Category: 塾ニュース|受験

関西学院大学 被災者支援で受験料を免除 能登半島地震

 関西学院大学は1月9日、能登半島地震で被災した受験生について、24年度一般入試の受験料を免除すると発表した。
 対象となるのは、災害救助法が適用される新潟、富山、石川、福井4県(計35市11町1村)の被災世帯の受験生で、今回の地震や津波で家計を支える親らが死亡したり、自宅が壊れたりした人。今月4日に始まった出願に必要な調査書や成績請求票、被災状況を証明する書類が準備できない場合に加え、インターネットを通じて出願できない場合でも個別に対応する。被災前に実施した入試は対象外。

 関学広報室は「余震が断続的に発生し、不安な時を過ごされていると思うが、少しでも安心して受験できる環境を提供したい」としている。
 問い合わせは関学入学センター(0798-54-6135)。

大学入学共通テスト 石川県内の追試験会場は金沢大に 盛山文科相

 盛山文部科学大臣は、1月9日の記者会見で「今回の地震の影響で、今月13日と14日の大学入学共通テストの本試験を受験できない人たちが受験しやすいよう、追試験会場を設置する予定としていたが、追加される試験場は、金沢大学の角間キャンパスとなることが決定した」と述べた。収容人数などは今後の状況変化を踏まえながら必要な人数を受け入れられるよう準備を進める。

『しゅくだいやる気ペン』×『漢検スマート対策』冬休み応援キャンペーン開始

 コクヨ株式会社(大阪市、黒田 英邦 社長)とイマジニア株式会社(東京・新宿区、澄岡 和憲 社長)は、冬休みの家庭学習を応援するプレゼントキャンペーンを実施する。応募者の中から抽選で5名様に「しゅくだいやる気ペン」とNintendo Switchソフト「漢検スマート対策」をプレゼントする(応募期間 2023年12月15日~25日)。

 コクヨのIoT文具「しゅくだいやる気ペン」は、市販の鉛筆に取り付け、スマートフォンアプリと連動させることで、勉強への取り組みを「やる気パワー」として“見える化”し、子どもたちの学習への意欲を高めるために開発された商品。
 イマジニアのNintendo Switch™ソフト「漢検スマート対策」は、シリーズ累計120万本のベストセラー「漢検DS」シリーズのシステムを進化させたNintendo Switch初の漢検対策ソフト。本気で漢検合格を目指したい方から手軽に楽しく漢字を学びたい方まで、年齢を問わず幅広く楽しめる。また「漢検スマート対策」には、全国のプレイヤー総勢55人と早押し漢字クイズをオンライン上で楽しめる「早押し!漢字スタジアム」の30日無料プレイチケットも同梱されている。

【キャンペーン概要】
■キャンペーン名:「しゅくだいやる気ペン」×「漢検スマート対策」冬休み応援キャンペーン
■プレゼント応募期間:2023年12月15日(金)~ 2023年12月25日(月)
■プレゼント内容:
「しゅくだいやる気ペン」と Nintendo Switchソフト「漢検スマート対策」のセット(5名様)
 2024年1月中旬 に発送予定

■応募方法
プレゼント応募期間中に、下記応募フォームよりお申込みください
(応募フォーム)
https://forms.gle/7qqEdaarWc7uNQTJ7

第4回 「英検ESG祭り」 開催 全国の小学 5 年生、6年生を対象に 2024 年 3/23~31 に実施

 公益財団法人 日本英語検定協会(英検協会)は、実用英語技能検定(英検)の準会場登録をした全国の塾を対象に、第 4 回「英検 ESG 祭り」を開催する。
 この企画では、小学校英語での「英語でできること」を測る、英検 Support Program「英検 ESG」を、英検準会場登録をしている全国の塾に無償で提供する。塾を試験会場として、所属児童に限らず、近隣の小学 5 年生、6 年生を対象に「英検 ESG」を全国一斉で実施する。

 各種登録および、「英検 ESG 祭り」に関する費用は無料。(返送料のみ負担)


第 4 回「英検 ESG 祭り」
 小学校にて外国語が教科化されて4年目を迎え、日本英語検定協会は、学校だけにとどまらず、地域の塾・英会話教室とともにすべての小学 5 年生、6 年生に「英語でできることが積みあがってきている」という喜びを実感してもらうために、各地域や教育現場で格差のない公平な英語教育機会の提供を目指し、「英検 ESG 祭り」を開催している。

■塾生以外の地域の子どもたちを受け入れての実施が可能 
 →塾生以外の地域の子ども達を受け入れてくれる塾を英検協会ウェブサイトで紹介する

■試験期間を 9 日間とし、複数日程で参加が可能
 →新年度を迎える前に英語学習に不安な塾生ならびに地域の子どもたちに
 →日程:2024年3月23日(土)~3 月 31 日(日)※試験開始時間は各塾にて設定可能
詳細については、「英検ESG祭り」特設サイト」へ。

第4回 「英検ESG祭り」 実施概要
「英検 ESG 祭り」への参加は、英検団体登録および英検準会場登録をする必要がある。

準会場登録期間2023 年 12 月 15 日(金)~2024 年 1 月 24 日(水)17 時
※団体登録期間は、2024 年 1 月 17 日(水)まで
団体申込期間2023 年 12 月 15 日(金)~2024 年 1 月 31 日(水)
申込方法▶「英検ESG祭り」特設サイト」 からの団体責任者による申し込み
試験日時2024 年3月23日(土)~3月 31 日(日)の 9 日間
※開始時間は各団体が自由に設定可能
※複数日程での実施可、一日の実施回数も各団体にて自由に設定可能
受験料無料 ※試験後の解答用紙等の返送費は試験実施団体の負担となる。
技能数/試験時間 出題範囲技能数:2技能(リーディング、リスニング) 試験時間:30分
※問題配布・回収時間を除く 出題範囲:小学校の教科化された外国語学習指導要領に沿う
※第 1 回~第3回英検 ESG 祭りで使用した問題にて実施する。
受験対象団体英検団体登録・準会場登録をしている塾/英会話教室
※安全な受験環境担保のため、協会規定の英検団体/準会場登録をすることが必須となります。
受験対象者 対象学年通われている塾生ならびに地域の子どもたち
対象学年は2023年度 小学5年生、小学6年生 (挑戦したい小学3・4年生も参加可能)
最少受験人数10名以上 (地域の子どもたちも受け入れ可能)
受験形式試験資材(問題・解答用紙)を使い、受験する。
英検協会にて実施マニュアルを用意している。
備考「英検 ESG 祭り」に限り、申し込み時点では、受験者確定人数ではなく、
最大での受験予定人数での申し込みが可能。

※2023 年 12 月 1 日現在の情報です。今後の動向によって情報が更新される可能性があります。最新情報は英検ウェブサイトをご確認ください。

「英検ESG祭り」および「英検準会場登録」 に関する説明会を開催
「英検 ESG 祭り」、「英検準会場登録」について、「オンライン説明会」も実施している。 参加するには「学習塾向け オンライン説明会ご案内ページ」へ(https://www.eiken.or.jp /seminar/juku /


所属生以外の外部生(一般受験者)の受け入れについて

・ 英検 ESG 祭りは、英検の実施と同様、所属の塾生に限らず、外部の小学 5・6年生を受け入れていただける塾を募っています。
・ 英検 ESG 祭りに参加を希望される塾は、企画の趣旨にご賛同し、所属の塾生だけでなく、近隣の小学 5・6年生への学習機会の提供支援に協力するようお願いいたします。
・ 申し込みをされる時点で、所属の対象の塾生の人数に加えて、小学 5・6年生の受け入れ可能人数を概算し、 予定人数として申し込みをすれば、試験直前まで受け入れが可能です。

『スタディサプリ』、到達度テストのCBT版を2024年春に提供開始

テスト実施後の学び直し、学力定着までの学習サイクル効率化

 株式会社リクルート(東京・千代田区、北村 吉弘 代表取締役社長)が提供するオンライン学習サービス『スタディサプリ』は、2024年春、到達度テストをCBT(Computer Based Testing:コンピュータ使用型試験)化した「スタディサプリ 到達度テスト web」サービスを提供開始することを発表した。

『スタディサプリ到達度テスト」は、『スタディサプリ』が高校向けに提供するサービスの一つで、日々の授業で学んだ知識・技能に関する問題が網羅的に出題される絶対評価型のテスト。このテストを通して生徒一人ひとりのつまずきを単元レベルで把握し、その結果を受けた個別最適な学習提案により、個々の苦手を克服することが可能になる。2016年の提供開始以来、個別最適学習を促す基盤の一つとして浸透し、2022年度は全国の高校生の約1/4にあたる約80万人が受検した。

 CBT版としてWeb受検を可能とする『スタディサプリ 到達度テストWeb」の提供開始により、テスト受検後の結果返却に係る期間はこれまでの約3週間から最短で翌日に短縮可能となる。生徒は記憶が新しいうちに自身のつまずきを把握し、結果を受けて配信される個別最適な課題で学び直しを実施することができる。結果、学習のサイクルは高速化され、基礎学力の早期定着につなげることができる。一方で先生にとっては、紙での運用で発生していたテスト用紙の仕分け、配布、回収、返却の業務が削減されるため、日々の業務効率化につながる。提供開始時期は2024年4月予定となっている。

JSコーポレーション「入試検索」をリニューアルオープン

 全国の大学・短大・専門学校などの学校情報を提供する株式会社JSコーポレーション(https://www.js-corp.co.jp/)(大阪市・北区、米田 英一 代表取締役社長)は、「入試検索」をリニューアルオープンした。

「大学入試は多種多様な入試形式でどれを受ければよいかわからない。」のような大学入試の困りごとを解消する「入試検索」がリニューアルし、大学の一般入試の最新情報を検索できる。

■入試検索の機能
・入試偏差値サーチ
 大学の一般入試を偏差値の低い順に一覧表示して検索できるサービス。

・入試日程重複チェック
 入試試験日が重ならないように複数の入試のスケジュールをカレンダー上で確認できるサービス。

・共通テスト活用入試検索
 大学入学共通テスト(旧大学入試センター試験)で良い成績の科目を最大限に活用できる入試を検索できるサービス。

「子ども向け」中学受験雑誌が刊行『小学三年生』中学受験チャレンジ増刊<首都圏版>

 小学館は「子ども向け」中学受験雑誌を刊行する。多くの家庭では中学受験に向け、通塾を始めるのが小学三年生の2月(小学四年生進級直前)が一般的。塾選びや入塾テスト、勉強法など情報不足で不安になっている受験生に向けて、『小学三年生』中学受験チャレンジ増刊は、「心配しないで、まだ間に合います!」という安心感と自分に合った塾選び、豊かな学びの楽しさを紹介する。
付録「ザ・キューブ ペーパーバージョン」

 SAPIX、浜学園が生徒に紹介している教具「ザ・キューブ」を、ペーパークラフトで完全再現。面ファスナーで、立方体を切ったり作ったり。立体図形の断面を問う入試問題への対策が身につく

本誌特集
◎ 巻頭付録 国算理社ちぎって覚えるマジカルカード
◎ お試し問題で自分に合った塾探し!!首都圏中学受験塾名鑑
◎ 小学館の図鑑NEO 試験に出る!? 4コマ生きもの図鑑
◎ 受験につながる!? 「54字の物語SPECIAL」
◎ 「二月の勝者」 黒木先生からのスペシャルメッセージ
◎ 中学リアル入試問題に挑戦!

■小学一年生12月号増刊『小学三年生』中学受験チャレンジ増刊<首都圏版>

発売日:2023/10/26(木)
発売元:小学館
体裁:B5判 並製 右開き 総頁136P
価格1,650円 (本体 1,500円)
※主に、東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県での発売。

神戸山手女子中高が教育シンポジウムを開催 大学入試の環境の変化と同校の教育改革が語られる

 去る10月14日、神戸山手女子中学校・高等学校が教育シンポジウムを開催した。
 冒頭、学校法人濱名山手学院理事長・学院長、関西国際大学学長の濱名篤氏が挨拶した。濱名氏は、大学入試について、「人間の能力を測ってきた歴史から、新たな段階に差し掛かっている」と語り、「大学が学生を選ぶのではなく、学生が大学を選ぶ時代です」と続け、大学の在り方に変化が起こっていることを強調した。
 大阪大学特任教授の川嶋太津夫氏は、基調講演「大学全入時代における高大接続・連携とは〜選抜から相互選択の大学入試の時代へ〜」を行なった。川嶋氏は、大学入試は、多面的、総合型選抜へ舵を切り始め、高大接続の意義と連携の重要性を説いた。
 神戸山手女子中学校・高等学校校長の平井正朗氏は、「高大連携に向けてのカリキュラム・マネジメント〜学院の教育ミッション達成に向けての基盤づくり〜」と題し、同校の教育の実践報告を行なった。
 同校は、今年、「グローバル選抜探究コース」を新設。担任は英語のネイティブスピーカーと日本人の2人制、ルーブリック評価、英語と技術家庭科や情報を組み合わせた英語イマージョン授業を行なうなど、先進的な取り組みを行なっている。また、同コースのみならず、全コース、全学年で「使える英語を教える」ことを目標に掲げている。
 あるいは、全生徒にタイム・マネジメント・シートを作ってもらい、これを元にしたリフレクションアワー(振り返りの時間)と担任によるコーチングを設け、協働的な学びに繋ぐ個別最適な学びを支えるなど、積極的な学校改革を進めている。
 シンポジウムの最後には、リクルート進学総研所長の小林浩氏のコーディネートの下、濱名氏、川嶋氏、平井氏の3名による、パネルディスカッションも開催された。

パネルディスカッションでの一幕

 平井氏は、世界基準を考えたときに、探究力の重要性を語る。それを支えるのが、「個別最適、協働的な学びであり、改革を進める上でのポイントだ」と語った。
 濱名氏は、大学を偏差値で選んだ人が失敗している事例を語り、同じ名称の学部でも大学によって教育内容が違う。「その違いを知ることは大事だ」と続けた。それを受けて川嶋氏は、大学に入っても6万人が中退している。経済的な問題以外に、ミスマッチの可能性を語る。子供たちや保護者には、自分が学びたいことと入学希望する大学にそのための学びが提供されているのかをきちんと見てほしいとアドバイスを送った。
 シンポジウムの後には、同校在校生による探究発表や高大連携による公開授業と検討会なども行われた。今回のシンポジウムは、学校法人濱名山手学院「創立100周年記念事業」の一環として開催されたもの。同法人、同校は新たなステージへ躍進していると感じさせるシンポジウムであった。

大阪府 24年度公立高入試の選抜実施要項を発表

 大阪府教育委員会は10月13日、24年度(令和6年度)の大阪府公立高等学校入学者選抜実施要項を公表した。応募資格や英語資格(外部検定)の活用など、幅広い事項が含まれており、各選抜の詳細も記載されている。一般入学者選抜の学力検査実施日は24年3月11日。

 24年度の大阪府公立高等学校入学者選抜は、以下の9種類の選抜が実施される。
・一般入学者選抜
・特別入学者選抜
・大阪府立豊中高等学校能勢分校に係る入学者選抜
・海外から帰国した生徒の入学者選抜
・日本語指導が必要な帰国生徒・外国人生徒入学者選抜
・知的障がい生徒自立支援コース入学者選抜
・二次入学者選抜
・知的障がい生徒自立支援コース補充入学者選抜
・秋季入学者選抜

 一般入学者選抜では、学力検査が行われ、国語、数学、英語、理科、社会の5つの教科で評価される。各教科の配点は90点。国語・数学・英語では「基礎的問題」「標準的問題」「発展的問題」の3種類の問題が出題される。ただし、英語のリスニングテストについては、基礎的・標準的問題を同一問題とし、「発展的問題」は別の問題を出題する。
 英語に関しては、外部機関の英語資格(TOEFL・iBT・IELTS・英検)のスコアを活用する。このスコアは学力検査の点数と比較して、高い方の点数が受験者の学力検査の成績として採用される。
 選抜にあたっては、学力検査の成績に加え、調査書中の必修の全教科の評定を考慮し、総合点が算出される。この総合点は、学力検査の450点と調査書中の評定450点で構成され、倍率タイプに応じて調整する。倍率は各校が設定し、例えば、北野(文理)の場合、学力検査の成績に1.4倍、調査書の評定に0.6倍の倍率を設定している。
 一般入学者選抜の出願は1校1学科等に限られるが、複数の学科等を募集する学校では、他の学科等を第2志望として選択できます。願書の提出期間は、全日制および定時制の学校では24年3月4日から6日までで、学力検査などは3月11日に実施する。合格発表は3月19日。
 24年度の大阪府公立高等学校入学者選抜実施要項の全文は、大阪府教育委員会のWebサイトからPDFファイルでダウンロードできる。
■大阪府教育委員会 令和6年度公立高等学校入学者選抜
https://www.pref.osaka.lg.jp/kotogakko/gakuji-g3/r06_kokosenbatsu.html

私大医学部 東邦大ら24大学 入学定員増 文科省発表

 文部科学省は10月16日、「24年度(令和6年度)からの私立大学医学部の収容定員の増加に係る学則変更認可申請一覧」を公表した。定員増となる大学は東京医科大学や東邦大学など24校。

 令和6年度からの私立大学医学部の収容定員増加の認可申請は、医学部を設置する私立大学24校。おもに「経済財政運営と改革の基本方針2018」などに基づき、2029年までの期限を設けた医学部の収容定員増加に関する認可申請。「地域の医師確保(地域枠)」および「研究医養成(研究医枠)」を支援する特例的な収容定員増加が行われることとなる。


■収容定員増加の大学(カッコ内は増員数)
岩手医科大学(35)、自治医科大学(23)、獨協医科大学(16)、埼玉医科大学(20)、杏林大学(14)、順天堂大学(35)、昭和大学(21)、帝京大学(8)、東京医科大学(10)、東邦大学(13)、日本大学(15)、日本医科大学(15)、北里大学(16)、聖マリアンナ医科大学(7)、東海大学(8)、金沢医科大学(1)、愛知医科大学(10)、藤田医科大学(10)、大阪医科薬科大学(2)、関西医科大学(17)、近畿大学(17)、兵庫医科大学(4)、川崎医科大学(16)、久留米大学(5)