通信教育の先駆者である株式会社Z会(静岡県三島市)と、学習塾向け業務システムを開発販売する株式会社POPER(東京都中央区)。は、Amazon Web Services(AWS)を活用しているという共通点を持つ。Z会の情報システム部部長の内藤正史氏と、POPER代表取締役の栗原慎吾氏にクラウドで挑む教育DXについて語ってもらった。
① ISS「きぼう」日本実験棟からの超小型衛星放出事業 CubeSat規格または50Kgの超小型衛星をISS補給船でISSまで運び、その後、ISS「きぼう」日本実験棟のエアロックから宇宙空間へ搬出して、その衛星を軌道に乗せる仕組み「J-SSOD(JEM Small Satellite Orbital Deployer)」およびそれを用いた衛星放出サービス。 事業者であるSpace BDは利用者開拓から放出のために必要な技術サポート、その後JAXAと協力しての衛星放出までをワンストップで行う。これまでに当事業で約50機の衛星のユーザーインテグレーションを実施してきた技術力や、同社の教育事業と連携し衛星開発プロセスそのものを教育コンテンツ化するなどの事業開発力も活かしながら、今後は、当事業も含めた様々な衛星打上げ・放出手段を提示できる事業者として、多くの顧客と接点を持ちながら同事業の利用最大化を目指す。
② 国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟船外における軌道上利用サービス 50cm×70cm×35cm、200kgまでの大きさの装置等を搭載できる中型曝露実験アダプタ(i-SEEP)を経由し、「きぼう」船外実験プラットフォーム上で対象物を宇宙へ曝露させることができるサービス。地上へ回収、ユーザへ返却することも可能なため、宇宙環境に曝された現物を確認できるのが大きな特徴のひとつ。搭載する装置の一例としては、技術実証をしたい部品・コンポーネントや、地球観測向けのカメラ・センサ等。 事業者であるSpace BDは利用者開拓から装置搭載・装置運用の技術サポート、及び装置の地上回収までをワンストップで行う。これまで当プラットフォームを用い、機器実証実験で7件の実績(支援中案件含む)、宇宙エンタメ利用・プロモーション利用で数十件の実績を創出してきた。今後ともこれらの実績の更なる積み上げを目指すとともに、「全く新しい宇宙の使い方・宇宙の価値」の絶え間ない探求を通じて、来たる宇宙ステーションの商業化時代の主役となるビジネスモデルを開発することを目指す。