聖徳大創立80周年でオペラ公演 「フィガロの結婚」に挑戦

松戸市の聖徳大学川並香順記念講堂で10月26日、同大の創立80周年を記念するオペラ公演があった。同大教員、学生、卒業生らがモーツァルトの代表的オペラ「フィガロの結婚」に挑戦。全4幕原語で3時間あまりの上演だった。今回の公演では、フィガロ役をバリトンの青戸知さん、スザンナ役を宮部小牧さんらプロの声楽家に、同大の学生2人が花娘役で加わった。また合唱団の女声陣は学生、オーケストラは教師が主体となって演奏した。指揮は日本オペラ界の第一人者で、同大音楽部長の高橋大海さんが務めた。

「フィガロの結婚」の熱演を終え、惜しみない拍手にカーテンコールで応える出演者

「フィガロの結婚」の熱演を終え、惜しみない拍手にカーテンコールで応える出演者

同大は1933年に、東京・大田区に創設、65年に松戸市に短期大学部を開設し現在に至っている。保育士や幼稚園教諭の養成で知られるが、音楽学部もオルガニストの松居直美さんら一流演奏家を教師陣にそろえるなど、力を入れている。

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