近大、吉本興業、オムロン、NTT西日本が共同で行う 「笑い」の医学的検証研究がスタート

近畿大学(大阪府東大阪市)、吉本興業株式会社(大阪府大阪市、以下吉本興業)、オムロン株式会社(京都府京都市、以下、オムロン)、西日本電信電話株式会社(大阪府大阪市、以下、NTT西日本)は、「笑い」の医学的検証を行い、「笑い」の測定方法と、「笑い」の習慣が身体や心理的健康に与える効果を解明するため、共同で研究を行う。

研究内容については「笑い」の医学的検証を行うため、日常的な笑いの習慣がもたらす効果を以下の点で研究を行う。
(1)「笑い」が身体や心理的健康に与える効果について明らかにする
(2)「笑い」の測定方法の開発
(3)「笑い」介入後の疾病発症率や生活習慣の変化といった「笑い」の有効性の調査

研究は、4段階に分けて行い、各段階約20人の男女を対象とし、2週間に1回の間隔で定期的に吉本興業が主催する「吉本新喜劇」や「漫才」を鑑賞する。鑑賞の前後で心理テストを行い、鑑賞中には、顔の表情の変化データやバイタルデータの取得を行います。顔の表情のデータ測定はオムロンのヒューマンビジョンコンポ(HVC-P2)で行い、顔の表情以外の心拍数などのバイタルデータ測定は、NTT西日本の技術協力を受けて行う。平成33年(2021年)1月の実用化をめざし、順次、精神疾患の患者に対する臨床研究などを行う予定。

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