づくり」も併せて実施、ペアワークなど協働活動や探究活動を多く取り入れ「主体的・対話的で深い学び」を実践することで、海外での日本型教育の認知度向上と国際化に寄与する。また、日本型音楽教育による「非認知能力」育成の効果を、授業期間(2024年7月~12月)の事前・事後で「Ai GROW」を用いて測定し、その教育効果を検証する。これらの活動を通じて、日本型音楽教育の有効性の検証、エビデンスの収集、そしてインドの公立小学校における教育の質の向上を目指している。
 ヤマハのインドにおける取り組みは、文部科学省による「令和6年度『日本型教育の海外展開(EDU-Portニッポン)』応援プロジェクト」に選ばれた。成果や課題について文部科学省とも検証・共有しながら、初等教育の音楽教育支援を進めていく。IGSは児童・生徒向け非認知能力可視化ツール「Ai GROW(アイ・グロー)」を提供し、ヤマハによる日本型音楽教育の教育効果を検証することで、その有効性の検証、エビデンスの収集、そしてインドの公立初等学校における教育の質の向上に寄与していく。

「藝祭2024」東京藝術大学で9月6日(金)・7日(土)・8日(日)に開催

 東京藝術大学(日比野克彦 学長)は、令和6年9月6日(金)から9月8日(日)の3日間、上野キャンパスにて藝祭2024を開催する。同学の大学祭である藝祭は、実行委員会を中心に学生主催で毎年開催され、今年度で77回目を迎える。

〇テーマは「えん」
 今年度の藝祭のテーマは「えん」。円、宴、演、炎、遠⋯。ひらがな二文字ながら多様な意味を宿しているこのテーマ。どんな場面でも役立つ武器となりうるようなこの言葉を鍵に、当たり前に享受しているものの意味を捉え直し続けることで、仲間との日常、また長い伝統のある藝祭を守り抜きたいという願いを込めて決定した。また、メインビジュアルも、「えん」という言葉をもとに学生から公募した。

〇御輿と法被
 藝祭のメインイベントの一つである御輿と法被は、入学したばかりの学部1年生が、学科を超えて4つのチームに分かれて協力し作りあげたもの。上野公園での御輿パフォーマンスや、同学前の道路での展示で、繊細かつ迫力あるその姿を披露する。キャンパス内では歴代の御輿の模型や法被を展示し、藝祭の歴史も紹介する。

〇演奏会、作品展示、模擬店など
 キャンパス内では、学生が企画した多数の演奏会や野外ライブを開催。美術学部の各科専攻の作品や、学生有志による作品を展示します。各模擬店では、学生が工夫を凝らしたメニューを販売する。

〇藝祭グッズ販売、アートマーケット
 学生のデザインによる藝祭のメインビジュアルをベースに学生がデザインしたグッズおよびパンフレットを、開催期間中のみ限定販売する。
 パンフレットは藝祭の展示や演奏会などのコンテンツの紹介の他、藝大生による専攻を超えたシャトルランの様子や、絵しりとりの企画、また芸能人へのインタビュー記事など、読み物としても盛りだくさんの内容となる。
 上野公園では、学生が自身の制作物を販売するアートマーケットも実施。アクセサリー、ステッカー、陶芸、ZINEなど色とりどりの商品が並ぶ。

〇イベント情報
日 時:2024年9月6日(金)~9月8日(日) 9:00~19:00
(ただし、美術作品の展示は16:30で終了するなど、企画により異なる。)
場 所:東京藝術大学 上野キャンパス(東京都台東区上野公園12-8)
入場料:無料
主催:藝祭実行委員会

コミック『はだしのゲン』のマンガ家・中沢啓治さんが漫画界のアカデミー賞で殿堂入り

 2024年8月22日、株式会社汐文社は、『はだしのゲン』(汐文社刊)のマンガ家・中沢啓治さんが、アメリカ漫画界のアカデミー賞と言われるアイズナー賞で、「コミックの殿堂」入りをしたことを発表した。
 授賞式は7月26日金曜日の夜(現地時間)、 ヒルトン・ベイフロントで開催され、2023年に出版された作品を対象に32部門で授与された。
 過去の日本人作家の殿堂入りは、手塚治虫さん、小池一夫さん、小島剛夕さん、大友克洋さん、宮崎駿さん、高橋留美子さん、萩尾望都さんの7人で、中沢啓治さんは8人目となる。


●はだしのゲン(①~⑩) 著者:中沢啓治
(1975年5月汐文社刊 B6判 定価各800円+税)
1945年8月6日、原子爆弾で廃墟と化したヒロシマで、父・姉・弟を奪われながらも、たくましく生き抜くゲンとその家族を描いた長編マンガ。英語版をはじめ25か国で翻訳出版され、世界中で広く読まれている。

◆アイズナー賞とは
漫画界の「アカデミー賞」とも言われるアイズナー賞は、アメリカ漫画界の先駆者でありグラフィック・ノベル作家のウィル・アイズナーにちなんで名付けられた。アメリカのコミック業界が作品・マンガ家・アーティストを顕彰するもので、2023年に出版された作品を対象に32部門で授与された。
「コミックの殿堂」は個々の作品ではなく、マンガ家の「殿堂入り」を認める賞となる。


◆著者プロフィール:中沢啓治(なかざわけいじ)
(1939~2012年)漫画家。広島市出身。国民学校1年生だった6歳の時に被爆。父と姉、弟を失う。その後、漫画家を目指し上京。母の死をきっかけに、原爆、反戦をテーマにした作品を書き始め、2009年の引退まで数多くの作品を残した。

国家資格「宅地建物取引士」取得に向けた学習コンテンツを、記憶のプラットフォーム「Monoxer」にて提供開始

 モノグサ株式会社(東京・千代田区、代表取締役:竹内 孝太朗、畔柳 圭佑)は、記憶定着のための学習プラットフォーム「Monoxer(モノグサ)」が、TAC株式会社(東京・千代田区、代表取締役社長:多田 敏男)よりライセンスを受け、Monoxer上で国家資格「宅地建物取引士」資格取得のための学習コンテンツを導入組織に向けてリリースすることを発表した。

 Monoxerは、生徒数が数万人に及ぶ大手塾・予備校から、生徒数が数十人規模の地域密着型の塾、さらには学校現場に至るまで、幅広く導入実績があります。記憶定着を支援するため、さまざまな教科や用途で活用されている。近年は、社会人による利用も増加しており、営業活動に必要な商材知識の習得や、ファイナンシャル・プランナーやITパスポート資格取得といった専門的な業務を遂行する上で必要となる知識の記憶定着をサポートしている。
 TACと連携して年間20万人以上が受験する、国内最大規模の国家資格である宅地建物取引士の学習コンテンツの提供を開始する。提供する学習コンテンツは、TACが出版している『2024年度版 わかって合格(うか)る宅建士 一問一答セレクト1000』を基に、Monoxer上の学習コンテンツを作成している。
 掲載している問題は、過去問から厳選したもので、学習効果を最大化することを考慮している。頻出問題や重要論点を中心に、本試験の出題範囲を徹底的に網羅している。
 法律初学者の場合、宅地建物取引士の平均合格率は約16%で、必要な勉強時間は独学の場合で600時間以上、資格予備校に通う場合は400時間が目安と言われている。