日本郵政と傘下のゆうちょ銀行、かんぽ生命保険の3社は11月4日、東京証券取引所第1部に株式を同時上場した。日本郵政の初値は1631円と、売り出し価格を231円(17%)上回った。ゆうちょ銀の初値は1680円と売り出し価格(公開価格)より230円(16%)高い1680円、かんぽ生命は2929円と売り出し価格を729円(33%)上回った。初値で計算した郵政3社の株式の時価総額は合計で16兆6000億円強と、約25兆円だった1987年に上場したNTT以来となる大型の民営化案件は、まずは順調な滑り出しとなった。