リクルート 留学生1,000人アルバイト実態調査2023

 株式会社リクルート(東京・千代田区、北村 吉弘 代表取締役社長)の調査研究機関『ジョブズリサーチセンター(JBRC)』は、「留学生1,000人のアルバイト実態調査2023」を2023年1月に実施、その結果の一部を発表した。

 2023年は日本に学びに来る外国人留学生数も回復する見込みでこれから新たにアルバイトをしたいという留学生も増えると言われている。コロナ禍を経て留学生はどのような意識で日本でのアルバイトを捉えているのか、調査レポートの一部を紹介する。

■調査結果①「アルバイトしたいと思わない」は2.1%。約9割がアルバイトを希望
 2023年1月、留学生1,000人に今後のアルバイト希望を聞くと、89.5%が何らかのアルバイトを希望し、「アルバイトしたいとは思わない」はわずか2.1%だった。同設問を2019年に聞いたときは、19.4%だったため、留学生のアルバイトへの関心・興味の高まりがうかがえる。また、アルバイト状況をみると「1つしている」、「2つ以上している」あわせて69.9%なので、アルバイト希望89.5%との差分をみると現在アルバイトをしていない留学生も今後アルバイトを希望していることがわかった。

■調査結果②希望する仕事は「宿泊施設のスタッフ」「ホールスタッフ(飲食店)」等が上位
 希望する仕事内容を複数回答で聞くと、「宿泊施設のスタッフ」19.0%、「ホールスタッフ(飲食店)」17.9%等が上位にあがった。上位5つをみると、「通訳、翻訳」以外は2019年よりも上位にあがっている。接客サービスを伴う仕事が希望されているようだ。

■調査結果③現在のアルバイトのきっかけは「生活費」に次いで「日本で働くことへの興味」が多い。アルバイトを通して日本社会を知る、日本人と一緒に働く経験で将来の参考に
 アルバイトをしている留学生699人にはじめた理由を複数回答で聞くと、「生活費」51.6%がもっとも多く、次いで「日本で働くことに興味があるから」45.6%、「日本語を勉強できる機会が欲しいから」39.8%と続いた。参考で2019年と比較すると、「日本で働くことへの興味」が10pt近く増えている。
 実際に日本でのアルバイト経験を踏まえて、日本の職場の実態やどのような点を大事にしたいか、どのような職場なら働けそうか等、今後のキャリアの参考にしている様子がうかがえる。

■調査概要
調査方法:インターネット調査(クロス・マーケティング社モニター利用
調査対象:日本国内の教育機関へ通う、外国人留学生
※日本の大学(大学院を含む)、短期大学、専修学校(専門課程)、準備教育課程及び日本語教育機関に在籍する外国人留学生
有効回答数:1000人
調査実施期間:2023年1月10日(火)~1月30日(月)
調査機関:JBRC(ジョブズリサーチセンター)

詳細は下記リンクのPDFへ
https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/assets/20230320_hr_01.pdf

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