株式会社城南進学研究社(川崎市、代表取締役社長CEO:千島克哉)は11月1日、幼児教育事業を手がける株式会社幼児教育実践研究所こぐま会(東京都渋谷区、代表取締役:久野泰可)と、幼児教室運営に関する業務提携を締結したと発表した。こぐま会が提供する教材や指導法をもとに、共同開発した新ブランド「こぐまのおけいこ」を2026年4月に開設し、全国展開を図る。
同社は、乳幼児から社会人まで幅広い年齢層に教育サービスを展開する総合教育企業。提携先のこぐま会は40年にわたり幼児教育を実践し、知的好奇心を育む「事物教育」と言語を通した「対話教育」を組み合わせた独自の「KUNOメソッド」を確立している。海外にも導入実績があり、幼児期の思考力育成で高い評価を受けている。
共働き世帯の増加や教育改革に伴い、幼児教育の重要性が高まる一方、早期知識偏重の指導が増えるなどの課題もある。城南進学研究社は、こぐま会が重視する“就学前の基礎教育”に共感し、両社で協働することで「質の高い幼児教育の普及」を目指す。
新ブランド「こぐまのおけいこ」では、「KUNOメソッド」をベースに、順序性・系統性を重視したカリキュラムを提供。具体物を使って思考を深める授業や最大4名の少人数制を特徴とする。開校は城南コベッツ教室内を中心に進め、今後は他の教育事業者への導入も視野に入れる。
■「こぐまのおけいこ」概要
- 開校:2026年4月
- 対象:年長児(年少・年中は順次拡大)
- 特徴:KUNOメソッド、具体物教材、少人数制(最大4名)
- レッスン:年42回、各60分
- 展開:全国の「城南コベッツ」内に順次開校
城南進学研究社は、「Kubotaのうけん」「りんご塾」「城南コベッツ」など既存ブランドとの学びの接続も強化。幼児期の基礎づくりから小学校以降の学習へと一貫した教育サービスを構築していく考えだ。






