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全国飲食店の開業・閉店動向 Review社発表

 全国の店舗データおよび法人データを収集・整備・提供しているデータプロバイダーの株式会社Review(リビュー)は7月17日、全国の飲食店に関する開業・閉店の1〜3月の調査結果を発表した。開業件数は1万2919件、閉店件数は1万248件となった。
 全国470か所の保健所からの開業情報をもとに、Review独自のクレンジングを行ったデータより算出した。

 開業が多かった地域TOP5は1位東京、2位大阪、3位愛知、4位神奈川、5位兵庫の順となった。一方、閉店が多かった地域TOP5は1位東京、2位大阪、3位神奈川、4位埼玉、5位兵庫となった。
 開業ランキング上位の都市は、経済の中心地であることに加え、インバウンド需要も重なり、市場として注目されている。
 一方で、閉店ランキングも同様に東京、大阪、神奈川、埼玉、兵庫が上位を占める。これらの都市では開業も多い一方で、激しい競争が繰り広げられており、生き残るためには常に革新と適応が求められる。
 興味深い点として、開店が閉店を上回った都道府県として福岡、沖縄、京都が挙げられる。これらの地域では、インバウンド需要が大幅に伸びているエリアとなった。逆に、閉店が開店を上回った都道府県として大阪、東京、埼玉が挙げられ、大都市特有の競争激化が起こっている現状だ。
 飲食店ジャンル別の開業・閉店の状況は、開業件数は1位カフェ・喫茶店、2位飲み屋・居酒屋、3位ラーメンとなった。閉店件数は1位飲み屋・居酒屋、2位ラーメン、3位カフェ・喫茶店となった。

べネッセコーポレーション 「生成AIの利用に関する調査」2024 生成AIを知っている小学生は23% 保護者は53% うち、利用に肯定的な保護者は66% 昨年より10ポイント増加

 株式会社ベネッセコーポレーション(岡山市、小林 仁 代表取締役社長)は、全国の小学3年生から小学6年生とその保護者1,032組に、ChatGPTなどの生成AIの認知、利用経験や今後の利用意向、利用する上で大事だと思うことなどについてアンケート調査を実施した。
 昨年7月に文部科学省より「初等中等教育における生成AIの利用に関する暫定的なガイドライン」が発表されてから1年、教育現場での生成AI活用に関する取り組みや検証が続いている。今年度の調査は、小学生とその保護者の生成AIの利用実態や意識について、昨年からどのような変化があったのかを調べることを目的に実施した。
 昨年の調査結果と比較すると、この1年間で、認知や利用率の変化はほぼ見られなかった。もっとも大きな変化は、「生成AI」がどのようなものかを知っている保護者のうち、66%が利用に肯定的で、昨年より10ポイント増加していた点だ。結果は以下のとおり。

■小学生の生成AIの認知(全体)
Q.お子さまは生成AI(ChatGPTなど)について知っていますか n=1,032
子どもの23%が生成AIを「知っている」 
「聞いたことはあるがどんなものかわからない」が35%
「知らない」は昨年の調査より9ポイントダウン 

■小学生の保護者の生成AIの認知(全体)
Q.あなたは生成AI(ChatGPTなど)について知っていますか n=1,032
保護者の53%が生成AIを「知っている」と回答

以降は、生成AIを「知っている」と回答した子ども233名と保護者542名に質問対象者を絞っている。

■小学生の生成AIの利用経験(認知層)
Q.お子さまは生成AIをどのくらい使っていますか n=233
生成AIを知っている子どもの約7割に利用経験あり
昨年とほぼ同割合で変化はあまり見られない

■子どもが生成AIを利用することに対する保護者の意見(認知層)
Q. お子さまの生成AIの利用についてどう思われますか。もっともお気持ちに合うものをお選びください。n=542
66%の保護者が利用に肯定的(「積極的に使ってほしい」 「少し使ってみてほしい」)で、昨年の調査より10ポイントアップ。否定的な意見(「あまり使ってほしくない」「まったく使ってほしくない」)は4.1%。

■子どもが生成AIを利用することに対する意見の理由(認知層)
Q. 前問のご回答の理由として、もっともお気持ちに合うものを選んでください。
「積極的に使ってほしい」「少し使ってみてほしい」理由n=358
「あまり使ってほしくない」「まったく使ってほしくない」理由n=129

 利用に肯定的な(「積極的に使ってほしい」「少し使ってみてほしい」)保護者の意見でもっとも多い理由は「新しい技術の活用力を養うよい機会になりそうだから」。否定的な意見(「あまり使ってほしくない」「まったく使ってほしくない」)の保護者の回答理由でもっとも多いのは「自分で考えなくなりそうだから」。
生成AIを「知っている」と回答した保護者542名のうち、前問にて今後の生成AIの利用に肯定的な回答をした保護者と、否定的な回答をした保護者のそれぞれに理由を聞いた。
  

■子ども自身の生成AIの利用意向(認知層)
Q. 生成AIを今後どのくらい使ってみたいですか。もっともお気持ちに合うものをえらんでください。 n=233
 約9割の子どもが利用に肯定的(「たくさん使いたい」「少し使ってみたい」)。否定的な意見(「あまり使いたくない」「まったく使いたくない」)は約1割。

■生成AIの利用希望
Q.どのような時に生成AIを使いたいですか n=205(子)/ お子さまに生成AIをどのような時に使ってほしいですか n=358(保護者)
 生成AIの利用希望としてもっとも多いのは、親子ともに「好きなことについて調べる時」
 生成AIを「知っている」と回答した子ども233名と保護者542名のうち、前問で今後の生成AI利用に肯定的な意見を持つ子どもと保護者に質問対象者を絞っている。

■生成AIを使う時に大事だと思うこと
Q.生成AIを使う時に、次のことはどのくらい大事だと思いますか。n=233(子)n=542(保護者)
 選択肢:とても大事/まあ大事/あまり大事ではない/まったく大事ではない/わからない ※グラフは「とても大事だと思う」「まあ大事だと思う」の合計
 どの項目も親子で同程度。中でも「個人情報は入力しない」ことを大事だと思うスコアがもっとも高い。

 調査対象:小学3年生~6年生とその保護者1,032組
 調査期間:2024年6月24日~26日
 調査方法:インターネットでのアンケート調査
 調査項目:生成AIの認知、利用経験や今後の利用意向、利用する上で大事だと思うことなど

部活動の現状と保護者の不安 明光ネットワークジャパン調査

 明光義塾を運営する明光ネットワークジャパンは7月11日、「部活動に所属する子どものサポート実態調査」の結果を公表した。6月18日〜20日にかけて中学1年生〜高校3年生までの部活動に所属する子どもを持つ保護者950名を対象に実施された。

 調査結果によると、子どもが部活動を引退後に受験勉強に切り替えることに対して、55・7%の保護者が「不安を感じる」と回答した。また、約4割の保護者が部活動費用を高額と感じており、約3割の家庭では経済的な理由が部活動選びに影響していると答えた。
部活動のメリットについては、保護者の50・6%が「人間関係を学べる」と回答し、「チームワークを学べる」「友だち作り」がそれに続いた。しかし、約3割の保護者が子どもは学業と部活動を両立できていないと感じており、両立できていると答えた保護者に対しては、「健康管理」を最も多く取り組んでいると回答した(29・2%)。
 さらに、部活動の地域移行については、52・0%の保護者が「賛成」と回答した。一方で、地域移行に対する不安としては、「指導者の人間性」(35・3%)が最も多く、「練習場所へのアクセス」や「経済的な負担」が続いた。

2024年版 小学6年生の「将来就きたい職業」 1位「スポーツ選手」、2位「医師」、3位「教員」

 株式会社クラレ(東京・千代田区、川原 仁 社長)は、今春小学校を卒業した子どもを対象に、「将来就きたい職業」のアンケート調査を実施した。
 1位は今年も「スポーツ選手」、2位は「医師」、3位は「教員」となりました。「スポーツ選手」は、男の子に圧倒的な人気で、競技内訳ではサッカー、バスケットボールの伸びが目立った。「医師」は2年連続でポイントを伸ばし、過去最高の2位となった。6位「薬剤師」、10位「医療関係」もトップ10入りしており、今年は男女ともに医療職の人気が上昇した。

【調査概要】
[調査対象]  2024年3月に小学校を卒業した子ども
[調査方法]  使い終わったランドセルをアフガニスタンの子どもに贈る当社の国際社会貢献活動「ランドセルは海を越えて」キャンペーンにご協力いただいた方にアンケートを実施(2024年1月中旬~3月中旬)
[有効回答]  男の子: 314名/女の子: 343名

男の子の「将来就きたい職業」

1位は「スポーツ選手」で変わらず、バスケ人気上昇
 「スポーツ選手」が2位に10ポイント以上差をつけてトップとなった。内訳を見ると、野球が1位をキープ、サッカーとバスケットボールは人気を伸ばした。特に、バスケは昨年からポイントが約3倍に。世界大会出場を決めた日本代表の活躍や国内リーグの盛り上がりで、バスケ選手に憧れる子どもが増えているようだ。

「IT関係」がトップ3に、プログラミング教育が浸透
 「IT関係」が2年連続でポイントを伸ばして3位となった。内訳を見ると、約8割がプログラマーを志望。小学校におけるプログラミング教育の浸透や、子どもを対象とするプログラミング教室の増加などにより、職業の選択肢としてITがより身近なものになっているようだ。

人の命を守りたい、「医師」などの医療職が順位上げる
 「医師」が4位となった。一時大きく順位を落とした年もあったが、コロナ禍でその仕事の大切さや意義が見直され、2022年を境に右肩上がりで上昇している。同じ医療職では、「薬剤師」が大きく順位を上げて11位に。人の命を守ることを通じて誰かの役に立ちたいという、子どもらしい純真な思いがうかがえた。
 そのほか、命を守るという視点では、昨年20位以下となっていた「消防・レスキュー隊」が13位(1.3%→1.9%)に入った。

女の子の「将来就きたい職業」

「漫画家・イラストレーター」が3年連続トップ
 3年連続で「漫画家・イラストレーター」が1位となった。内訳を見ると、イラストレーターが昨年からさらに増加(73.0%→88.9%)。ゲームやアニメなど多彩なコンテンツでイラストレーターの活躍が目立つ中、「将来は自分も」と夢見る子どもが増えているようだ。

トップ10のうち医療職が4割を占める
 男の子と同様、女の子も医療職が人気だ。2位「医師」、4位「看護師」、7位「医療関係」、10位「薬剤師」がいずれも昨年から順位・ポイントを伸ばし、トップ10のうち医療職が4割を占めた。

髪型・髪色も個性の時代、「美容師」が6位に順位上げる
 2年連続でポイントを伸ばした「美容師」が6位に順位を上げた。多様性が尊重される時代になり、さまざまな髪型・髪色で自己表現をする人を目にする中、カットやカラーリングなどを駆使して、一人ひとりにぴったりのヘアスタイルを作り上げる美容師に注目する子どもが増えているようだ。

保護者の約半数(48.4%)が夏休み期間中、子どもにストレスを感じている 明光義塾調べ「中学生の夏休みの過ごし方に関する実態調査」

 個別指導の学習塾「明光義塾」を全国展開する株式会社明光ネットワークジャパン(東京・新宿区、山下 一仁 代表取締役社長)は、中学生の子どもを持つ全国の保護者1,000名を対象に、「中学生の夏休みの過ごし方に関する実態調査」を実施した。

「中学生の夏休みの過ごし方に関する実態調査」結果概要

結果概要 ①
・保護者の約半数が夏休み期間中、子どもにストレスを感じている
・夏休みの子どもに対するストレスの原因、最多回答は「長時間のスマホ・ゲームの使用」
結果概要 ②
・中学生の夏休みの予定、第1位「部活・クラブ活動」、第2位「家族旅行」
・夏休みに保護者が子どもに望むこと、最多回答は「規則正しい生活リズムを守ること」
・夏休みの宿題に生成AI使用はOK? 中学生保護者の4割以上は否定的
結果概要 ③
・中学生の半数以上が計画通りに夏休みを過ごせていない/計画を立てていない
・保護者の6割以上が子どもは夏休みを有意義に過ごしていると回答
・夏休みを有意義に過ごせなかった理由、最多回答は「計画性がなかった(38.4%)」


【Topics】あなたは夏休みの期間中、お子さまに対してストレスを感じることはありますか?(n=1,000、単一回答方式)

 保護者の約半数が夏休み期間中、子どもにストレスを感じている
 中学生の子どもを持つ全国の保護者1,000名を対象に、夏休み期間中、子どもに対してストレスを感じることがあるか質問したところ、48.4%が「ストレスを感じる」(ストレスを感じる:15.2%、どちらかというとストレスを感じる:33.2%)と回答した。


Q1 あなたは何に対してストレスを感じていますか?(n=484、複数回答方式)

 夏休みの子どもに対するストレスの原因、最多回答は「長時間のスマホ・ゲームの使用」
 また、夏休み期間中、子どもにストレスを感じていると回答した保護者484名を対象に、ストレスを感じる原因について質問をしたところ、最多回答は「長時間のスマホ・ゲームの使用(46.7%)」、次に「生活リズムの乱れ(44.8%)」、「食事の準備や片付け(44.0%)」と続いた。


Q2 お子さまの今年の夏休みの予定についてお答えください。(n=1,000、複数回答方式)

 中学生の夏休みの予定、第1位「部活・クラブ活動」、第2位「家族旅行」、第3位「塾の夏期講習」
 子どもの夏休みの予定について質問したところ、最多回答は「部活・クラブ活動(41.2%)」、次に「家族旅行(32.7%)」、「塾の夏期講習(25.0%)」と続いた。


Q3 今年の夏休みお子さまに生活面で望むことは何ですか?(n=1,000、複数回答方式)

 夏休みに保護者が子どもに望むこと、最多回答は「規則正しい生活リズムを守ること」
 夏休みの期間中、生活面で子どもに望むことについて質問したところ、最多回答は「規則正しい生活リズムを守ること(56.4%)」、次に「計画を立て過ごすこと(45.2%)」、「スマホやTVゲームの使用時間を控えること(36.4%)」と続いた。


Q4 夏休みの宿題や課題に生成AIを使用することについてどのように思いますか?(n=1,000、単一回答方式)

 夏休みの宿題に生成AI使用はOK? 中学生保護者の4割以上は否定的
 子どもが夏休みの宿題や課題に生成AIを使用することについてどのように思うか質問したところ、30.2%が「使用するべきだと思う(使用するべきだと思う:7.7%、どちらかというと使用するべきだと思う:22.5%)」、41.0%が「使用を控えるべきだと思う」(使用を控えるべきだと思う:21.6%、どちらかというと使用を控えるべきだと思う:19.4%)と回答した。また、28.8%が「わからない」と回答した。


Q5 あなたのお子さまの夏休みの過ごし方としてあてはまるものをお選びください。(n=1,000、単一回答方式)

 中学生の半数以上が計画通りに夏休みを過ごせていない/計画を立てていない
 次に、昨年の夏休みの過ごし方について、子どもが計画通りに過ごしたか質問したところ、38.1%が「計画通りに過ごしている」(計画通りに過ごしている:7.5%、どちらかというと計画通りに過ごしている:30.6%)と回答しました。一方で、37.2%が「計画通りに過ごしていない」(計画通りに過ごしていない:14.6%、どちらかというと計画通りに過ごしていない:22.6%)、17.8%が「計画を立てていない」と回答、合わせると中学生の半数以上が計画通りに夏休みを過ごせていないか、計画を立てていないことがわかった。


Q6 あなたから見てお子さまは昨年の夏休みを有意義に過ごしたと思いますか?(n=1,000、単一回答方式)

 保護者の6割以上が子どもは夏休みを有意義に過ごしていると回答
 昨年の夏休みの過ごし方について、子どもは有意義に過ごしたと思うか質問したところ、62.5%が「有意義に過ごしたと思う」(有意義に過ごしたと思う:17.9%、どちらかというと有意義に過ごしたと思う:44.6%)、26.3%が「有意義に過ごしていないと思う」(有意義に過ごしていないと思う:10.2%、どちらかとういうと有意義に過ごしていないと思う:16.1%)と回答した。


Q7 あなたから見て有意義でなかったと思う理由をお答えください。(n=263、複数回答方式)

 夏休みを有意義に過ごせなかった理由、最多回答は「計画性がなかった」
 昨年の夏休み、子どもは有意義に過ごしていないと回答した保護者263名を対象に、子どもの夏休みが有意義でなかった理由について質問したところ、最多回答は「計画性がなかった(38.4%)」、次に「生活リズムが乱れていた(36.5%)」、「日々、長時間スマホをしていた(36.5%)」が並んだ。


<調査概要>
有効回答数 中学生の子どもを持つ全国の保護者1,000名
調査期間  2024年6月3日~2024年6月8日
調査方法  インターネットリサーチ調べ

半数以上の家庭で「お父さん」が子どもの自主学習をサポート 森塾調べ

 株式会社スプリックス(東京・渋谷区、常石 博之 代表取締役社長)が展開する、個別指導塾『森塾』は、子どもの自主学習におけるアンケート調査を実施した。
 今回の調査では、半数以上の家庭で父親が子どもの学習をサポートしていることや、家族からは、「わからない問題や課題があったときの相談・アドバイスをしてもらっている」と回答したのが6割以上と最も多いことが明らかとなった。一方で、家族以外からのサポートを求めている人も7割以上いることが判明し、不安を抱きながら自主学習を行っている層も一定数いることがわかった。

【調査概要】
調査対象:全国の中高生624名(有効回答数)
調査手法:インターネット調査
調査内容:【父の日】に向けた子どもの自主学習状況調査
実施期間:2024年5月17日~5月20日

Topic1. 半数以上の家庭で「お父さん」が子どもの勉強をサポートしていることが判明。一方で、7割以上がお母さんに手伝ってもらっていると回答し、自主学習においてはお母さんがサポートしている割合が最多という結果に。
 全国の中高生624名を対象に、普段の自主学習状況におけるアンケート調査を実施したところ、半数以上の家庭において父親が子どもの勉強をサポートしていることがわかった。また、普段勉強を手伝ってくれる家族として75.2%が母親と回答し、自主学習においては母親がサポートしている割合が最も多いという結果となった。

Topic2.  4割以上が週に1回以上、家族から勉強のサポートをしてもらっていることが判明。一方で、約5人に1人は年に数回と回答するなど、家庭間での差も明らかに。
 全体の43.8%※1が週に1回以上は家族から勉強のサポートを受けていることが明らかとなった。一方で、全体の17.8%、約5人に1人は年に数回と回答するほか、7.5%は長期休みなどの期間限定のみであることなど、各家庭間において差があることも判明した。※1「毎日」「週に3回~5回」「週に1回~2回」と回答した人の合計で算出

Topic3.  家族からの具体的なサポート第1位は「わからない問題や課題があったときの相談・アドバイス」自主学習におけるつまずきを解消すべく、家族に相談している人が多いことが判明。
 家族からのサポート内容を調査した結果、「わからない問題や課題があったときの相談・アドバイス」と答えた人が60.1%と最も多い結果となり、次いで「勉強の進捗チェックとアドバイス」が29.5%、「勉強のモチベーションサポート」が26.0%となった。傾向として、つまずいた時にスムーズに学習を進められるよう、家族からのサポートを求めている人が多いことが推察できる。一方で、学習計画やコツ、参考書の選び方など勉学におけるポイントをアドバイスされている人は比較的少なく、家族からのサポート内容については偏りがあることも伺えた。

Topic4. 7割以上が、家族以外からの勉強のサポートも必要であると回答。定期テストや試験の対策、勉強のコツや学習計画の立て方、モチベーションの維持など。自分や家族だけでは解決できない課題に対してサポートを求める傾向に。
 全体の70.1%が家族以外からの勉強のサポートが必要だと回答しました。具体的にどのようなサポートが必要か調査したところ、「わからない問題や課題があったときの相談・アドバイス」が53.8%と、家族からの具体的なサポート内容と同様に最多の結果となった。一方で、「定期テストや試験の対策」が49.1%、「モチベーションサポート」が41.2%、「勉強のコツや学習計画の立て方へのアドバイス」が39.8%と上位を占め、自分や家族のサポートだけでは解決できない困りごとがある場合に手助けを求める子どもが多いことがわかった。各地域、学校ごとの傾向を捉えた試験対策や、個々人の学習進捗、理解度に合わせた勉強のコツ、学習計画の立案などについては、これまでの傾向を抑えるほか、効果的にデータを活用する必要があるなど、家族のサポートだけで解決するにはどうしてもハードルが高くなってしまう。このように、家族以外へ求めるサポートとしては、勉強する上での効率性や、自分にあう勉強方法のアドバイスなどを求めている中高生が多いことが伺えた。

スナック菓子を週1回以上食べる人は5割強

 マイボイスコム株式会社(東京・千代田区、高井 和久 代表取締役社長)は、7回目となる『スナック菓子』に関するインターネット調査を2024年5月1日~7日に実施した。
 スナック菓子を食べる頻度や選定時の重視点、購入場所などについて調査し、結果を発表した。

【調査対象】MyVoiceのアンケートモニター
【調査方法】インターネット調査
【調査時期】2024年5月1日~5月7日 【回答者数】9,454名
【調査結果詳細】 https://myel.myvoice.jp/products/detail.php?product_id=31003
 
1.スナック菓子を食べる頻度

スナック菓子を食べる人は約86%。週1回以上食べる人は5割強となった。

2.スナック菓子の好きな味

 スナック菓子を食べる人が好きな味は(複数回答)、「うす塩」が55.5%、「塩」が45.6%、「コンソメ」「チーズ」「のり塩」「ガーリック」が各30%台。過去調査と比べて、「塩」「コンソメ」が増加している。「サラダ」「サワークリーム&オニオン」「チーズ」は、女性で比率が高くなっている。

3.スナック菓子選定時の重視点

 スナック菓子を食べる人の、選定時の重視点は(複数回答)、「価格」が50.9%、「塩味・チーズ味などの味の種類」が43.4%、「食感」が39.9%。「濃厚、味が濃い」は若年層、「原材料」「油っぽくない」「塩分控えめ」は男性70代や女性60~70代で高くなっている。
 
4.スナック菓子の購入場所

 スナック菓子を食べる人の購入場所は(複数回答)、「スーパー」が87.3%、「ドラッグストア」「コンビニエンスストア」が各3割強となった。
「コンビニエンスストア」は若年層、「ドラッグストア」は女性30~50代で高くなっている。九州では「ディスカウントストア」、北陸・四国では「ドラッグストア」の比率が高くなっている。
 
5.スナック菓子購入頻度の変化

 スナック菓子を食べる人に、3年前と比べて購入頻度が変化したかを聞いた。頻度が増えた人は、「増えた」「やや増えた」を合わせて2割弱。10・20代でやや高くなっている。頻度が減った人(「減った」「やや減った」の合計)は2割強、女性60~70代でやや高くなっている。「変わらない」は60.0%となった。


■調査結果詳細

<今 回>(2024/5)https://myel.myvoice.jp/products/detail.php?product_id=31003
<第6回>(2022/5)https://myel.myvoice.jp/products/detail.php?product_id=28603
<第5回>(2020/2)https://myel.myvoice.jp/products/detail.php?product_id=25902

スキルアップ研究所、「文系出身者のIT業界勤務に関する実態調査」の結果を発表

 株式会社 学研ホールディングス(東京・品川、宮原 博昭 代表取締役社長)のグループ会社、株式会社ベンド(東京・千代田区、近藤潔 CEO)は、運営する「スキルアップ研究所(https://reskill.gakken.jp/ )」にて、「文系出身者のIT業界勤務に関する実態調査」を行い結果を発表した。
調査結果全文はこちら:https://reskill.gakken.jp/3586

【調査結果概要】
・文理間における年収の格差はほとんどない
・半数以上が「ITエンジニアの昇進スピードに文理は関係ない」と回答
・IT業界の志望動機で最も多いのは人材需要の高さによる高年収への期待


 現状、IT業界で働く労働者の割合は、文理では理系の方が多い。しかし、IT業界の人材不足が危惧されている中、多くの文系出身の人材が活躍している。IT業界における文理間での年収や勉強時間、昇進の速さ、能力の高さ、プログラミング経験の有無などには、文理それぞれにどのような傾向や差があるのか。IT業界での文系出身者の実態を解明するべく、スキルアップ研究所では調査を実施した。

◼️調査結果

◆文理によるITエンジニアの年収格差はほぼなし

「文理によるITエンジニアの年収格差はどのくらいだと感じますか」という質問に対し、49.9%の人が「0〜50万円」の差しかないと回答している。
 また約80%の人が文理間の年収の差は150万円以下と答えたことから、ITエンジニアの年収は文理間での差は、埋めようがないほど開いているというわけではなく、努力・能力次第では文系出身のITエンジニアも理系出身者と同水準の収入を得られると考えられる。


◆半数以上が「ITエンジニアの昇進スピードに文理は関係ない」と回答

「文理によるITエンジニアの昇進スピードは差があると思いますか?」という質問に対し、「文理は関係ない」と答える人の割合が5割以上と、最も高くなった。このことから、年収同様、昇進スピードについてもITエンジニアとしての個々人の能力次第で決まるであろうことが指摘できる。
 しかし、「理系の方が早い」と回答した人は4割にのぼったことから、ITエンジニアとしては理系の方が能力が高い傾向にあることは否定できない。


◆IT業界を志望する動機は文理で異なる

「なぜIT業界で働こうと思ったのですか?」という質問に対し、文理ともに40%以上の 文系では7割近く、理系も4割以上が「人材需要が高く、高年収が期待できると思ったから」と回答している。
 理系出身の人材に関しては、大学時代の学部・学科が情報系であったことを志望動機にしている人も多い。一方で、文系出身者については「行きたい企業があったから」という志望動機も多い。IT業界の志望理由は文理で異なる傾向があると判明したが、様々な理由で志望されているという点はIT業界の魅力が多岐にわたることを示しているといえる。

◼️課題と展望

 IT業界では、文理によるIT業界の年収格差についてはほとんどないことが分かった。49.9%の人が文理間での年収格差は0〜50万円だと回答し、約80%の人が150万円以下だと回答している。多少の年収差はあるものの、これは個々人の能力の違いによるものであると言える範囲内だ。
 また、文理間の昇進スピードにもほとんど差がないことが判明した。「文理は関係ない」という回答の割合が最も高く半数を超えることから、年収同様に単純にITエンジニアとしての能力差に影響されていると推察できる。しかし、現状、ITエンジニアに必要不可欠なプログラミングスキルは、理系の方が学生時代から学んでいる傾向が高い。昇進スピードについて、「理系の方が早い」という回答が4割にのぼることからも、ある程度は理系の方が有利であることは否定できないものであろう。文系でも、高校や大学の課程にプログラミングの授業をもっと積極的に取り入れることにより、IT業界における文理間での年収や昇進スピードの差は今よりさらに小さくなると考えられる。
 さらに、IT業界の志望理由で最も多いのは、文理ともに人材需要の増加に伴う高年収への期待であった。人材不足が懸念されているIT業界では、今後、文理ともに活躍できる地盤をさらに整えていくことが、人材不足の緩和に役立つだろう。
 総じて、ITエンジニアは業界単位では文理によって待遇が著しく異なるようなことはないとわかった。今後の需要の観点から見ても、より一層文系出身者のIT業界での活躍が期待される。


◼️調査概要

調査名:文系出身者のIT業界勤務に関する実態調査
対象者:20代以上の社会人の方で、IT業界に転職経験がある方
対象地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査期間:2024/05/04~05/11
回答数:102

2024年 オリコン顧客満⾜度®調査 満⾜度の⾼い『子どもプログラミング教室』ランキング 【ProgLab】(プログラボ)が初の総合1位

 実際のサービス利⽤者を対象に第三者の⽴場で顧客満⾜度調査を実施する株式会社oricon ME(本社︓東京都港区 代表取締役社⻑︓⼩池 恒 略称︓オリコン)は、『⼦どもプログラミング教室』の満⾜度調査を実施し、2024年6⽉3⽇(⽉)14時にその
結果を「オリコン顧客満⾜度®」公式サイト内( https://life.oricon.co.jp/ )にて発表いたしました。ランキングの結果は下記の通りとなりました。

『⼦どもプログラミング教室』 2023年以来2度目の発表
■【ProgLab】(プログラボ)が初の総合1位
「先⽣」「カリキュラム・教材」など6つの評価項目で1位に
■【ヒューマンアカデミー ジュニア】が内容別「アプリ・ゲーム」部門1位に
■【プログラミング教育 HALLO】が⼦ども別「⼥の⼦」部門1位に
■【ロボ団】が評価項目別「教室環境」、学齢別「⾼学年」部門1位に

■【ProgLab】(プログラボ)が初の総合1位 
「先⽣」「カリキュラム・教材」など6つの評価項目で1位過去4年以内に、未就学児(4歳以上)または⼩学⽣の⼦どもを⽉に1回以上の頻度で、3ヶ⽉以上継続して実際に通わせたことのある全国の保護者1,197名が回答した調査結果をもとに集計した『⼦どもプログラミング教室』ランキング。

第2回の発表となる今回は、阪神電鉄と讀賣テレビグループが共同で展開している⼦ども向けロボットプログラミング教室の【ProgLab(株式会社ミマモルメ ⼤阪府⼤阪市)】が、前回の⾼評企業*から今回は規定⼈数を満たし、初ランクインにして初の総合1位となった。(*⾼評企業︓規定⼈数の半数以上の回答があり、総合得点が60.0点以上の企業)

 全9項目の評価項目別ランキングでは、「通いやすさ」「先⽣」「授業の受けやすさ」「カリキュラム・教材」「授業の質」「適切な授業料」の6項目で1位に。

 なかでも、“先⽣のコミュニケーション⼒”や“説明の分かりやすさ”などを評価した「先⽣」の得点は81.6点、“⽴地・アクセスの良さ”などを評価した「通いやすさ」では81.0点、また、「カリキュラム・教材」では79.7点を記録している。また、部門別ランキングでは、学齢別「低学年」、今回から初発表の⼦ども別「男の⼦」においてそれぞれ1位の評価を得ている。

■【ヒューマンアカデミー ジュニア】が内容別「アプリ・ゲーム」部門1位に
 総合2位には、⼈材教育で知られるヒューマングループが⼦ども教育事業として展開するプログラミングスクールの【ヒューマンアカデミー ジュニア(ヒューマンアカデミー株式会社  東京都新宿区)】がランクイン。部門別ランキングでは、今回から初発表の(授業)内容別「アプリ・ゲーム」部門において1位の評価を得ている。

高校の探究学習「必修化」から2年、校内組織の設置が8割にのぼるも、教員の9割が依然「課題を感じる」。カタリバ調査

 認定特定非営利活動法人カタリバ(東京・杉並区、今村久美 代表理事)は、日本全国の教育支援団体や学校と連携し、実践型探究学習「全国高校生マイプロジェクト」の推進に取り組んでいる。2023年12月から2024年1月にかけて、各学校で生徒たちの探究学習をサポートしている高校教員340名を対象に、探究学習に感じている課題などについてのアンケート調査を実施した。

必修化から2年経ち、探究を推進する組織の設置は8割超

 2022年度から高等学校では「総合的な探究の時間」が必修科目となり、そこから2年の月日が経過した。今回のアンケート調査では、探究学習に取り組む学校の82%が探究学習カリキュラムの企画や開発、推進を統括する組織が校内に設置されていると回答。探究学習の推進を組織的に行おうと試みる学校がある程度増えてきたことがわかった。

一方で依然9割超が「課題を感じている」結果に。特に「授業案やカリキュラムの設計」「調べ学習で終わってしまう」などが課題

 校内組織が設置されている学校であっても、教職員間の思いや認識に差がある等、運用についての課題感を挙げる声も多く寄せられている。前述のように、学校の中で探究学習を推進する組織が出来たとしても、探究学習の推進を担当している教員や生徒伴走にあたっている教員の約92%が、探究学習の推進に関して「課題を感じている」と回答した(「とても感じている」「まあ感じている」の合計)。
 課題だと感じていることの具体例としては「授業案やカリキュラムの設計」「調べ学習で終わってしまう」「校内で探究学習への理解が広がらない」への回答が多く見られた。

 また、自由記述の欄では以下のような声が上がった。

▼回答した教員の声(一部抜粋)
・教職員間における探究学習に対する指導の考え方が異なったり、熱量に差があったりする
・探究活動について他の校務分掌と揉めることがある
・少数の意識の高い教員がやっているだけの状態

外部人材の活用や探究学習を推進する風土がある学校ほど、教員の課題感が低い傾向

 今回の調査では、「コーディネーターなど外部人材の配置」、「活動の浸透や文化づくりを目指した校内風土の醸成」の2つの取り組みが進んでいる学校において、教員の課題感が低い傾向にあることがわかった。
 コーディネーターの配置は35%ほどだが、配置している学校ほど教員の課題感がやや低い傾向にあり、特に、コーディネーターが配置されていない学校と比べて、強い課題感を感じている教員の割合は約17%少ないことがわかった。一方、コーディネーターが配置されていない学校の教員は、「とても感じている」と答えた割合が51%、「まあ感じている」と答えた割合が43%で、より多くの教員が探究学習における課題を感じている可能性がある。

 また、探究学習の表彰や活動の掲示など、活動の浸透や文化づくりを目指した「校内風土の醸成」に取り組んでいるほど、教員の課題感が低く、探究学習を進めやすい傾向にあることも明らかに。外部の人材の活用、校内全体で探究学習の推進に取り組む風土が重要であるという傾向が見えてきた。

 このような課題を解決すべく、カタリバはこの度全国の高等学校を対象に「総合的な探究の時間」のカリキュラム開発研修「探究スタートアップラボ」の参加校を募集している。
 年3回の対面研修を中心とした年間を通じた伴走プログラム。大きな特徴として、以下の3つが挙げられる。
①各校3名程度のチームで参加し、自走できる組織的な推進を目指す
②先進校フィールドワークを通じて、知見やノウハウを効率的に学ぶ
③アクションプランを自校に持ち帰り、実際に改善実践に取り組む

▼詳細は以下のページへ
https://myprojects.jp/news/18788/

▼資料請求・説明会申込はこちら
https://forms.gle/rvWukYr3jTAXsRed7

調査概要
調査テーマ:探究学習の推進における課題
調査方法:インターネットでのアンケート調査
調査地域:日本全国
対象者:全国高校生マイプロジェクトを自校で推進した全国の教員340名
実施期間:2023年12月13日~2024年1月31日