国立科学博物館は、2026年3月14日から開催される特別展「超危険生物展 科学で挑む生き物の本気」において、極めて希少な「サスライアリの女王」の標本を日本で初めて一般公開する。本標本は、テレビ番組の取材中にアフリカのケニア山麓で発見されたもので、世界でも数少ない貴重な個体の一つとされる。
サスライアリは数千万匹という大規模な群れで移動し、獲物を食い尽くす生態で知られている。その中心となる女王アリは、常に膨大な群れの奥深くに保護されているため、専門家による長年の調査でも姿を確認することが困難であり、「生きる伝説」と称されてきた。今回の標本は、アリの研究に30年以上携わってきた島田拓氏や、九州大学総合研究博物館の丸山宗利准教授らの調査チームが、ケニアでの現地調査において遭遇・撮影に成功したものである。
展示される女王アリは、体長が5センチを超える巨大な姿が特徴だ。黒い光沢を放つ腹部には卵が詰まっており、1日に数千個を産卵すると推定されている。また、その寿命は約30年にも及ぶと考えられており、昆虫の中でも極めて特異な生命力と繁殖能力を有している。本展では、この「アリの頂点」とも呼ぶべき存在の標本を通じて、生命の神秘と進化の多様性を提示する。
■開催概要
展覧会名:特別展「超危険生物展 科学で挑む生き物の本気」
会 期: 2026年3月14日(土)~6月14日(日)
休館日: 月曜日、5月7日(木)
※ただし、3月30日(月)、4月27日(月)、
5月4日(月・祝)、6月8日(月)は開館。
会 場: 国立科学博物館(東京・上野公園)
展覧会公式サイト:https://chokikenseibutsuten.jp
公式X: @chokiken2026
公式Instagram:@chokiken2026
※会期、開館時間等は変更する場合あり。
※入場料等の詳細は、今後公式サイト等で順次発表される予定。



