Category: 塾ニュース|地域教育

ヒューマンスターチャイルド 横浜市内の中学校で職業講和を実施

 保育事業を展開するヒューマンスターチャイルド株式会社(横浜市、川下 裕左 代表取締役)は3月17日に横浜市立本郷中学校にて地域社会貢献活動の一環として職業講和を実施、29名が講和へ参加した。

 ヒューマンスターチャイルドでは、小学生から高校生までを対象とした保育士無料体験プログラム「キラキラ保育士体験」や、地域の子どもたちに食支援と居心地の良い空間を提供するための「スタチャこども食堂」、地域のにぎわいづくり・活性化を目的に、講演会や趣味の活動などに利用できる保育所に隣接した多目的施設「スタチャラウンジ」など、保護者や地域の方をはじめ、かかわるすべての方々と子育ての楽しさ、喜び、感動を共有できる子育て支援企業を目指し、社会貢献活動(CSR)に積極的に取り組んでいる。洋光台ナーサリーへ横浜市立本郷中学校より依頼を受け、保育士に関する職業講和を実施した。

 ヒューマンスターチャイルドは、「未来の保育士を育む応援プロジェクト」として、小学生から高校生までを対象とした保育士無料体験プログラム「キラキラ保育士体験」を、2016年以降、夏休みを利用して実施している。子どもたちが保育の仕事を志すきっかけとなり、保育業界の発展につながることを目指して取り組んでいる。

子ども向け知育アプリ「ワオっち!」が、関西テレビの「ハチエモン」とコラボ

 株式会社ワオ・コーポレーションが配信する子ども向け知育アプリ「ワオっち!」が、関西テレビのキャラクター「ハチエモン」とコラボ!関西テレビのデータ放送に、ワオっちとハチエモンが協力してクリアを目指す知育ゲームが登場。また、ワオっち!シリーズのアプリ「ワオっち!ランド」にも、ハチエモンのコラボゲームが新登場。
 スマホアプリとテレビの両方で、双方のキャラクターがコラボした知育ゲームが遊べるのは日本初の取り組み。


【TVデータ放送概要】
■「ハチエモンアイランド」
関西テレビのデータ放送にて、3月24日(金)より提供開始。

■利用方法
関西地区のテレビで関西テレビにチャンネルを合わせ、リモコンのdボタンでスタート。
※全てのゲームを遊ぶにはインターネット接続が必要。

■遊べるゲーム
遊べるゲームは3種類。今後も追加予定。

【スマホアプリ概要】
■アプリ名「ワオっち!ランド」
28種類の知育ゲームが無料で楽しめる総合知育アプリ。2種類のハチエモンコラボゲームが新登場

■利用方法
スマホやタブレットにアプリをインストール
〔iOS版〕https://itunes.apple.com/jp/app/id392188085?mt=8
〔Android版〕https://play.google.com/store/apps/details?id=com.waocorp.waochi.onakameiro
〔Amazon版〕https://www.amazon.co.jp/dp/B09JW68LLV

久留米高専 学生の研究が画像認識精度の向上に寄与

 独立行政法人国立高等専門学校機構 久留米工業高等専門学校(福岡・久留米市、松村 晶 校長)の機械・電気システム工学専攻科2年生の與田悟史さんは、指導教員である黒木祥光教授(久留米高専制御情報工学科)のもと、AIが画像分析を行うための学習手法の一つである「畳み込みニューラルネットワーク(CNN: Convolutional Neural Network)」の研究をしている。與田さんの行った研究により、CNNを用いた画像認識精度の向上が実現した。與田さんの研究成果は、国際会議ICIIBMS(International Conference on Intelligent Informatics and BioMedical Sciences)2022において、『Student Best Paper Award』を受賞している。

ポイント
・画像認識において、畳み込みニューラルネットワーク(CNN: Convolutional Neural Network)の畳み込みフィルタの初期値に、畳み込みスパース表現における辞書フィルタを用いる手法を提案した。
・提案した辞書フィルタはCNNと異なり、少ない学習用画像でも作成することができるため、特に学習画像枚数が少ない場合でも高い分類精度を達成した。

背景
 画像認識において、CNNは他の手法を圧倒した画像認識精度を誇っていることが知られている。CNNのこの高い画像認識能力は、画像の特徴を持つフィルタによって構成される畳み込み層を導入することにより実現している。CNNがうまく学習を行うためには、適切な学習パラメータの初期値を設定する必要があり、Xavierの初期値やHeの初期値を用いたパラメータの初期化手法が提案されている。
 今回の研究では、黒木教授の研究室で研究されている畳み込みスパース表現と呼ばれる画像の近似表現手法を用いてCNNのパラメータの初期値を設定した。提案手法では、畳み込みスパース表現における辞書フィルタがCNNの畳み込みフィルタと同様に画像の特徴を持つことに着目し、畳み込みスパース表現の辞書フィルタをCNNの畳み込みフィルタの初期値に設定しCNNの精度向上を目指した。

畳み込みスパース表現
 畳み込みスパース表現は、画像の特徴を表す辞書フィルタと辞書フィルタの分布を表す係数マップ との畳み込み和によって画像を近似表現する手法。

実験
 実験では、2層の畳み込み層を持つ小さなCNNを用いてデータセットCIFAR-10のクラス分類を行い、畳み込みフィルタの初期化方法の違いによる分類精度を比較した。
 実験の結果、CNNの学習枚数が少ない場合にL1誤差項を用いた畳み込み辞書学習によって初期値の計算を行ったCNNの方が、Xavierの初期値やL2誤差項を用いた畳み込み辞書学習によって初期化を行ったCNNよりも高い分類精度を達成した。

今後の展望
 今回の実験で用いたデータセットの画像サイズは32×32画素と小さいため、より大きな画素数を持つ画像データセットでの検証を行い提案手法の実用性を確認することを予定している。また、CNNの学習中の畳み込みフィルタの変化について調査を行い、提案手法による初期化の影響も明らかにしたいと考えている。この研究の成果が画像認識を始めとするAIの発展に寄与することを期待している。

久留米工業高等専門学校について
 本校は5学科からなる本科と2専攻からなる専攻科を備えた工業高等専門学校で、からくり儀右衛門と呼ばれた発明家・田中久重翁の出身地及びゴム産業の発祥の地である久留米に昭和39年に創設された。自立の精神と創造性に富み、広い視野と豊かな心を兼ね備えた、社会に貢献できる技術者の育成を教育理念とし、久留米工業高等専門学校の教育・研究の発展に寄与するとともに、地域社会における技術開発及び技術教育に資することに努めている。

【学校概要】
久留米工業高等専門学校
久留米工業高等専門学校
学校名:独立行政法人国立高等専門学校機構 久留米工業高等専門学校
所在地:福岡県久留米市小森野1丁目1番1号
校長名:松村 晶
設立:昭和39年
URL:https://www.kurume-nct.ac.jp/
事業内容:高等専門学校・高等教育機関

埼玉県戸田市と学校法人香川栄養学園 女子栄養大学が包括連携協定を締結

 埼玉県戸田市は、女子栄養大学と戸田市双方が持つ資源を有効に活用し、多岐にわたる分野に連携して取り組むことで、市民サービスの向上及び学生をはじめとする人材の育成に寄与することを目的に包括連携協定を締結した。
 戸田市が抱える健康寿命の延伸等の課題に対し、女子栄養大学が実施している食や栄養学に関する知見をいかし人々の健康維持・改善が戸田市の課題解決に寄与することから包括連携協定の締結に至った。
 なお、協定の締結に当たり、以下のとおり調印式を開催する。

  • 日時

令和5年3月20日(月)11時~正午

  • 場所

戸田市役所4階 公室(戸田市上戸田1-18-1)

  • 出席者

【女子栄養大学】
理事長・学長 香川 明夫 様
副理事長 五明 紀春 様
常務理事 染谷 忠彦 様
栄養学部准教授 林 芙美 様
【戸田市】
市長、副市長、健康福祉部長

  • 《連携項目》

(1)食育推進に関すること。
(2)健康づくりに関すること。
(3)教育及び生涯学習に関すること。
(4)人材育成に関すること。
(5)産業・経済の振興に関すること
(6)その他市民サービスの向上と地域活性化に関すること。

NTT西日本、関西学院大学、阪急電鉄による通学定期券購入などのDXに関する実証実験を実施

 西日本電信電話株式会社(大阪市、森林 正彰 代表取締役社長)、関西学院大学(兵庫・西宮市、村田 治 学長)、阪急電鉄株式会社(大阪市、嶋田 泰夫 代表取締役社長)は、約1400名の学生を対象に、通学定期券購入などのDXに関する実証実験を行う。
 従来、通学定期券の購入には、大学などの教育機関が発行する通学証明書を駅窓口に提出して購入する必要があり、毎年繁忙期には、定期券購入のための待ち時間が長くなり社会課題となっている。
 今回、全国初の試みとして、NTT西日本の証明書発行サービスから阪急電鉄の定期券インターネット予約サービス「eていき」(eていきシステム)へ通学証明のデータ連携を行い、学生が自宅等に居ながらスマートフォンなどで通学証明の発行や通学定期券のオンライン予約をし、券売機で通学定期券を購入できるサービスをトライアル提供する。この実証実験を通じて、学生向けサービスの利便性向上や大学・駅係員の業務効率化、駅窓口の混雑緩和等に対する有効性を検証する。


実証概要

 実証では、これまで関西学院大学が手作業で発行、学生に配布していた通学証明書発行業務のシステム化を行い、通学経路の申請/承認における業務効率化の有効性を検証する。 また、NTT西日本が大学に提供する証明書発行サービスの在学情報と通学経路データを阪急電鉄のeていきシステムに連携し、学生が阪急電鉄の定期券販売窓口に紙書類を持参することなく、券売機で通学定期券を購入できるサービスをトライアル提供する。この実証実験では、このサービスによる学生の利便性および阪急電鉄の業務効率化、駅窓口の混雑緩和等に対する有効性を検証する。


(1)実施期間2023年3月22日(水)~2023年4月30日(日)

(2)実施対象関西学院大学 教育学部 全学部生 (約1400名)

(3)実証に用いる技術

 ① 証明書発行サービス学生はこのサービスにログインすることで、通学経路の申請(②に連携)、通学証明書の発行、通学定期券のオンライン予約(③に連携)が可能。真正な在学情報と大学承認済みの通学経路データを組み合わせ、通学証明書のコンビニ発行やデータ連携を実現する。

② 通学Web通学証明に必要な通学経路の大学窓口への申請/承認がWebで可能。住所から自宅最寄り駅を特定し、大学最寄り駅までの最適な通学経路を探索可能。さらに最安経路など規定の条件を満たした場合に自動承認を行い、通学経路承認業務の効率化を実現。

③ 定期券インターネット予約サービス「eていき」(eていきシステム)阪急電鉄のWeb上で、利用区間や期間等を入力して予約番号を取得し、定期券発売窓口ではなく券売機で定期券の購入が可能。通学証明書の提出・確認は、駅窓口で行う方法と、Web上で画像を送付する方法の2種類がある。今回の実証実験ではAPIの実装により真正な予約内容がデータ連携されることにより、確認業務の省力化を実現。

(4)本実証で期待される効果
 今回の実証実験では通学経路の承認ワークフローに加え、大学・自宅最寄り駅かつ最短経路など規定の条件を満たした場合に自動承認を行うことで、大学の業務量を大幅に削減する。これにより、大学では新学期、入学シーズンの学生対応など本来注力すべきコア業務に時間を割くことが可能となる。 また、学生目線では、通学途中や自宅に居ながら通学証明の申請や通学定期券のオンライン予約が可能となり、購入時も予約番号を券売機に入力するだけで手軽に完了する。待ち時間の短縮や利便性向上の効果が期待できる。 鉄道会社にとっても、システムチェックにより目視確認の業務が削減できるほか、券売機での通学定期券の購入により、購入時の混雑の緩和や業務の効率化に繋がる。

今後の展開について
 この取り組みが多くの大学、鉄道会社、その他交通機関に広がることで、業務効率化の効果がさらに向上し、通学定期券購入の混雑緩和という社会全体の課題解決につながると考えている。 NTT西日本、関西学院大学、阪急電鉄では、今後もさらなるサービス品質向上、学生の利便性向上に向けて、取り組みを進めていくと共に、通学定期券購入のDX(デジタルトランスフォーメーション)に貢献してゆく。

LINEみらい財団 和歌山県警察と和歌山県教育委員会に協力し、SNS上のリスクを予見し犯罪被害等防止につなげる中高生向けの新たな教材を共同で開発

 一般財団法人LINEみらい財団は、和歌山県警察と和歌山県教育委員会に協力し、SNSにおける青少年の性被害等の防止を目的とした中高生対象の新たな教材「SNSによる社会への発信を考えよう」を共同で開発した。和歌山県内で中学校を対象に教材の普及を図るほか、全国で広く活用できるよう無償で提供する。

■教材「SNSによる社会への発信を考えよう」
 この教材は主に3つの内容で構成されており、まず、ネットやSNSの特性を理解し、情報を発信する際にはどんなことに気を付けるべきか考える。次に、性的な写真の送受信を行った際に法や条例に抵触する恐れがあるかを考え、犯罪のリスクについて学ぶ。最後に、性的な自撮り写真などを送るよう要求される事案に焦点を当て、被害を防ぐための断り方や第三者へ相談する際のポイントを身に着ける。こうした内容を通して、自分が被害者にも加害者にもならないよう、リスクを予見し回避するための考え方や、何かあったときの対応方法について学べるようになっている。

 この教材はワークショップ形式になっており、生徒たちが自ら考えグループで議論し、考えを深められるように設計している。また、授業用スライド、生徒用のワークシートのほか、教員用活用の手引きもセットになっているため、だれでもすぐに活用できるようになっている。

<教材のプログラム> 

・導入
・アイスブレイク
・考えてみよう1 発信する際のリスク 
・考えてみよう2 犯罪のリスクの判断
・考えてみよう3 写真を要求されたら?
・まとめ

<教材ダウンロード>
教材ダウンロードは以下からお申し込へ。
https://linecsr.my.salesforce-sites.com/materials/

城南×箱根町の公営塾「箱根土曜塾」 22年度も受講生全員が志望校に合格

 株式会社城南進学研究社(神奈川・川崎市、下村 勝己 代表取締役社長CEO)が神奈川県の箱根町教育委員会より運営を受託する「箱根土曜塾」は、2023年2月に第6期目を終了。22年度受講生の31名全員が志望校に合格した。
「箱根土曜塾」は、箱根町が町内の中学3年生に高校受験対策の場を提供することを目的とし、2017年から開講している公営の塾。オンライン学習教材「デキタス」を用いて、生徒の主体的かつ協働的な深い学びを促進することで、短期間での学力向上に効果を上げており、民間企業×教育委員会の先行事例として評価を得ている。第6期は、2022年8月3日~2023年2月4日の期間に計30日間開講した。

 箱根町には⼤⼿の進学塾がなく、以前は町内の中学3年⽣の約半数が、隣接する⼩⽥原市内または御殿場市内へ⽚道30分〜1時間強かけて通塾していた。家庭の事情によっては通塾をあきらめているところもあり、居住地によらず受験に向けた勉強できる環境づくりが課題だった。そこで箱根町教育委員会は、塾に通いたくても通えない受験⽣を⽀援するため、2017年に公設の高校受験を目的とした学習塾の開校を決定した。その思いに賛同した城南進学研究社は、箱根町から「箱根⼟曜塾」の運営を受託し、現在に至っている。

 授業は「デキタス」で視聴し、演習は城南進学研究社が運営する個別指導教室「城南コベッツ」から派遣された講師が担当。教材は、過去の神奈川県公立高校入試問題を分析し、参加者の学力を考慮しながら作成している。指導対象教科は「英語」「数学」を基本として「理科」「社会」を冬期および直前期に追加し、「国語」については「デキタス」により補習的に学習。さらに、「英語」と「数学」は直前期に試験対策として総合問題も加え、実戦力も鍛えていく。
 4年目のコロナ下となった23年度の高校受験では、昨年に続いて受講生の31名全員が志望校に合格した。6期連続で合格率90%以上、さらに21年から2期連続で100%と、高い合格率を誇っている。

 城南進学研究社では、中期経営計画の基本戦略として「学びの個別最適化」を追求し、EdTechの有効活用による学力向上モデルの構築を図っている。「箱根土曜塾」では、「デキタス」を利用した重要ポイントのインプットと習熟度別演習によるアウトプットを組み合わせた手法によって、ICTを利活用した個別最適化学習を実現した。同時に「SDGsへの取り組み」も強化しており、オンライン教材を活用して学習機会を広く提供することで、「経済的格差・地域間格差の是正」を目指す。

【開催概要】
対象:神奈川県足柄下郡箱根町に在住の中学校3年生
期間:2022年8月3日~2023年2月4日
場所:箱根町社会教育センター(神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷520番地)
科目:英語・数学・理科・社会
HP:https://www.town.hakone.kanagawa.jp/index.cfm/7,14614,31,html

GMOインターネットグループと渋谷区が問題解決型学習(PBL)を取り入れた探究学習を実施

 ​GMOインターネットグループ(熊谷 正寿 グループ代表)は、2023年3月10 日(金)に、東京・渋谷のグループ第2本社内「GMO Yours・フクラス」にて、「Kids VALLEY 未来の学びプロジェクト」の一環として実施した『未来の笹塚小学校をつくろう~より多くの人が幸せな社会を目指して~ 最終成果発表』を開催した。
 発表会は、渋谷区立笹塚小学校にて2022年10月から計11回開催された授業の成果発表会となる。「未来の笹塚小学校」をテーマに、笹塚小学校6年生計57名が、63名の5年生や笹塚小学校の先生方、渋谷区教育委員会の方を前に、その成果を発表した。

 この授業は、PBL(問題解決型学習)の教育方法を用いて、渋谷区笹塚小学校の先生方とGMOインターネットグループの開発者が協力し、カリキュラムを設定して進めてきた。児童たちが興味を示しやすいゲーム「教育版マインクラフト」を用いて、「学校」という身近な課題解決をテーマにすることで、プログラミングを学ぶと同時にチームでの探究学習に取り組んできた。

 14班のチームに分かれて行った発表では、
・学校の屋上で太陽光や風力発電を設置する“地域の人と環境とともにある学校”
・床発電や災害用トイレの設置など行う“災害に強く地域の人が使いやすい学校”
・緑や畑、ジェンダー平等トイレや誰でも使える水道がある“緑豊かで、様々な個性を大切にする学校”
・授業を選択できる日や各教科の教室や、様々なスポーツ道具を設置した“みんなが楽しく学べて、個性を最大限に活かせるように育てる学校”など、児童ならではの視点で「教育版マインクラフト」で作った思い思いの「未来の笹塚小学校」を紹介した。

【成果発表会開催概要】
■日時    2023年3月10 日(金)9:10~11:30
■場所    渋谷・グループ第2本社内「GMO Yours・フクラス」

■登壇者 
・渋谷区教育委員会
 教育長 五十嵐 俊子(いがらし としこ)
 指導主事 柳田 俊(やなぎだ しゅん)
・渋谷区立笹塚小学校 6年生児童 計57名
・GMOインターネットグループ株式会社
 システム統括本部アプリケーション開発本部 ホスティング・クラウド開発部 成瀬 允宣(なるせ まさのぶ)

カルビー×恩納村立うんな中学校 生徒が考案『堅あげポテト でーじまーさんアーサそば味』を共同開発

 カルビー株式会社(東京・千代田区、伊藤 秀二 代表取締役社長兼CEO)は、恩納村立うんな中学校(沖縄・国頭郡)3年C組の生徒と共同開発した沖縄のお土産商品『堅あげポテト でーじまーさんアーサそば味』を2023年3月13日(月)から恩納村のお土産店とカルビーのアンテナショップカルビープラス沖縄国際通り店、カルビー公式オンラインショップ「カルビーマルシェ」で限定発売する。

 カルビーの“地元素材の活用やその土地文化の発信などを行い、地元とのつながりを深めたい“という想いと、恩納村が2021年から進めているうんな中学校の生徒による地域課題解決プロジェクト「UNNA魂」の活動内容が合致したことから、恩納村の特産品である「アーサ」を使用した「堅あげポテト」をうんな中学校3年C 組の生徒たちと共同開発することが決定した。

 開発にあたり全6回の授業を実施。カルビー社員は5回の直接訪問と1回のオンライン授業を行い、生徒たちと味付けや味名、パッケージデザインを考えた。味付けは特産品「アーサ」と組み合わせる味をグループにわかれて検討し、その中から「島とうがらし」「そばだし」の2つの味付けをカルビーが試作。生徒たちが実際に試食し、最も相性がよい味として沖縄伝統の「そば」を選定しました。おいしさを伝えるために、沖縄の方言で「とてもおいしい」を意味する「でーじまーさん」を味名に使用することも決めた。パッケージは生徒たちのアイデアをもとにカルビーが3つのデザインを試作し、最終的なデザインを投票で決定した。

【恩納村のアーサ】
「アーサ」はヒトエグサという緑色の海藻の仲間。沖縄では昔から海岸の石や岩についている「アーサ」を摘み取って利用してきました。恩納村では、沖縄県内でいち早くアーサ養殖に成功したことから、現在では県内有数の養殖アーサの産地となっている。収穫したアーサは、乾燥品や佃煮等に加工され、みそ汁の具材やごはんのお供として県民の食生活に浸透している。

【商品概要】
・商品名:堅あげポテト でーじまーさんアーサそば味
・内容量:90g(15g×6袋)
・価格:税込み702円
・発売日:2023年3月13日(月)

・販売エリア
■恩納村のお土産店(沖縄県内へ順次拡大)
■カルビープラス沖縄国際通り店
■カルビー公式オンラインショップ「カルビーマルシェ」
URL: https://shop.calbee.jp/marche/shop/pages/lp-jinomono.aspx

熊本高専と熊本県教育委員会が連携して「熊本県立高校・情報Ⅰプログラミング担当者研修会」を開催

 熊本高等専門学校(熊本県八代市・合志市、髙松 洋 校長)は、2月15日(水)、熊本県教育委員会と連携して、第1回高校・情報Ⅰプログラミング担当者研修会を実施した。研修会には熊本県下の高等学校で「情報Ⅰ」の教科を担当する教員37名が参加し、プログラミングの演習等を行った。 熊本高専と熊本県教育委員会は、令和4年度に「教育研究の振興に関する覚書」を締結しており、この研修会は連携活動の一環として開催した。熊本高専では、GEAR5.0事業において支援技術(AT, Assistive Technology)に関する技術者の育成(熊本県立黒石原支援学校の支援機器や教材の試作品等を使用した実証試験への本校学生の参加等)や、熊本県内におけるTSMCの進出を踏まえた半導体人材の育成などを推進しており、双方が連携を図り、産業界が求める人材協力などを進めている。
 熊本高専人間情報システム工学科の島川 学教授ら(高専の教員4名)が講師として、高等学校「情報Ⅰ」の教科におけるプログラミング演習を行った。熊本県では人工知能や様々なコミュニケーションアプリに有用なPython(プログラミング言語)を用いており、各種命令の利用方法や学習指導要領に沿った課題の方針、考え方のポイントなどを踏まえた教材を、熊本高専から熊本県に提供している。熊本高専と熊本県下の高校によるデジタル教育の横連携が期待されている。


■ことば解説:GEAR5.0(Gears of Education and Advanced Resources)とは

 国立高専機構が立ち上げた「Society5.0型未来技術人財」育成事業を構成するプロジェクトの一つ。各高専は、「マテリアル分野」「介護・医工分野」「防災・減災・防疫分野(防疫/エネルギー)」「農林水産分野」「エネルギー・環境分野」の5分野において、分野横断的な課題解決のアプローチができる人材の育成プログラム開発に取り組んでいる。その中の「介護・医工」分野において、「持続可能な地域医療・福祉を支えるeAT-HUB構想とAT技術者育成による共生社会の実現」への取組が令和2年度に採択された。このプロジェクトは、中核拠点校である熊本高専と、協力校6校(函館・仙台・長野・富山・徳山・新居浜)を中心に、介護・医工分野での支援技術に関する研究開発及び技術者育成等を行っている。