Category: 塾ニュース|サイエンス

接触確認アプリ「COCOA」のAndroid版に不具合 接触通知が機能せず

 接触通知アプリ「COCOA」のAndroid版で、新型コロナウイルス陽性者と接触したユーザーへの通知が送られない不具合が見つかったと厚生労働省は発表した。iOS版では障害はなく正常に動作している。 COCOAは、陽性者と1m以内、15分以上の接触を続けたユーザーに通知を送るアプリ。しかしAndroid版は陽性者と接触したにも関わらず通知されない不具合が確認された。この問題は2020年9月28日にリリースしたバージョン1.1.4以降に存在し、Android端末すべてで不具合が発生。今回確認された不具合の修正は、2月中旬頃を見込んでおり、その間は接触が通知されない。

ドイツはアストラゼネカのコロナワクチン 65歳以上の接種推奨せず

 ドイツ保健当局は1月28日、新型コロナウイルスに対応した英アストラゼネカ製のワクチンについて、65歳以上の高齢者への使用を推奨しないとの考えをまとめた。ドイツ政府に予防接種政策について助言する予防接種常任委員会は、アストラゼネカ製のワクチンについて接種対象年齢を18歳から64歳に限定するよう勧告した。「65歳以上の高齢者に対するワクチンの有効性を評価するためのデータが不十分」と指摘したという。アストラゼネカのワクチンについては、日本政府も昨年12月に6000万人分の供給を受ける契約を結んでいる。4500万人分以上のワクチンについて日本で生産する方針を厚生労働省に伝えており、2月中にも製造販売の承認申請を行う方針だ。

グーグル ワクチンの接種場所をマップに表示

 米グーグルは1月25日、新型コロナウイルスのワクチンの普及を支援する一環として、インターネットの検索結果やGoogleマップに接種場所を表示するサービスを始める予定だと発表した。

 まずはアメリカの一部の州から開始し、他の地域や国に広げていく予定だ。VaccineFinder.orgや政府機関、薬局などの信頼できる機関から予防接種に関する情報を集め、予約の必要があるかどうか、利用に関する制限、ドライブスルーの有無など詳しい情報も表示するとしている。

 またWHO(世界保健機関)やアメリカCDC(疾病対策センター)など、世界各国の非営利団体向けに1億ドルの助成金を追加で提供すると発表した。加えて、公衆衛生機関と協力してワクチン関連で十分なサービスが受けられていないコミュニティに対応するため、追加で5000万ドルの出資を行なう。

 IT大手の間でワクチンの普及を支援する動きが相次いでおり、アマゾンが西部ワシントン州シアトルにある本社にワクチン接種用の臨時の診療所を開設したほか、マイクロソフトもワクチンの接種場所として会社の施設を開放するなどしている。

国立科学博物館 日本各地の恐竜骨格をVRでぐるっと見学「ディノ・ネット デジタル恐竜展示室」

 国立科学博物館(林 良博 館長)と凸版印刷株式会社(麿 秀晴 代表取締役社長)は、オンライン上で恐竜の骨格を360度閲覧できるVRコンテンツ特設サイト「ディノ・ネット デジタル恐竜展示室」を2021年1月19日(火)から無料で公開する。ディノ・ネットのVRコンテンツを活用し、日本を代表する恐竜博士たちが行う特別なオンライン講座を、2月6日(土)、13日(土)、20日(土)、27日(土)の全4回、有料で配信する。
【特設サイト】https://dino-net.jp/

 国立科学博物館と凸版印刷は、2013年より同館が所蔵するティラノサウルスやトリケラトプスなど恐竜の骨格標本の立体形状計測データをもとにVRコンテンツ化した『V×Rダイナソー®』を開発、活用する共同事業を実施している。本企画では、これに加えて新たに「アロサウルス」と「パキケファロサウルス」の2体の恐竜のデジタルデータをVRコンテンツとして開発した。

 今後両社は、オンラインを通じた全国の自然系博物館とのデジタルデータの相互提供をはじめとし、所蔵館の研究者が相互に参加するオンライン講座の開設など、地域博物館とのネットワークを構築し、博物館を核とした地域活性化の施策を展開していく。

【イベント名】「ディノ・ネット デジタル恐竜展示室」
【主催】国立科学博物館、凸版印刷株式会社
【特設サイト(無料)】https://dino-net.jp/
【オンライン講座(有料)開催日】
第1回: 2021年2月6日(土) むかわ町穂別博物館・北海道博物館
第2回:2021年2月13日(土) 群馬県立自然史博物館
第3回:2021年2月20日(土) 北海道大学総合博物館
第4回:2021年2月27日(土) 国立科学博物館
※都合により開催が中止になる場合があります。
【チケット販売】イープラス https://eplus.jp/dino-netdigital/
※実施館ごとに異なります。詳細は特設サイトをご覧ください。

国立科学博物館「かはく×朝日新聞 オンライン科学講座」第2弾が開催

 独立行政法人 国立科学博物館(林 良博 館長)は、2020年夏に第1弾を実施して好評だった「かはく×朝日新聞 オンライン科学講座」の第2弾を、朝日新聞社と共催する。WEB会議ツールZoomを使って、研究施設から国立科学博物館の研究者が「天文学」「昆虫」「哺乳類」のテーマからなる全3回のライブ配信授業を行う。
【詳細URL: https://ciy.digital.asahi.com/ciy/11003253 】
 身近な生き物や最新ニュースを題材に、第一線で活躍する国立科学博物館(かはく)の研究者の先生たちが分かりやすく解説する。テーマは天文学、昆虫、哺乳類。研究施設からのライブ中継でお送りする。
 今回は少し大人向けの内容だが、生き物や星空に興味のある小学生以上の子供も楽しめる内容となっている。各分野の基本をおさらいしながら、人に自慢したくなるトリビアやマニアックな知識まで盛りだくさん。体長5ミリの変わったハチのお話から、50億キロにおよぶ「はやぶさ2」の旅路まで、幅広いテーマを楽しめる。授業の後半では皆さんからの質問に答えるQ&Aコーナーもある。
■第1回 2021年1月23日(土) 「月面発 はやぶさ経由 小惑星の旅」
洞口 俊博(ほらぐち・としひろ)先生による、天文学の授業。つくばの天体観測室と中継を結び、リアルタイムの月を望遠鏡で観測したあと、惑星のできかたから「はやぶさ2」の今後のミッションまで、宇宙を幅広く・楽しく学べます。(天体観測に不向きな悪天候の場合、予備日2 月21 日(日))

■第2回 2021年2月6日(土) 「学んで見つかる、昆虫たちの小さな大自然」
井手 竜也(いで・たつや)先生が昆虫の世界をガイドします。皆さんの足元にも広がる、昆虫たちの大自然。身近なセミやトンボから珍しい種まで標本を交えて紹介し、さらに「植物を操る」一風変わったハチをマニアックに解説します。

■第3回 2021年2月27日(土) 「身近な哺乳類のひみつ」
田島 木綿子(たじま・ゆうこ)先生による哺乳類の授業。これからの動物園や水族館が楽しみになるかも!?哺乳類の辿って来た道のりや体のつくり、くらしなどを紹介します。約1000点が集まる標本室からお送りします。

開催日時:
第1回 2021年1月23日(土)18時~(洞口先生)/17時30分開場
    (天体観測に不向きな悪天候の場合、予備日2 月21 日(日)18 時~)
第2回 2021年2月6日(土)18時~(井手先生)/17時30分開場
第3回 2021年2月27日(土)18時~(田島先生)/17時30分開場
※いずれも約90分を予定、途中10分程度の休憩をはさみます。進行状況によって延長する場合もあります。
※「開場」とは、Zoomへの入室開始予定の時刻を示します。
※第1回の予備日(2月21日)が悪天候の場合は、プログラムを一部変更のうえライブ授業を決行します。​

参加費:
各回ごとの申込の場合 各1,500円(税込)
3講座セット料金 3,900円(税込)

定員:各講座150名

応募締切:
・3講座セット申込
2021年1月22日(金)12時00分

・1講座ごと申込
第1回 2021年1月22日(金)12時00分(洞口先生)
(第1回が予備日の2月21日に開催となった場合、第1回(単体)と3講座セットは、募集を再開する場合があります)
第2回 2021年2月3日(水)23時59分(井手先生)
第3回 2021年2月24日(水)23時59分(田島先生)

詳細・申し込みは、下記のURLへ。
https://ciy.digital.asahi.com/ciy/11003253
(主催:朝日新聞社 共催:国立科学博物館)

千葉県より新種鉱物「房総石(ぼうそうせき)」を発見 -天然ガスハイドレートと相似な構造を有するシリカクラスレート鉱物-

 独立行政法人国立科学博物館(林 良博 館長)は、国立研究開発法人産業技術総合研究所、国立大学法人東北大学、千葉県立中央博物館、国立研究開発法人物質・材料研究機構、アマチュア研究家の西久保勝己氏、本間千舟氏、結晶形態研究者の高田雅介氏と共同で、千葉県内で採取された鉱物が新鉱物であることを突き止め、「房総石」と命名した。

  房総石は、同じく千葉県から2011年に報告された新鉱物「千葉石」を詳しく調べる過程で発見された。千葉石と房総石はともに、ありふれた成分である二酸化ケイ素を主成分とするが、ケイ素原子と酸素原子から構成された「かご」状の結晶構造を持ち、「かご」の内部にはメタンなどの天然ガス分子が閉じ込められている。これらの結晶構造は、水分子による「かご」の中にガス分子が閉じ込められた天然ガスハイドレートと相似形だ。

 天然ガスハイドレートには、最も量の多いメタンハイドレート(別名I型)の他に、II型、H型と呼ばれる計3種が知られており、千葉石はII型、房総石はH型相当の構造をもつ。房総石は結晶内に天然ガスを閉じ込めたタイムカプセルとみなすことができ、地層中での有機物の分解・脱ガス反応を調べる新たな手がかりになると期待されている。

 この研究の成果は、英国の学術雑誌『Mineralogical Magazine』2020年12月号に掲載されている。

  • 研究成果のポイント

1.   千葉県南房総市より新種の鉱物が発見され、「房総石」と命名された。
2.   千葉県内からの新鉱物は「千葉石(ちばせき)」に続き2種目。
3.   「房総石」と「千葉石」は共に、メタンなどの天然ガス分子を含む特殊な鉱物。
4.   これらの鉱物は天然ガスハイドレートと同様の結晶構造をもち、天然ガスの起源を調べる新たな手がかりになると期待される。

国立科学博物館 研究者と哺乳類、恐竜、魚の不思議を学ぼう 小学生向け「オンライン科学講座」の見逃し配信は2021年1月10日まで

 独立行政法人 国立科学博物館(林 良博 館長)は、2020年8月に朝日新聞社と共催した「オンライン科学講座」の、ライブ配信授業(全3回)を編集・再構成した、見逃し配信を有料公開している。
 「オンライン科学講座」では、哺乳類・恐竜・魚の不思議を、第一線で活躍する国立科学博物館(かはく)の研究者の先生たちが分かりやすく解き明かす。授業で使用するワークシートや、先生からの推薦図書リスト、関連する新聞記事などの資料を動画視聴ページからダウンロードできる。対象は小学生だが、中高生や大人でも十分楽しめる内容だ。配信は2020年1月10日までの限定配信。

■「同じ哺乳類のイルカとヒト ―同じところ!違うところ?―」
 同じ哺乳類のイルカとヒトは、どこが違ってどこが同じ? 普段はなかなか見られない骨格標本を使って比較する。
・田島 木綿子(たじま・ゆうこ)先生 国立科学博物館 動物研究部 脊椎動物研究グループ 研究主幹。専門は海棲哺乳類学、比較解剖学、獣医病理学。海棲哺乳類の身体の形を観察し、彼らのどこが哺乳類の一般型で、どこが特殊化しているのかを探っている。

■「恐竜研究入門」
 絶滅したと思われていた恐竜は、鳥類となって今も進化を続けてる。食卓にあがったニワトリの骨一本から、恐竜の研究の方法を学ぶ。
・真鍋 真(まなべ・まこと)先生 国立科学博物館 標本資料センター コレクションディレクター。恐竜など中生代の爬虫類、鳥類化石から、進化と絶滅を理解しようと、心の中で化石と対話する日々を送っている。

■「学んで、調べてわかる、魚の体のしくみ」
 魚類は、地球上の脊椎動物の種のうち約半数を占めている。同じ脊椎動物であるヒトと同じところ、違うところを学んでから、かはく「液浸標本室」のツアーに出かける。
・中江 雅典(なかえ・まさのり)先生 国立科学博物館 動物研究部 脊椎動物研究グループ 研究主幹。成蹊学園サステナビリティ教育研究センター客員フェロー 。なぜこのように多様な形の魚類が存在するのか、その要因を明らかにしようとしている。

動画内容:2020年8月9日・15日・16日に国立科学博物館各施設からライブ配信した授業の編集・再構成動画
     ※各回約75分
     ※紹介した生き物の種名や難解な単語などを字幕で補足しています
     ※ライブ配信時より画質・音質の改善処理をしています(一部除く)

参 加 費 :各回1,500円(税込)
配信期限:各回2021年1月10日まで
お問い合わせ先:朝日新聞社 企画事業本部 オンライン科学講座事務局( j-event@asahi.com )

詳細・申し込みは、下記URLへ。
https://ciy.asahi.com/ciy/11001978

自宅や学校でオンライン体験学習、「JALリモート工場見学」を定例開催

 JALは、社会貢献活動の一環として次世代育成プログラム空育®に取り組んでいるが、新たに「JALリモート工場見学」を定例開催することとした。
 「JALリモート工場見学」はオンライン会議システムを通じて、飛行機の大きさや飛ぶ原理、仕組みなどを動画やスライドを見せながら、自宅や学校などで学ぶ45分間のプログラム。クイズを交えるなど飽きない工夫をし、チャットで受け付けた質問に答える双方向のコミュニケーションも実現する。

【JALリモート工場見学 概要】

開始日     :2020年11月24日(火)~
開催スケジュール:週5日 (火、水、木、金、土)
         午前コース 11:00~11:45 / 午後コース 15:00~15:45
予約受付開始日 :2020年11月17日(火)9:30より2020年11月24日(火)~12月24日(木)分の受付開始
         2021年1月以降分については、以下JAL工場見学HPにて告知予定
予約方法    :JAL工場見学HP(https://www.jal.co.jp/kengaku/)からの予約制
定員      :200名程度/回(先着順)
内容      :①航空教室 ②展示エリア紹介 ③格納庫と飛行機の説明 ④質問コーナー
         (展示エリア、格納庫からのライブ中継ではない)
参加費     :無料

国立科学博物館 企画展「世界の海がフィールド!学術研究船『白鳳丸』30年の航跡」開催のお知らせ≪2020年11月10日(火)~12月13日(日)まで≫

 国立科学博物館(林 良博 館長)は、海洋研究開発機構及び東京大学大気海洋研究所と共催で、2020年11月10日(火)から12月13日(日)までの期間、下記のとおり、企画展「世界の海がフィールド!学術研究船『白鳳丸』30年の航跡」を開催する。

URL:https://www.kahaku.go.jp/event/2020/11hakuhomaru/2020hakuhomaru.pdf

企画展「世界の海がフィールド!学術研究船『白鳳丸』30年の航跡」の開催概要

 海洋研究開発機構所属の学術研究船「白鳳丸」は2019年に竣工30周年を迎えた。白鳳丸は竣工以来、共同利用研究船として全国の研究者から応募された研究テーマに基づいて世界中の海で観測を行い、海洋物理学・生物学・地球科学・地球化学などの幅広い分野で数多くの研究成果を上げてきた。また、日本の海洋研究における学生の教育や若手研究者の育成の場としても重要な役割を果たしている。本展では、白鳳丸の特長、30年間の航跡、その科学的成果を紹介する。


【会  場】国立科学博物館(東京都台東区上野公園7-20)
      地球館1階オープンスペース
【会  期】2020年11月10日(火)~12月13日(日)
【開館時間】午前9時~午後5時(金・土曜日は午後6時まで)
【休 館 日】毎週月曜日(11月23日(月・祝)は開館し、翌24日(火)が休館) 
      ※会期等は変更となることがあります。
【入 館 料】常設展示入館料のみでご覧いただけます。
      (一般・大学生:630円(税込)、高校生以下および65歳以上無料)
【入館方法】新型コロナウイルス感染拡大防止の対策を実施しています。 
      ※入館にあたっては、当館ホームページでの入館予約が必要となります。
      ※入館前に検温、体調等の確認をし、発熱等がある場合は入館をお断りします。
      ※入館方法の詳細等については、当館ホームページをご覧ください。
       (国立科学博物館ホームページ: https://www.kahaku.go.jp/ )
【主  催】国立科学博物館、海洋研究開発機構、東京大学大気海洋研究所
【協  力】高知大学
【詳細URL】https://www.kahaku.go.jp/event/2020/11hakuhomaru/2020hakuhomaru.pdf

茨城県特産の赤ネギ品種「ひたち紅っこ」から新しいアントシアニンを発見 従来の白ネギの8倍以上の抗酸化活性作用、総ポリフェノール含量も2倍以上

 国立科学博物館は、茨城大学、茨城県農業総合センター、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構、岩手大学との共同研究により、茨城県特産の赤ネギ品種「ひたち紅っこ」から新しいアントシアニンを同定したと10月1日に明らかにした。さらに、このアントシアニンを含む赤色の部分(葉鞘)の抗酸化活性を測定したところ、従来の白ネギの8倍以上であり、また同時に総ポリフェノール含量も2倍以上であることも判明し、学術誌(園芸学研究電子版)で公表された。
 茨城県特産の野菜に食品の機能性の面からさらなる価値を与える成果であり、今後の赤ネギの生産・流通拡大に繋がることが期待される。

 赤ネギは葉鞘部が鮮やかな赤色を呈する長ネギ。茨城県で明治時代より県北部城里町(旧桂村)圷地区で独自に栽培されてきた。茨城県農業総合センター園芸研究所では、この在来系統をもとに、より安定的に発色し、在来系統よりも栽培しやすい品種、「ひたち紅っこ」を育成し、2007年に品種登録した。近年では、圷地区以外でも茨城県石岡市を中心に栽培されており、茨城県独自のネギ品種として生産増大が期待されている。

 アントシアニン色素はこれまで植物から700種類以上が報告されている。例えば、ブルーベリーや赤ワインなど。タマネギなどの野菜でもフラボノイドが機能性物質として多く含まれる。本研究では、茨城県特産の赤ネギ品種「ひたち紅っこ」から4種類のアントシアニンと5種類のフラボノイド成分を分離し同定した。それらの成分のうち、もっとも多く含まれているアントシアニンはこれまで自然界で報告されたことのない新しい色素であることが判明した。
 また、高い抗酸化活性が知られているフラボノイドの一種であるクェルセチンの配糖体が高濃度に含まれてた。さらに、「ひたち紅っこ」の赤色の葉鞘部と、従来の白ネギの葉鞘部の抗酸化活性をH-ORAC法で比較したところ、「ひたち紅っこ」の活性は8倍以上であることが示され、抗酸化食品としての有用性が明らかになった。

≪発表論文≫
表題:茨城県特産赤ネギ品種‘ひたち紅っこ’に含まれるフラボノイドの同定と抗酸化活性評価
著者:水野貴行・中根理沙・貝塚隆史・石川(高野)祐子・立澤文見・井上栄一・岩科司
掲載紙:園芸学研究
(一般社団法人園芸学会が出版する和文雑誌、電子版は2020年9月30日付)
URL:https://doi.org/10.2503/hrj.19.237

≪参考文献≫
貝塚隆史・鈴木雅人.2006.赤ネギ「ひたち紅っこ」の育成経過と特性.茨城県農業総合センター園芸研究所研究報告.14: 1–7.

■国立科学博物館
公式ウェブサイト:https://www.kahaku.go.jp
筑波実験植物園:http://www.tbg.kahaku.go.jp
筑波研究施設:https://www.kahaku.go.jp/institution/tsukuba/index.html
茨城県農業総合センター:https://www.pref.ibaraki.jp/nourinsuisan/nosose/cont/index.html