Archive for: 2月 2024

月刊私塾界2024年3月号(通巻515号)

巻頭言

 経済の大波に乗じ、民間教育サービスにも変革の波が押し寄せている。日経平均株価が34年ぶりの高水準を記録する中、教育業界には新たな投資と期待が寄せられている。

「空白」とも揶揄されたこの30年余り、日本の学校教育も大きな転換期を迎えている。経済の停滞は教育投資の縮小を意味し、学校の現場も疲弊感を隠しきれない。

 この状況を打破するために、民間の力が前進を促すカギとなりつつある。民間の教育企業と学校の現場が協力し、実践的なスキルと知識を教える新しい形のカリキュラムが生まれている。

 民間教育サービスは、こうした学校教育のギャップを埋める機会を提供し、学びの質を高めることで、新たな時代の教育を牽引していける可能性がある。

 教育の枠を超えた産業界との連携により、子供たちに現実世界で役立つ能力を育成することが、今後の改革の主眼になるのではないか。

 技術の進化は教育の形を変え、オンライン学習プラットフォームやAI(人工知能)によるパーソナライズド学習が可能になった。

 しかし、これからの教育サービスには、単なる技術の革新だけでなく、教育の質の向上という本質的な目的を追究する変革が求められている。

 このためには、企業、教育者、技術者がともに協力し、学習者のニーズに応える柔軟なカリキュラムや、生涯学習を支えるサポート体制の構築が不可欠だ。未来への投資として、教育は最も重要な資産であり続けるだろう。

(如乙 一)

目次

  • 6 CatchUp1 教育アライアンスネットワーク(NEA) 千島克哉理事兼事務局長が語る『あすがく』リニューアル
  • 8 CatchUp2 若竹塾 保護者も学校も巻き込む教室運営で東進が好調
  • 10 CatchUp3 サインウェーブ 英会話の発音をAIがフィードバック 共通テスト対策にも役立つELST®
  • 12 HOT TOPICS 受験も人生も、成功のカギは「非認知スキル」にあり… 灘中合格者日本一の浜学園が新カリキュラム開始
  • 16 挑む私学 森村学園初等部
  • 19 目次・巻頭言
  • 20 NEWS ARCHIVES
  • 48 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 50 【特集】① 株式公開企業塾2024年2・3月期  第3四半期決算を読む
  • 60 【特集】②『学習塾白書2023』を読む
  • 78 TOP LEADER Interview ミライ思考で、楽しく新しい学びを塾から。 株式会社 学研スタディエ
  • 88 企業研究(133) 株式会社 ローカルイノベーション
  • 91 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(361)
  • 92 疾風の如く(175)株式会社サムライプラン(大阪府) 代表取締役 小笠原 一磨 さん
  • 94 白書界隈徘徊話(107)
  • 96 For Whom the 塾 Tolls(31)
  • 98 自ら動き出すチームにする方法(114) 中谷彰宏
  • 100 シン・ジュクジン(28)
  • 101 芸術見聞録(128)
  • 102 わが子、就学中(36)
  • 103 塾長の机
  • 104 為田裕行の「教育ICT行」(108)
  • 105 10¹⁵ PETA(36)
  • 106 現代学習塾経営概論(12)
  • 107 Opinion from School(56)
  • 108 林明夫の「歩きながら考える」(223)
  • 110 新・授業改革を目指して(137) 石川幸夫
  • 112 私塾界インサイト(72)
  • 116 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(28)
  • 118 咲かせよ桜(108) 小林哲夫
  • 122 論点2024(3) スーパーサイエンスハイスクールの現在地
  • 122 編集後記
  • 124 Book Review
  • 126 塾長のためのガジェット講座

AI翻訳プラットフォーム「ヤラクゼン」、東北大学が導入

 AI翻訳プラットフォーム「ヤラクゼン(YarakuZen)」を開発提供している八楽株式会社(東京・渋谷区、坂西優 代表取締役)と、国立大学法人東北大学(宮城・仙台市、大野 英男 総長)はAI翻訳プラットフォーム「ヤラクゼン」を導入する契約を締結した。この契約により、2024年2月1日より東北大学は「ヤラクゼン」の利用を開始したことを発表した。

 東北大学は学内全方位の国際化を推進しており、これまで「学内規程類の英訳及びデータベース化」「学内事務文書の原則日英併記」「国際サポートセンターの開設」「英語ネイティブスタッフによる翻訳支援体制整備」等、様々な施策を実施してきた。今回の案件においては、AI翻訳プラットフォーム「ヤラクゼン」を最大限活用することで、留学生や外国人研究者へのサービス向上および職員の業務効率化を実現し、さらなる東北大学の国際化推進を支援する。

九州大学 日本の科学技術論を牽引した故・吉岡斉氏の資料群を公開へ

 九州大学大学文書館は、日本の科学技術論を牽引し、原子力政策にも深くかかわった故・吉岡斉氏が所蔵していた図書と紙の文書類、電子ファイルからなる資料群「吉岡斉資料」を保管している。図書については、既に目録を作成し公開しているが、その他の紙の文書類と電子ファイルについても現在整理作業を進め、2024年秋をめどに公開を開始する。(予定)

 吉岡氏が2018年に逝去された後、所蔵していた図書・文書等は一度早稲田大学の綾部広則教授と下関市立大学の川野祐二教授が引き取り、仮整理と紙の文書類のPDF化が行われた。その後、2020年に九州大学大学文書館が寄贈を受け、同年より九州大学社会運動資料研究会を立ち上げた。十数名のボランティアと大学文書館職員によって資料目録の作成作業が開始され、図書については2022年に目録が完成した。書庫を完備し、「吉岡斉科学技術史文庫」としてすでに公開している(閲覧のみ、貸出・複写は不可)。文書類については、2024年度前半までに目録作成を完了させ、秋をめどに資料全体の公開を開始する予定。

 吉岡氏は日本の科学技術論の牽引者であり、その研究にかかわる資料が残されていることで、吉岡氏の科学技術論研究がどのように形成されてきたかを跡づけることが可能となる。このことは、吉岡資料が学問分野としての戦後の科学技術論の発展過程を明らかにする上で欠かすことのできない第一級の資料であることを示している。日本の学術史の一分野にとって極めて貴重な資料であることが、「吉岡資料」の意義の1つ。また、吉岡氏は日本のエネルギー政策、特に原子力政策に大きくかかわったため、原子力利用推進派と反対派双方の資料が数多く残されている。吉岡氏は安全性やコストの面から原子力利用に批判的であったため、吉岡氏の旧蔵資料、とりわけ政府の各種会議資料中に見られる批判的な書き込みは、今後の脱原発運動にとって示唆に富むものであると考えられる。一方、原発推進側にとっても、吉岡氏の批判を受け止め、これに応えることで、原発推進に説得力を持たせることができるため、学べることが多いと期待される。

 今後の原子力政策を考える上で、非常に重要な内容を含んでいることが、「吉岡資料」の大きな意義であると考えられる。「吉岡資料」を一般公開することにより、日本の科学技術論や原子力政策の研究が飛躍的に進むとともに、今後のエネルギー政策に資することが期待される。

大妻女子大学と東日本旅客鉄道株式会社が協定を締結

 大妻女子大学(東京・千代田区、伊藤 正直 学長)と東日本旅客鉄道株式会社(東京・渋谷区、深澤 祐二 代表取締役社長)は、2024年2月15日、データサイエンス分野の向上を目的として、相互の連携・協力に関する協定を締結した。双方の有する人材育成プログラムを活用することで、データサイエンス分野の教育・研究及び人材育成の向上を目指し共創していく。

1.連携協定の概要
(1)協定締結日
 2024年2月15日(木)

(2)主な連携内容
・駅で取得した様々なデータなどによる、社会課題の解決にむけた実証実験事例を教育プログラムとして構築
・イノベーション関連業務に従事するJR東日本社員による教育プログラムの実施
・大妻女子大学とJR東日本の共創による新規事業アイデア創出     など

2.協定締結の背景
 DXの推進やAIの活用が本格化しており、デジタル人材への需要が高まっている。大妻女子大学では2023年から社会におけるデータ・AIの活用を目的として、全学共通科目に「データサイエンス・AI概論」を開講した。また、2025年4月には千代田キャンパスにデータサイエンス学部を開設し、実社会が抱える課題を発見・解決する力を身につけ、自立して学び働き続けることができる女性の育成を目標としている。JR東日本においても、オープンイノベーションで社会課題の解決をめざすプラットフォーム「WaaS共創コンソーシアム」の推進や業務変革を加速する組織Digital & Dataイノベーションセンターを発足させ、JR東日本グループにおけるDX人材の育成を推進している。
 今回の締結により、お互いが保有する資源を最大限に活用し、データサイエンス分野における教育・研究内容の向上、さらにはDX人材育成に向けて共同での創造的な取り組みを進めていく。

クラーク記念国際高等学校が国立大学法人滋賀大学と包括連携協定を締結

 広域通信制高校のクラーク記念国際高等学校(北海道・深川市、吉田 洋一 校長)は、滋賀県彦根市に彦根キャンパスを2024年4月より新規開校し、同時に国立大学法人滋賀大学(滋賀・彦根市、竹村 彰通 学長)と包括連携協定を締結する。この協定は、主に滋賀大学のデータサイエンス学部と協力し、両校の特長を生かした教育環境の創出を目指すもの。2024年3月4日(月)に滋賀大学彦根キャンパスにて、協定の調印式を執り行う。

■包括連携協定の背景と狙い
 滋賀大学は、2017年4月に日本の大学で初めてデータサイエンスの専門学部、データサイエンス学部を開設。データサイエンスは膨大なデータの分析や解析を行い、有益な知見や発見を導き出す学問であり、社会における課題解決に不可欠な手段として確立され、昨今ますます重要視されている。滋賀大学は、データサイエンスの分野での先進的な教育と研究を行い、更なる社会におけるデータ活用の可能性を追求してきた。

 クラーク国際は、自ら課題を発見して解決する能力を育成する「探究学習」にも力を注ぎ、様々な分野において多くの大学や企業と連携し、より豊かな学びの環境を追求してきた。
 今回の包括連携は、滋賀大学のデータサイエンスの基礎と実践方法を学ぶことで、生徒が「探究学習」において、より高い成果を達成できる教育環境を創出すべく実現したもの。

■包括連携協定における教育活動の詳細
 クラーク国際は、滋賀大学のデータサイエンス学部と連携し、データサイエンスと高校数学を組み合わせた「活用する数学」の授業を共同開発する。この授業は、滋賀大学から近いクラーク国際 彦根キャンパスにオンライン配信施設を設置し、滋賀大学に在籍するデータサイエンスの教員・研究者が、全国に1万人以上の生徒が在籍するクラーク国際の拠点に向けて展開する。これにより、データサイエンスの基礎と実践に活用する方法を学ぶことが可能となり、「探究学習」において、より質の高い成果を導き出すことを目指す。

 また、滋賀大学の教育学部と連携し、教育学部の学生がクラーク国際のチューターを務めることで、教育内容の共有や開発を通じて高等学校教育に関する知見を深め、将来の日本の教育を支える人材を育成する。さらに経済学部との連携では、彦根周辺の地域課題に焦点を当て、探究的かつ協働的な学びを実践し、課題解決に取り組む予定だ。

ベネッセ「こどもちゃれんじ」×ソフトバンクロボティクス 生成AI搭載 幼児向け会話型 新サービスAI「しまじろう」を共同開発

 株式会社ベネッセコーポレーション(岡山市、小林 仁 代表取締役社長)とソフトバンクロボティクス株式会社(東京・港区、冨澤 文秀 代表取締役社長 兼 CEO)は、生成AIを搭載した幼児向け会話型新サービスAI「しまじろう」を共同開発した。
 ベネッセは、資質の基盤となる「言葉の豊かさ」を育むために、「こどもちゃれんじ」で培った35年にわたる幼児教育の知見を活かし、生成AIを活用したサービスの開発を検討していた。この考えに「生成AIの活用知見」とロボット開発において豊かな実績がありつソフトバンクロボティクスが賛同し、両社で共同開発を行うことを決定した。今回は研究開発という位置づけで、「こどもちゃれんじ」年少向け講座「ほっぷ」受講者限定でモニターを募集(1万人)し無料で体験を提供する。多くの意見を参考にしながら、今後の本格導入に向け、ブラッシュアップを続けていく考えだ。今後の本格導入に向けての詳細は両社で検討中。

 AI「しまじろう」は、専用のスマートフォンアプリと、スマートフォンをホールドできる専用の「しまじろうぬいぐるみ」を組み合わせて使用する。しまじろうの声を再現したAI「しまじろう」とお子さまが自由に会話できる「おしゃべり」機能や、子供一人でも飽きずに取り組める「あそび」機能などを搭載している。さらに、会話中の感情や興味の動きについて、保護者の方に専用サイトでレポートする。

①しまじろうと自由に会話できる「おしゃべり」機能
「こどもちゃれんじ」で培った35年のノウハウを活かし、生成AIを独自にカスタマイズ。年少に合った会話テーマをしまじろうから投げかけるため、自然とお子さまの語彙を増やしていける。
②お子さま一人で取り組める「あそび」機能
 しまじろうと一緒にできるごっこ遊び・連想ゲームなどの「あそび」(20種以上)や一緒に歌える「うた」や「おはなし」 (40種以上)の読み聞かせまで、お子さまが一人でも継続的に遊べて、しまじろうと楽しめるコンテンツが充実。
③全機能「英語」に対応
「おしゃべり」「あそび」「うた」「おはなし」は、日本語だけでなく英語にも対応。しまじろうと会話しながらたっぷり英語を聞くことができるので、年少さんのうちに伸ばしておきたい英語力の基礎が身につく。
④しまじろうとの会話内容を保護者の方へレポート
 しまじろうとの「おしゃべり」や「あそび」の中で見えた「興味」や「感情」をAIが分析し、専用サイトでレポートを表示する。子供の成長が見えることに加え、気づかなかった興味や好きを発見し、伸ばしてあげることをサポートできる。


詳しくは以下のURLへ
https://shimajiro.benesse.ne.jp/cp/35th/

駿台予備学校と株式会社カルペ・ディエム 東大受験生のための革新的な学習支援オプションを新設

 駿台予備学校お茶の水校3号館(以下、駿台)は、東京大学受験生に向けて、株式会社カルペ・ディエムとの協力のもと、新しい学習支援オプションを2024年度高卒(浪人生)クラス入学生向けに新規設置する。
 多様化する東大受験生のニーズへより一層対応するため、このオプション講座では、駿台が長年にわたり培ってきた受験指導のノウハウと、カルペ・ディエムの学習指導のエキスパートの知見を組み合わせることで、受験及び教科指導のみならず学生の学習面での不安をより手厚くサポート、東大合格への道をさらに明確する。

 このオプション講座「東大特化学習支援」ではスタートの学力によらず、東大合格をめざすことを目標とし、また、地方と首都圏の教育格差を是正し、東京大学をめざす全ての学生の夢を実現することをめざす。東大合格をめざす意欲はあるが、まだ実力が十分に伸びていない学生や東大合格のロールモデルが希少な地域、高等学校等に在籍をしていてどのように学んでいくべきかが分からずに受験を終えてしまった学生に、さらなる可能性を広げる機会を提供することを目的としている。

 この「東大特化学習支援」は、既存の「東大理系コース」と「東大文系コース」に追加される。「東大理系コース」と「東大文系コース」は東大合格者を多数排出してきている伝統的なコースであり、東大合格に向けた全てが内包されている。基礎から東大合格までをめざす総合的なサポートを提供、在籍し学習を進めることで東大合格へ近づくことが可能だ。

「東大特化学習支援」は特に東大合格に向けた明確な学習プランを必要とする学生に焦点を当てている。これから東大をめざしたい、東大をめざしてきたが自身の取り組み方に不安がある、スケジュールを立てる・管理するのが苦手といった方などに対して東大合格に向けたサポートを行っていく。月曜日から金曜日は既存コースに在籍し授業を受講する。毎週土曜日に限定講座を開講し、一人ひとりの不安の解消や目標への到達を目的にカリキュラムの作成をしている。また、カリキュラムの特性から定員数を絞って設定している。

 カルペ・ディエムとの連携による週一回のフォローアップを通じて、学習方法に不安を感じている学生に対しても手厚いサポートを提供する。東大に逆転合格した講師が多数在籍するカルペ・ディエムからのノウハウ共有は、学生たちに新たな視点と刺激をもたらすと確信している。

サイバー大学が令和6年能登半島地震で被災した入学予定者、在学生の学費等を免除する特別奨学金制度を導入

 サイバー大学(川原 洋 学長、福岡市東区)は、2024年2月22日より、令和6年能登半島地震で被災した入学者、在学生へ学習の機会を継続的に提供するため、学費負担を必要としない特別奨学金制度を導入した。

●令和6年能登半島地震で被災した入学者、在学生を対象に特別奨学金制度を導入
●新入生は、卒業までにかかる授業料および学習にかかる諸費用すべてを無償とする
●在学生は、2024年4月以降、卒業までの授業料および学習にかかる諸費用を無償とする※適用条件あり

導入の背景および目的
 サイバー大学は「情報革命で人々に学習の機会を」を理念とし、時間や場所等の個人の環境や条件を問わず、勉学に意欲のある多くの人に幅広く質の高い学修機会を提供し、社会の形成者として有能な人材を育成することを目標に掲げている。
 また、国連総会で採択された持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)の目標4「質の高い教育をみんなに」に対し、デジタルテクノロジーを駆使した「開かれた大学」として、生涯にわたって誰でも希望する教育が受けられるよう環境づくりに努めている。
 令和6年能登半島地震は地域に非常に大きな被害をもたらした。同学は就学希望者への復興支援の必要性を鑑み、被災地特別奨学金制度の導入を決定した。被災地域に居住する就学希望者が平時とは異なる状況においても進学を断念することのないよう、また、今後復興を遂げる過程で環境が変化しても学修を継続することができるよう、通学を一切必要としないフルオンライン大学である同学の特長を活かして支援する。

制度概要
(1)対象地域
 災害救助法適用地域(石川県・富山県・新潟県・福井県)※第2報まで
(2)対象者
 ①2024年度入学者(春学期生・秋学期生)・2025年度入学者(春学期生)
 ②2024年度に本学に在学している学生(新入生除く)
 ※正科生のみ(科目等履修生・特修生等は除く)
(3)内容
 ①2024年度入学者(春学期生・秋学期生)・2025年度入学者(春学期生)
  入学から最大6年間、124単位履修分等を全額免除
 ②2024年度に本学に在学している学生(新入生除く)
  卒業までの学費等を全額免除
(4)申請期間および申請方法
 詳しくは以下に記載の入試係までお問い合わせください

※出願者の入試合否判定および制度適用の可否は学内で審査・判定する。
※今回の被災による影響で、同学への出願・受験に際し配慮が必要な場合は、事前に相談へ。

総合型選抜の実力が「数値」でわかる「総合型選抜専門塾AOI」が総合型 学校推薦模試を実施

 大学入試の総合型選抜(旧AO入試)の対策塾「総合型選抜専門塾AOI」を運営する株式会社花形(京都市、小澤 忠 代表取締役)は、総合型 学校推薦模試を実施する。

 年内入試と呼ばれる総合型選抜や学校推薦型選抜では、一般選抜のような明確な答えが存在しないため、現在の実力や自身の弱点が掴みにくいという課題がある。「AOI模試」提出書類や小論文、二次対策の面接などの完成度合いを「数値」で評価し、客観的な視点から受験合格をサポートする。

 AOI模試は、合格率97.7%を誇るAOIが模試受験者の総合型/学校推薦選抜における提出書類(志望理由書、自己推薦書ほか)や小論文、面接を評価する、日本初の推薦入試特化型模試。受験者一人ひとりの現状を、総合型選抜のプロたちが客観的に評価し、受験合格へ力強くアシストする。
 受験する2教科または3教科合わせての評価を受けることができるので、1次試験、2次試験…と段階的に行われることが多い総合型選抜の完全突破に向けて、自分がより強化すべき点を明らかにすることができる。

 返却される模試結果では、科目それぞれの完成度や到達度を可視化する。どの項目に不足があるかを具体的に指摘するので、次に取るべきアクションが明確になる。

 AOI模試では模試結果を点数化した資料とは別に、提出された提出された志望理由書および小論文の添削を行う。自分の提出したテキストに、総評と個別のコメントがつけられる。総評では、全体を通してよかった点とより良くできる点、個別の文章にはよりピンポイントに修正すべき点が記載される。

〇提出書類
 総合型選抜・学校推薦型選抜で必要となる志望理由書や自己推薦書などの評価を行います。志望理由書は、志望する大学や学部学科、そして受験生自身の個性やこれからの目標に合わせた書き方が求められる。この模試では、これまで総合型選抜専門塾として続けてきた受験生分析に基づき、志望理由書の採点、そして志望校合格に向けて次にすべきことを明確にすることができる。また、自己推薦書は志望理由書と同じように書けばいい、と思われがちですが、実際には大学によって細かく設定された問いをしっかりと理解した上で、評価される観点に合わせて書く必要がある。当模試は自己推薦書にもしっかり対応しており、一人ひとりの志望校と文章の状況から、志望校までの距離を縮めるレベルアップのための的確なアドバイスを行う。

〇小論文
 総合型選抜の2次試験、また学校推薦型選抜でも行われることがある小論文の評価を行います。小論文は1つの問いに対して答えが無数に考えられる分、その対策には個別の評価を受ける必要がある。この模試では、個別の回答に対する評価と、今後伸ばすべき力を具体化し、その後の効果的な学習に繋げることができる。問題集などでの一般解答との見比べを通した学習では混乱してしまうことも、自分の回答に合わせたコメントで、自分に合った書き方、過不足点の発見が可能。

〇面接
 総合型選抜の2次試験や多くの学校推薦型選抜で実施される面接などの評価を行う。面接は面接官とのコミュニケーションによる試験なので、自分の言葉を聞き手にわかりやすく届けられるか、また相手の問いを正しく理解して考えられるかなど、テキストによる試験とは異なる力が求められる。この模試は、当日初めて会う面接官と面接し、評価を受けることで、緊張感のある、本番さながらのシチュエーションで自分の力を測ることができ、本番でのイメージを掴みながら、今後自分が養うべき能力に気づくことができる。

・Quick Checkホームページ:https://quick-check.jp/

個人受験
 弊社HP記載のフォームにて模試実施日の1週間前までに申込みいただき、受験料を期日までにお振込みいただくことで、受験生個人単位での受験が可能となっている。個人受験では提出書類と小論文はデジタルテキストによる提出、面接はオンライン会議アプリGoogle Meetを利用してリアルタイムで実施する。受験結果は実施日より10日から2週間程度で返却する。

〇実施日
実施回により受験可能科目が異なる。

〇受験料と種類
受験科目に応じてA, B, Cの3つのタイプがある。

〇受験会場
受験会場には東京会場とオンライン会場がある。
東京会場:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3丁目28−7 青ビル 2階

学校団体受験
各学校5名様より学校単位での団体受験が可能。
学校団体受験では個人受験とは異なり、生徒が手書きで書いた小論文の添削が可能であるほか、実施日は学校様ごとに相談の上で設定する。また、個人ごとの採点結果とは別に、受験者全体の傾向や強み、弱点がわかる学校別レポートを発送する。こちらのレポートを使用して学校のカリキュラムやプログラムの改善も可能。昨年は、3校での実施を行い、50名ほどの高校3年生に模試の受験を行なっている。

「AOI模試」公式サイト
「AOI模試」の詳細、および受験申し込みは「AOI模試」公式ホームページへ。
・「AOI模試」公式ホームページ:https://aoimoshi.jp/

LINE WORKSとfreee人事労務の連携アプリ「チャットで勤怠(freee人事労務)」に申請承認機能が登場

「LINE WORKS」を提供するLINE WORKS株式会社(東京・渋谷区、増田 隆一 代表取締役社長)は、フリー株式会社(東京・品川区、佐々木 大輔 CEO)の「freee人事労務」と連携したアプリケーション、「チャットで勤怠(freee人事労務)」において申請承認機能の提供を開始したことを発表した。この機能追加により、「LINE WORKS」のチャット画面から各種勤怠申請および承認が可能となり、「LINE WORKS」上のチャットベースの操作のみで完結できるようになった。

 これまで「チャットで勤怠(freee人事労務)」を利用することで「LINE WORKS」で勤怠不備の通知などを受け取ることは可能だったが、通知を受けたあとにパソコンやスマートフォンから「freee人事労務」にログインし直して再度申請する必要があった。また承認する側も申請を確認する際に毎回「freee人事労務」にログインしないと申請承認ができないという課題があった。今回のリリースにより、利用者の「ログインし直す」という一手間を減らすことで、シームレスに「LINE WORKS」のチャット画面から各種勤怠申請および承認が可能となる。

 申請する側も承認する側も、「LINE WORKS」上のチャットベースの操作のみで各種勤怠申請や承認を行えるようになるため、勤怠管理業務をより効率化することができる。

<今回対応する申請>
・勤務時間修正申請
・有給休暇申請
・残業申請
・勤怠締め申請