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熊本県、2025年度県立高校の生徒募集定員を発表

 熊本県教育委員会は7月11日、25年度(令和7年度)県立高等学校の生徒募集定員を公表した。全日制の生徒募集定員は1万960人で、前年度から40人減少した。定時制の生徒募集定員は前年度と同じく440人となっている。

 学区別の内訳は以下の通り。
県央:4920人(前年度と同じ)
県北:2720人(前年度から40人減、阿蘇中央の1学級減による)
県南:3320人(前年度と同じ)
 定時制の生徒募集定員は440人、高等学校専攻科の定員は10人で、いずれも前年度と変更なし。
 6月に公表された「2025年度熊本県立高等学校入学者選抜の基本方針」によると、入試制度は以下の通り。
・前期(特色)選抜
・後期(一般)選抜
・二次募集
・中高一貫教育(連携型)に係る入学者選抜
 前期(特色)選抜の日程は、出願期間が2025年1月21日~1月24日で、検査は2月3日に実施し、結果通知は2月10日に行われます。後期(一般)選抜の出願期間は2月12日~2月17日で、検査は3月4日・5日に実施し、合格者発表は3月12日です。
 病気やその他やむを得ない事情で後期(一般)選抜の学力検査を受検できない場合、出身中学校長が証明すれば、追検査を受けることができます。追検査の日程は以下の通り。
出願期間:3月4日~3月7日
追検査:3月13日
合格者発表:3月17日
 なお、「入学者選抜要項」は例年8月に公表されている。

千葉県公立高校、2025年度入試の詳細発表

 千葉県教育委員会は7月10日、25年度(令和7年度)千葉県公立高等学校入学者選抜「一般入学者選抜」における学校設定検査の内容を公表しました。全日制118校のうち、一般入学者選抜では72校114学科が面接を実施し、3校3学科が思考力を問う問題を課す予定だ。

 25年度の一般入学者選抜は、全日制118校192学科および定時制16校16学科で実施される。学力検査は2月18日に国語・数学・英語の3教科、2月19日に理科・社会の2教科を行い、同日に学校設定検査も実施する。
 学校設定検査では、面接、集団討論、自己表現、作文、小論文、適性検査、学校独自問題などを実施する。
 各検査の実施校・学科の数は以下の通り。
面接:72校114学科
集団討論:1校1学科
自己表現:44校63学科
作文:9校14学科
小論文:1校2学科
適性検査:8校12学科
思考力を問う問題:千葉、千葉東、東葛飾の3校3学科
 学校設定検査を1つ実施する学校は110校175学科、2つ実施する学校は12校17学科となっている。志願理由書の提出を求めるのは3校3学科のみ。
 また、海外帰国生徒の特別入学者選抜は全日制19校24学科で実施され、学力検査や学校設定検査の結果を総合的に判定する。面接は18校23学科、自己表現は1校1学科、作文は3校4学科で行われる。
 2025年度千葉県公立高等学校入学者選抜の日程は以下の通り。
学力検査:2月18日・19日
追検査:2月27日(感染症罹患などによる受検不可者対象)
合格発表:3月4日
 詳細は千葉県のWebサイトで確認できる。

大学入学共通テスト ウエアラブル端末使用禁止を明確化 来年1月実施

 大学入試センターは7月10日、来年1月に実施される大学入学共通テストの受験案内における改正点を公表した。試験中に使用できないウエアラブル端末について具体的に記述され、眼鏡型端末「スマートグラス」や腕時計型端末「スマートウオッチ」が明示された。

 今年2月、早稲田大学創造理工学部の一般入試でスマートグラスを使用して試験問題が外部に流出する事件が発生したことを受け、大学入試センターは受験者に対してウエアラブル端末の使用禁止をより明確に伝える必要性を感じたという。同センターは、端末の具体的な種類を明記した理由を「受験者により分かりやすくするため」としている。
 受験案内では、ウエアラブル端末を試験中に身に着けたり手に持っていたりするだけで不正行為とみなされる可能性があることが強調されている。受験者はこの点に十分注意し、規定を遵守することが求められる。

私立大学の収容定員増加申請 2025年度から適用へ 文科省が認可一覧を公表

 文部科学省は7月5日、2025年度(令和7年度)からの私立大学等の収容定員変更に関する学則変更認可申請一覧を公開した。新たに申請があったのは四天王寺大学や大和大学など計5校で、各大学が入学定員の増加を求めている。

 6月末までに学則変更認可を申請した私立大学5校の内容は以下の通りとなる。
東京医療保健大学:和歌山看護学部看護学科の入学定員を10人増の100人に。
京都橘大学   :文学部日本語日本文学科の入学定員を10人増の95人に。
四天王寺大学  :看護学部看護学科の入学定員を20人増の100人に。
大和大学    :理工学部理工学科の入学定員を65人増の295人に。情報学部情報学科の入学定員を50人増の250人に。保健医療学部看護学科の4年次編入学定員を10人に。
広島工業大学  :情報学部の情報システム学科と情報マネジメント学科の設置届出に伴い、各学科の入学定員を80人とし、その他の学科等で140人減、全体では20人増の1100人に。

 文部科学省はこれらの情報をWebサイトに掲載し、参考として2025年度からの国立大学の収容定員増加に関する設置計画一覧も公開している。

「カルケン〜検定・資格を簡単学習」アプリ、リリースから3ヶ月で100を超える検定に対応

 ゲーム式学習サービス「プレイスタディゴー!」を開発・販売しているファンタムスティック株式会社(東京・港区、ベルトン シェイン 代表取締役)は、2月1日にリリースしたスマホアプリ「カルケン」がリリースから3ヶ月で100を超える検定を提供し、ユーザーの学習をサポートしていることを発表した。

「カルケン」は、様々な検定を無料、かつ登録不要で簡単に体験できる新しいアプリ。このアプリは、検定を「体験する」「知る」ことを目的とし、ユーザーが数タップで問題に挑戦できるようデザインされている。各検定には30〜100問が収録されており、様々な知識レベルのユーザーが楽しめる。
 アプリのナビゲート役として、犬のキャラクター「カル」が登場する。カルの応援を励みに、塔の頂上を目指して検定の進行に合わせて塔を登っていくゲーム性を取り入れ、学習が継続できる仕組みになっている。

 毎月新しい検定が追加されており、リリース時には42検定だったものが、3ヶ月で100を超える検定を提供するようになった。様々な分野にわたる検定が追加され、多岐にわたるユーザーの興味と好奇心を引き出している。これらの検定・資格は、将来的な目標のための活用や、豆知識として知りたい内容を網羅している。
 2026年までに300種類以上の検定の掲載を目標に、新しい検定を随時追加していきます。ファンタムスティックは、この新しいアプリを通じて、学習とエンターテイメントの融合をさらに推進していくことを目指す。
掲載中の106検定(50音順):
2輪自動車整備士 3級
HSK 漢語水平考試 3級
HSK 漢語水平考試 4級
HSK 漢語水平考試 5級
HSK 漢語水平考試 6級
ITサービスマネージャ試験
ITストラテジスト試験
ITパスポート試験
インテリア設計士 2級
ウイスキー検定
エンベデッドシステムスペシャリスト試験
きのこマイスター認定試験
くまモン検定
グリーンアドバイザー
コスメマイスター
ことわざ検定 10級
ことわざ検定 4級
ことわざ検定 5級
ことわざ検定 6級
ことわざ検定 7級
ことわざ検定 8級
ことわざ検定 9級
サステナブル経営サポート検定
システムアーキテクト試験
システム監査技術者試験
スキンケアマイスター
ダイエット検定
データベーススペシャリスト試験
ドイツ語技能検定試験 2級
ドイツ語技能検定試験 3級
ドイツ語技能検定試験 4級
ドイツ語技能検定試験 5級
ドイツ語技能検定試験 準1級
ネットワークスペシャリスト試験
パーソナルカラー実務検定 3級
ハングル能力検定 4級
ハングル能力検定 5級
ピアノ調律技能検定試験 3級
ビジネス能力検定 ジョブパス 3級
フライドポテト・アンバサダー検定
プロジェクトマネージャ試験
ペットオーナー検定
メイクケアセラピスト
メイクセラピー 3級
移動式クレーン運転士免許試験
医師国家試験
英検®️ 1級予想問題
英検®️ 2級予想問題
英検®️ 3級予想問題
英検®️ 4級予想問題
英検®️ 5級予想問題
英検®️ 準1級予想問題
英検®️ 準2級予想問題
応用情報技術者試験
介護福祉士
鎌倉観光文化検定 3級
看護師国家試験
管理栄養士国家試験
基本情報技術者試験
気象予報士試験
境港妖怪検定
公認心理師
骨格診断アドバイザー検定 3級
財務検定 4級
作業療法士国家試験
司法書士試験
視能訓練士試験
自動車ガソリン・エンジン整備士 3級
自動車ジーゼル・エンジン整備士 3級
自動車シャシ整備士 3級
自動車電気装置整備士
社会人コンプライアンス検定試験
社会人ホスピタリティ検定試験
社会福祉士
寿司検定
秋田ふるさと検定 3級
柔道整復師試験
獣医師国家試験
助産師国家試験
焼酎検定
情報システム試験
情報セキュリティマネジメント試験
情報デザイン試験
情報活用試験 3級
情報処理安全確保支援士試験
睡眠資格スリーププランナー
精神保健福祉士試験
税務検定 4級
潜水士免許試験
相続アドバイザー 3級
着付け職種技能検定 2級
奈良まほろばソムリエ検定 奈良通2級
日本ラーメン検定
日本遺産検定 3級
日本健康マスター検定
日本酒検定
日本茶検定
年金アドバイザー 4級
美容師試験
福岡検定 初級
福岡検定 中級
保育士試験
保健師国家試験
夜景観光士検定 3級
薬剤師試験
理容師試験

< アプリ概要 >
正式名称 : カルケン
利用料金:無料
対応OS:iOS
ストアリンク:https://apps.apple.com/jp/app/id6462384477
検定掲載についてはこちら: https://fantamstick.com/karuken

横浜共立 25年度入試から面接廃止

 横浜共立学園は4月10日、A方式、B方式共に面接を25年度入試から廃止することを発表した。また、A方式の合格発表は、これまで考査の翌日に行ってきたが、考査の当日に行うという。
 横浜共立学園は、私立中高一貫校。中学1・2年を基礎の充実、中学3年・高校1年を学業の推進、高校2・3年を将来への目標の確立と位置付け、発達段階にあわせた授業を目指してカリキュラムを編成している。

 25年度入試は、国語・算数・社会・理科が考査教科となるA方式を25年2月1日に実施。B方式は、国語・算数を考査教科とし、2月3日に実施する。
 24年度は、新型コロナウイルス感染が完全に収束していないことを理由に面接を中止していたが、25年度入試より、A方式、B方式共に面接を廃止する。また、これまで考査の翌日に行っていたA方式の合格発表は、考査の当日となる2月1日に実施する。なお、B方式の合格発表は考査当日の2月3日。

河合塾 国公私立大の一般入試結果を公開

 河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」は2024年4月12日、国公私立大学の一般選抜について、2023年度・2024年度の入試結果を大学別に一覧にして公開した。各大学の公表資料から判明した合格者数や倍率などを募集単位・日程別にまとめている。

 一般選抜の入試結果は、志願者数、受験者数、合格者数、倍率をまとめたもの。各大学の公表資料をもとに作成し、原則として募集単位・日程別に掲載。学校推薦型選抜などは一覧から除いているが、大学公表値が学校推薦型選抜を含む場合は、公表値をそのまま載せている。倍率は、受験者と合格者から算出。ただし、受験者が未判明の場合は、志願者と合格者から算出している。

 2024年度の国公立大学の入試結果をみると、東京工業大学は前期全体の志願者数は、前年度比96%の3,982人だった。募集区分ごとの志願者(前年度比)は、理学院758人(99%)、工学院1,435人(100%)、生命理工学院301人(97%)、物質理工学院453人(116%)、環境・社会理工学院400人(97%)、情報理工学院635人(75%)。

 首都圏の私立大学では、2024年度から医学部医学科の一般選抜で募集人員を5名減員した東京医科大学が、一般選抜全体の志願者が3,160人、合格者が247人で倍率12.8倍。共通テスト利用選抜を含めた全体では、志願者4,162人に対し、合格者301人で、倍率13.8倍。志願者数は前年度と比べ、一般選抜が106%、共通テスト利用選抜が101%の合計105%に増加した。

 関西圏の私立大学をみると、関西学院大学は一般選抜全体の志願者が3万3,197人、受験者3万2,405人、合格者1万2,378人、倍率2.6倍、志願者数は前年度比116%。大学入学共通テスト利用入試を含めた一般選抜全体では、志願者5万2,624人、受験者3万8,685人、合格者1万9,322人、倍率2.7倍、志願者は前年度比120%。

 なお、未判明・未公表の募集区分や項目は空欄になっており、2024年度の結果は志願者数のみの場合や、空欄となっている大学もある。掲載情報は4月11日時点のもので、今後判明次第、更新される予定。

盛り上がる私立中学受験に向けて 

 首都圏、関西圏ともに私立中学の受験率が伸びている昨今、保護者が認識しておくべき受験に関する基礎知識と取り組ませるべき具体的な勉強内容をわかりやすくまとめた本『合格する家庭が必ずやっている、中学受験勉強法「自走サイクル」の作り方』(KADOKAWA)が出版された。著者は、関西の大手学習塾で活躍し、灘中学をはじめとする最難関校の合格者を激増させた吉田努氏。現在、進学館√+(ルータス)統括、アップ執行役員首都圏中学受験本部本部長である。授業の腕は抜群で、「世界一受けたい授業」(日本テレビ)にも出演したことがある御方。

 本のタイトル「自走サイクル」というところが興味を引く。「はじめに」のやるべきことは「教える」ことより「意識づけ」は、モチベーションの維持と学習習慣の定着に直結する。そして、中学受験は、子ども、保護者、プロ指導者の「三位一体」で乗り切ることを前提とし、保護者が勉強を教えるのはNG、もえつき症候群防止に向けている。モチベーション向上には学校見学がよく、知的好奇心が目覚めれば「自走サイクル」は回転し始めると述べられている。今、求められている自己調整による個別最適な学びと同義。また、志望校選びに関する情報は保護者主体とし、第一志望合格主義を貫くことが肝要とのこと。「ご自身が子どもにとってすてきな存在であり続けるために、塾をうまく活用してください」とまとめている。コロナ禍で、オンライン学習を余儀なくされる中、教科内容を教える(teach)以上に、勉強のやり方を教える(facilitate)することの重要性が見直せれているだけに学ぶことの本質を改めて考えさせてくれているところがこの本の真骨頂とも言える。

 第1章では、親がおさえておくべき「基礎知識」と「心構え」として、志望校選びの考え方や塾との付き合い方が開陳されている。受験勉強以前に必要な「はみがきよし」は基本的生活習慣と言えるもの。第2章では、「受験勉強の原則」として、心得と実践について、具体的な学力の伸ばし方が書かれている。継続、地道、あきらめないなど、勉学を進化させるキーワードがあることも見逃せない。理解中心教科と暗記中心教科は学習順をときどき入れ替えるなど、独自の表現法でテクニック的なこともちりばめられており、学習塾という舞台で長年、活躍されてきた片鱗が垣間見れる。第3章では、親がやるべき子どもへの「声かけ」と具体的な「サポート」について語られる。受験期における保護者の子どもへの接し方や付き合い方の心がまえである「かきくけこ」、ほめ言葉の「さしすせそ」、「転ばぬ先の杖」は子どもの足腰を弱くするなど、ユーモア溢れるアプローチは読者を飽きさせない。「自走」のために親が取り組むべきサポートとアクションについて、You Tubeの授業動画を見せる、実体験を積ませ興味を喚起する、十分な睡眠と体内時計を整えるなど、つい忘れがちな点にも気づかせてくれる。

 第4章「中学受験の具体的な勉強法」では、執筆協力者として、進学館√+(ルータス)から5名のプロ講師が加わり、国語、算数、理科、社会の勉強法についてわかりやすく解説されている。国語は漢字・語法・文法・読解の基礎力と読解問題の解き方、新傾向対策、得点力向上につながる読書、算数は基礎力となる計算力、問題文を読み取る力、自分の力を表現する力、そして、応用力と過去問対策、理科は基礎力としてのコア概念と科学的体験、イメージ、ノートづくり、記憶のトリガー、応用力、社会は事前学習と地理・歴史・公民の基礎力について明解な指導法が赤裸々に綴られる。学習指導要領の「思考」「判断」「表現」が想起される。
「おわり」は保護者へのエール。子どもが頑張る理由は保護者からの承認要求とし、保護者は子どもの憧れの存在であるべしとする一方、学習塾のプロ指導者は子どもから頼られることを誇りに思い、保護者に頼られてこそ「なんぼ」と吉田節を炸裂させる。保護者だけでなく、教育関係者にも参考になることは言うまでもない。一読をお勧めする。

関西国際大学 客員教授
神戸山手女子中学校高等学校 校長
平 井 正 朗

国家資格「ITパスポート」取得に向けた学習コンテンツを記憶のプラットフォーム「Monoxer」にて提供開始

 モノグサ株式会社(東京・千代田区、代表取締役:竹内 孝太朗、畔柳 圭佑)は、記憶定着のための学習プラットフォーム「Monoxer(モノグサ)」が、TAC株式会社(東京・千代田区、多田 敏男 代表取締役社長)よりライセンスを受け、Monoxer上で「ITパスポート」資格取得のための学習コンテンツを導入組織に向けて2024年度にリリースすることを発表。

 Monoxerは生徒数が数万人の大手塾・予備校から、生徒数が数十人の地域密着型の塾、および学校現場での導入実績があり、記憶定着を支援するために様々な教科・用途で活用されている。近年では社会人での活用実績も増え、営業活動に必要な商材知識の習得やファイナンシャル・プランナー資格取得をはじめとした専門的な業務を遂行する上で習得するべき知識事項の記憶定着のサポートを行っている。

 デジタル技術の発展による経済・社会化に伴い、DXによる付加価値の高いビジネス創出が担えるデジタル人材の育成・確保が課題として台頭している。日本企業のOJT以外の人材投資はGDP比で0.1%と、他のOECD加盟国が1.0-2.0%程度であるのに対し低い傾向にある。企業における従業員への教育機会の提供について、高等教育機関での就学を認めない理由の56.6%は「本業に支障をきたす」、24.3%は「教育内容が実践的ではなく現在の業務に生かせない」ことが挙げられている。

 ITパスポートは、ITに関する基礎的な知識の習得を証明する国家試験。資格取得を通して、業務に必要なITの基礎知識や情報セキュリティのみならず、企業コンプライアンスや経営全般に関わる幅広い知識をバランス良く習得できる。

サイバー大学が令和6年能登半島地震で被災した入学予定者、在学生の学費等を免除する特別奨学金制度を導入

 サイバー大学(川原 洋 学長、福岡市東区)は、2024年2月22日より、令和6年能登半島地震で被災した入学者、在学生へ学習の機会を継続的に提供するため、学費負担を必要としない特別奨学金制度を導入した。

●令和6年能登半島地震で被災した入学者、在学生を対象に特別奨学金制度を導入
●新入生は、卒業までにかかる授業料および学習にかかる諸費用すべてを無償とする
●在学生は、2024年4月以降、卒業までの授業料および学習にかかる諸費用を無償とする※適用条件あり

導入の背景および目的
 サイバー大学は「情報革命で人々に学習の機会を」を理念とし、時間や場所等の個人の環境や条件を問わず、勉学に意欲のある多くの人に幅広く質の高い学修機会を提供し、社会の形成者として有能な人材を育成することを目標に掲げている。
 また、国連総会で採択された持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)の目標4「質の高い教育をみんなに」に対し、デジタルテクノロジーを駆使した「開かれた大学」として、生涯にわたって誰でも希望する教育が受けられるよう環境づくりに努めている。
 令和6年能登半島地震は地域に非常に大きな被害をもたらした。同学は就学希望者への復興支援の必要性を鑑み、被災地特別奨学金制度の導入を決定した。被災地域に居住する就学希望者が平時とは異なる状況においても進学を断念することのないよう、また、今後復興を遂げる過程で環境が変化しても学修を継続することができるよう、通学を一切必要としないフルオンライン大学である同学の特長を活かして支援する。

制度概要
(1)対象地域
 災害救助法適用地域(石川県・富山県・新潟県・福井県)※第2報まで
(2)対象者
 ①2024年度入学者(春学期生・秋学期生)・2025年度入学者(春学期生)
 ②2024年度に本学に在学している学生(新入生除く)
 ※正科生のみ(科目等履修生・特修生等は除く)
(3)内容
 ①2024年度入学者(春学期生・秋学期生)・2025年度入学者(春学期生)
  入学から最大6年間、124単位履修分等を全額免除
 ②2024年度に本学に在学している学生(新入生除く)
  卒業までの学費等を全額免除
(4)申請期間および申請方法
 詳しくは以下に記載の入試係までお問い合わせください

※出願者の入試合否判定および制度適用の可否は学内で審査・判定する。
※今回の被災による影響で、同学への出願・受験に際し配慮が必要な場合は、事前に相談へ。