月刊私塾界2024年4月号(通巻516号)...

巻頭言 未来をデザインする教育 東京大学が新たな5年制の新課程「カレッジ・オブ・デザイン」を設立するという発表は、日本の高等教育における一大変革を予感させる。学部と大学院の境界を越え、留学生を積極的に受け入れ、全授業を英語で行うこの新課程は、グローバルな視野と文理融合の学びを推進する...

月刊私塾界2024年3月号(通巻515号)...

巻頭言  経済の大波に乗じ、民間教育サービスにも変革の波が押し寄せている。日経平均株価が34年ぶりの高水準を記録する中、教育業界には新たな投資と期待が寄せられている。 「空白」とも揶揄されたこの30年余り、日本の学校教育も大きな転換期を迎えている。経済の停滞は教育投資の縮小を意...

月刊私塾界2024年2月号(通巻514号)...

誤:1 正:2 【お詫び】月刊私塾界 2024年2月号 背表紙の誤りについて 月刊私塾界 2024年2月号背表紙において、月の表記に誤りがございました。後日、修正シールをお手元にお送り致します。 お手数をおかけし、誠に恐縮ですが、本誌に貼付していただければ幸いです。 ...

月刊私塾界2024年1月号(通巻513号)...

巻頭言 謹賀新年  第3次AIブームと云われて久しい。これは爆発的に普及したインターネットとともに、ビッグデータを使った機械学習が広がり、更にディープラーニングの開発により拍車がかかる。  しかし、AIと言えばGoogleやIBM、マイクロソフトなどが代表的企業で、日本企...

月刊私塾界最新号

月刊私塾界2024年4月号(通巻516号)

巻頭言 未来をデザインする教育 東京大学が新たな5年制の新課程「カレッジ・オブ・デザイン」を設立するという発表は、日本の高等教育における一大変革を予感させる。学部と大学院の境界を越え、留学生を積極的に受け入れ、全授業を英語で行うこの新課程は、グローバルな視野と文理...

塾ニュース|塾・企業

「浜学園Webスクール」でシームレスに家庭とつながるプリントサービスを標準採用

 株式会社スタディラボ(東京・⽂京区、地福武史 代表取締役)とエプソン販売株式会社(東京・新宿区、栗林治夫 代表取締役社長)は、株式会社浜学園(兵庫・西宮市、竹森勝俊 代表取締役社長)が運営する「浜...

塾ニュース|教育ICT

Libryから、日々の学習状況を可視化する「学習データレポート」機能が新登場

 株式会社Libry(東京・港区、後藤 匠 代表取締役CEO)の提供するデジタル教科書・教材プラットフォーム「Libry」は「学習データレポート」機能を4月1日に提供開始した。この新機能は、リブリーの提供するデジタルコンテンツとAIドリルを活用し、学習履歴から導き出されるデータ...

塾ニュース|地域教育

渋谷区の小学校で社会体験カリキュラム「しくみ~な」試験導入

 株式会社日本総合研究所(東京・品川区、 谷崎 勝教 代表取締役社長)は、小中学生を対象とした日本総研の社会体験カリキュラム「子ども社会体験科 しくみ~な」)が、東京都渋谷区が2024年度から本格化させる探究「シブヤ未来科」の一環として、渋谷区内の小学校2校で試験的に導入される...

塾ニュース|受験

横浜共立 25年度入試から面接廃止

 横浜共立学園は4月10日、A方式、B方式共に面接を25年度入試から廃止することを発表した。また、A方式の合格発表は、これまで考査の翌日に行ってきたが、考査の当日に行うという。 横浜共立学園は、私立中高一貫校。中学1・2年を基礎の充実、中学3年・高校1年を学業の推進、高校2・3...

「浜学園Webスクール」でシームレスに家庭とつながるプリントサービスを標準採用

 株式会社スタディラボ(東京・⽂京区、地福武史 代表取締役)とエプソン販売株式会社(東京・新宿区、栗林治夫 代表取締役社長)は、株式会社浜学園(兵庫・西宮市、竹森勝俊 代表取締役社長)が運営する「浜学園Webスクール」へ2024年3月から『ハマプリ』のサービスを開始した。

 スタディラボとエプソンは、2023年春からサービス提供を開始した「StudyOne(スタディワン)」と、浜学園が運営する「浜学園Webスクール」を連携させ、2024年3月に浜学園の同スクールから『ハマプリ』としてサービス提供を開始した。『ハマプリ』は、塾と家庭をつなげる学習サービス「StudyOne」を活用することで、プリント・テストなどの紙教材を、家庭に設置したプリンターにて自動で印刷することが可能となる。これにより、浜学園がこれまで行っていた各生徒の家庭に向けた郵送による紙教材の配送回数を削減することができ、今後国内で予想される輸送能力の不足に備えると共に、タイムリーに家庭学習を行うことができる利便性が高いサービスを実現し、「浜学園Webスクール」を受講している生徒へより質の高い教育環境を提供する。

『ハマプリ』は、浜学園の通塾スタイルを家庭で再現する「浜学園Webスクール」において、スタディラボが提供する学習管理システム(LMS:Learning Management System)とエプソンが提供するプリンター(遠隔印刷)を組み合わせることで、家庭学習をデザインするサービス「StudyOne」を活用し、子ども部屋と浜学園をつなぐ。プリント・テストなどの紙教材を、学習管理システム(LMS)とプリンターを介し、生徒の部屋へ直接配信することができる。また、プリンターのインクも、無くなる前に⾃宅へ届けるため、インク切れで学習を止めることもなくなる。

・StudyOne(https://studyone.jp/
・浜学園Webスクール(https://hamagakuen-webschool.jp/
・ハマプリ(https://hamagakuen-webschool.jp/pdf/hamapri.pdf

「浜学園Webスクール」は、浜学園の教室が多数ある兵庫県をはじめとする関西エリアだけでなく、全国各地の生徒が受講できるオンラインのコース。これまで「浜学園Webスクール」では、受講している生徒の家庭に対して、復習テスト、演習問題、塾からのお知らせを指定期日の数日前までに郵送していた。このプロセスには、準備や手配に関わる業務で、多くの工数がかかっていた。また、生徒が受け取った後に郵送物を紛失した場合に再発送をすることもあり、家庭・塾の双方に負担がかかっていた。

『ハマプリ』の導入により、学習専用プリンターが各家庭に設置され、浜学園からのプリントを一斉配信することで郵送のための印刷・封入・チェックなどの手間を省き、同時に教材配布のリードタイム短縮および業務工数の削減を実現した。また、プリンターへの直接配信により、家庭でもタイムリーに学習を行うことが可能になると同時に、紛失など郵送後のトラブルが回避され、塾・ご家庭双方の負担を軽減した。

『ハマプリ』は、浜学園から家庭への配信だけでなく、家庭から浜学園へのスキャン送信の機能も備えている。現在は、家庭へのプリント配信機能を利用しているが、今後はスキャン送信機能を使った答案用紙の提出など、家庭とのコミュニケーション活性化につながる運用を計画している。

サクシード 外国にルーツを持つ子どもに対する学習支援事業を東京都足立区より受託

 株式会社サクシード(東京・新宿区、高木毅 代表取締役社長)は、外国にルーツを持つ子どもに対する学習支援事業を東京都足立区より受託した。
 サクシードがこれまでに培ったノウハウを活かして居場所を兼ねた学習支援を行う。外国にルーツを持つ子どもを対象に学習指導を行うだけでなく日本や母国の文化に触れるなど体験活動の場を提供する。言葉や文化の違いによる悩みや課題の解消を目指し、生まれや国籍を問わず、すべての子どもたちが自ら持つ力を発揮し活躍し共生していけるように、今後も学習支援をすすめていく。

■外国にルーツを持つ子どもの学習支援を行うことで、自己肯定感を育成し将来設計ができるよう学力の向上を図る

 文部科学省が実施した調査の結果、日本語指導が必要な外国籍の児童生徒数は全国で47000人を超え、約10年間で1.8倍増とその人数は大きく増加している。また、今後在留外国人が増えることが予想され、その子どもたちの数も増えていくであろうと考えられる。同調査においては日本語指導が必要な中学生や高校生の進学率は全中学・高校生の進学率に比べ低く、退学率は高い傾向にあり、これには日本の学校において学習についていくことが出来ないなどの背景が考えられる。
 日本語教指導が必要な子どもたちやその保護者が抱える課題に対応し、学習支援などのサポートを行うことで、学習意欲や理解の向上を目指すと同時に自己肯定感の育成を目指し、将来設計に結び付けていけるよう業務を行う。

佐賀の中学生とタイの学生がタビマエオンライン交流で文化理解を促進

 ツナガル株式会社(大阪市、金岡 毅 代表取締役社長)は、2024年3月6日(水)、佐賀県小城市立牛津中学校の1年生と、タイ王国バンコク都にあるシラパコーン大学で日本語を学ぶ2、3年生に対し、オンラインでの文化交流プログラムを開催した。世界的なコロナ流行以降、現在も海外との接点が制限されている中学生にとって、異文化との直接的な交流は貴重な学習機会だ。また、タイの学生にとっても、日本語を使用する実践的な機会は、言語能力向上に直結し、目標形成力や学習意欲の向上につながる。

 この文化交流プログラムでは、ツナガル株式会社のファシリテーションチームが交流プログラムを企画し、牛津中学校の生徒が地元佐賀県小城市について英語でプレゼンテーションを行い、地域の特産品や観光地について紹介した。また、オンラインプラットフォームMentimeterを活用して、お互いの文化や習慣、食べ物に関する質問に答えたり、異文化理解を促進するクイズを楽しんだりするなど、互いに交流を深めた。

 ツナガル株式会社は今後もオンライン交流の機会を継続的かつ積極的に展開していく予定。近い将来日本語を学ぶタイの学生を佐賀県に招き、オンラインで築いた関係を土台に、直接的な対面交流を実現して質の高い教育旅行を提供するとともに子供たちの行動変容に寄与することを目指している。また、大学・高校とコラボレーションし、オンラインでのタビマエ交流からリアルでの交流まで国際的な観光ツアーをつくるワークショップを運営している。

【開催概要】
日時:2024年3月6日(木)11時~12時30分
会場:オンライン(ライブ配信)
参加費:無料
参加者:佐賀県小城市牛津中学校生徒(95名)、タイ王国バンコク都シラパコーン大学2,3年生(35名)

横浜共立 25年度入試から面接廃止

 横浜共立学園は4月10日、A方式、B方式共に面接を25年度入試から廃止することを発表した。また、A方式の合格発表は、これまで考査の翌日に行ってきたが、考査の当日に行うという。
 横浜共立学園は、私立中高一貫校。中学1・2年を基礎の充実、中学3年・高校1年を学業の推進、高校2・3年を将来への目標の確立と位置付け、発達段階にあわせた授業を目指してカリキュラムを編成している。

 25年度入試は、国語・算数・社会・理科が考査教科となるA方式を25年2月1日に実施。B方式は、国語・算数を考査教科とし、2月3日に実施する。
 24年度は、新型コロナウイルス感染が完全に収束していないことを理由に面接を中止していたが、25年度入試より、A方式、B方式共に面接を廃止する。また、これまで考査の翌日に行っていたA方式の合格発表は、考査の当日となる2月1日に実施する。なお、B方式の合格発表は考査当日の2月3日。

河合塾 国公私立大の一般入試結果を公開

 河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」は2024年4月12日、国公私立大学の一般選抜について、2023年度・2024年度の入試結果を大学別に一覧にして公開した。各大学の公表資料から判明した合格者数や倍率などを募集単位・日程別にまとめている。

 一般選抜の入試結果は、志願者数、受験者数、合格者数、倍率をまとめたもの。各大学の公表資料をもとに作成し、原則として募集単位・日程別に掲載。学校推薦型選抜などは一覧から除いているが、大学公表値が学校推薦型選抜を含む場合は、公表値をそのまま載せている。倍率は、受験者と合格者から算出。ただし、受験者が未判明の場合は、志願者と合格者から算出している。

 2024年度の国公立大学の入試結果をみると、東京工業大学は前期全体の志願者数は、前年度比96%の3,982人だった。募集区分ごとの志願者(前年度比)は、理学院758人(99%)、工学院1,435人(100%)、生命理工学院301人(97%)、物質理工学院453人(116%)、環境・社会理工学院400人(97%)、情報理工学院635人(75%)。

 首都圏の私立大学では、2024年度から医学部医学科の一般選抜で募集人員を5名減員した東京医科大学が、一般選抜全体の志願者が3,160人、合格者が247人で倍率12.8倍。共通テスト利用選抜を含めた全体では、志願者4,162人に対し、合格者301人で、倍率13.8倍。志願者数は前年度と比べ、一般選抜が106%、共通テスト利用選抜が101%の合計105%に増加した。

 関西圏の私立大学をみると、関西学院大学は一般選抜全体の志願者が3万3,197人、受験者3万2,405人、合格者1万2,378人、倍率2.6倍、志願者数は前年度比116%。大学入学共通テスト利用入試を含めた一般選抜全体では、志願者5万2,624人、受験者3万8,685人、合格者1万9,322人、倍率2.7倍、志願者は前年度比120%。

 なお、未判明・未公表の募集区分や項目は空欄になっており、2024年度の結果は志願者数のみの場合や、空欄となっている大学もある。掲載情報は4月11日時点のもので、今後判明次第、更新される予定。

新潟人工知能研究所、RYODEN、事業創造大学院大学が生成AIの事業応用における協業を開始

 NSGグループの株式会社新潟人工知能研究所は、株式会社RYODEN及び学校法人新潟総合学園 事業創造大学院大学と生成型人工知能(AI)技術の事業領域への応用における協業を2024年5月から開始する。

 生成AIは、テキスト、画像、音声データから新しいコンテンツを創出する技術であり、適用可能な範囲は広大。今回、生成AIを活用した技術開発において、新潟人工知能研究所がAI技術の研究を、RYODENが事業への適用を、事業創造大学院大学が事業応用開発と人材の育成をそれぞれ担当する。初期段階では、大規模言語モデル(LLM)を用いた技術営業支援システムの開発を行い、続いてVision Language技術の統合を進め、自然言語と視覚データのシームレスな融合により、AIの理解力と表現力を飛躍的に向上させる。

 この取り組みは、製造業など多岐にわたる業界でのケーススタディの展開、新しい顧客体験の創造、業務プロセスの効率化と自動化の推進など実用的な応用につながる。これらの技術応用を通じ、デジタルトランスフォーメーションの促進と、持続可能な社会構築に貢献していく。

国宝「唐獅子図屏風」の高精細複製品を文化財活用センターと共同で制作 東京国立博物館にて6月30日まで一般公開

 国立文化財機構 文化財活用センターとキヤノン株式会社は、「文化財の高精細複製品の制作と活用に関する共同研究プロジェクト」のもと、皇居三の丸尚蔵館が収蔵する国宝「唐獅子図屏風」の高精細複製品を制作した。完成した作品は、東京国立博物館の体験型展示スペース「日本美術のとびら」にて、2024年6月30日まで一般公開する。

 文化財活用センターとキヤノンは、より多くの人に文化財に親しむ機会と、より深い文化体験を提供することを目的に、2018年10月より共同研究に取り組んでいる。これまでに15作品の高精細複製品を制作し、ガラスケース無しで作品を間近で細部まで鑑賞できる展示や、教育機関向けのアウトリーチプログラム、映像と組み合わせた体験型展示など、オリジナルの文化財では実現させることができない鑑賞体験を提供してきた。

 今回、複製品を制作した国宝「唐獅子図屏風」は、高さ2m20cmを超える非常に大きな屏風で、右隻は、織田信長や豊臣秀吉らに仕えた桃山画壇の巨匠・狩野永徳の代表作。岩間を闊歩する二頭の堂々たる獅子の姿が力強い筆法で描かれている。左隻は、永徳のひ孫にあたり、江戸時代前期に徳川家に仕えた絵師・狩野常信が、右隻にあわせて制作したもの。現在は、右隻と左隻を合わせた一双屏風として伝えられている。

 複製品の制作にあたっては、特定非営利活動法人 京都文化協会とキヤノンが進める「綴プロジェクト」の技術を活用しています。キヤノンの入力、画像処理、出力に至るイメージング技術と、京都伝統工芸の匠(たくみ)の技との融合により、作品の大きさだけではなく、絵師の筆遣い、岩絵具の鮮やかな色、金箔や金具に至るまで、オリジナルの文化財を限りなく忠実に再現している。

 完成した高精細複製品は、東京国立博物館 本館特別3室の体験型展示スペース「日本美術のとびら」にて、2024年6月30日まで一般公開している。ガラスケースに遮られずに間近でご覧いただくことで、作品の迫力、力強い筆遣い、唐獅子の勇壮さなどを存分に体感することができる。

渋谷区の小学校で社会体験カリキュラム「しくみ~な」試験導入

 株式会社日本総合研究所(東京・品川区、 谷崎 勝教 代表取締役社長)は、小中学生を対象とした日本総研の社会体験カリキュラム「子ども社会体験科 しくみ~な」)が、東京都渋谷区が2024年度から本格化させる探究「シブヤ未来科」の一環として、渋谷区内の小学校2校で試験的に導入されることを発表した。

 渋谷区では、グローバル社会で活躍する自律した学習者を育むために、総合学習の在り方を独自に強化した「シブヤ未来科」を2024年度から本格化する。これは、文部科学省の「授業時数特例校制度」を活用した取り組みで、区立小・中学全26校では、月曜日から金曜日までの午後の授業時間は全て「探究学習」に充てられる。この教育課程によって、例えば小学校6年生の総合学習の時間は、これまでの年間70時間から155時間に倍増する。

 シブヤ未来科では、他者と協働的に問題を解決したり、問題解決の過程を自ら振り返ったり、方法や手順を的確に記述したり伝え合ったりする探究的な学びに注力している。また、学校内にとどまらず、地域や企業、専門家の協力を得ながら、渋谷の街全体を学びのフィールドとして子ども主体の学びを実現していく。

 日本総研の社会体験カリキュラム「しくみ~な」は、シブヤ未来科のコンテンツの一つとして、今年度、渋谷区内の小学校2校で試験導入される。子どもたちは、学内授業と体験施設での社会体験活動を通して、世の中の仕事が関連し合いながらそれぞれ役割を果たしていることを学び、社会全体の仕組みを理解する。
 体験施設では、子どもたちがそれぞれ異なる仕事に就き、他の子どもたちとやり取りをしながら業務を行うロールプレイを通じ、社会・経済・仕事の仕組みを主体的に学んでいく。

海外留学エージェント「スマ留」、経験重視の留学プログラム「スマ留+」をリリース

 海外留学エージェント「スマ留」を運営する株式会社リアブロード(東京・渋谷区、神田慎 代表取締役社長)は4月18日(木)より経験重視の留学プログラム「スマ留+」をリリースすることを発表した。スマ留+では、「人とは違う経験をしたい」という大学生に向けて海外インターンやボランティア等経験に重きを置いたプログラムを提供する。265,000円から体験でき、スマ留+は滞在中の宿泊先の提供も行っている。滞在期間中のサポートもついているため安心して利用できる。

盛り上がる私立中学受験に向けて 

 首都圏、関西圏ともに私立中学の受験率が伸びている昨今、保護者が認識しておくべき受験に関する基礎知識と取り組ませるべき具体的な勉強内容をわかりやすくまとめた本『合格する家庭が必ずやっている、中学受験勉強法「自走サイクル」の作り方』(KADOKAWA)が出版された。著者は、関西の大手学習塾で活躍し、灘中学をはじめとする最難関校の合格者を激増させた吉田努氏。現在、進学館√+(ルータス)統括、アップ執行役員首都圏中学受験本部本部長である。授業の腕は抜群で、「世界一受けたい授業」(日本テレビ)にも出演したことがある御方。

 本のタイトル「自走サイクル」というところが興味を引く。「はじめに」のやるべきことは「教える」ことより「意識づけ」は、モチベーションの維持と学習習慣の定着に直結する。そして、中学受験は、子ども、保護者、プロ指導者の「三位一体」で乗り切ることを前提とし、保護者が勉強を教えるのはNG、もえつき症候群防止に向けている。モチベーション向上には学校見学がよく、知的好奇心が目覚めれば「自走サイクル」は回転し始めると述べられている。今、求められている自己調整による個別最適な学びと同義。また、志望校選びに関する情報は保護者主体とし、第一志望合格主義を貫くことが肝要とのこと。「ご自身が子どもにとってすてきな存在であり続けるために、塾をうまく活用してください」とまとめている。コロナ禍で、オンライン学習を余儀なくされる中、教科内容を教える(teach)以上に、勉強のやり方を教える(facilitate)することの重要性が見直せれているだけに学ぶことの本質を改めて考えさせてくれているところがこの本の真骨頂とも言える。

 第1章では、親がおさえておくべき「基礎知識」と「心構え」として、志望校選びの考え方や塾との付き合い方が開陳されている。受験勉強以前に必要な「はみがきよし」は基本的生活習慣と言えるもの。第2章では、「受験勉強の原則」として、心得と実践について、具体的な学力の伸ばし方が書かれている。継続、地道、あきらめないなど、勉学を進化させるキーワードがあることも見逃せない。理解中心教科と暗記中心教科は学習順をときどき入れ替えるなど、独自の表現法でテクニック的なこともちりばめられており、学習塾という舞台で長年、活躍されてきた片鱗が垣間見れる。第3章では、親がやるべき子どもへの「声かけ」と具体的な「サポート」について語られる。受験期における保護者の子どもへの接し方や付き合い方の心がまえである「かきくけこ」、ほめ言葉の「さしすせそ」、「転ばぬ先の杖」は子どもの足腰を弱くするなど、ユーモア溢れるアプローチは読者を飽きさせない。「自走」のために親が取り組むべきサポートとアクションについて、You Tubeの授業動画を見せる、実体験を積ませ興味を喚起する、十分な睡眠と体内時計を整えるなど、つい忘れがちな点にも気づかせてくれる。

 第4章「中学受験の具体的な勉強法」では、執筆協力者として、進学館√+(ルータス)から5名のプロ講師が加わり、国語、算数、理科、社会の勉強法についてわかりやすく解説されている。国語は漢字・語法・文法・読解の基礎力と読解問題の解き方、新傾向対策、得点力向上につながる読書、算数は基礎力となる計算力、問題文を読み取る力、自分の力を表現する力、そして、応用力と過去問対策、理科は基礎力としてのコア概念と科学的体験、イメージ、ノートづくり、記憶のトリガー、応用力、社会は事前学習と地理・歴史・公民の基礎力について明解な指導法が赤裸々に綴られる。学習指導要領の「思考」「判断」「表現」が想起される。
「おわり」は保護者へのエール。子どもが頑張る理由は保護者からの承認要求とし、保護者は子どもの憧れの存在であるべしとする一方、学習塾のプロ指導者は子どもから頼られることを誇りに思い、保護者に頼られてこそ「なんぼ」と吉田節を炸裂させる。保護者だけでなく、教育関係者にも参考になることは言うまでもない。一読をお勧めする。

関西国際大学 客員教授
神戸山手女子中学校高等学校 校長
平 井 正 朗