スプリックス、自立学習REDで初の全体会議「REDサミット」を開催

熱気に包まれた満員の会場

自立学習REDを運営する株式会社スプリックス(東京都豊島区、平石明社長)は、第一回「REDサミット」を5月20日に開催した。
 自立学習REDは、人工知能(AI)を搭載したタブレット教材を活用している自立学習型の学習塾。2010年に実験運営を開始した後、2016年から本格的にフランチャイズ(FC)を開始。これまでに48教室が、またたく間に拡がった。自立学習REDの全体会議の位置付けで、今回が初めてとなる「REDサミット」が開催され、スプリックス池袋本社にFCオーナーや教室長総勢50余名が集まった。
その内容は盛り沢山だ。まずは、長濱恵理子塾長の開会の挨拶のあと、AIを搭載した教務システム「eフォレスタ」の開発状況や、新機能の搭載スケジュールが発表された。

優秀教室長の発表にコメントする長濱塾長

次に、主要4部門の優秀教室表彰が行われた。プロモーション活動で優秀な成果を挙げた、大橋教室(福岡県)の豊里教室長。教務オペレーションの中枢である、テスト前の仕上げ率でトップの成績を収めた、館林教室(群馬県)の松原教室長。また、自治医大教室(栃木県)の出井教室長は、学校成績の向上率と春期講習の継続率において2冠を達成し、表彰された。
また、模範的な運営をしている4教室の様子が動画を交えながら紹介され、長野長池教室(長野県)の駒村教室長、小山横倉新田教室(栃木県)の舘野教室長、自治医大教室(栃木県)の出井教室長、逆瀬川教室(兵庫県)の瀬野教室長から、そのノウハウが発表された。
サミットの後半は二人の講師による基調講演がおこなわれた。一人めは、小山教室(栃木県)の山中教室長による「チーム小山、誕生の秘話」。初期のFC加盟オーナーとしての立ち上げ時のエピソードから始まり、3教室のドミナント展開をするまでの人材採用、組織構築のノウハウなどが共有された。
 二人めは、今渡教室(岐阜県)の山口教室長による「生徒数100名までの軌跡」。創業時の資金調達の苦労から、開講1年で定員となり募集を停止する状態になるまでの経緯が、事細かに惜しげもなく披露された。

総括する常石副社長

最後は、スプリックスの常石博之副社長による「総括」。自立学習REDの理念の再確認から、成績を上げるための「質×量」の考え方、生徒数を増やすための理論、また、多くのノウハウを実際に運営に生かすための考え方のフレームワークが披露された。
全体を通して印象的だったのは、「鉄壁のシステム」といった類の表現が、発表者から異口同音に聞かれたことである。FCの加盟オーナーや教室長が、自立学習REDのシステムに強い信頼を寄せていることが感じられた。また、サミット参加者の雰囲気が極めて明るかったことも特筆すべき点だろう。これほどまでにポジティブな雰囲気で全体会議ができる組織は、今後のさらなる成長が期待される。

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