Category: 月刊私塾界最新号

月刊私塾界2026年5月号(通巻541号)

巻頭言

 ストレスマネジメント。
 貴社は取り組んでいるだろうか。
 厚生労働省の「令和5年 労働安全衛生調査(実態調査)」によると、仕事や職業生活に強い不安やストレスを感じている労働者は約8割いるという。いうなれば、働く人は「ストレスを抱えているのが当たり前」という状況だ。もちろん、このまま放っておくわけにはいかない。なぜなら、ストレスを原因とした心の病につながってしまうからである。
 心の病が増え、休む人が出てくると、その仕事を他の誰かがカバーする必要があるが、問題はそれだけにとどまらない。注目すべきは「プレゼンティーズム」という概念。これは「疾病就業」、つまり勤務はしているものの病気を抱えた状態のことを指す。このケースでは思うような生産性が発揮できず、周りの人がカバーする必要が出てくる。結果として他の人々の負担も増え、生産性が低下する。
 プレゼンティーズムによる損失は、年間7兆3000億円に上るというデータもある。一方、病気で欠勤する「アブセンティーズム」の損失は3000億円で、プレゼンティーズムの方がはるかに大きい。
 では、このような事態を引き起こさないために、どうすればよいのか。次の五つの要素が挙げられる。
「心理的安全性の確保」、「適切な業務の質と量」、「職場のコミュニケーション」、「働き方の柔軟性」、「サポート体制」である。
 如何だろう。貴塾の実態は。

(如己 一)

目次

  • 6 CatchUp 01 株式会社ウイングネット 変える。でも、ウイングネットらしさは変えない──新社長・田中麻沙枝氏らに聞く、新体制の狙い
  • 8 CatchUp 02 株式会社アイトップ 東大合格者を数多く輩出し続ける秘密とは
  • 10 CatchUp 03 株式会社成基「地域の学びを止めない」 成基が語る、松浦塾 西山天王山校の事業譲受の意味
  • 14 塾長の決断(8) 学習教室サクセス 地元で愛されてきた塾が大切にしてきたもの
  • 16 挑む私学 京都産業大学附属中学校・高等学校
  • 19 目次・巻頭言
  • 20 NEWS ARCHIVES
  • 48 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 49 【特集】 教育ICT考2026〈前編〉
  • 74 TOP LEADER Interview 対話を軸に、自立学習を再定義する。 株式会社 明光ネットワークジャパン
  • 84 企業研究(157) 株式会社エデュコン
  • 87 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(387)
  • 88 疾風の如く(202) 上杉塾(東京都) 代表 斉藤 誠亮 さん
  • 90 現代学習塾経営概論(38)
  • 92 For Whom the 塾 Tolls(57)
  • 94 自ら動き出すチームにする方法(140) 中谷彰宏
  • 96 One Target(17) 的場一成
  • 98 PAPER REVIEW(26) 浅見貴則
  • 100 シン・ジュクジン(54)
  • 101 芸術見聞録(154)
  • 102 わが子、就学中(62)
  • 103 塾長の机
  • 104 為田裕行の「教育ICT行」(134)
  • 105 10¹⁵ PETA(61)
  • 106 キクチカラ(17) 菊地香江
  • 107 Opinion from School(82)
  • 108 林明夫の「歩きながら考える」(249)
  • 110 新・授業改革を目指して(150) 石川幸夫
  • 112 私塾界インサイト(98)
  • 116 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(54)
  • 118 咲かせよ桜(134) 小林哲夫
  • 122 論点2026(5) 高等専門学校(高専)とは? 再評価が進むもう一つの進路
  • 126 編集後記
  • 128 Book Review
  • 130 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2026年4月号(通巻540号)

巻頭言

 読者諸氏は生徒の進路指導に際し、高等専門学校(高専)を念頭に置いたことがあるだろうか。
 高専は高度経済成長期の1962年に産業界の要請を受け、実践的な技術者養成を目的に創設された。実際に手を動かす中で技術を身に付ける場とした。
 従来、高専生の就職先といえば、地元の製造業やインフラ企業などが中心だった。学校側も長年の付き合いがある地元企業への推薦枠を重視し、学生もそのルートに乗って、手堅く就職を決めるのが一般的な高専生のキャリアだった。ここに学習塾が高専を視野の外に置いてきた理由がありそうだ。
 しかし、ここ数年で状況は一変している。
「好奇心、チームワーク、論理的思考力、そして手触り感のある現場経験。これらを高い水準で備えており」と。台湾積体電路製造(TSMC)の日本法人・人事責任者の声である。
 さらに、ここに来て外資系企業の参入が目立っている。学歴よりも実務スキルを重視する外資系の人事思想と、理論と実践を両輪で鍛える高専教育との相性は良い。グローバル基準の報酬を提示できる外資系の参入は、採用競争の構図を根本から変えつつある。
国内には計58校の高専があり、約5万6000人が学ぶ。各地域の技術者供給機能を担うと同時に、近年はAIなどの先端技術に精通した、より高度な教育機関へと進化してきた。その「進化した高専」が今、改めて見直されている。
 如何だろうか。一度高専を研究してみては。

(如己 一)

目次

  • 6 CatchUp 01 喜望ゼミナール 子どもが夢中で学ぶ「そろタッチ」で 塾への入口を広げる喜望ゼミナール
  • 8 CatchUp 02 寺小屋グループ  やる気スイッチグループ参画から1年 再び成長軌道に乗った寺小屋グループ
  • 14 塾長の決断(7) 大和塾・髙橋尚一塾長が守り続ける〝手を差し伸べる教育〟
  • 16 挑む私学 洗足学園小学校
  • 19 目次・巻頭言
  • 20 NEWS ARCHIVES
  • 50 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 51 【特集】 私塾界 Outsight 2026
  • 64 CatcHup03 野田塾 atama+を使った新業態で不採算校を黒字化へ
  • 68 TOP LEADER Interview 先進的な私学の取り組みをリリース 中学受験マーケットを拡大 株式会社 日能研関東
  • 80 企業研究(156) 株式会社新興出版社啓林館
  • 83 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(386)
  • 84 疾風の如く(201) 学習塾BOND(東京都) 教室長 島田 大和 さん
  • 86 現代学習塾経営概論(37)
  • 88 For Whom the 塾 Tolls(56)
  • 90 自ら動き出すチームにする方法(139) 中谷彰宏
  • 92 One Target(16) 的場一成
  • 94 PAPER REVIEW(25) 浅見貴則
  • 96 シン・ジュクジン(53)
  • 97 芸術見聞録(153)
  • 98 わが子、就学中(61)
  • 99 塾長の机
  • 100 為田裕行の「教育ICT行」(133)
  • 101 10¹⁵ PETA(60)
  • 102 キクチカラ(16) 菊地香江
  • 103 Opinion from School(81)
  • 104 林明夫の「歩きながら考える」(248)
  • 106 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(66)
  • 108 私塾界インサイト(97)
  • 112 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(53)
  • 114 咲かせよ桜(133) 小林哲夫
  • 118 論点2026(4) 次期学習指導要領の論点整理 ― 情報教育・評価改革・教育課程の「余白」が示す学校改革 ―
  • 122 編集後記
  • 124 Book Review
  • 126 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2026年3月号(通巻539号)

巻頭言

 社員が育たない、と嘆かれる塾長は多い。何が課題なのだろうか。
 中部地方の某大手塾を、ストアコンパリゾンの一環で訪ねたときのこと。
「午後3時にA塾長と面会のお約束で訪問いたしました」「はい、聞いております。塾長は隣の喫茶店におりますので、そちらへ行ってください」。
 向かうと、件の塾長は店の片隅に座り、赤のサインペンを持ち、新聞折込広告の校正をしていた。
「えっ!? ここまでご自身でやられるのか」と驚くと同時に、「これでは部下が育たない」と感じた。
 何でも自分でやらなければ気が済まない塾長は多い。しかし、それでは社員は成長しない。自らの仕事を手放すための最大のポイントはやはり人財の育成と指導だ。
 初めに、どうしたら動機付けできるのか。まずはある一定の待遇が必要だ。「給料も休日も少ないけれど、仕事を頑張ってくれ」と言っても無理な話である。
 次に、安心して働けるようにする。仕事をするときに不安だと成長する気になれないので、マニュアル化や仕事の標準化を進めよう。
 さらに、上司が安全基地になること。温かく見守り、「失敗してもフォローする」といった姿勢を示すことだ。
 加えて、人事評価制度の構築も必要である。頑張っても頑張らなくても評価が同じでは、意欲的には働けない。制度に留まらず、日常的に褒め、叱る。しっかり話を聞く。そして、仕事を任せること。権限委譲は、社員からすると最大の動機付けになる。

(如己 一)

目次

  • 6 CatchUp 01 ガゼット School Managerで保護者との信頼関係がより強固に
  • 8 CatchUp 02 教育開発出版株式会社 「先生の代わり」ではなく、先生の〝活躍どころ〞を増やす ──教育開発出版のAI採点「KSAI」とDX思想
  • 10 CatcHup03 徳島第一ゼミ 小中高の一貫指導で県内トップレベルの合格を実現
  • 14 塾長の決断(6) 学習塾FRONT 塾長 植田 剛仁 氏 〝塾っぽさ〟を捨てる─。 選んだのは、拡大ではなく「塾の常識」の更新
  • 16 挑む私学 江戸川学園取手小学校
  • 19 目次・巻頭言
  • 20 NEWS ARCHIVES
  • 48 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 51 【特集①】株式公開企業塾2026年2・3月期  第3四半期決算を読む
  • 60 【特集②】『学習塾白書2025』を読む
  • 70 HOT TOPICS 【中学受験】浜学園生が夢中 「正解のない問いが自分の言葉を育ててくれた」 非認知スキル教育プログラムの魅力
  • 75 【特別企画】Yoreo Paritto
  • 80 企業研究(155) 株式会社タイミー
  • 83 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(385)
  • 84 疾風の如く(200) TSUYO JUKU(東京都) 塾長 安本 剛史 さん
  • 86 現代学習塾経営概論(36)
  • 88 For Whom the 塾 Tolls(55)
  • 90 自ら動き出すチームにする方法(138) 中谷彰宏
  • 92 One Target(15) 的場一成
  • 94 PAPER REVIEW(24) 浅見貴則
  • 96 シン・ジュクジン(52)
  • 97 芸術見聞録(152)
  • 98 わが子、就学中(60)
  • 99 塾長の机
  • 100 為田裕行の「教育ICT行」(132)
  • 101 10¹⁵ PETA(59)
  • 102 キクチカラ(15) 菊地香江
  • 103 Opinion from School(80)
  • 104 林明夫の「歩きながら考える」(247)
  • 106 新・授業改革を目指して(149) 石川幸夫
  • 108 私塾界インサイト(96)
  • 112 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(52)
  • 114 咲かせよ桜(132) 小林哲夫
  • 118 論点2026(3) 調整授業時数制度とは
  • 122 編集後記
  • 124 Book Review
  • 126 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2026年2月号(通巻538号)

巻頭言

 貴塾ではAIを導入しているだろうか。
 世間では、AIが人間の仕事を奪う、と言われることがあるようだ。
 大規模な技術革新では、仕事の性質は変化するのが常だ。自動車の登場で、馬車の御者が自動車の運転手になったように。AIの普及でも同様の変化は避けられない。
 一方で、AIが多くの職種を完全に代替できるとは考えられない。
 LLM(大規模言語モデル)は主にテキストデータを学習するが、仕事の大半はマニュアル化できるものではない。ノウハウは上司と部下、社員同士の信頼関係に基づくものだ。人間同士のつながりを、インターネット上のテキストデータで学習したAIが完全に代替することはできない。
 AIを使えば、過去の取引情報を要約し、営業担当者がより多くの知識を持って商談に臨める。重要なのは、顧客は機械ではなく人間と話したいという点である。
 人間の社員は会社のために働くが、LLMは誰のためにも働いていない。単なるソフトウエアに過ぎない。これは非常に重要なポイントだ。私たちが人財を採用するのは、その人が会社のために働いてくれるからである。
 AIは生産性を高めるが、仕事そのものはできない。「タスク」は「作業」であり、「ジョブ」は「仕事」に近い概念だ。AIはタスクに適しているが、人の仕事を担うことはできない。仕事とは、人と人との関係性に基づくからである。
 如何だろうか。読者諸氏が塾内でAIを活用する際の指針になりはしないだろうか。 

(如己 一)

目次

  • 6 HOT TOPICS 注目のRobloxを使ったプログラミング教育とは?
  • 10 Special Report カンリー×私塾界 共同オフラインセミナー デジタル時代における 新たな入塾生獲得戦略と未来展望
  • 14 塾長の決断(5) 株式会社育星舎 代表取締役 村東 慎右 氏 引き継いだ塾を立て直し、本領発揮へ
  • 16 挑む私学 京都光華中学校・高等学校
  • 19 目次・巻頭言
  • 20 NEWS ARCHIVES
  • 50 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 51 【特集】Seminar Report
 私塾界PREMIUM SEMINAR 2025
  • 68 企業研究(154) 株式会社SAMURAI
  • 71 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(384)
  • 72 疾風の如く(199) Tkechiyo塾(愛知県) 塾長 守田 浩規 さん
  • 74 現代学習塾経営概論(35)
  • 76 For Whom the 塾 Tolls(54)
  • 78 自ら動き出すチームにする方法(137) 中谷彰宏
  • 80 One Target(14) 的場一成
  • 82 PAPER REVIEW(23) 浅見貴則
  • 84 シン・ジュクジン(51)
  • 85 芸術見聞録(151)
  • 86 わが子、就学中(59)
  • 87 塾長の机
  • 88 為田裕行の「教育ICT行」(131)
  • 89 10¹⁵ PETA(58)
  • 90 キクチカラ(14) 菊地香江
  • 91 Opinion from School(79)
  • 92 林明夫の「歩きながら考える」(246)
  • 94 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(65)
  • 96 私塾界インサイト(95)
  • 100 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(51)
  • 102 咲かせよ桜(131) 小林哲夫
  • 106 論点2026(2) 令和8年度 文部科学省 概算要求のポイント
  • 110 編集後記
  • 112 Book Review
  • 114 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2026年1月号(通巻537号)

巻頭言

 日本経済は30年ぶりに目を覚まし、少しずつ回復軌道を歩み始めているようだ。経済力をはじめとする国力を回復させる施策に本格的に取り組む時が来ている。経済力復活のかぎを握るのは人財である。人財の力を高めるためには、日本人が本来重視してきた利他、至誠、知行合一の精神を復活させることが必要だ。
 こうした人格形成教育の重視は一見、経済力、人財の質といった国力の基礎を左右する要素と関係がないように見える。しかし、日本が江戸時代以来、国民全体で培ってきた伝統思想に基づく〝利他〟、〝至誠〟、〝知行合一〟といった人間力は、世界からの高い評価につながる。サッカーワールドカップにおいて、日本人観客が自席周辺の後片付けをしたことが世界から称賛されたのはその一例だ。
 特定分野において目覚ましい業績を上げるには特別な素質に恵まれた専門能力が重要だ。だが、それを超一流のレベルまで磨き続け、周囲の人たちから熱い支援を受け続けるには立派な人格を備えていることが必要だ。
 優れた人格は利他の精神、至誠、人一倍の努力、自己規律、他者への思いやりなど、全面的な人間力であり、経済、文化、政治・外交あらゆる面において立派な業績を修める土台となる。日本が国力を回復するためには、幼稚園、小学校から大学、大学院、企業内教育に至るまで、人格形成教育に注力することが重要である。
 我々教育サービス業界もその大切な一翼を担う。

(如己 一)

目次

  • 16 CatchUp1 第一ゼミナール久保塾 業務効率が格段にアップ 「FLENS School Manager」の導入で実現した  第一ゼミナール久保塾の「コア業務集中」とは
  • 18 CatchUp2 練成会グループ 驚異的な合格実績を生み出す仕組みと現場力
  • 22 塾長の決断(4) 株式会社エス・アイ教育総合センター(法)代表取締役塾長 野中 績宏 氏 根を残して枝を伸ばす 野中塾長が貫いた「決断」の設計
  • 24 挑む私学 プール学院中学校・高等学校
  • 27 目次・巻頭言
  • 28 NEWS ARCHIVES
  • 56 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 57 【特集】
  • 編集部が選んだ
  • 2025年重大ニュース
  • 注目のキーワード2026
  • 78 Special Report 授業技術コンテスト 創立50周年の早稲田アカデミー 「第1回 須野田記念 授業技術コンテスト」 を開催
  • 82 TOP LEADER Interview 信州から世界へ向けて教育を発信。 学校法人 信学会
  • 92 企業研究(153) 株式会社Herazika
  • 95 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(383)
  • 96 疾風の如く(198) 郡山俊英スクール(石川県) 代表 橋本 紘樹 さん
  • 98 現代学習塾経営概論(34)
  • 100 For Whom the 塾 Tolls(53)
  • 102 自ら動き出すチームにする方法(136) 中谷彰宏
  • 104 One Target(13) 的場一成
  • 106 PAPER REVIEW(22) 浅見貴則
  • 108 シン・ジュクジン(50)
  • 109 芸術見聞録(150)
  • 110 わが子、就学中(58)
  • 111 塾長の机
  • 112 為田裕行の「教育ICT行」(130)
  • 113 10¹⁵ PETA(57)
  • 114 キクチカラ(13) 菊地香江
  • 115 Opinion from School(78)
  • 116 林明夫の「歩きながら考える」(245)
  • 118 新・授業改革を目指して(148) 石川幸夫
  • 120 私塾界インサイト(94)
  • 124 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(50)
  • 126 咲かせよ桜(130) 小林哲夫
  • 130 論点2026(1)  サプライティーチャーとは
  • 134 編集後記
  • 136 Book Review
  • 138 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2025年12月号(通巻536号)

巻頭言

 興味深い調査結果がある。博報堂生活総合研究所「若者調査」だ。1994年と2024年に19〜22歳の未婚男女を対象に、同一設計・同一質問で実施した時系列調査である。いつくか調査結果を拾ってみる。
「落ち込んだ時、一番そばにいてほしい相手」を父親、母親、同性/異性の一番の友達から一つ選ぶ項目。1994年の調査では、「異性の一番の友達」が55・9%と過半数を占めていたが、2024年には16・0%と40ポイント近く激減している。
 次に、「同性の一番親しい友達と知り合った時期」を聞いてみると、1994年、2024年調査ともに過半数を占めているのは「中学・高校時代」で変わらないが、「小学校入学前」と「小学校」を足した割合が19・6%から34・5%に大幅に上昇している。
 そして、友人関係が途切れる機会自体も減少している。その一つが中高一貫校の増加だ。1999年に制度変更があり、国公立の中高一貫校の設置が可能になったため、その数は急増した。制度が導入された初期はわずか17校しかなかったが、22年には全国で673校と約40倍にまで増加している。6年間という長い時間を固定化されたメンバーで過ごすため、友人関係の入れ替わりが起こりにくくなり、一時的ではない、深く永続的な絆が育まれやすくなった。
 次のような若者が現れているのかも。学習塾で同じクラスだったライバルと中高大と一緒に進む、など。我々は実に重要な役割を担っている。

(如己 一)

目次

  • 6 CatchUp1 個別指導iKUSHiN〝ライブ感〟を大切にしたい iKUSHiNが「メガスタto B」で挑む教師不足の課題解決
  • 8 CatchUp2 株式会社土佐塾 塾生保護者をファン化するアプリ 「FLENS School Manager」
  • 12 HOT TOPICS 第13回ニュース作文コンクール・東京の部表彰式
  • 14 塾長の決断(3) 株式会社fit group 代表 田尾 昭憲 氏 たくさんの縁に恵まれ社会で必要とされる塾へ
  • 16 挑む私学 海陽中等教育学校
  • 19 目次・巻頭言
  • 20 NEWS ARCHIVES
  • 50 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 49 【特集①】 株式公開企業塾2026年 2・3月期中間決算を読む
  • 62 【特集②】 私塾界リーダーズフォーラム 2025A/W
  • 74 【特別企画】Yoreo Paritto
  • 76 Special Report 全国模擬授業大会 in 名古屋 2025 初の二冠誕生で歴史に新たな1ページが
  • 80 TOP LEADER Company TOP LEADER 年末スペシャル対談 教育の可能性を広げる“事業創造プラットフォーム” ベストコ×ユナイテッドが描く次の共創モデル 株式会社ベストコ × ユナイテッド株式会社
  • 92 企業研究(152) Hanji株式会社
  • 95 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(382)
  • 96 疾風の如く(196)子別指導塾 つなぐ(石川県)塾長 田端 孝寛 さん
  • 98 現代学習塾経営概論(33)
  • 100 For Whom the 塾 Tolls(52)
  • 102 自ら動き出すチームにする方法(135) 中谷彰宏
  • 104 One Target(12) 的場一成
  • 106 PAPER REVIEW(21) 浅見貴則
  • 108 シン・ジュクジン(49)
  • 109 芸術見聞録(149)
  • 110 わが子、就学中(57)
  • 111 塾長の机
  • 112 為田裕行の「教育ICT行」(129)
  • 113 10¹⁵ PETA(56)
  • 114 キクチカラ(12) 菊地香江
  • 115 Opinion from School(77)
  • 116 林明夫の「歩きながら考える」(244)
  • 118 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(64)
  • 120 私塾界インサイト(93)
  • 124 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(49)
  • 126 咲かせよ桜(129) 小林哲夫
  • 130 論点2025(12)教育の未来を読み解く全国学力・学習状況調査(経年変化分析調査)
  • 134 編集後記
  • 136 Book Review
  • 138 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2025年11月号(通巻535号)

巻頭言

「忙しいから、『結論』から話してくれ」と、「暴言」を吐いてはいないだろうか。
「そう言ってはいるが、暴言とは何だ」と、お怒りと思われる。
 敢えて「暴言」と言わせていただいた理由を以下に述べる。
 ここで言う「結論」の定義は何だろうか。とどのつまり「相手(多くの場合、上司)が一番知りたいこと」であろう。「結論から言え、と言った本人が知りたいこと」である。言い換えると、「自分が結論から伝えるべき相手の、一番知りたいことこそが『結論』だ」という、まるで循環参照(循環参照とは、複数の情報や物体が互いに参照し合い、ループ状になっている状態)のような話なのだ。
 その「結論」は、「目の前の人が知りたがっていること」なので、それは相手によって異なる。だからどのような話であっても不正解の可能性がある。
 そして、もう一つ問題なのは、「結論から言え」と言っている相手(上司)が、「結論とは何か」を理解しているのか、である。結論が本人の中で曖昧なままだとそれは、「自分が知りたいことを最初に話せ」と言っているだけに過ぎない。
 さらに「最初に話せ」の内容は、「要点」だったり「感想」だったりする。しかも相手(上司)はそれを明文化せずに求めている。かなりハイコンテクスト(コミュニケーションにおいて文脈や状況、文化的な背景といった要素が重視される状態)な話なのである。
 お分かりいただけただろうか。事程左様に言語化は難しい。諸氏、ご注意を。 

(如己 一)

目次

6 CatchUp1 SoRaStars株式会社 地域に根ざす学びが未来をつくる──〝まち〟と子どもをつなぐ塾の挑戦
10 HOT TOPICS 1 練成会グループの「オールインワン」DX ──6000名展開が生んだ「価値時間」
14 塾長の決断 株式会社 TOMONI 代表取締役社長 岩佐 史生 氏〝人で勝つ塾〟 を掲げた塾長の決断
16 挑む私学 和洋国府台女子中学校高等学校
19 目次・巻頭言
20 NEWS ARCHIVES
48 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
49 【特集】「どこまで使える? 塾とAI」
76 HOT TOPICS 2 第32回興学社大学『君よ、教育改革を推進する真の教育者たれ!』
84 TOP LEADER Company 社員のやりがいを創出し、 ビジョン実現に向かう熱き教育集団へ。 株式会社 城南進学研究社
96 企業研究(151) コクヨ株式会社
99 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(381)
100 疾風の如く(195) 株式会社ポラリス(神奈川県) 代表取締役 石塚 和 さん
102 現代学習塾経営概論(32)
104 For Whom the 塾 Tolls(51)
106 自ら動き出すチームにする方法(134) 中谷彰宏
108 One Target(11) 的場一成
110 PAPER REVIEW(20) 浅見貴則
112 シン・ジュクジン(48)
113 芸術見聞録(148)
114 わが子、就学中(56)
115 塾長の机
116 為田裕行の「教育ICT行」(128)
117 10¹⁵ PETA(55)
118 キクチカラ(11) 菊地香江
119 Opinion from School(76)
120 林明夫の「歩きながら考える」(243)
122 新・授業改革を目指して(147) 石川幸夫
124 私塾界インサイト(92)
128 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(48)
130 咲かせよ桜(128) 小林哲夫
134 論点2025(11) こども性暴力防止法
138 編集後記
140 Book Review
142 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2025年10月号(通巻534号)

巻頭言

人財獲得は上手く行っているだろうか。
「能力が高い人を採用できない」、「欠員をなかなか補充できない」などの声をよく聞く。
 アメリカで構築された人材獲得の手法(ジョブ型雇用)を真似することが、一時期提唱された。しかし、多くの企業で導入が進んでいない。
 ではどうするか。
 ポテンシャル採用を検討してみてはどうだろうか。
 「伸びしろ(=ポテンシャル)」を評価するのである。経験・知識・スキルやコンピテンシー(好業績者に共通する行動特性)よりも深く人に埋め込まれている、「人間の器」のようなイメージだ。
 ポテンシャルは好奇心・洞察力・共鳴力・胆力という四つの因子から構成される。中でも好奇心は最も重要な役割を果たすとし、他の三つの因子を育む土壌となる。
 ただしポテンシャルを評価することは難しい。
 一つの解決方法は、人の素の姿が現れているエピソードを面接で引き出すのだ。例えば小学校低学年頃の話を聞き出すこと。面接の場で、小野壮彦氏が著書「世界標準の採用」で薦める質問は、「将来役に立たなさそうなのに、すごく熱中したことは何ですか?」だという。
 日本企業に特徴的なメンバーシップ型雇用とポテンシャル評価との親和性は高く、この手法を磨き上げれば、独自の強みとなる可能性がある。
 如何だろうか。一度検討してみていただきたい。

(如己 一)

目次

  • 6 CatchUp1 SoRaStars株式 地域に根ざす学びが未来をつくる──〝まち〟と子どもをつなぐ塾の挑戦
  • 10 【新連載】塾長の決断 学習塾PEG 塾長 永濱 茂夫 氏 優れた先見性で自立学習を一早く導入
  • 12 挑む私学 明星Institution中等教育部
  • 15 目次・巻頭言
  • 16 NEWS ARCHIVES
  • 44 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 45 【特集】国語教育の多様な形を一望する
  • 62 TOP LEADER Company 社員がまず本気になって、生徒の本気を引き出す。株式会社 早稲田アカデミー
  • 72 企業研究(150) 株式会社オトバンク
  • 75 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(380)
  • 76 疾風の如く(194)社会科専門塾sky(東京都)塾長 道向 洋平 さん
  • 78 現代学習塾経営概論(31)
  • 80 For Whom the 塾 Tolls(50)
  • 82 自ら動き出すチームにする方法(133) 中谷彰宏
  • 84 One Target(10) 的場一成
  • 86 PAPER REVIEW(19) 浅見貴則
  • 88 シン・ジュクジン(47)
  • 89 芸術見聞録(147)
  • 90 わが子、就学中(55)
  • 91 塾長の机
  • 92 為田裕行の「教育ICT行」(127)
  • 93 10¹⁵ PETA(54)
  • 94 キクチカラ(10) 菊地香江
  • 95 Opinion from School(75)
  • 96 林明夫の「歩きながら考える」(242)
  • 98 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(63)
  • 100 私塾界インサイト(91)
  • 104 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(47)
  • 106 咲かせよ桜(127) 小林哲夫
  • 110 論点2025(10)学習指導要領改訂 論点整理素案
  • 114 編集後記
  • 116 Book Review
  • 118 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2025年9月号(通巻533号)

巻頭言

高校野球の季節。連日熱戦が繰り広げられる。
 ところが筆者は高校野球があまり好きではない。それは、絶対的な監督と生徒という縦社会の象徴とも言え、選手の一挙手一投足に監督が指示を出し、それに唯々諾々と選手が従う姿に違和感を抱いているからだ。
 しかし、そのような甲子園にも新しい風が吹き始めている。
 青森県代表の弘前学院聖愛高校である。その特徴は「ノーサイン野球」だ。試合中、監督は作戦を指示するサインを出さない。高校野球では、送りバント、盗塁などの指示が1球ごとに出されるのが一般的だ。だが聖愛では選手が状況を判断し、自ら考えて動く。
 また「エンジョイ・ベースボール」を掲げて23年の夏の甲子園を制した慶応義塾高校なども含め、変化の芽は出てきている。従来の慣習にとらわれず、一人ひとりの力を引き出しながら成長を目指す。
 これら指導者の試行錯誤から、ビジネスの現場におけるマネジメントや人材育成の要諦を探ることができる。
 社員一人ひとりの裁量や自立を重視する風潮はビジネスの現場でも強い。ただ、やり方を間違えればそれは「放置」にもつながりかねない。一人ひとりが自ら考えて動くには信頼関係の構築と、価値観の共有が欠かせない。
 監督が選手と価値観を共有し、選手の考えを聞きながら成長を後押しする。そのようなスタイルが、個を尊重しつつ成果を上げていくという現代の経営現場にも生きるのではないだろうか。

(如己 一)

目次

  • 6 CatchUp1 株式会社志学門 生徒・家族・地域とともに歩む学び舎 志学門の挑戦
  • 8 CatchUp2 けいおう学院 教室ごとの個性を活かす教材づくり──けいおう学院のKAWASEMI活用術
  • 10 CatchUp3 株式会社日本コスモトピア+進学塾MUGEN 成功事例から学ぶ自立学習のススメ
  • 14 【特別企画】Yoreo Paritto
  • 16 挑む私学 目白研心中学校・高等学校
  • 19 目次・巻頭言
  • 20 NEWS ARCHIVES
  • 50 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 51 【特集①】 株式公開企業塾 2026年2・3月期 第1四半期(1Q)決算を読む
  • 62 【特集②】小学生を集めるコンテンツ
  • 76 TOP LEADER Company チャレンジを称賛するような文化を醸成。 NSGグループ
  • 88 企業研究(149) アイード株式会社
  • 91 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(379)
  • 92 疾風の如く(193) 大学受験pispis(東京都) 塾長 山本 晃嗣 さん
  • 94 現代学習塾経営概論(30)
  • 96 For Whom the 塾 Tolls(49)
  • 98 自ら動き出すチームにする方法(132) 中谷彰宏
  • 100 One Target(9) 的場一成
  • 102 PAPER REVIEW(18) 浅見貴則
  • 104 シン・ジュクジン(46)
  • 105 芸術見聞録(146)
  • 106 わが子、就学中(54)
  • 107 塾長の机
  • 108 為田裕行の「教育ICT行」(126)
  • 109 10¹⁵ PETA(53)
  • 110 キクチカラ(9) 菊地香江
  • 111 Opinion from School(74)
  • 112 林明夫の「歩きながら考える」(241)
  • 114 新・授業改革を目指して(146) 石川幸夫
  • 116 私塾界インサイト(90)
  • 120 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(46)
  • 122 咲かせよ桜(126) 小林哲夫
  • 126 論点2025(9) 学校から地域へ── 広がる部活動の「地域展開」。
  • 130 編集後記
  • 132 Book Review
  • 134 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2025年8月号(通巻532号)

巻頭言

 組織には営利と非営利とがある。
 オープンAIはNPOとして2015年に創業した。私欲を捨てて安全性を重んじる開発体制を志向し、非営利組織による運営を選んだ。だからこそ18年に公表した行動原則「オープンAI憲章」では、互角以上の実力を持つライバルが現れたら開発競争を降り、他社の支援に回ることを誓った。
 しかしAI開発の資金や技術を集める必要に迫られると、理念は薄れていった。サム・アルトマンCEOは19年、NPOの傘下に営利企業を設けてマイクロソフトの出資を受け入れる決断を下した。
 そして打ち出した組織再編の計画は、営利企業に経営権を移す内容だった。
 しかし、「ChatGPT」の開発元のオープンAIに在籍して研究方針の策定に携わった経歴を持つページ・ヘドリー氏の「Not For Private Gain(私的利益のためであってはならない)」などの活動により、その方針は撤回された。
 営利企業の多くはビジネスを通して社会課題の解決を掲げる。であるなら課題解決の専門組織として、収益化を考えずに取り組むNPOから受ける刺激は多いだろう。
 にもかかわらず営利企業とNPOは相いれない。水と油の関係なのだろうか。
 読者諸氏の組織はどのような社会課題を解決しようとしているのか。営利と非営利の垣根を乗り越え、社会課題の解決に臨む組織にとっては、新しいビジネスの芽をうかがうチャンスにもなるはずだ。
 一度自らの組織を振り返ってみては如何だろうか。

(如己 一)

目次

  • 20 挑む私学 足立学園中学校・高等学校
  • 23 目次・巻頭言
  • 24 NEWS ARCHIVES
  • 52 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 53 【特集】 オンライン塾は構造変化をもたらすのか
  • 72 TOP LEADER Company「人間七分・学力三分」 人間力を高める指導で可能性を引き出す 株式会社 ナガセ
  • 84 企業研究(148) EEO株式会社(北京翼鴎教育科技有限公司)
  • 87 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(378)
  • 88 疾風の如く(192) オーバーフォーカス(東京都) 代表 神田 直樹 さん
  • 90 現代学習塾経営概論(29)
  • 92 For Whom the 塾 Tolls(48)
  • 94 自ら動き出すチームにする方法(131) 中谷彰宏
  • 96 One Target(8) 的場一成
  • 98 PAPER REVIEW(17) 浅見貴則
  • 100 シン・ジュクジン(45)
  • 101 芸術見聞録(145)
  • 102 わが子、就学中(53)
  • 103 塾長の机
  • 104 為田裕行の「教育ICT行」(125)
  • 105 10¹⁵ PETA(52)
  • 106 キクチカラ(8) 菊地香江
  • 107 Opinion from School(73)
  • 108 林明夫の「歩きながら考える」(240)
  • 110 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(62)
  • 112 私塾界インサイト(89)
  • 116 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(45)
  • 118 咲かせよ桜(125) 小林哲夫
  • 122 論点2025(8) 大学・高専機能強化支援事業とは? 国際卓越研究大学と何が違うのか?
  • 126 編集後記
  • 128 Book Review
  • 130 塾長のためのガジェット講座