月刊私塾界2025年7月号(通巻531号)...

巻頭言 「不確実で変化の激しい時代を生き抜くには、企業や組織だけでなく、『個』の成長や進化も必要になると思います。一人ひとりの働き手にとって、どのようなマインドセットやスキルが重要になってくると考えていますか。 個々人が意識すべきことは数多くありますが、最も重要なのは、適応力を備え、...

月刊私塾界2025年6月号(通巻530号)...

巻頭言  最近よく言われていることの一つに、「問い」の大切さがある。世の中には課題が山積し、その解決が叫ばれるのに、なぜ問いのほうが大事なのか。 理由は大きく分けて二つある。 一つは、問い次第で課題の設定が変わり、結果として得られる答えも変わってくるからである。もう一つは、AI(人工...

私塾界リーダーズフォーラム 2025 S/S...

 6月4日(水)に御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターにて、「私塾界リーダーズフォーラム2025 Spring / Summer Connect」を開催いたします。 季節講習や新年度の募集を時代のニーズに合わせたスタイルにするための方法を、皆さまとともに考えてまいります。 今回の「私塾...

月刊私塾界2025年5月号(通巻529号)...

巻頭言 「内定時に配属本部・職種を約束」「給与は担う職責に応じて決定」――。3月1日に解禁された富士通の新卒採用のウェブサイトには、こうした文字が踊る。 富士通は「新卒一括採用」を廃止する。入社後の職種や人材要件をあらかじめ提示し、年間採用人数の計画を決めずに通年で募る。初任給の額も...

月刊私塾界最新号

月刊私塾界2025年7月号(通巻531号)

巻頭言 「不確実で変化の激しい時代を生き抜くには、企業や組織だけでなく、『個』の成長や進化も必要になると思います。一人ひとりの働き手にとって、どのようなマインドセットやスキルが重要になってくると考えていますか。 個々人が意識すべきことは数多くありますが、最も重要な...

塾ニュース|塾・企業

夜間中学で初の「すらら にほんご」導入 ICT教材で多様な日本語指導モデルを構築

 株式会社すららネット(東京都千代田区、代表取締役:湯野川孝彦)が提供する日本語学習ICT教材「すらら にほんご」が、静岡県立ふじのくに中学校磐田本校(静岡県磐田市)で導入され、2025年4月より活...

塾ニュース|教育ICT

リワード型学習アプリ『tonton(トントン)』を運営する株式会社nessがシードラウンドで資金調達を実施

 学習アプリ『tonton(トントン)』を提供している株式会社ness(東京・渋谷区、住居 尚弥 代表取締役、及び蒲生 智哉 代表取締役)は、この度、East Ventures株式会社、阪井優氏より、資金調達が完了したことを発表した。  tontonは、学習のモチベーショ...

塾ニュース|地域教育

クラーク国際記念高等学校 千葉ジェッツと連携した「男子バスケットボール専攻」開講に先立ち、調印式を実施

 2025年7月7日、IPU・環太平洋大学 東京キャンパスにて、2026年4月からクラーク国際 千葉キャンパスに新設される「男子バスケットボール専攻」の調印式が執り行われた。当日は、千葉ジェッツふなばしから、田村征也 代表取締役社長、池内 勇太 取締役が出席した。クラーク国際記...

塾ニュース|受験

青森県が「あおもり留学特別選抜」の概要公表 県外生受け入れで5校が対象

 青森県教育委員会は6月27日、2026年度青森県立学校入学者選抜において、全国から生徒を募集する「あおもり留学特別選抜」の概要を発表した。対象となる県立高校5校で、2026年2月2日に面接などの選抜を行う。 この特別選抜は、県外から意欲ある生徒を受け入れるための制度で、一般選...

夜間中学で初の「すらら にほんご」導入 ICT教材で多様な日本語指導モデルを構築

 株式会社すららネット(東京都千代田区、代表取締役:湯野川孝彦)が提供する日本語学習ICT教材「すらら にほんご」が、静岡県立ふじのくに中学校磐田本校(静岡県磐田市)で導入され、2025年4月より活用が始まった。夜間中学への「すらら にほんご」導入は全国で初の事例となる。

 ふじのくに中学校磐田本校は、静岡県内初の県立夜間中学校として2023年に開校。外国籍生徒が多く在籍しており、その約7割が日本語指導を必要としている。これまでも日本語学習を重視してきたが、生徒間の日本語力の差や専門教員の不足が大きな課題となっていた。

「すらら にほんご」はAIを活用し、読み書き・語彙・文法などを一人ひとりの理解度に応じて最適に出題するアダプティブ型教材だ。音声読み上げや視覚的なナビゲーションを搭載し、ゼロからの自立学習が可能な点が特徴である。磐田本校では、教員不在時でも学習を進められる点が評価され、導入が決定した。

 実際に活用を開始してから2か月が経過した6月時点で、生徒17人を対象に行ったアンケートでは、約88%が「日本語学習が楽しくなった」と回答。さらに、約90%が「授業がわかるようになった」、約94%が「学習の助けになった」と答えており、短期間で学習意欲や日本語力の向上が顕著に見られた。

 同校の青木正文教諭は、「ひらがなから学ぶ必要がある生徒から、会話はできても読み書きが苦手な生徒まで、背景はさまざまです。『すらら にほんご』導入後は、生徒が意欲的に取り組むようになり、自宅でも自主的に学習する様子が見られるようになりました」と述べる。

 今後、すららネットは「すらら にほんご」を通じた日本語指導モデルの確立を目指し、全国の夜間中学校への展開を進めていく考えだ。また、他教科のICT教材との接続も視野に入れ、基礎学力の定着支援を強化する方針を示している。

クラーク国際記念高等学校 千葉ジェッツと連携した「男子バスケットボール専攻」開講に先立ち、調印式を実施

 2025年7月7日、IPU・環太平洋大学 東京キャンパスにて、2026年4月からクラーク国際 千葉キャンパスに新設される「男子バスケットボール専攻」の調印式が執り行われた。当日は、千葉ジェッツふなばしから、田村征也 代表取締役社長、池内 勇太 取締役が出席した。クラーク国際記念高等学校からは、増田理事長、吉田校長が出席した。

千葉ジェッツふなばしとクラーク国際の調印式の様子

 冒頭に、田村社長と増田理事長より、今回の連携に至る経緯やその意義について説明があった。バスケットボールをはじめとするスポーツの可能性や、教育機関と企業との連携によって生まれる新たな学びのあり方について、熱意あるメッセージが語られた。


 続いて、クラーク国際の千葉キャンパス、濵田キャンパス長より、新設されるコースの特徴や連携内容について説明があった。

 今回の連携の大きな目的は、競技を通じて技術やスキルを高めるだけでなく、スポーツそのものを深く探究することで育まれる「人間力」を養うことにあるという。さらに、地域との多様な連携・協力を組み合わせて、この3つを循環させることで、新たな教育モデルの構築を目指す。

 カリキュラムでは、午前中に一般科目をしっかりと学び、基礎学力を着実に身につけたうえで、午後にはバスケットボールに専念できる環境を整えている。これは、通信制高校の柔軟な仕組みを活かした、クラーク国際ならではの学びの形となる。

千葉ジェッツとの具体的な連携内容
 また、クラーク国際では、生徒が将来にわたって活躍できるように、「15のコンピテンシー(資質・能力)」を育成の柱としている。競技での学びと探究学習が重なり合うことで養われる「やり抜く力」「人間関係形成力」「価値を創造する力」の3つを中心に、その他の力もバランスよく伸ばしていく。

 男子バスケットボール専攻に関する情報は、随時ホームページ内にアップする予定だ。その他、千葉キャンパスの学校説明会も開催している。

● 千葉キャンパス 学校説明会 開催日程

7月26日(土) 10:00 ~ 12:00
8月23日(土) 10:00 ~ 12:00
8月30日(土) 10:00 ~ 12:00
<内容>
・学習システムの説明
・生徒による学校紹介

学校説明会へのお申し込みは下記URLへ

https://www.clark.ed.jp/campus/chiba-chiba/chiba-guidance/65291

令和7年度近畿大学報道関係者・教育関係者懇談会【東京】に多くが集う

 令和7年7月10日、TKP東京駅カンファレンスセンターにて令和7年度近畿大学報道関係者・教育関係者懇談【東京】が行われた。東京での開催は今回で13回目となる。会場には約150名超の報道関係者、教育関係者が集まった。

 松村到近畿大学学長の挨拶では「近畿大学は今年創立100周年を迎え、創立時は2学部だった学部数は16学部となり総合大学となった。少子化の中で私学の半数が定員割れしているが、昨年は21万人を超える志願者があった。従来の偏差値ではなく、真の大学の力を発揮し、次の100年も意欲的に時代に合わせて変革し、選ばれる教育機関となりたい」と語った。

 世耕石弘近畿大学常任理事・経営戦略本部長による近畿大学の紹介では、創立100周年事業や看護学部新設、医学部キャンパス移転、1000人以上が入学した建築学部オンライン学士プログラム、更に大阪・関西万博に出店し「今年の近大は忙しい」というキャッチコピーを掲げているとした。

 2026年4月開設予定の近畿大学看護学部について、櫻本秀明近畿大学看護学部設置準備室教授が説明を行った。また、2025年11月に大阪府狭山市から堺市に移転する医学部・近畿大学病院新キャンパス(おおさかメディカルキャンパス)について、近畿大学医学部・病院運営本部企画室課長代理の鳥野肇之氏から現況説明があった。今年4月に新任となった家戸敬太郎近畿大学水産研究所所長は挨拶のあと、水産研究所の歴史と今、研究成果などを語った。最後に高橋智子近畿大学東京センター長より東京センターの紹介などがあった。

 同ビル内13Fの近畿大学東京センターに場所を移し懇親会が行われ、近大マグロ、近大マダイ、クエタマ、ブリヒラ、紀州和華牛など近大食材を使用した料理が振る舞われた。

近畿大学 https://www.kindai.ac.jp

広島大手塾「鷗州塾」を運営するAICエデュケーション、フランチャイズパートナーとして「atama+塾」を開校

 鷗州塾を運営する株式会社A I Cエデュケーション(広島市、桑原 克己 代表取締役社長)とatama plus株式会社(東京・文京区、稲田 大輔 代表取締役CEO)は、AIを活用し個別最適な学びを届ける「進学個別 atama+塾」のフランチャイズに、A I Cエデュケーションが加盟したことを発表。

 AICエデュケーションは、広島・岡山・大阪・山口で、鷗州塾をはじめとした学習塾・パソコン教室・英語教室を運営するほか、学校運営・学校支援事業およびスポーツ支援事業を展開する総合教育商社。鷗州塾は、2020年度よりAI教材「atama+」を生徒に提供しており、これまでに高い学習効果を確認してきた。総合教育商社として子どもたちにより充実したサービスを提供するために、atama+を活用した新しい学びの形態として「atama+塾」をフランチャイズパートナーとして展開していくことを決定した。第一弾として、広島県にて国泰寺校を開校した。

<進学個別 atama+塾 国泰寺校>
広島電鉄 中電前駅 徒歩4分
広島県広島市中区小町2-28 Arista広島平和大通り202
https://www.atama.plus/kokutaiji/

リワード型学習アプリ『tonton(トントン)』を運営する株式会社nessがシードラウンドで資金調達を実施

 学習アプリ『tonton(トントン)』を提供している株式会社ness(東京・渋谷区、住居 尚弥 代表取締役、及び蒲生 智哉 代表取締役)は、この度、East Ventures株式会社、阪井優氏より、資金調達が完了したことを発表した。

 tontonは、学習のモチベーションを高めるための無料学習アプリ。日々の学習量に応じてリワードを提供し、PayPayポイント、Amazonギフト券、その他各種ポイントへ交換することができる。現在は英単語に特化し、iOSアプリで配信している。リリース以降、AppStore教育カテゴリのランキングに常にランクインし続け、継続的に利用者が増加している。
AppStore : tonton
TikTok: https://www.tiktok.com/@tonton_app
Instagram: https://www.instagram.com/tonton_app
X: https://x.com/tonton_app


■調達概要
《新規》
● East Ventures株式会社
● 阪井 優氏
《既存》
● W fund


■資金調達の背景
 2025年3月にリリースした『tonton』は、MAU、利用者の学習継続日数や週間リテンションで良質な数値を得ている。更なる成長を目指し、本ラウンドで下記を実現するために資金調達に至った。
● 学習とリワードに最適なUI/UXの確立
● 学習コンテンツの強化と拡大
● サブスクリプションプランの検証費用
● 各種SNSコンテンツの強化 など
 これらを実現するために、さらに多くの改善を重ね、新たな学習体験を築いていけるよう、tontonをアップデートしていく。

夏休みの自由研究を応援 タミヤロボットスクール「サマーチャレンジ2025」を開催

 タミヤロボットスクールを展開する株式会社ナチュラルスタイル(福井市、松田 優一 代表)は、夏休みの自由研究にぴったりな5つのワークショップを集めた「サマーチャレンジ2025」を2025年7月15日(火)~9月30日(火)まで開催する。
 プログラミングやロボット工作などタミヤロボットスクールならではのテーマをピックアップし、夏休みの自由研究を応援する。申し込みは特設ページまで。また、ワークショップに参加された方には、スクールオリジナルうちわをプレゼント。数量に限りがあり、無くなり次第終了となる。さらに、9月30日までに入会手続きを完了された方には、初回教材セットを特別価格で提供する。

■ ワークショップ概要

  1. ローラースケートロボをつくろう!

【はじめてでも大丈夫!ロボット工作にチャレンジ!】
組立図の見方から、工具の使い方までをしっかりと学びながら、ロボットを組み立てます。
組み立てができたらデコレーションを加えて世界に一つだけのオリジナルロボットを完成させます。
ロボット工作の基礎や楽しみながらの試行錯誤を体験できるワークショップです。
[授業時間] 2時間
[推奨年齢] 小学2年生以上
[料  金] 3,850円(税込)(教材費、講習費、テキスト代)
※教室によって、内容・料金が異なる場合があります。

  1. 歩くロボットをつくろう!

【オリジナルのロボット組み立てにチャレンジ!】
イチからロボットを組み立て、デコレーションを加えて世界に1つだけのオリジナルロボットを完成させます。
ロボットは市販の工作キットではなく、一般的な部品を加工して組み立てていきます。
より深い思考や楽しみながらの試行錯誤を体験できるワークショップです。
[授業時間] 3時間
[推奨年齢] 小学2年生以上
[料 金] 5,500円(税込)(教材費、講習費、テキスト代)

  1. ゲームをつくろう! 短期プログラミング入門コース

【キーボードでプログラミングする!自分だけのゲームをつくる!】
BASIC言語で本質的なプログラミングの基本を3回に凝縮して短期間で学ぶワークショップです。
ゲーム制作を通して、楽しくキーボードに親しみ、試行錯誤の中で論理的思考力や課題解決力を育みます。使用する教材はレンタルなので購入不要です。
[授業時間] 90分 × 全3回
[推奨年齢] 小学3年生以上
[料 金] 8,250円(税込)(講習費、テキスト代)

  1. ロボット組み立てに挑戦しよう!

【タミヤロボットスクール「メカニックコース」を体験!】
初めてでも安心して進められるように、組立図の見方から、工具の使い方などを学びます。
ロボットが進んだり曲がったりする仕組みを考えながら組み立てを行います。
カリキュラムで製作するロボットの操縦体験なども行い、メカニックコースの楽しさを体験いただけます。
[授業時間] 2時間
[推奨年齢] 小学2年生以上
[料 金] 1,100円(税込)(教材費)
※教室によって、内容・料金が異なる場合があります。

  1. ロボットゲームに挑戦しよう!

【タミヤロボットスクール「ロボットプログラミングコース」を体験!】
初めてでも安心して進められるように、プログラミングやキーボードの使い方などを学びます。
プログラミングに慣れてきたら、ロボットを自分の思い通りに動かすロボットゲームに挑戦します。
カリキュラムでチャレンジする内容も紹介し、プログラミングコースの楽しさを体験いただけます。
[授業時間] 90分
[推奨年齢] 小学3年生以上
※教室によって、内容・料金が異なる場合があります。


■タミヤロボットスクール

 模型メーカーのタミヤが企画協力、株式会社ナチュラルスタイルが本部運営をするロボット教室。
 タミヤの長年のモノづくりの技術と、経験豊富な現役のプログラマー達が作り上げたカリキュラムによる、本物志向の「プログラミング&モノづくりによる新しい学び」を提供している。2018年春にスタートし、教室は全国に拡大中。「ロボットプログラミングコース」と「メカニックコース」の2つのコースがある。いずれのコースも実践的な知識・技能を楽しく学びながら、「考えて、手を動かし、上手くいかず、また考える」という試行錯誤の機会を大切にしています。この体験を通して、子ども達が将来必要とされる「生きる力」を育む。また、フランチャイズ教室の加盟募集も行っている。

「わたしとみらい、つながるサイエンス展」が大阪・関西万博で開催

 文部科学省は、2025年8月14日(木)から19日(火)までの6日間、大阪・関西万博会場(夢洲)のEXPOメッセ「WASSE」において「わたしとみらい、つながるサイエンス展」を開催する。

 本イベントは、産学官連携による最新の研究成果を国内外に発信し、未来を担う若者たちが社会課題を「自分ごと」として捉えるきっかけを提供することを目的としている。

 会場には、北海道大学、東京藝術大学・国立アートリサーチセンター、東北大学、信州大学をはじめ、20を超える大学・研究機関が出展する。生命の誕生や最先端の浄水・水素生成技術、木が曲がる不思議な体験、卵アレルギーでも食べられる卵など、幅広い分野の研究を直接体感できるプログラムが並ぶ。さらに、研究者との交流、スタンプラリー、特別グッズの配布など、子どもから大人まで楽しめる企画が充実している。

 イベントアンバサダーにはタレントのゆうちゃみが就任し、8月14日13時からのオープニングイベントにも登壇する予定だ。

 入場は無料(ただし、万博会場までの交通費および入場料は各自負担)。事前予約は不要だが、一部ツアーやプログラムは事前申込が必要となる。

「わたし」と「みらい」を科学でつなぎ、新たな視点や発見に出会えるこの夏の注目イベントだ。

【開催概要】
●会期:2025年8月14日(木)〜8月19日(火)
●会場:大阪・関西万博会場(夢洲)EXPOメッセ「WASSE」
●時間:10:00〜19:30(最終日は18:00まで)
●入場料:無料(万博入場料等別途)
●詳細・申込:https://www.mext.go.jp/a_menu/expo_watashitomirai/index.html
●公式Instagram:https://www.instagram.com/expo_watashitomirai/

KDIアカデメイア御成門が2026年4月1日(水)開園 認可外保育施設としては港区最大級規模

 総合教育サービス企業の株式会社やる気スイッチグループ(東京・中央区、高橋 直司 代表取締役社長)が展開するバイリンガル幼児園「キッズデュオインターナショナル(KDI: Kids Duo International)」は、15園目としてKDIアカデメイア御成門(東京・港区)を2026年4月1日(水)に開園することを発表した。これに合わせて2025年9月6日(土)10:00~12:00 (受付開始9:45)には第1回目となる入園希望者向け説明会を新虎安田ビルNIKAIにて実施する。
 KDIアカデメイア御成門は、「自分で考え、表現し、未来を創る力」を育む場として、KDIが提案する新たな学びのかたちだ。「アカデメイア」の名は、哲学者プラトンが開いた学園に由来し、のちの多くの賢人を育てた教育の源流であり、世界標準の教育が集う港区で、KDIは再び教育の本質と向き合い、次代を担う子どもたちの可能性を引き出すという。

 KDIは、9:00~17:00の標準保育に加え、7:30からの朝延長保育や20:00までの夜延長保育も可能で、保育園とほぼ同じ保育時間が確保できる。英語・日本語のバイリンガル教育に加え、知能教育、運動指導、ライフスキル教育を組み込んだカリキュラムにより、複数の習い事に通わなくても学びが完結する「オールインワン」な環境が実現。共働き家庭にとって大きな安心となっている。
 KDIでは、「3つのDUO(デュオ)」をもとに「未来を創る3つのチカラ」を育んでいます。
KDIの「3つのDUO(デュオ)」
1.「自分力」のDUO(個性・ライフスキル)
子ども一人ひとりの「好き」や「得意」を見つけて伸ばすこと、着替えや食事のマナーなどライフスキル教育を実施することで「自分力(自分で考え、自分で決め、自分で行動する力)」を育む。
2.「共創力」のDUO(共同生活・環境)
友だちとの共同生活や、知育玩具や英語環境などのモノやコトに触れることで「共創力(他者と協力しながら新しい価値を創造する力)」を身につける。
3.「想像力」のDUO(職業体験・異文化体験)
職業体験プログラムによる自分の将来に対して芽生える思い、ネイティブ講師との異文化交流によるグローバル思考の素養など「想像力(未知の世界について考え、思い描く力)」が身につく。

 
KDIアカデメイア御成門 概要

・開園日:2026年4月1日(水) 
・住所:東京都港区新橋六丁目1番11号 芝御成門タワー2F・3F
・園長:塚田 あすか
・募集人数:年少々72名、年少90名、年中30名、年長若干名
・定員:342名(年少々3クラス 72名、年少3クラス 90名、年中3クラス 90名、年長3クラス 90名)
※初年度は192名
・対象
年少々:2023年4月2日~2024年4月1日生まれ
年少:2022年4月2日~2023年4月1日生まれ
年中:2021年4月2日~2022年4月1日生まれ
年長:2020年4月2日~2021年4月1日生まれ
・バス送迎エリア:港区・千代田区は全域。目黒区・新宿区・中央区は一部運行予定です
※送迎エリアに関しては変更する場合がある
・公式サイト:
https://www.kdi.ac/classrooms/detail/3062/
説明会 概要
・日程:2025年9月6日(土)
・時間:10:00~12:00 (9:45 開場)
・会場:
新虎安田ビルNIKAI(東京都港区新橋4丁目3番1号 新虎安田ビル2階)
JR線・東京メトロ・都営線・ゆりかもめ「新橋」駅 徒歩5分、都営三田線「内幸町」駅 徒歩5分

東京藝術大学が総合芸術としてのゲーム専攻を新設

 東京藝術大学は、大学院映像研究科修士課程の新たな専攻として、2026(令和8)年4月に「ゲーム・インタラクティブアート専攻」を開設する。先端技術や情報通信環境が高度化したデジタル社会における新しい芸術領域として、ゲーム分野に係る教育研究を開拓するもの。

 東京藝術大学では、美術や音楽、映像、プログラミングなどのデジタル技術等様々な要素を統合的に組み合わせて構成されるゲームを、「現代における新しい総合芸術」であると捉え、2019年から映像研究科メディア映像専攻・アニメーション専攻内にゲームコースを開設し、ゲームに係る教育研究を展開してきた。ゲームの表現や制作技術は日々進化を続けている。近年では、医療や教育、地域振興などの分野でゲームを活用する研究や実践も広がっており、より良い社会を実現するためのツールとしての役割も果たしてきている。
 ゲーム・インタラクティブアート専攻では、ゲームコースでの実績を発展させ、芸術分野のアプローチからゲームの多様性や可能性をさらに拡大させるべく教育研究を展開していく。

 また、ゲーム・インタラクティブアート専攻を深く知ってもらうため、7月24日(木)に専攻開設発表会「藝大がゲーム専攻を作る理由」を開催する。
[ゲーム・インタラクティブアート専攻の概要]
・専攻名称:ゲーム・インタラクティブアート専攻
 (英語名称:Department of Games and Interactive Arts)
・入学定員 :20名(収容定員:40名)
・専任教員数:7名(教授4名、准教授1名、助教2名)
・キャンパス:東京藝術大学上野キャンパス 東京都台東区上野公園12-8
・取得できる学位:修士(映像)
・専攻公式サイト:https://games.geidai.ac.jp/


養成する人材像
 ゲーム・インタラクティブアート専攻では、新たな芸術領域である「ゲーム」について、その芸術表現を昇華するとともに、社会における「ゲーム」の多様性や可能性を拡大していくべく、以下のような人材を養成していく。
・ゲーム分野で、主体的な創作・研究活動を行える人材
・デジタル技術を駆使して、新しい表現の開拓や社会的問題解決に取り組むイノベーティブな人材
・他分野に関する専門性と、ゲームやインタラクティブメディアに関する専門性を併せ持ち、ユニークなコンテンツを生み出す人材
・グローバルな視野で創作・研究を捉えられる人材


カリキュラムの特色
 ゲームおよびインタラクティブアートにおける表現を実践的に探究することを重視し、制作を通じた研究の深化を目指す。日常的な制作指導は少人数のゼミ形式で行い、分野を横断した協力関係を築く力を養う。また、定期的な講評会やプレイテストを通じて、専攻全体から多角的なフィードバックを得る機会を設ける。さらに、成果を広く社会に発信するため、年2回の展示公開を実施する。


特別演習・少人数ゼミ形式による制作指導(必修科目)
 ゲームを総合的・多角的に捉えるため、5つの研究領域「企画・ゲームデザイン領域/ゲームテクノロジー領域/映像表現領域/社会応用領域/文化・美学領域」を設定している。1年前期ではまず各研究領域のアプローチを知るための特別演習授業が組まれる。その後、学生はいずれかの研究領域に所属しますが、講評会やプレイテストを通じて他領域の教員からも指導を受けることができる。


創作活動の支えとなる、最新技術やゲーム文化を学ぶ授業(必修科目)
 VRやイマーシブ環境などの表現技術や、空間AIやセンサー技術などの開発基盤技術、またゲームが辿ってきた文化的歴史や背景に関する授業を通じて、創作活動の基盤となる技術や知識を習得する。


各要素を追求していくための科目群(選択科目)
 研究内容や専門分野に応じて、ゲームやインタラクティブアートを構成する各要素に関する技術・知識をさらに追求するための選択科目群も用意している。ゲームエンジン、インタラクティブミュージック、現代ゲーム文化に係る授業を新たに開設するほか、映像表現や演出、シナリオ構成等に係る理論や手法を学ぶ映像研究科共通科目も履修できる。また、ゲーム分野の教育研究において欧米でトップの実績を持つ南カリフォルニア大学(University of Southern California)等との海外大学との国際共同制作プロジェクトに参加することもできる。

求める入学者像(アドミッションポリシー)
 ゲームやインタラクティブアートの創作研究においては、視覚芸術や音楽芸術などの表現力や、体験デザインなどの論理的な構成力、情報技術を駆使して実装する能力、構想を具体化する企画力などの個々の能力を集結させて、相乗効果を生み出すことが重要だ。そのため、この専攻への入学に際しては、ゲームやインタラクティブアートをはじめアニメーションや映画などの映像諸分野や、視覚芸術、デザイン、身体表現などの美術諸分野、演奏、作曲など音楽諸分野において創造的な活動を行ってきた経歴に限らず、情報・工学分野におけるソフトウェア開発や研究活動の実績なども評価の対象とする。
 この専攻が受け入れる者には、芸術系学部の出身者だけでなく、理工系学部や高等専門学校等のバックグラウンドを有する者も含まれる。いずれの場合も、これまでの創造的な活動の成果に加えて、修士課程での研究構想を総合的に評価して入学者の選抜を行う。


※2026(令和8)年度入学生に係る入学試験は、2026年1~2月に実施する予定。受験資格・出願方法・入試方法等の詳細は8月上旬に公開予定の募集要項で発表する。
※ゲーム・インタラクティブアート専攻の開設に伴い、映像研究科メディア映像専攻およびアニメーション専攻におけるゲーム研究分野の学生募集を停止となる。

進研ゼミ 小学講座 選挙と政治に関する意識調査 小学生の半数が「大人になったら選挙に行くと思う」と回答

 株式会社ベネッセコーポレーション(岡山市、岩瀬 大輔 代表取締役会長兼社長)が提供する通信教育講座「進研ゼミ 小学講座」は、7月20日に投開票が行われる参議院選挙を前に、「選挙に関する意識調査」を小学生向けに実施した。
 調査は、「進研ゼミ 小学講座」の小学生3年生から6年生の会員のうち6,560人(女子4,324/男子1,677人/性別無回答・その他559人)を対象に、2025年6月27日~29日に実施。将来を担う子どもたちが「政治」や「選挙」についてどう感じているのか、また、どのような社会を望んでいるのか、回答からみえる子どもたちの意識をまとめている。


■調査結果の概要

選挙の認知 【単一選択】
「7月に選挙があることを知っていますか?」という問いに対し、「知っている」と答えた小学生は51.2%だった。一方で約4割が「知らない」と回答し、「分からない」と合わせるとほぼ半数に。小学生にとって、選挙はまだあまり話題にならないものであることがうかがえる。

選挙への参加意欲 【単一選択】
「18歳になったら選挙に行きますか?」という問いに対し、「行くと思う」27.8%、「たぶん行くと思う」23.8%と前向きな意識が約5割を超えた。「分からない」「考えていない」という声も多い一方で、多くの子どもたちが“選挙に行くこと”に前向きな気持ちを持っていることが分かる。

家庭での会話 【単一選択】
「おうちの方と選挙の話をしたことがありますか?」という問いに対し、「よく話をする」6.9%、「たまに話をする」26.2%にとどまり、「話をしない」「ほとんど話をしない」が合わせて63.2%となった。家庭で政治や選挙について話す機会が限られている現状が明らかになった。

もし自分が総理大臣になったら?【自由回答】
「戦争をなくす」「平和な世界にしたい」など、戦争や平和実現に関連する回答が約4割と最多となった。続いて「物価を下げる」「教育を無償に」など、生活や経済を良くしたいという声も多く寄せられた。
 中には、「学校の先生をAIにしてほしい」「推しのグッズを無料配付」など、自由な発想やデジタル社会を反映した声も目立った。また、「同性結婚を可能にしたい」など多様性を反映した意見も見られ、社会課題に対して具体的な考えをもつ子どもたちの姿がうかがえる。

特徴的な回答をピックアップ
・「AIの先生や自販機を学校に置きたい」「授業を全部オンラインにしたい」
・「推しのグッズを無料で配ってほしい」「学校にスマホを持ってきていいようにしたい」
・「男女の差をなくしたい」「同性結婚を可能にしたい」
・「少子高齢化対策をしたい」「子育て支援を充実させたい」
・「お米を安くしたい」「米農家を支援したい」「食料自給率を上げたい」


総理大臣に求める人物像【自由回答】
「優しい人」「嘘をつかない人」「みんなのことを考えてくれる人」が上位を占め、子どもたちは“頼れる人格”に重きを置いていることが分かった。きちんと向き合ってくれる人であることが、信頼の条件のようだ。

理想のリーダー像【自由回答】
 総理大臣になってほしい人を聞いたところ、「ドラえもん」が堂々の1位。そのほかにも名探偵コナンや鬼滅の刃の「炭治郎」や「アンパンマン」など、やさしさと正義感をもったキャラクターが多数登場。Snow ManやMrs. GREEN APPLEなど”推し”の名前もランクインし、子どもたちがリーダーに求める資質として身近さや信頼感を重視していることがうかがえる。

法律への意識 【自由回答】
「自分で法律をつくれるとしたら?」の問いには、「いじめをなくす」「ゴミ拾いの義務化」「戦争禁止」など、具体的な社会課題に向き合う声が多く寄せられた。一方で「毎日パフェOK」「授業は全部ゲームで」など、ユニークな案も。法律の意義や影響について慎重に考える意見もあり、子どもたちの多様な視点が表れている。

特徴的な回答をピックアップ
・「学校の授業は全部ゲームの授業にすること。」
・「アイスクリームか、パフェが毎日食べられる法律。」
・「国民が納得するまで可決してはいけない法律」


社会課題へのまなざし【単一選択】
「日本の社会課題の中で、一つだけよくできるとしたら?」という問いに対し、最も関心が高かったのは「地球温暖化や環境の問題」、次いで「戦争の不安」、「いじめ」など、子どもたち自身が感じる不安や違和感に関わるものだった。「貧困」や「少子化」などの社会構造に関心を寄せる声もあり、社会課題を自分の生活に引き寄せて捉える姿が見られた。

 調査の結果を受けてベネッセコーポレーション 小学生事業本部 本部長(進研ゼミ 小学講座 責任者) 水上 宙士氏は「今回の調査は、選挙という社会的な出来事をきっかけに、子どもたちが“社会との関わり”をどう感じているのかを知るために実施しました。家庭で政治の話題が少ない中でも、子どもたち一人ひとりが自分なりに社会について考え、多様な意見を持っていることが印象的でした。私たちは教育サービスとして、学力支援だけでなく、社会や人との関わり方を考える力を育むことも大切にしています。子どもたちの率直で豊かな視点が、今の社会に新たな気づきをもたらしてくれると信じています。この調査が、子どもたちの声に大人が耳を傾け、共によりよい社会について考えるきっかけとなれば幸いです。」とコメントしている。


■調査概要
・「進研ゼミ 小学講座」の利用者を対象にしたWeb調査
・調査対象:全国の小学3~6年生の男女
・実施時期:2025年6月27日~2025年6月29日
・有効回答数:6,560件(女子4,324/男子1,677人/性別無回答・その他559人)
※本調査では、設問ごとに選択式と自由回答形式を併用。選択式で傾向を把握しつつ、自由回答では子どもたちの生の声を抽出した。
「進研ゼミ 小学講座」https://sho.benesse.co.jp/